戦姫絶唱シンフォギア〜歌姫とライダーのベストマッチ〜【凍結】   作:OSTO文明

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遅くなってすいませんでした。あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。学生の方卒業おめでとうございます!とりあえず15話どうぞ!


第15話 それぞれのやりたいこと

ある日の放課後、未来は響に二課の案内をされていた。

 

「うわぁ、学校の真下にこんなシェルターや地下基地が…」

「へへ、すごいでしょ!…あ翼さーんッ!」

 

案内しているうちに翼が通りかかった。翼は響の呼び声に反応するなり未来の方を見た。

 

「立花か。…そちらは、確か協力者の」

「こんにちは。小日向未来です」

「えっへんッ!私の一番の親友ですッ!」

 

響が誇らしく言うと二人が保護者の会話のように話していた。

 

「風鳴翼だ、よろしく頼む。立花はこういう性格ゆえ、色々面倒をかけると思うが支えてやってほしい」

「いえ、響は残念な子なので、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」

「ええ~、なに?どういうこと~?」

 

響が困惑しているところに緒川さんが入ってきた。

 

「響さんを介して、おふたりが意気投合してるということですよ」

「むむ~、はぐらかされた気がする」

「ふふ」

 

がっかりしてる響をみて翼が笑っていた。翼が笑っているのをみて安心したのか緒川も笑っていた。

 

(変わったのか、それとも変えられたのか。響さんに出会い、翼さんは良い笑顔を良い笑顔を見せてくれるようになりました)

 

そこに仕事終わりの奏がやって来た。

 

「よー、響たち。そこにいるのは…例の協力者か」

「はい!小日向未来です」

「おー、よろしくな!未来。…あれ?鈴大は?」

「そういえばどこにいるんだ?」

 

~鈴大side~

 

「ここか」

「どうやらそのようです、司令」

 

一方その頃鈴大と弦十郎は廃墟のマンションの前にいた。手元には資料があった。鈴大たちはその足でマンションに入っていった。階段を上るとき弦十郎が鈴大に話しかけた。

 

「鈴大君、ついてきて貰って良かったのかね?」

「司令、それに関しては心配は無用ですよ?自分が行って確かめたいこともあったので」

「なら良いのだが…」

「それになにか(もしも)のための保険にもなるでしょう?」

「…ありがとう」

 

一方マンションのとある部屋では、クリスが悩んでいた。

 

(…あたし、いつまでこんなところに。これからどうすりゃいいんだ…?)

 

悩んでいるうちに足音が聞こえてきた。

 

(――ッ!?誰だ、ここ、空き家じゃねーのかよっ!?)

 

「―――ほらよ」

「えっ?…あ…」

「司令、食べ物は粗末にしてはいけませんよ?あ、あとお茶どうぞ」

 

弦十郎があんパンを投げるとクリスは驚き、鈴大はお茶を差し出した。クリスはキョトンとしている。

 

「他に応援は連れてきていない。…君の保護を命じられたのは、もう俺一人だからな」

「…じゃあなんでそいつは?それにどうして、ここが…?」

「彼は個人の理由だよ。それに元公安の御用牙でね。慣れた仕事さ。…ほら差し入れだ」

 

キョトンとしていたクリスだが突然目つきを変えてきた。

 

「あ…くっ…何が目的だ?」

 

すると弦十郎と鈴大は持っていたあんパンを取り出して食べ始めた。

 

「腹が減ってるんじゃないかと思ってな。(ぱくり)何も盛っちゃいないさ」

「とても美味しいよー、はやく食べなよクリスちゃん」

「…ッ!くっ!はぐ、もぐもぐ…あぐ、もぐっ!」

 

クリスはしばらく見つめたあと、勢いよく食べ始めた。それを見ていた弦十郎と鈴大はうれしそうな目をしていたが、弦十郎はとたんに目が変わった。そしてあること(・・・・)を話し始めた。

 

「…バイオリン奏者雪音雅律と、声楽家のソネット・M・ユキネが難民救済の活動中に戦火に巻き込まれ死亡したのが8年前。残された一人娘は行方不明になったが、介入した国連軍により保護され、日本に移送されることとなった…」

「ふん、よく調べてるじゃねぇか。…そういう詮索、反吐が出る!」

 

クリスは話を聞くなり、吐き捨てるように言った。それでも弦十郎は話を続けた。

 

「当時の俺たちは適合者を探すために、音楽会のサラブレッドに注目していてね。天涯孤独となった少女の身元引受先として、手を挙げたのさ」

「…ふん、こっちでも女衒かよ」

「ところが少女は帰国直後に消息不明。俺たちも慌てたよ。二課からも相当数の捜査員が繰り出されたが───この件に関わった者の多くが死亡。あるいは行方不明という最悪の結末で幕を引くこととなった」

「…何がしたい、おっさん!」

 

その話をクリスは聞き終わると構え始めた。弦十郎の話がかんに障ったのだろう。鈴大も構えようとすると、弦十郎が鈴大の方にすっと手を出して止めさせた。そして弦十郎はクリスの方を向いて話を続けた。

 

「俺がやりたいのは、君を救い出すことだ。引き受けた仕事をやり遂げるのは、大人の務めだからな」

「はんっ!大人の務めときたかっ!余計なこと以外はいつも何もしてくれない大人が偉そうにっ!」

「待って、クリスちゃん!」

 

クリスは外に向かって走り出し窓を割って飛び降りた。

 

『killter Ichaival tron…』

 

幸いイチイバルを纏ったため怪我はなかったが逃げられてしまった。だが二人は捕まえには行かなかった。

 

「…行ってしまったか」

 

(クリスちゃんの言うことは確かになんだよな…)




奏「今回は罰さないのか?」
鈴「前の回で言ってたからね。それより皆さんに報告です!僕のシンフォギア武装設定の絵が設定に追加されました!」
奏「おおー!」
設定的にはGのあたりです
奏「Gってなんだ?」
おっとこれ以上は…次回予告!

「それぞれのやりたいこと後編」

追記
二、三ヶ月に1話のペースになりそうです。申し訳ございません。
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