問題児が普通の人外とともに異世界から来るそうですよ? 作:賢者
こちらの小説は何か月の更新だろうか…
ですが考える時間があったおかげで色々と構想を練ることが出来ました!
一応この作品はアニメ終了のところで終わらさせていただきます。
まぁそれ以上進めちゃうと主人公君が結構かわいそうなことになっちゃいそうなんで
俺ー月城優馬ーは今どこぞの坊ちゃんを丁寧にすり潰す会場となるギフトゲームの舞台…
白亜の宮殿にいる。
俺的には今すぐ潰しに行ってもいいのだが今回は独断行動ではなくチームワークを極力大事にして
いきたいと思う。
因みに今回のギフトゲームの契約書類がこれだ。
『ギフトゲーム名 -FAIRYTAIL in PERSEUS-
・プレイヤー 一覧
・逆廻 十六夜
・久遠 飛鳥
・春日部 耀
・月城優馬
・〝ノーネーム〟ゲームマスター
・ジン=ラッセル
・〝ペルセウス〟ゲームマスター
・ルイオス=ペルセウス
・クリア条件
・ホスト側のゲームマスターを打倒
・敗北条件
・プレイヤー側ゲームマスターによる降伏
・プレイヤー側のゲームマスターの失格
・プレイヤー側が上記の勝利条件を満たせなくなった場合
・舞台詳細 ルール
*ホスト側ゲームマスターは本拠・白亜の宮殿の最奥から出てはならない
*ホスト側の参加者は最奥に入ってはならない
*プレイヤー達はホスト側の(ゲームマス ターを除く)人間に姿を見られてはいけない
*失格となったプレイヤーは挑戦資格を失うだけでゲームを続行できる
宣誓 上記を尊重し、誇りと御旗の下、〝ノーネーム〟はギフトゲームに参加します。
〝ペルセウス〟印』
「”ペルセウス”のメンバーに見つからずに最奥にいるルイオス倒せ…ねぇ?」
「つまり、ペルセウスを暗殺しろってことか?」
ペルセウスがメドゥーサを睡眠中に暗殺したという伝説はあまりにも有名な話だ。
今回はその反対‥俺らがペルセウス役であっちがメデューサ役ってなわけだ。
「伝説に倣えばルイオスは睡眠中ということになりますよ。そこまで甘くないと思いますが」
「YES、そのルイオスは宮殿の最奥で待ち構えているはず。それにまずは宮殿の攻略が先で
ございます、伝説のペルセウスと違い黒ウサギ達は『ハデスの兜』を持っていませんので
不可視のギフトを持たない黒ウサギ達には綿密な作戦が必要になります」
其処が伝説と違うところ…自分の仲間が被っている『ハデスの兜』とって奥まで気やがれと
言ってるようなもんだ。
俺が被る兜は汗臭い中年オッサンではないことを祈ろう。
「今回は役割を3つに分ける。まずは御チビと一緒にゲームマスターを倒す役割。
次に索敵、見えない敵を感知して撃退する役割。最後に、失格覚悟で囮と露払いをする役割。
春日部は鼻が利くし目もいい…不可視の敵は任せるぜ」
結構いい人選だと思う。
俺は病み上がりの為、雑魚の掃除とはいえ大人数を相手取るにはまだ体力的にも少しばかり
厳しいところがある。
その提案に黒ウサギが続く。
「黒ウサギは審判としてしかゲームに参加することができません。ですからゲームマスターを
倒す役割は十六夜さん、優馬さんにお願いします」
「あら、じゃあ私は囮と露払い役なのかしら?」
飛鳥さんが不満そうな声を上げる。
「だって俺病み上がりだし、コイツ問題児だし仕方ねぇよ」
「えぇそうね…って納得できると思う?」
「悪いなお嬢様、俺も譲ってやりたいのは山々だけど勝負は勝たなきゃ意味がない。あの外道野郎の相手はどう考えても俺が適任だ。
しかもアイツは何かを隠し持っている可能性もある…まぁそんなわけだから今回は諦めてくれ」
「いいわ、今回は譲ってあげる…けど負けたら承知しないからね」
「任せとけ」「おうよ、俺がアイツを徹底的に道化にしてやる」
俺たちが拳を打ち合い健闘をたたえ合っていると駄ウサギが茶々を入れてきた。
「残念ですが、必ず勝てるとは限りません。油断しているうちに倒さなければ厳しい戦いになると
思います」
「オイ駄ウサギ、いいとこなんだから空気読んで静かにしとけ」
「せっかく忠告したのに何なんですか!」
「うるせぇ…んで噂の外道野郎はそんなに強いのかよ?」
だとするなら出来るだけ力を温存して置かないといけないかもしれない。
「いえ、ルイオスさんご自身の力はさほど…ですが問題は彼が所持するギフトです。
黒ウサギの推測が正しければ彼のギフトは」
「隷属させた元・魔王様」
「そう、元魔王の……え?」
さっすが博識不良の十六夜君…今度から彼をホームズ(笑)とか呼んでやろうかな?
