どうにもならない、そんな時…なんだけどさぁ! 作:#任意の文字列
ウルトラマンガイア5話『もう一人の巨人』、情報量の多い話でしたね…我夢の過去、我夢の母親、藤宮博也の登場及び初変身、アグルというウルトラマンの戦い方、ガイアとの違い、そして対立…盛りだくさんな話でした。アグルは初の本格的な戦闘でしたけど、やはりBGMといいガイアとの違いがあふれていてグッドです。
しかし、ボクラグ強いな…初登場補正がありそうなアグルも、これまでゲージが鳴らない時が多かったガイアもエネルギー吸収でピンチに。海水なので肉弾戦は無効にできるトンデモ能力持ち。アルギュロスが乱射に耐えることができたリキデイター一発でやられるくらい熱に弱いのがアレですけど、磨けば輝くと思うんだけどなぁ…
我夢も戦闘に難ありなところが見えて、ますます目が離せなくなったと思います。
キャラクターに変な属性をつけることに成功する二次創作者の屑
「―私は、ウルトラマンよ」
その告白は、自分の心を驚愕で染め上げる。言葉の主―ラキュースさんの腕に装着された『アグレイター』とあわせ、その言葉は自分に大きな衝撃を与えた。
…改めて、『アグレイター』を観察する。閉じた翼が、『ライフゲージ』を模したであろう結晶体を納めた部分から伸びている。そして青く輝く結晶体からは、アグルの力を感じる…ような、気がする。なにはともあれ、イビルアイさんの先ほどの言葉と合わせても、こう考えるのが妥当だろう。彼女こそ、ウルトラマンアグルだと。
まさか、こんな形で会えるなんて思ってもみなかった。驚きに満ちたまま、しばらく『アグレイター』を凝視していると、ラキュースさんはそれを手で隠す。顔を自分からそらしたまま、彼女は語り掛けてくる。
「…その様子だと、これがなんなのか、知っているのね」
「…はい。それは、『アグレイター』。ウルトラマンアグルに変身するための、変身アイテム」
「…アグル?ウルトラマンには、名前があるの?」
「はい、帝国に現れる赤いウルトラマンは、ガイア…それと対になる青い巨人、ラキュースさんの変身するウルトラマンは、アグル、と言われています」
「…そう。名前なんて、あったのね」
ラキュースさんは、そういって顔を伏せる。表情と声色からは、自嘲するような様子が感じ取れた。どうしたんだろう?後ろのイビルアイさんを見ても、仮面で表情は読めないがあまりいい雰囲気には見えない…イビルアイさんが驚いていないあたり、彼女はラキュースさんがアグルだということを知っていたのだろうか。ひょっとしたら、今の自分と『フォーサイト』の皆と同様に、彼女の仲間たちはアグルの正体を知っているのかもしれない。
そういうことを考えていると、ラキュースさんはやっと顔を上げ、こちらを見つめてきた。その表情は、アダマンタイト冒険者のリーダーと呼ぶには、あまりにも弱弱しいものだった。その表情のまま、彼女は話す。
「あなたに、お願いがある。…この力を、ウルトラマンの力を…消す方法は、ないの?」
「…え?」
その内容は、あまりにも予想から外れたものだった。固まる自分にすがるように、ラキュースさんは続ける。
「消すのがダメなら、誰かに、渡すとか!何か、私の中からウルトラマンを消す方法はないの!?ねぇ!」
「ちょ、ちょっと…」
「お願い!私は、この力を「ラキュース!」…!イビルアイ…?」
「…落ち着け、ラキュース」
取り乱す彼女を、イビルアイさんがいさめる。イビルアイさんに肩を引っ張られ、なんとかラキュースさんは落ち着きを取り戻したのか、俯きつつ「…ごめんなさい」と呟いた。
「…私からも詫びを入れさせてくれ。普段は良いリーダーなんだが、この問題ばかりは、どうしようもないみたいてな…今のラキュースには、余裕がない。ここに来たのも、ラキュースのために力をどうにかする方法を探るためなんだが、それが必要なくらいラキュースは苦しんでいる。だから、許してやってくれ」
「い、いえ、そんな…」
