君の物語がハッピーエンドであふれるように。   作:Lily Royal

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蘭ちゃんとモカちゃん以外のメンバーは小学校入ってから参戦にします。
(これ以上人増えたら私がパンクしちゃうから)
ファンの方はもう少しお待ちを。


女の子にはやさしく?時には強引にならないとね

俺は今、青葉モカと一緒にお互いの似顔絵を、描いているわけなんだが、

 

(まさかここまで酷いとは、、、)

 

絶賛自分の画力のなさに打ちひしがれている。

 

(なんだこれは?おかしい。俺は目の前にいる女の子を描いていたはずなんだが、、、)

 

ちなみに他の人が見たらみんなが上手というだろう。だがそれは幼稚園児にしてはというレベル。もちろんそんな絵に翔自身は納得しない。

 

頭を抱えて、どうすれば青葉自身をこの1枚の画用紙に表現できるのか考える。

 

「翔くんー?その姿勢でいられるとモカちゃん、翔くん描けないんだけど~って、おぉモカちゃんが画用紙の中にもう一人~」

 

そりゃ。見ながら描いたんだから当たり前だろ?

 

「でもなんで、黒しか使わないの~?それに画用紙の中のモカちゃん全然笑ってないんだけど~?」

 

俺は、いつも使っているノートに付いているシャーペンだけで青葉を描いていた。そもそもお絵描きの時間に出るつもりはなかったので色鉛筆なんて持ってきていない。それに見た事ないものは描けんだろ?

 

「いや、俺青葉の笑っているとこ見た事ないんですけど?」

 

「モカちゃんもそんなに翔君の笑ったとこ見た事ないけど、こんな感じかな~?で描いてたよ~」

 

そう言って青葉は俺に自分の描いた俺の似顔絵を見せてきた。

 

「どうでしょうか~?」

 

その絵を見た時俺は衝撃を受けた。

 

(正直、上手かと聞かれたらそうとは言えないが、しっかりと俺の特徴をとらえて描かれている、、、)

 

俺の茶髪の色合い、肌の色、髪型、目の色など細かいところまでていねいに描かれている。そして青葉の描いた絵の中の俺はとてもいい顔で笑っていた。

 

(それにこいつの絵、空白がない、、、)

 

空白がないといっても、俺の顔が画用紙にでかでかと描いてあるわけではない。

 

様々な色鉛筆をつかって画用紙の白を彩っていたのだ。

 

「(すげー)」

 

言葉でこの絵のすごさをあらわせねぇわ、、、

 

「ありがと~」

 

しまった。思っていることが、声になってた。

 

「けど、翔君が描いたモカちゃんのほうが上手だよ~」

 

自分の描いている画用紙を見る。確かに俺のほうが特徴をとらえて描けてはいる。だが、青葉の絵を見た後だと、とても薄っぺらく感じた。

 

「、、、なぁ。青葉」

 

「どうしましたかな?」

 

「その、ちょっと書き直したいから、もう少し付き合ってくれないか?そのペンも貸してほしいんだが、、」

 

「いいよ~、モカちゃんはいつまでも翔くんのモデルになってあげましょ~」

 

「ありがと、、、あともう一つお願いがあるんだが」

 

「おぉ、翔くんよくばりだね~。だがやさしいモカちゃんはそのお願い聞いてあげましょう~」

 

「じゃあさ、」

 

青葉の笑ってる顔みせてよ?

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

「なぁ青葉、この後なんか用事とかあるか?」

 

あの後、最後のお願いは断られてしまった。なんでも、

 

『モカちゃんのかわいい~笑顔はそんなに簡単には見せられませんな~』

 

と、いうことらしい。

 

まぁ、無理矢理というわけにはいかなかったので、いろいろ試行錯誤しながらなんとか今の俺に描ける最高の1枚を描き上げることができた。

 

うん。さっきの絵と比べると、断然こちらのほうが良くできている。自分で言うのもあれだが、青葉のこう、ふわっとした感じをいい感じに表現できていると思う。けど、

 

(描けなかったな、、、)

 

