National Socialism again   作:YJSN

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過激派じゃないです宣伝省です(小並感)





国家社会主義を再び されど崩壊は直ぐに

この街にも早速党支部を置いた。本部はウォールローゼなどもっと中心核に開こうと思う。上に行けば行くほど上の上との闘争が激しいと耳にするからだ。

 

「我々は略奪を許すほど愚かなのか。

 

前世紀 そして前々世紀からそうである!

 

我らは我ら自身の生存のための生産 即ち労働が、なぜ上流階級の腐肉共に吸い取られ、我ら自身は生産したはずの栄光は得られずにいるのだ!!!!」

 

そう熱気に包まれる中、ぼくは聴衆の民たちを引きつける如く身振り手振りを駆使して演説を行う。

 

「Judaea!!(ユダヤだ!!)」

 

聴衆の一人が叫ぶ。

 

「そうだJudaeaだ!!

彼らは自らの、我が生存のみを我が身可愛さに固執し、

我らの政府を掌握し、我らを王の元に属させ、王政を盾に自らが家畜のように諸君らから搾り取られた甘い蜜を吸いながら生きる、

豚の如くの腐肉だ!!」

 

そう、この世界にもユダヤ人はいた。それは貴族や王政の腐肉共。又は一部のボロ儲け連中。

 

最初は誰しも口にして、名前にして、概念を取り入れることはなかった。

 

けれど、ぼくが、我ら親衛隊が其奴らをJudaeaと叫び伝染させることで、彼らは、自らの生存の不利益を真に叩き出してるのは彼らなのだと気付き始めた。

 

演説を続けて行くうちに大分人集りが出来ていた。この小さな街の一角で、だ。

 

(...そろそろ閉めるかな...。)

 

そう思い、最終段階に移る。彼らの闘争本能を最大限まで引き出す段階だ。

 

 

彼らは我々を騙すことを厭わない!!!!!!!!

 

彼らは我々を殺すことも厭わない!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

だが我々は決して降伏しない!!!!!!!!!!

我々は絶望しない!!!!!!!!!!

我々は決して、奴らに屈しはしない!!!!!!!!!!!!

 

 

 

それは内なる敵にも!!!!!!!!壁の外にもだッッ!!!!!!

 

__________我らの生存に栄光あれ!! Sieg Heil !!!! 」

 

 

 

 

右手を高く掲げる。すると、

 

 

 

「「「「「Sieg Heil !! Sieg Heil !! Sieg Heil !! 」」」」」

 

 

 

彼らも、ぼくに返答するかの如く右手を高く掲げる。

 

 

彼らは我らに乗せられた。我らの意を汲み取り、受け入れた。今彼らは我々の一部となることを選択したのだ。

 

 

ぼくはニヤリと口角を上げ、皆に見られないように静かに笑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを冷めた目で見る少女が一人、視界の端に映った。

 

 

 

一つ川の向こうからジッとこちらを見つめる少年少女三人。

 

 

 

金髪の幼い子 そして黒髪の幼い男の子はぼくをキラキラと輝いた目で見ている。

 

 

 

 

だがあの少女だけはぼくを睨みつけている。

 

 

 

関係ない。そう、関係ないのだが、胸騒ぎがして居た堪れない...。

 

 

そんな不思議な気分になりながら、ぼくは演説台から降りるのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それからはあっという間だった。

 

党員数は徐々に毎時間増えていき、最初は親衛隊が事務作業を担っていたが、党支部における事務作業は入党してきた突撃隊 " SA " 同志諸君らに任せているくらいには我々は成長した。

 

たった数時間の出来事だ。朝の9時から出勤しているような感覚だった。

 

それに党に入るメリットは絶対的な物だった。

 

生産すれば生産した分全てが諸君らの生存に帰属する。

つまるとこ給付金は全てが党の目を通してから金融機関 今のとこでいう王政から払われる仕組みだ。

 

その時に一部を税として抜き取られているが、同志には我らの生存のためだと言っておいている。

必要以上に我らの生存のための生産を搾り取られない 取りにくくする。これだけで民衆はハッピーハッピー大満足だろう。

 

そして今この時間も確実に増えているはずだ。

 

「...良い出だし...かな?」

 

疑問形にしたのは、一部の駐屯兵にまで知れ渡り、あまり好ましくは思われていないからだ。

厄介ごとにならなければいいのだが。

 

そう思いながら、今は次の演説所に行くために、そして街の視察のために歩いている。

後ろには親衛隊2名の護衛がいるだけだ。

 

残りは党支部を警備している。

何しろ真昼間から飲んだ暮れの駐屯兵といざこざが起こるまでには民衆は躍起している状態だからだ。

 

何かあったでは済まされない。貴重な同志には死なれたくない。

 

だから親衛隊に突撃隊と駐屯兵の連中両方を監視させておく。うまくいけばその闘争を逆手にとって駐屯兵を陥れることもできるかもしれない。

 

だがしかし、悲しきかな。我らは国内で見ればまだまだ少数だ。

 

それに彼らはまだ敵とは限らない。

 