「…本当にごめんなさい、アルシェ。…無礼を承知で、もう一度聞くわ。この力を、消すとか、他人に渡すとか、そういう方法は、ないのかしら」
「…それは」
思わぬ問いかけに、言い淀んでしまう。まさか、彼女の依頼がそのような内容だったとは。どうも彼女は、相当追い詰められてしまっているようだし、是非はともかく考えてるべき問題、なのだろう。
…だが、ウルトラマンの力を消し去る方法とは何なのだろうか。ウルトラマンの力は、もし変身者がただの人である場合、自らの力で放棄することが出来るはず。彼女はウルトラマンの力を拒絶しているみたいだし、できないはずはないと思うのだが…この世界のアグルの力は、捨てようと思っても捨てられないとか、そういう力になっているのだろうか。
なら、譲渡するのはどうだろう。かつて藤宮博也は、高山我夢に自らアグルの力を与え、その結果ガイアはV2になったのだ。自分はすでにV2のガイアだが、自分にアグルの力をさらに与えることはできるのだろうか。そう思い、懐のエスプレンダーに、服越しに触れる。…ダメだ。何か明確な兆しを感じたわけではないが、エスプレンダーの中のガイアの光は、アグルの力を加えることを、拒否しているように思える。不可能だと拒絶しているのではなく、嫌だと拒否する意思を、確かに感じる。どうやら、そういう事らしい。
…正直に、伝えるべきだろう。自分を待つラキュースさんに、意識を向ける。
「…ごめんなさい。多分、アグルの力はすでにあなたを選んでしまっています。だから、アグルの力をあなたから捨てるという事は、今のあなたにはできない、と思う…」
「…そんな…じゃあ、渡す方は?」
「…それも、無理だと思います。アグルに選ばれるのは、誰でもいいってわけじゃないはず。アグルは、あなただからこそ選んだ…だから「違う!」…え?」
「私だから、なんてことはありえない!私は、ウルトラマンに、選ばれる資格なんて、ない…!」
ラキュースさんはそういうと、うつむき、座り込んでしまう。その痛々しい姿に、仲間であるイビルアイさんも顔を伏せてしまった。彼女の抱えるものは、それだけ彼女にとって大きいのだろうか。
…知らなくてはならない。ラキュースさんが、何に苦しんでいるのか。何が、彼女を追い詰めてしまったのか。ウルトラマンであるとか、そういうことは最早関係ないだろう。自分の信じるもののため、彼女を知るのだ。
決意を固め、ラキュースさんに近づく。そっと彼女の肩を抱くと、彼女は顔を自分の方に向けてきた。…声もなく、彼女は泣いていた。
「…ラキュースさん。自分になんで泣いているのか、教えてください。ひょっとしたら、それを知れば自分も力になれるかもしれません」
「…いいの?私は、ウルトラマンの力を、捨てようと…」
「構いません。あなたを苦しめるような力なんて、あなたが持っていてもしょうがないです。ウルトラマンの力を捨てたいなら、いくらでも捨てればいいと思います」
「…!」
「教えてください。あなたの身に、何があったのか」
…ラキュースさんは、一瞬自分の言葉にひどく驚い多様な顔をすると、「…ありがとう」と告げた。涙をぬぐうと、立ち上がる。少しだけ、彼女の顔は良い表情になっていた。
「…本当にありがとう。ウルトラマンの力を捨てるだなんて言った、私の願いを聞いてくれて。…捨てていいだなんて、言ってくれて」
「その程度の事なら、構いません。あなたがウルトラマンを無理にやる必要もないですし」
「…そう。ウルトラマンの力を捨てるだなんて言ったら、殴られることも覚悟したけど…あなたは、優しいのね」
「…?」
「…わかったわ。私の事を、教えてあげる」
そう言って、ラキュースさんは再び涙をぬぐう。…今は呼吸を整えている彼女の言葉に、どことなく違和感を感じるが、よくわからない。なにか、重要な乖離があるような気がするのだが…何だ?
やがて呼吸を整え終わった彼女は、顔を引き締め、自分に語り始めた。
「…怖いのよ」
「…何が、ですか?」
「ウルトラマンが」
…は?