「もしペルセウスの神話どおりならゴーゴンの生首がこの世界にあるのは不自然になる。あれは戦いの女神・アテネに謙譲されている筈だからな。にも関わらずやつらは石化のギフトを使うことが出来ている……しかし、もしこの箱庭に招かれたのが神話ではなく星座の〝ペルセウス〟であるのなら
辻褄が合う。俺の考えが正しいのなら奴の首にぶら下がってるのはおそらく〝アルゴルの悪魔〟
だろ」
「さっすがホームズ(笑)すべてお見通しってわけか…」
「おいソコ、俺をケンカ売ってんだったらもれなく買ってやるぞ」
「十六夜君、そこはせめてツッコミが欲しかったな」
「ツッコミ役はコイツだろーが」
十六夜は黒ウサギを指さす。
彼女はワーキャー叫んで否定していたが俺たちは感心してうなずくしかなかった。
俺は今自分のギフトで相手の視線を”反射”している。
これでも俺だって進化しているのだ。
因みにポケモンの進化って厳密には進化ではないらしい。
どこかの大学の教授が言ってたような気がする。
俺はそのことをみんなに言ったらすんげー心配そうな目で見られた。
全く持って心外である…自分のギフトぐらい自分で操れるわ!とかいう自分はこの箱庭に来て
やっとギフトを発現させているので何も言えないところがまじ悔しい。
それは後で黒ウサギをいじることで発散するとして今はルイオスって野郎をぶっちめるために
一刻でも早く最奥を目指さなければならない。
俺たちの安定のいじりキャラを奪おうとする悪は決して許してはいけないのだ…ついでに彼女の
美脚も奪おうするから性質の悪い…そんな気も起きねぇよーに丁寧にすり潰さなくては…
十六夜は突然現れた月城優馬の別人格”未知の領域″(ダークテリトリー)の言っていたことを
思い出していた。
~回想中~
『そない警戒せんでもええよ?そんな事より今の宿主についての大事なお話や…よーく聞いといて
くれな?もし彼が概念を反射するような力を身に着けたときは気を付けてな?』
『何を気を付ける必要がある?奴が強くなれるんだったらそれでいいじゃねぇか』
『強くなることがいいことばかりじゃないんよ…もし彼が完全に”反射”をマスタ―する前にすべての
事象を”反射”してまうと大変なことになるんや』
『それってどういう事かしら?”未知の領域″(ダークテリトリー)さん?』
『お!美人な子に口きいてもらえるなんて嬉しぃなぁ…っとこんな事してる場合やないね、
もし彼がマスターする前にすべての事象を”反射”してもうたら君たちもう彼と会えなくなるで』
『…ッ!?それってどういう事?』
『もしかして…”無”になるってか?冗談きついぜ…』
『”無”も概念の一部や、彼がすべて反射してまうと”無”にすらなれん…例えるなら…そやな…
彼は生きながらにして死んどる…いやちゃうな…まぁ君たちの目の前にはもう二度と姿をあらわす
ことはでなくなるな』
『そんな…どうすればいいんですか!?』
『そないあわてんなや坊主、ちゃんと対応策はある』
『それは!?』
『そんなの簡単や、彼に”反射”をマスターさせればええんや』
『それはどうすれば!?』
『それは僕にも分らへん…一応これは前の所有者の記憶と人格のデータをもとにしているさかい
なぁ…記憶にないから多分コイツは失敗したんやろ』
『そんな…手がかりさえないなんて…』
『いや、手掛かりはある…ホンマに小さいことやけどコイツは反射をマスタ―するために何度か
それを繰り返したけど効果は無かった…と言うことは反復練習ではなく何か感覚的なものかも
しれんゆーことや』
『成程な…ありがとよ似非関西人』
『似非似非うるさいなぁ…たく僕に合うやつはいつもそれ言うから嫌なんや』
『でもあなたがいなければ彼に危険性を教えることは出来なかったわ…本当にお優しいのね』
『優しゅうなんかないで…ホントに優しければこんな呪いこんな子に写らせることなんて
なかった…』
~回想終了~
「おめぇは死なせはしねぇぞ…優馬!」
十六夜は新たな目的を胸中の中に深く刻み込んだ。
ノーネームは動き出す…囚われの仲間を助けるために…囚われるかもしれない仲間を
助けるために…
どうでしょうか?
感想はウェルカムなんでそこんとこヨロシク!