問題児が普通の人外とともに異世界から来るそうですよ?   作:賢者

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この頃ガンダム成分を補充していたら書くのがおろそかになっていた
ってことで投下


やるか?やっちゃうか?え、やるの?めんどくさい

「ふん。ホントに使えない奴ら、今回の一件でまとめて粛清しないと」

 

俺たちがここについての第一声がこれだ……全くコイツの器の程度が知れる。

 

「まあでも、これでこのコミュニティが誰のおかげで存続出来ているか分かっただろ。自分達の無能っぷりを省みてもらうには良いきっかけだったかな」

 

(ねぇジン君、コイツってやっぱりあれなの?厨二的な何かを発症しちゃってるの?)

 

(多分そんなことは無いと思いますけど……だってあんなメルヘンな靴はいてるじゃないですか

そんなやつが厨二病発症していると思いますか)

 

そんな感じに俺らが議論を交わしていても自分が世界の中心なルイオス君は両手を上げて大げさに

口上を述べた。

 

「なにはともあれようこそ白亜の宮殿・最上階へ、ゲームマスターとして相手をしましょう………

あれ?この台詞をいうのってはじめてかも」

 

成程、自分の部下が有能すぎて現実逃避しちゃったんだね?わかります。

 

俺も昔、バイト掛け持ちやってた頃後から入ってきたやつが物覚え良すぎて少し二次元に

逃げたもんなぁ……

 

「ま、不意を打っての決闘だ。勘弁してやれって」

 

「フン、〝名無し〟風情を僕の前に来させた時点で重罪さ」

 

十六夜が彼らの事をかばうような発言は意外だったがコイツは自分で言ったことは

取り消さないらしい……逃げる前は結構有能だったのかも

 

「ありえないが僕の敗北はそのまま〝ペルセウス〟の敗北になる。そこまでリスクを負うような決闘じゃないだろ?」

 

ハイ、フラグいただきましたー

 

もうこれ完全に負け決定のフラグだよね?何自分で建てちゃってんの?バカなの?死ぬの?

 

「目覚めろ――――〝アルゴールの魔王〟!!」

 

首にかかっていたチョーカーの装飾品が光ったかと思うと人間のような形をした化物がそこに

立っていた。

 

「ra……Ra、GEEEEEEEEYAAAAAAAaaaaaaaaaaa!!」

 

化物にふさわしい身の毛のよだつような、そして不快しか与えない叫び声が俺たちを通り過ぎる。

 

元々は美人であったはずのソレは原形をとどめないほどに化物じみた容姿へと成り果てていた。

 

「な、なんて絶叫を」

 

「避けろ黒ウサギ!」

 

黒ウサギが直前までたっていたところに大きな岩塊が突き刺さる。

 

「なぁ、これってもしかしなくとも俺と相性最悪じゃね?」

 

「知るか、コイツ俺の獲物だジャマすんなよ?」

 

獣の笑みを浮かべながらアルゴールに突っ込む十六夜は正に捕食者のようなプレッシャーを

放っていた。

 

「んじゃ俺はおこぼれをいただきますかァ!」

 

俺は上空に突っ立っているルイオスを目標に定めそこらへんに落ちている小石を集めた。

 

「んじゃま……撃ち落とすところから始めさせてもらおうか!」

 

「なっ!お前はあちらに向かわなくていいのか!?お仲間がやられるぞ?」

 

「んなもん関係あっか!」

 

凄まじい速度で飛んでくる小石を避けることしかできないド3流の使役する化物にどうやったら

あの問題児が負けると?

 

「なめてんのかテメェはァ‼」

 

「どんな起承転結があったらそんな答えにたどり着いた‼八つ当たりはいいがされる方の身にも

なれ‼‼」

 

珍しくまともなことを言うルイオス君……はっきり言ってキャラ崩壊がはなはだしい。

 

「お前が言うな!お前が‼」

 

地の文を読むな、とっつあん坊やの分際で!