俺は、時間ギリギリまで青葉の笑っている顔をイメージして描いていたが、ビビッとくるものは描けなかった。青葉には、

 

『まだまだですな~』

 

と、言われた。ちょっとイラっとした。今度から絵の練習でもしようかなぁ、、、

 

まぁ絵のことはひとまず置いといて、今の俺は青葉がどんな風に笑うのか。それだけが気になって仕方なかった。なので俺は青葉に音楽の楽しさを知ってもらい笑顔になってもらおうと考えた。この作戦に名前を付けるとしたら、

 

『青葉を音楽の力で笑顔に

   ~そしてあの時感じた絵の感想を俺の演奏で伝えよう~』

 

うんうん!。なかなか良いな。なんか副題みたいのも付けちゃったけど、俺の考えが詰まった良い名前だ!というわけで俺は今青葉に今日のこの後の予定を聞いている。

 

「ごめんね翔くん。今日は蘭と遊ぶ予定があるんだ~」

 

いきなりつまずいた。

 

「い、いや別にいいよ。今度暇な日があったら教えて?二人で遊びたいからさ」

 

このくらいで俺はめげない。そうさ別に今日じゃなくてもいいじゃないか。明日もあるんだから。うん、気長にまとう。そうしよう。

 

「おーけー。空いてる日は連絡しに来ますね~」

 

「もかー早く帰って遊びに行こー」

 

「あ、ごめんね翔くん蘭が来たからまた明日ね~」

 

「うん、じゃ」

 

そういうと青葉は蘭という女の子と歩いて行ってしまった。

 

「、、、、、帰るか」

 

 

次の日

 

 

「青葉、今日は、、」

 

「いやーごめんね。今日も蘭と遊ぶのでまた明日で~」

 

「、、、そっか」

 

まぁあの二人仲良さそうだししょうがないか。

 

「もーかー!」

 

「待ってよ蘭~。じゃ翔くんばいば~い」

 

「あぁ、、、」

 

 

1日とんでさらに次の日

 

 

昨日は帰り青葉見つからなかったなぁ。しかもなんか蘭ってやつが俺のとこ来てドヤ顔してきたし。

 

そういえばあの蘭ってやつ前に俺のまわりちょろちょろしてた女の子か?だから何となく見覚えがあったのか。ってそんなことより青葉探さないと、明日から土日だし1日ぐらい暇な日あるだろ。

 

「なんか今日から日曜日まで蘭がお泊り会したいって言ってきて、、、」

 

あの女許さん

 

「いや~なんか最近蘭がすごい甘えてきてね~なんでだろね~」

 

ほぉ。よくわからんがおまえが俺の邪魔をしたいということは、はっきりとわかった。ならばこちらも少々強引な手段で行かせてもらおうか。

 

「そっか、わかったよ。楽しんで」

 

まぁいい。今日入れた3日間はくれてやる。こちらの勝利条件は1日一緒にいられればいいだけなんだからな。

 

「ごめんね~いつも誘ってくれてるのに」

 

「大丈夫だから、、、また来週」

 

そういって青葉とは別れた。よし帰るか。リュックを背負い帰ろうとした時、蘭がいた。あちらは俺に気づいてはいないようだ。

 

しばらくの間蘭を眺めていると視線を感じたのかこちらと目が合った。初めは怪訝な表情をしていたが一人納得したような表情をし、こちらに勝ち誇った顔を向けてきた。だがこっちは来週の勝負は勝ち確なのだ。なので余裕の笑顔を返してやった。なんか顔赤くして逃げってた。

 

なるほど俺の表情からすでに自分の負けが決まったことをさとって逃げ出したのか。まぁこの3日間は精々楽しむんだな。その日は機嫌がよかったので鼻歌を歌いながら自宅に向かった。

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

「おはよ~翔くん」

 

「ん、おはよ青葉。じゃ行くか!」

 

「?まだ幼稚園来たばっかだよ~」

 

「目的地俺の家!」

 

「翔くん?」

 

俺は青葉と手を繋いで走り出す。

 

「レッツゴー!」

 

「えぇ~!」




モカちゃんが誘拐されました。
犯人は主人公です。
誘拐 ダメ 絶対
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