ダンジョンに死の恐怖がいるのは間違っているだろうか。(仮)   作:TE

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書けましたので投稿します!

ほぼ原作通りの流れですが、楽しんで頂けたら幸いです!


第24話〜デートと黒衣の死神〜

第24話〜デートと黒衣の死神〜

 

「今日行くんだぁー!」

 

前回酔い潰れたヘスティアが元気に叫んでいた。

それをベルが苦笑いで眺めている。

 

どうしてこうなっているかを説明すると、二日酔いのヘスティアをベルが看病している所からになる。

 

二日酔いで苦しむヘスティアを心配してダンジョンに潜るのはお休みにして看病に勤めるベル。

 

ハセヲはというと、ヘスティアに自業自得だと一蹴し、ダンジョンへと行ってしまった。

 

叱られて落ち込むヘスティアだったが、ベルがお粥と薬をご馳走している時に、これらはハセヲが用意してくれたとベルが説明すると歓喜で涙が溢れ出す。

性格は正反対だが、優しい2人の眷属にヘスティアは感動しているのだ。

 

お粥を食べ、薬も飲んで一休みするとヘスティアと話すベルがある提案をしてきた。

 

『お食事に行きませんか?』と、恋する女神ヘスティアはこれをデートのお誘いと取り、テンションが急上昇。

 

といった感じで、二日酔いなんて吹っ飛んだヘスティアがベルのお誘いのチャンスを逃すまいと張り切っている訳である。

 

「よし!すぐに準備を・・・はっ!?」

 

新しい服に着替えようとクローゼットに手をかけるヘスティアはあることに気づいた。

 

酒臭い、と・・・。

 

ベルとの初デートに酒臭いなど言語道断である。

女神が酒臭い時点で言語道断であるが、それにツッコミを入れる者は誰もいない。

 

「ベル君!予定変更だ!18時に南西のメインストリート、アモールの広場に集合だ!!」

「あ、はい・・・」

 

唖然としながらも答えたベルの返事を聞いたヘスティアは物凄い速さで出て行くのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・今日も収穫なしか」

 

俺、ハセヲはソロでダンジョンへ潜っていた。

元の世界に戻る為の手掛り探しだったが、朝から潜って一気に17階層まで調べたけど手掛りは見つかっていない。

 

17階層には、『迷宮の弧王(モンスターレックス)』と呼ばれるモンスターがいるらしいのだが、少し前に討伐されていたらしく戦闘することはなかった。

少し残念であったが、そのおかげでスムーズに調べる事が出来たのでよしとしよう。

 

2週間後には現れるらしいので、戦わなくても一度は見てみたいものだ。

 

話が逸れたが、結局は帰る方法は見つからず、地上へと戻ってきた。

そんな簡単に見つからないと分かっていたとはいえ、ここまで手掛りが見つからないと気分が萎えてしまうな。

 

「焦っても仕方ねえか・・・。とっとと魔石とドロップアイテムを換金して帰ろう」

 

二日酔いで苦しんでた駄女神はもう復活している筈だし、もっと女神として節度をもって行動するように叱ってやらねえとな。

 

「・・・叱るばかりじゃなんだし、何かお土産でも買っていくか」

 

そんな事を呟きながら俺はギルドへと入り、換金所へと向かう。

 

「ハセヲ君。換金前に応接室に集合ね?」

 

だが、それは叶わなかった。

背後から俺の肩を掴んでいる人物は振り向かずとも分かっているが、俺はゆっくりと顔を向ける。

 

そこには、普通の冒険者だったら魅了されてもおかしくない笑顔を見せるエイナがいた。

俺から見たら角を生やした悪魔に見える・・・。

 

「ハセヲ君。今、失礼な事考えてない?」

「いや、別に?」

 

女の勘は鋭いと聞くが最早それ以上じゃないか?

溜息を吐くエイナは来なさいと指示するので俺は仕方なく付いていった。

 

応接室に入って、席に座るとエイナが話し出す。

 

「今日、来てもらったのは2つ聞きたいことがあるの。まず一つは、ハセヲ君。貴方、到達階層を偽っているでしょ?」

「・・・・・・」

 

偽っているというか、報告をしていなかったというか・・・。

 

「まあ、俺が前回報告した12階層ではないのは確かだが、どうして分かった?換金しているのは1から12階層で入手したものしか出していなかったんだが?」

「ギルドには色々な情報が入ってくるの。その一つに【黒衣の死神】という噂があるのだけど、ハセヲ君は知ってる?」

「こ、【黒衣の死神】?知らねえな・・・」

 

なんだその物騒な名前のやつは・・・。

 