「私は、ウルトラマンである事が、怖い。ウルトラマンになる事が、怖い。ウルトラマンに変身して、絶大な力を得るあの瞬間が…自分が、まったく違う存在に変わったって実感するその瞬間が、たまらなく怖い…!!」
「…」
「ウルトラマンに変身するたびに、私が私でなくなるような、そんな底知れない何かを、感じてしまう…だから、私は自分からウルトラマンに変身することが、できなかった。できなかったから、これまで何度も、皆を危機に…この間の、ヤルダバオトとの戦いの時だって、私がウルトラマンになれさえすれば、犠牲はなかったかもしれないのに!ガガーランもティアも、死なずに済んだはずなのに!」
「…ラキュース!二人の事は、あの場にいた私にだって責がある。お前だけの問題じゃない!」
「…ありがとう、イビルアイ。…でも、私が怯えていることは事実。あの感触から、逃げたいっていつも思って…そんな様だから変身しても、まともに戦えない。この間の、化け物を食い止めようとした時だって…周りが見えなくて。だから、あなた達にもきっと迷惑をかけた…だから、私には、ウルトラマンの力なんて、ふさわしくないの」
「…それは、どういう」
…彼女の言葉に、やっと声を入れることが出来た。声を掛けられたラキュースさんは、何故か目を丸くしていた。イビルアイさんも、少し驚いている、ような…
「…驚いた。あなたは、まだ失望しないのね。こんな私を、相手にしているのに」
「…あなたは苦しんでいる。理由が何であれ、失望なんてしません」
「まさか…ウルトラマンが神だって、救世主だって…それをよく知っているのは、あなたなのでしょう?」
「…何を、言っているんですか?」
意味が分からない。神?救世主?ウルトラマンが?何を言ってる?確かに神に近いものに見えるかもしれないが、ウルトラマンは、神様になんてなれっこないのに。
だが、ラキュースさんはいたって本気なようで、自分の反応に驚いた顔をしつつもそのまま続けた。
「ウルトラマンは…私じゃなくて、赤い方のウルトラマン…ガイアは、まさに救世主、四大神の使いか、既存の神とは異なる、新たな神…私だけじゃない、王国ではそういう風に見られているわ」
「…そんな、バカな」
「バカだ、だなんて…ウルトラマンは、英雄の力も何もかも届かない巨大な化け物を、いともたやすく討伐し、人々を救っている、まさに英雄、救世主と呼ぶべき巨人…そういう存在でしょ?」
「…!」
「だからこそ、私はふさわしくないの。ウルトラマンになれるからと言って、私はガイアのように、人々を救えない。それどころか、自分に与えられた力にすら、怯えている…ガイアは、私のように自分に怯えることなく、化け物から人々を守っているというのに」
「それは…」
「もし、ガイアに変身する人がいるのなら…その人は、きっと私よりはるかに賢く強い、救世主と呼ばれるにふさわしい存在。私なんかじゃ、ウルトラマンとして並び立つことは許されないのよ」
そう言って、ラキュースさんは再び顔を伏せてしまった。イビルアイさんも、あまり良い雰囲気には見えない。ラキュースさんがそれだけ本気でウルトラマンの事をそう思っていることが、彼女らの態度からうかがえる。
…合点がいった。そこが、違いなのだ。彼女たちにとって、ウルトラマンは神の使いとか、とても神聖な存在みたいに見られていたのだ。彼女達だけではない。それはおそらく、王国の人、ひょっとしたら帝国やほかの国の人もそうなのだ。ウルトラマンガイアは、怪獣におびえる彼らにとって本当の救いだったのだ。純粋なこの世界の住人ではない自分や、自分をよく知る『フォーサイト』の皆とは、まるで違う視点。想像もしなかった。ウルトラマンが、そういう風に見られていたなんて。
…それは違うと、言うのは簡単だろう。だが、違うといったところで、信じてもらえるだろうか。少し考えて…その考えを捨てる。今、悩んだってしょうがない。
「―ラキュースさんは、すぐに弱音を吐く人ですか?」
「…え?」
「答えてください」
思ったより、自分の言葉はすらっと出た。突然の問いかけにラキュースさんは困惑するも、「…そんなわけないじゃない」とばつが悪そうに答えた。まあ、アダマンタイト級冒険者だからそう答えてくれるだろうとは思っていた。しかしこの流れでこの質問は迂闊だったか?いや、反省は後。