 

「オイオイ無視たぁいい御身分だなァ、え?ルイオス君よ」

 

地の文に突っ込んでいる数瞬の隙に肉薄していた月城は固めていた拳を開放した。

 

「オグァァァァァァ‼」

 

その拳をもろに腹へと貰ったルイオス……ご愁傷様

 

地面へと叩き付けられたルイオス……自身の有利なフィールドから蹴落とされた彼はアルゴールに

新たな指示を出した。

 

「アルゴール!宮殿の悪魔化を許可する!奴を殺せ!」

 

「RaAAaaa!LaAAAAA!!」

 

歌うような叫び声と共に宮殿が脈を打ち始めた。

 

蛇のような形をした石像がまるで生き物のようにこちらへと襲い掛かってくる。

 

「そういえば、ゴーゴンには魔獣を生み出した伝説もあったか」

 

「そう言う大事なことはちゃんと打ち合わせの時に言いましょうね!」

 

飛んでくる蛇を壊しながら俺は十六夜にツッコむ。

 

こんな奥の手があるんだったら俺だって何か考えましたよ!

 

「――――つまり、この宮殿ごと壊せばいいんだな?」

 

what?今この問題児なんて言いやがった?

 

仲間がいるこの宮殿を壊すと……

 

「止めろォォォォォルイオス君‼」

 

「言われなくともやっている!」

 

完全に後手(ツッコミ)にまわってしまうがそんなものは関係ない。

 

しかし、現実は非情で十六夜の適当に振り下ろした拳によって宮殿が破壊された。

 

「まぁ、足場が残ってるだけ幸運か……」

 

「黒ウサギの辛さがわかりましたか?月城さま」

 

俺は目の前でルイオス君が容赦なく吹っ飛ばされるのを見ながらこう思った……

 

黒ウサギ、お前はいいんだよ……いじられてなんぼのキャラなんだよ、と……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

永遠の暗闇……そうとしか思えなかった。

 

私は黒ウサギをかばいゴーゴンの威光をこの身に受け石化した。

 

この石化……ルイオスでないと治すことは不可能だ。

 

しかし、そんな事をするような甘ちゃんであればとっくの昔に”ノーネーム”に戻れている。

 

彼は未熟だが一つのコミュニティを預かる長だ……そんなに簡単に勝てるはずがない。

 

(んな事ぁねぇよ)

 

何だこれは?私の中に直接?

 

(俺だって無敵じゃねぇけど、あんなド3流位簡単に倒せるさ)

 

そんな事はあり得ない……アイツは星霊を従えているのだぞ?

 

(俺らを過小評価しすぎだ、信じてみろよ一応元ノーネームなんだろ?)

 

だが私は今や他人の所有物なのだぞ?

 

(それがどうした、んなもん俺らが真正面からぶっ壊してやる)

 

お前は面白いな……近くにいると心がほんわかとしてくる……

 

(ハハッ、んな事言われたのは初めてだな)

 

私はお前に興味を持ったようだ……

 

(それは結構、でも気をつけろよ?俺はめんどくさいぜ?)

 

普通の男であれば楽しくない、違うか?

 

(ハハッ、そりゃあそうだ!っとここでのお話は此処までだ)

 

そうか、少し寂しいな

 

(寂しくなんてないさ、また会える)

 

また、とはいつだ?

 

(近いうちに……って言ったら信じるか?)

 

あぁ信じよう、私の興味を引く男が嘘をつくはずなどないからな

 

(そこまで信じてもらえるとは男冥利に尽きるね……じゃあなレティシア)

 

あぁさようならだ……

 

男と別れた私は目の前に見えた光へと向かって走り出した。

 

迷いはない、あの男に会えるのであれば私は修羅だって超えて見せよう。

 

こんな女に目をつけられるとは……あの男も結構不運なのかもしれんな

 

……そう言えば名前を聞くのを忘れてしまった。

 

まぁいい、アイツはノーネームと言っていた。

 

近いうちにそこへ行けばまた会える。

 

光は私を包みながら感覚を与えていく。

 

光を感じることが出来る、音を感じることが出来る。

 

これがどんなに素晴らしい事か……今更ながら実感できた。

 

これから私はすぐに彼へと会いにノーネームへと向かおう。

 

ルイオスだってこの気持ちは止められはせぬさ




三角関係がお望みのあなたへ朗報だ!

まぁこんな感じで今回イケメソになってるけど一応彼ボケ要員だからね?
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