寧ろ我らの生存のためにその生存を放棄して壁を死守してくれるのだろう。今は酒ばかり飲むクソみたいなタダ飯喰らいだが。

それすら出来なければ粛清だ。不必要 ゴミ 消費しかしない無能だ。

 

そう思考に老けていると

 

唐突にそれはやってきた。

 

 

 

 

ドォォォォォンッ

 

 

 

 

大きな地響き 地震 地割れのようなものが起きた。それでも私と親衛隊は直立だ。周りは倒れたりしているが。

 

 

 

「な、なんなんだよいった...... 」

 

 

 

そう言いながら立とうとしていた民衆の一人が止まった。

 

周りの民衆も同じように男の向いている方向と同じ方向を見て止まる。

 

 

 

 

 

 

大きな影がぼくに振りかぶった。

 

 

 

 

 

 

「...あぁ、遂に貴様らも進化を遂げたのか...

 

 

劣等人種共...。」

 

 

 

 

 

そう言いながらぼくも奴のことを見下す。

 

 

 

 

 

そこには、壁から顔を覗かす化け物がこちらを見据えていた。

 

 

 

 

して、数秒後

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォォッ

 

 

 

 

 

 

 

またもや巨大な亀裂音が響き渡る。そして、無数の岩岩が我々に向かって飛んでくる。

 

「...ぅ、ぅあ...に、逃げろッ!!逃げろぉッ!!」

 

「巨人が...巨人が入って来たぞッ!!」

 

「う、うわぁぁぁぁ!!」

 

そう言いながら民衆はやっとの事で状況を理解し、逃げ出した。

 

さすがにこの状況で国家社会主義を憶える者は居ないか。

 

そのうちの一つがぼくらに向かって飛んでくる。

 

「劣等人種如きが我々に向かって何を飛ばしているのか...それに逃げる愚民も愚かな...。」

 

そう言いながらぼくは腰に下げられたWalther P.38を引き抜き、安全装置を外し、引き金を引く。

 

 

 

 

パァンッ

 

 

 

 

皆が逃げ惑う中、乾いた音がする。

と同時に、秒速490mでその岩に対して直進する弾丸。

 

0.63秒後に着弾したそれは、岩を貫通...せずに、内部で炸裂した。

 

実は親衛隊と共に弾薬の改良...主に劣等人種を如何に効率よく殺傷できるかの目的で行って居た研究だが、

我々は弾薬の内部に0.8gの我らの憎悪の根源である黒いナニカを炸薬榴弾のように各々がマガジン内に染み渡らせ、放たれた銃弾をお好みの時にそれを内部の気圧の8.5倍の勢いで爆破させる。

 

それで相手の細胞を焼き切ることを目的としていた弾薬が、今は大岩に対して十分な効果を出していた。

 

大岩には亀裂が入り、二つに別れ左右に再び物理法則に従い飛んで行く。左右には幸いにも人がおらず、誰一人死すことはなかった。

 

本来ならば後ろの3名が死へと導かれる手筈を我らが変える。それは役割だ。我らの義務だ。

 

そう自分に言い聞かせ、

 

 

 

 

ガンッ

 

 

 

 

地面を強く蹴り、大きな高跳びで周囲の建物の屋根へと上がる。

 

 

そして我ら自身も後退しながら距離置き戦闘 要は狙撃による遅滞戦術で時間を稼ぐ。

 

 

稼ぎながら、ここでの活動は続行不可能と見て、早々におさらばしようと思う。

 

恐らく先程の爆発のような音は門が破壊された音のはず。あの巨人のいた方向とも合致する。

 

二度とここに人類は帰って来ぬ。我ら親衛隊員無しでは。

 

人がいなければ、同種族がいなければ話にならないから。

 

ぼくは後ろのSTGとMGをリコイルコントロール(反動制御)しながら完璧なまでに巨体の劣等人種を引き裂いている二人に向かって、

 

「Auf!! Shutrum Kuperä!!」

 

撤退、撤退命令を出した。

再建したばかりの我が党を崩壊させられるのは腹立たしいが、今の党員にはまだ何も無い。

我慢せねばならない。

 

シガンシナ区党支部の同志達をウォールマリアに撤退させ、必要ならばそのさらなる後方への逃走も容認した。

 

そして後方に新たなる支部を...いや、今度は本部を建てることを指令した。

既に各区画における党設立の申請は事前に通してある。

将来的に支部を作ることになると鑑みて、先にしておいたのだ。

 

彼らはぼくの指令を承り、射撃をやめてその足で強く地面を蹴り、時速86kmで後方に下がって行く。

 

なんだっけ...この国に来てから知った...立体機動装置 だったかな。

あんなゴミみたいな中途半端な機械よりかは先鋭化された機動戦に慣れた親衛隊員だ。

道中抜けられた巨人共には気付かれず、気付かれても捕まらず、またありえないが捕まったとしても腕を切り落とし、必ず任務を完遂する。

 

ぼくら親衛隊は絶対的な信頼性の元成り立っている政治集団だから。

 

そう一人思いながらぼくも後方に下がる。駐屯兵に見つからないように...。

 

 

 

 

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