「中層で黒衣を着た存在がモンスターを片っ端から薙ぎ倒しているの。黒い大鎌や黒い大剣を使っていて、その【黒衣の死神】に睨まれたが最後、死ぬまで付き纏ってくるらしいわ・・・」

 

黒衣、黒い大鎌、黒い大剣。

確かに俺と似ているが、それで俺がそいつだと断言するのはおかしいだろう。

 

「他の証言には、【黒衣の死神】は手ぶらなのに一瞬で武器を取り出す事が出来たり、モンスターの魔石やドロップアイテムを手にすると吸収されたかのように消えてしまうそうよ。噂では魔石やドロップアイテムに含まれる魔力を吸収して強くなっているんだとか・・・」

「へ、へー。そんな噂があるんだな・・・」

「そうなのよ。でも、私は【黒衣の死神】のように『黒衣で武器が大鎌や大剣で武器やアイテムを出し入れ出来る』。そんな事が出来る冒険者を身近で見た事があるのよねー」

 

ジト目で睨みつけるエイナ。

完璧に俺を疑っているな?

 

まあ、その正体は俺で合っているんだが・・・。

 

これは迂闊だったな・・・。

他の冒険者から顔が割れないようにリリのような頭も隠れるローブを着てたのが仇になるとは思いもしなかった。

スキルでの武器やアイテムの出し入れで変な噂も付いてるし・・・。

 

ここで俺が折れれば、エイナの説教コースは免れない。

ここは断固黙秘を貫いてやる!

 

「た、偶々だろ?そんなモンスターがいるなら当分は中層に近づかないようにするかな・・・」

「あらそう?ハセヲ君でないなら、ここにある『【黒衣の死神】の調査』というクエストを発注受理しようかしら?」

「すみませんでした!!」

 

俺はすぐに頭を下げた。

そんな事をされたら本当に大事になってしまう。

 

「・・・まったく。どうして嘘を吐くのかな?私ってそんなに信用ない?」

「い、いや、そういう訳じゃないんだが・・・。下手に報告するとエイナに負担がかかっちまうし・・・」

「下手に報告していなかった結果がこれだって事を理解できていないのかなー?」

「はい・・・」

 

前からだが、どうしてかエイナには勝てないんだよな・・・。

まあ、ほぼ俺が悪いからではあるんだが・・・。

 

「まあ、いいわ。この発注はちゃんと破棄しといてあげる。だから正直に言ってよね」

「・・・ああ、分かった」

 

火の粉を振り払ってもらったんだ。

そのくらいしないと罰が当る。

 

「今日で17階層まで行って来た」

「・・・そう」

「驚かないんだな?」

 

意外と淡白な反応に俺は思わず尋ねてしまう。

エイナは溜息を吐いて答える。

 

「驚いてるわよ。でも、『ああ、なるほど』って納得した気持ちの方が強いのよ」

 

そういうことか。

つまり俺はそれ程、奇想天外な奴だと思われている訳だ。

 

「流石はベル君の師匠だなって事で納得しといてあげます」

「なんだそりゃ?まあ、別に良いけど・・・」

「それと今後、到達階層が増えた時は必ず私に報告する事!いい?」

「・・・分かったよ」

 

面倒だと思ったが、それでまたエイナから説教されるよりはマシだな・・・。

 

「宜しい!それで2つ目の事なんだけど、最近ベル君と一緒にいるサポーターについてなんだけど・・・」

「ああ。リリの事か」

「・・・ええ。【ソーマ・ファミリア】の『リリルカ・アーデ』。ベル君も『リリ』と呼んでたわ。随分と仲良さげだけど・・・」

 

なんか雲行きが怪しくなってきたような気がするけど、何もやましい事はねえから構わずに話そう。

 

「ああ。ベルが組む前に俺とも組んでた奴だ」

「そうだったの?ハセヲ君から見て彼女はどう?」

「俺はサポーターとしてパーティーを組んだのはリリが初めてだからなんとも言えないが優秀なんじゃないか?魔石やドロップアイテムをくすねたり、金をちょろまかしたり、人の物を盗もうとするが、まあ大丈夫だろ」

「ちょっと待って!最後の方で、私の信頼度は限りなく0に落ちたんだけど!?本当に大丈夫なの!?」

 

大慌てな様子のエイナ。

まあ、あの説明で慌てるなっての方が無理か。

 

「これもベルが強くなる為に必要な事さ。それにリリの為にも、な」

「・・・なにか考えがあるようね。分かった。ハセヲ君がそこまで言うなら少しの間は黙っておいてあげる。でも、本当にベル君が危険と判断した時は動くからね?」

「ああ。それで構わねえよ」

 

エイナが俺とベルの担当で本当に良かったと思う。

これが別の担当だったら今頃、俺とベルは大変な目に遭ってたかもしれない。

 

