問題児が普通の人外とともに異世界から来るそうですよ? 作:賢者
いくらなんでもアレは酷すぎた
黒ウサギに残飯処理を任せた後俺はジン君がいるであろう図書館へと足を運んだ。
ジン君は自分がリーダーとしての知識が足りないと気付いたらしく俺と十六夜に勉強を
教えてくれと頼んできたのだ。
面倒なことになると分かっていたので広辞苑の前ページを一字一句漏らさず1日で覚えてきたら
先生をやってやる、と無茶を押し付けたところ本当にやってきたときはマジでビックリしました。
今はイソップ物語を読ませてます、何故かって?そらどんな時でも対応できるようにです。
今はクトゥルフ神話、北欧神話を覚えこませたから次は何をさせようか……
短期間でそんなに覚えさせるなんて鬼畜だって?バカ言うな、コイツは広辞苑を一日で
覚えたんだぞ?そんな人外にまともな授業で楽しいわけないじゃないか
俺は扉を開け本の山を探す。
十六夜もここに籠っているのだ。
意外と読書家の彼は片っ端から読み漁っておりそこの近くにジン君が本を広げていることが多く
そこには必然的に本の山が出来ると言う寸法だ。
「いた……って寝てるし」
スヤスヤと小さな吐息を漏らして寝るジン君はまるで子リスの様に可愛らしかった。
思わずポケットの中のアーモンドを確認してしまうくらいには可愛かった。
そして目の前にアーモンドを持っていくぐらいは可愛かった。
「十六夜、今回のペースはどうよ?」
「早いな、てかドンドン入れていくもんだから逆に怖くなるくらいだ」
ジン君の人外入りが決定した瞬間です、皆さん拍手‼
「十六夜君、此処にいたのね‼」
「お嬢様か……お休み」
「んじゃ俺も」
一応眠くはないのだが空気を読んで寝る俺ってすごくない?違う、マジすか……
「起きなさい!」
「させるか!」
「グボハァ!?」
腰を下ろした途端十六夜に首根っこを掴まれたので何事かと思い目を開けるとそこには桃色の
新世界が映っていました、まる
「イッテェ……なんてもんかましやがる!俺じゃなかったら死んでるぞコレ‼」
「生きてるからいいじゃないですか……ふぁ」
「それで?人の安眠を妨害したんだから相応のプレゼンがあるんだよな?なかったら張り倒す」
そりゃあそうだ、俺だって眠ろうとしたのにシャイニングウィザードで死にかけるなんて
相応の楽しいことがない限り許さないぞこの野郎
「いいからコレを読みなさい。絶対に喜ぶから」
「うん?」
んだあら?俺は十六夜の後ろから飛鳥殿が持ってきた手紙を見る。
「あー何々?北と東の『階層支配者』による共同祭典────『火龍誕生祭』の招待状?」
祭り…だと?ちょいと楽しくなってきたァ‼
「オイ、ふざけんなよお嬢様。こんなクソくらだないことで快眠中にも関わらず俺は側頭部をシャイニングウィザードで襲われたのか!?しかもなんだよこの祭典のラインナップ!?『北側の鬼種や精霊達が作り出した美術工芸品の展覧会及び批評会に加え、様々な『主催者』がギフトゲームを開催。メインは『階層支配者』が主催する大祭を予定しております』だと!?クソが、少し面白そうじゃねえか行ってみようかなオイ♪」
「お兄さんもメチャクチャ行ってみたいのだが‼そこんとこどうなのかね、ジン君?」
「無理です、金がありませんそれだから大祭のことは今日まで秘密に……しまった」
orz状態のジン君、だがもう遅い
「……そっか。こんな面白そうなお祭りを秘密にされてたんだね私達。ぐすん」
「コミュニティを盛り上げようと毎日毎日頑張っているのに、とても残念だわ。ぐすん」
「ここらで一つ、黒ウサギ達に痛い目を見てもらうのも大事かもしれないなぁ。ぐすん」
「俺らの稼ぎそんなに少なかったの?ぐすん」
「最後、着眼点がそこですか‼てか駄目ですよ‼黒ウサギにどやされますよ?」
ジン君、男には負けると分かっていてもやらねばならないことがあるんだよ……
その後、問題児たちは手紙を置いてノーネームを去っていった。
因みにその手紙にはこんなことが書いてあったとか
『黒ウサギへ。
四○○○○○○外門と東側の三九九九九九九外門
で開催する祭典に参加してきます。貴方も後から
必ず来ること。あ、あとレティシアもね。
私達に祭りの事を意図的に黙っていた罰として、
今日中に私達を捕まえられなかった場合、
全員コミュニティを脱退します。
死ぬ気で探してね。応援しているわ。
P/S ジン君は道案内に連れて行きます by飛鳥』
感想カモンベイベー
告白はなしで……もうあれだ
本人たちが気づいてないていで行く