問題児が普通の人外とともに異世界から来るそうですよ?   作:賢者

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タイトルの通り

人間黒歴史の一つや二つ、思い出したくもない記憶もあるんです

今回はそれが偶々黒ウサギの羅刹化モードだったってだけなんですよ、月城君の場合


人間触れてはいけない記憶と言うものがあるのです

今の俺は相当グロッキーだ。

 

理由は言わずもがな黒ウサギの阿修羅のような怒涛の勢いでの追跡である。

 

その後何か黒ウサギにされたような記憶があるがどうにも頭の中に靄がかかって

いるようなそんな曖昧な感覚が駆け巡り詳細に思い出すことが出来ない。

 

これが俗に言う『思い出してはいけない記憶』とか呼ばれる奴だろう。

 

その実逃げているときでさえあの十六夜が『俺はまだ生きてエロやら、未知の学問

やらを頭に叩き込まなきゃなんねぇんだ‼』なんて言う死亡フラグを建ててしまった

ぐらいだ。

 

強敵との対戦?ハッ、そんなもの黒ウサギのアレを見たらすぐに吹っ飛んでいった。

 

あんなものを見てまだ強敵と戦いたいときってるのは生粋の戦闘バカでなければ

まず不可能だ。

 

生憎と俺はバカではないので命を針の筵で出来たギロチンの上には置きたくない。

 

誰だって自分の命が可愛いのだ。

 

今、俺たちはそれをとあるオッサンに咎められどこぞの宮殿内部にいる。

 

俺たちは今『咎められて』ここにいるのだ……普通は地獄の閻魔も真っ青な

沙汰を下されたとしても文句を言えない立場にいる。

 

それなのに何なのだろうか?この

 

「ジン君……心配したんだよ?私、私……」

 

「いや、あのねサンドラさん聞こえてます?ここにはいっぱい人の目があるん

ですよ」

 

「そんなの関係ないもん‼私はジン君が心配だったの……それなのに兄様は、

兄様は‼」

 

「いやあのですね妹君、私たちにも立場があるのですよ?ソレを分かって

いただけないかと思うのですよ」

 

どこぞの臭い青春ドラマのようなワンシーンは何でしょうか?

 

俺はね、思うのです。

 

普通あのお兄さんは「その様に気安く呼ぶな、名無しの小僧!!」みたいな感じで

怒って俺たちとのケンカに突入、それを白夜叉が黒ウサギが暴走する前に

止めるってのが正規のルートだと思われるのですよ。

 

まぁ久方ぶりに愛おしい人が無事だと聞いて嬉しく思うのは人として当然だと

思いますし、会ってその感情が爆発するのはまぁ当たり前だと思うのです。

 

でも、でもね?場所ぐらい考えなければならないと俺は思うのですよ。

 

「えぇ~と……サンドラちゃん?もうちょっとここに漂ってる空気とやらを

感じていただけないかと思うんだけど」

 

「あぁ、今回の件については心配しないで?人的被害なんかも出なかったし、

色々と貴方たちが壊したものについては白夜叉様が肩代わりしてくれるっていう

話だったから今回は特別に不問ね」

 

だからこんなにフレンドリー……なのか?

 

「しかも今回は別の事でも呼び出してるし捕まられちゃったらこっちも困るのよ

だからお茶目はほどほどにしてね♪」

 

この子すんごいね……遠回りに脅してきやがったよ

 

「ジン君、彼女って前からこうだったの?」

 

「多分僕の影響ですね、色々と汚い手を使って彼女とのゲームは無敗でしたから

これぐらいのことは出来ていないと僕としても困りますし」

 

この時のジン君が黒く見えたのは俺だけではないはずだ。

 

話を聞くところによると魔王がこの『火竜誕生祭』を照準を合わせて来襲する

可能性があるらしい。

 

それで俺たち魔王討伐を旗印としたノーネームに依頼したと言う訳だ。

 

多分サンドラちゃんの私情も120%入っているのだろうがここは言わぬが

花なのだろう。

 

「取り敢えずここに攻め入ってきた魔王をここの人達と協力してボコるって

ことでオーケーなわけ?」

 

「そういう事になるね、まぁジン君たちのコミュニティの出番は後少しぐらいは

出番はないだろうからこのお祭りを楽しんでね♪後、ここら辺の屋台は私の名前

とコレを出せば半額になるから有効活用してね」

 

と言われ渡された竜の絵が描かれた木の板は黒ウサギの手に収まった。

 

まぁ俺がその木札を手に取った時の黒ウサギは怖かったとだけ記しておこう。

 

俺はその後起きるであろう惨状を少しでも軽くするべく見回りと称した食べ歩き

を限界まで行うのであった。

 

因みに近くにはレティシアちゃんがいたことをここに記載する。




取り敢えずこの小説は6月17日までには終わらせたいね
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