「はあ・・・。貴方達が担当になってから退屈しないわよ」

「この埋め合わせはするさ。何が良い?」

「・・・今度、私のお休みに、豪華ディナーかスイーツ食べ放題に連れて行ってちょうだい」

「了解。じゃあな」

 

俺はエイナとちょっとした約束をして応接室から出て、本来の目的である換金所へと足を進めるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふー・・・」

 

時刻は18時。

南西のメインストリート、アモールの広場にベルはいた。

 

そわそわと落ち着かない様子のベルはある人物を待っていた。

 

「ベルくーん!!」

「あっ!かみさ―――」

 

いつもの活発な声で自分を呼ぶ声に反応したベルはそこに居た人物を見て唖然としてしまう。

 

「えっと、どうしたんだい、ベル君?」

「えっ!?あ、っと、神様に見惚れてしまって・・・」

「うえっ!?」

 

その人物とは、ヘスティアである。

しかし、いつもの髪型ではなく、ストレートに下ろし、服装は清楚なワンピースとベルの目からは全くの別人とも思えてしまう。

 

「そ、その、あ、ありがとう・・・」

「い、いえ・・・」

 

お互い顔を真っ赤にして俯く2人。

このままでは時間が勿体無いといち早く我に戻ったヘスティアがベルに話しかける。

 

「じゃあ、デートのエスコートを頼んだよ、ベル君」

「は、はい!お任せ下さい、神様!!」

 

ベルがヘスティアの手を引いてデートは開始される。

ヘスティアはベルのエスコートで幸せな時が味わえるとこの後のデートが楽しみで仕方がなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『あーっ!!いたーっ』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・え?」

 

だが、現実はそんなに甘くなかった。

ヘスティアが振り向くとそこには顔見知りの女神達がいたのだ。

 

「もしかして、あのヘスティアの隣にいる子がそうなの?」

「きっとそうよ!」

「お風呂で惚気ながら話していた人間ね!」

 

「あっ・・・」

 

わいわい騒ぐ女神たちの会話を聞いて、ヘスティアの大失態を思い出す。

 

ヘスティアは身体に染み付いた酒の匂いを落とす為に『神聖浴場』という神のみが許された清浄な浴場に行っていた。

 

その時に、眷属(ベル)とデートする事をうっかり喋ってしまったのだ。

 

色々と堅いヘスティアが異性とデートというイベントに女神たちが黙っているはずがないと知っていたのにもかかわらずに・・・。

 

「や、やばい。ベル君!今すぐここからへぶぅ!?」

「か、神様!?うわあああっ!?」

 

現れた女神たちによって、ヘスティアは弾き飛ばされ、ベルは女神たちに囲われてしまう。

 

ベルに関してはそれだけでは終わらない。

 

「や〜ん、結構可愛い!!」

「ヘスティアはこういう子が好みなのかー」

「あら、やだ。本当に兎みたい」

 

「む、むぐうぅぅぅ!?」

 

ベルは女神たちに、まるで人形のように抱きしめられたり、頭を撫でられたり、身体の至る所を触られたりと、されるがままの状態である。

 

「べ、ベルくーん!!」

 

ヘスティアの悲痛の叫びはベルに届かない。

自分の無力さに絶望するヘスティア。

 

「かみ、さまっ!!」

「べ、ベル君!無事か!?」

 

しかし、ベルは女神たちの包囲を自力で脱出する事が出来た。

ヘスティアはすぐにベルが無事かどうかを確認する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・僕、もう死んじゃってもいいかもしれません・・・っ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

手遅れだった。

(ヘスティア)には嘘を通用しない。

つまり、その言葉は冗談などではなく、本心だとヘスティアは理解した。

 

「・・・・・・」

「痛っ!?すみませんでしたっ!?」

 

なので、ヘスティアは無言でベルの弁慶の泣き所に蹴りを放つ。

それでようやく我に帰ったベルはヘスティアに謝罪を行なった。

 

ヘスティアはベルに手を差し伸べると、ベルはすぐにその手を掴んで立ち上がる。

 

「逃げるぞ!」

「は、はい!」

 

2人は女神たちから逃げ出した。

しかし、女神たちは逃すまいと追いかける。

 

「待てー!」

「もう少し弄らせなさーい!」

 

「弄らせるか!ボクのベル君にこれ以上触れさせないぞ!!」

 

追いかけてくる女神たちに反論するヘスティアだが、これまた失言だった事に気づいていない。

 

「ベル君っていう名前なのね!」

「ベルくーん!弄らせてくれたら、ぱふぱふ天国をしてあげるよー!」

 

「ぱふぱふ、天国・・・!?」

「ベルくーん!?せりゃあっ!!」

「ごはっ!?すみませんっ!?」

 

名前がバレて女神たちの誘惑に負けそうになったベルだが、ヘスティアの気合いの一撃(腹パン)により、どうにか事なきを得た。

 

しかし、このままでは2人は女神たちに捕まってしまう。

角を曲がってどこか物陰を探そうとしたが、その角のすぐに人がいた。

 

「はぶっ!?」

「うわっ!?」

 

勿論、2人は避けられる筈もなく、ぶつかってしまう。

普通なら押し倒してしまうところだが、ぶつかった人物はしっかりと2人を受け止めていた。

 

「す、すまない・・・。って君は!?」

「ハセヲさん!?」

「何やってんだ、お前ら?危うくプリンが落ちるところだったじゃねえか」

 

2人を受け止めた人物とはハセヲだった。

まさかの人物に驚く2人だが、ハセヲとしては2人よりも片手で持っていたプリンの心配をしている。

 

「どうしてプリンを?」

「それは・・・って、んなことよりどうしたんだ?慌ててたようだが?」

「そ、そうだった!?ボク達、実は追われてて」

 

「追いついたわ!」

「観念なさい!」

 

ハセヲとぶつかってしまった事で女神たちに追いつかれてしまった。

事情を全く理解出来ないハセヲであったが、あの女神たち(ハセヲは一般女性あるいは冒険者と思っている)が原因であると理解する。

 

「あー・・・。事情は分かんねえが、お姉さん方。うちの女神様と弟分が何か?」

「ふえっ!?」

「わわっ!?」

 

ハセヲはヘスティアとベルを自分の胸元へと引き寄せる。

2人は小柄な為、平均的な体型のハセヲでも少しはみ出るが胸元に収まる事が出来た。

 

これで万が一でも女神たち(ハセヲは一般女性あるいは冒険者と思っている)を撃退することができる態勢になる。

 

威嚇として眼光を鋭くする事も忘れていない。

普通の女性ならば、これで蜘蛛の子を散らすように逃げていく。

だが、女神たちは普通の女性ではない。

 

「す、素敵・・・」

「・・・はっ?」

 

どの女神がその言葉(素敵)を言ったのかは分からない。

しかし、それを理解する必要はなかった。

 

「ヘスティア!その子も貴女の眷属なの?」

「えっ?あ、うん」

「っ!?」

 

女神たちの急変に同じ女神のヘスティアは唖然としながら答える。

その答えを聞いた女神たちは、全員ハセヲの方を向いた。

 

そんな女神たちの目を見て悪寒を感じたハセヲは咄嗟にヘスティアとベルを自分の後ろに隠す。

 

だが、その行動は意味がない事にハセヲは気づいていなかった。

 

「お、おい、ヘスティア!あいつら一体なんなんだ!?」

「えっと、彼女たちはボクと同じ女神なんだけど・・・」

「はあっ?女神?あいつらが?」

 

「見て!2人を自分の背中に隠して守ってるわ!」

「まるで、お姫様達を守る王子様みたいね!」

 

きゃーきゃーと黄色い歓声を沸かせている女神たち。

どうやら、興味の対象がベルからハセヲに移ってしまったようである。

 

普通の人間よりも変なリアクションをする女神たちの姿にハセヲはその事実を信じたくなかった。

 

そして、『お姫様達』という単語に自分も入っていると理解してしまったベルはへこんでいた。

 

「ちょっとお話させてもらえないかしら?それがダメなら弄らせてちょうだい!」

「普通逆じゃねえか!?いや!逆だろうと断る!お前ら逃げ、っていねえ!?」

 

ハセヲは後ろにいるはずの2人がいない事に気づく。

かなり離れた所にその2人がいるのを確認した。

 

「ハセヲ君!後は頼んだ!」

「ハセヲさん、すみません!」

「て、てめえらああああああああっ!!」

 

一言を言って逃げるヘスティアとベル。

ハセヲは女神たちへの生贄とされてしまったようである。

 

生贄にされたと理解したハセヲは2人への怒りを表したかのような大きな声がオラリオに響き渡った。

 

その後、ハセヲは女神たちに追いかけられた。

 

それも執拗に追いかけられ、夜が更けた頃にようやく女神たちを振り切ることが出来た。

 

拠点に戻った後はハセヲを生贄にしたヘスティアとベルを正座させて、朝日が昇るまで説教が行われたのであった。




如何でしたでしょうか?

とりあえず、デート回までは書けました。

そこにハセヲを絡ませたかった結果がオチ要員泣

ハセヲは苦労人だから仕方ないですよね笑笑

と言うわけで、次回も早めに投稿出来るように頑張ります!

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