思った通りの回答はもらえたので、そのまま続ける。
「…ウルトラマンは、苦しいとかつらいとか、疲れてもうダメだとか、そんなことは言いません」
「…それは「あなたと、同じで」…何を言っているの?」
困惑しているようだが、構わない。自分とウルトラマンについてのとらえ方が異なる相手の会話はどうすればいいのかよくわからない、だが、今は続ける。
「最初に断っておきます。ウルトラマンは神様じゃない。あなたと同じ、人間です」
「それは…でも、私とガイアは、きっと違う「違いません!」…アルシェ」
「違いはないんです、ラキュースさん!ガイアも、戦うのは怖い、皆を傷つけそうになるのが怖い、死ぬのが怖い!…自分が、受け入れられないんじゃないかって、心のどこかで、怯えているんです」
「…アルシェ、あなたは…」
「怖い思いをしているのは、あなただけじゃないんです。だからちょっとくらい怖いものがあったって、ウルトラマン失格になんてなりません。だってそれは、あなたに心があるって、証なのだから」
「心…」
「怖いなら、乗り越えられるように努力すればいい。それがいつまでも続くことになったとしても…あなたには、まだ未来があります。だから、ウルトラマンになる資格がないだなんて、言わないでください…そんなことはないって、自分が、言いますから。許します、から」
「…そう、ありがとう」
ラキュースさんは、俯きつつ、答えてくれた。…これで、良かったのだろうか。彼女は、ウルトラマンになるのが怖いと言っていた。それにどう答えてあげればよかったのか、自分にはわからなかった。口ぶりからするウルトラマンに変身する事への生理的嫌悪のようだが、それに対する正しい答えは、自分には思いつかない。盲点だったのだ。そんな自分の、つたない答えが、届いていればいいのだけれど。
…不意に、自分の手が、懐に伸びた。
「自分は…」
「…まだ、なにかあるの」
「…自分、は…」
あなたと同じ、ウルトラマンだから。ガイアだから…その言葉は、何故か出なかった。どうして。言えばいい。そうすれば、彼女の救いになれるかもしれないのに。自分は、彼女と同じ、ウルトラマンなのに。…本当に?
「…意外な組み合わせだな」
しばらくの沈黙を、破ったのは、意外な声だった。おもわず、うつむきつつあった顔を上げる。ラキュースさんもイビルアイさんも、驚いた様子で顔を声の主に向けた。
声の主は咳払いすると、毅然とした様子で続ける。
「失礼。村の前で話をされていては、なかなか村に入る機会をうかがえなくてね。声をかけさせてもらった。…やはり、私は空気を読めていなかったのかな?」
そこに立っていたのは、一度見たことのある漆黒の鎧姿。傍らには、美しい従者が立っている。背負われている二本の剣も、いつか見た輝きをそのまま放っていた。
―漆黒の英雄モモンさんと、その従者ナーベさんまでもが、この村に現れたのだった。
「それでは、しばしここでお待ちください」
自分たちを連れてきた村長はそういうと、部屋を出ていく。部屋にはアルシェ、ラキュース、イビルアイを除いた『フォーサイト』と『蒼の薔薇』の面々が残されていた。
この部屋に備え付けられた椅子に座ると、ヘッケランは部屋の天井―所々穴が開いている―を見つめ呟いた。
「…気になる」
「…おいおい、乙女の秘密の話し合いがそんなに気になるってか?詮索するのはマナー違反だぞ?」
「…いや、そういうのじゃないだけどな」
ガガーランからの返答に、天井を見たまま返すヘッケラン。直後そっちも気になるけどよ、と心の中でつぶやくのだが。そんな彼の心境を知ってか知らずか、ガガーランは言葉をつなげる。
「…ラキュースについてなんだが、俺からも礼を言わせてくれ。あいつは、とある理由で最近思いつめることが多くてな…その解決のためいろいろなところを巡っているんだが、その中にアルシェってやつに話を聞くってのがあってな…どうもさっきあの妙な村長と彼女の会話に何か思う所があったらしい。それが火をつけたんだろうな…あいつも悪気はない、許してやってくれないか」
「…それは構わねぇよ。俺もアルシェも、あの嬢ちゃんが必死だってのはよくわかったし…因みに聞かせてもらうが、相談ってのはウルトラマンか、怪獣関連か?前も、漆黒の英雄モモンが似たような用事でやってきたことがあったんだが」
「ああ、そんなところさ…詳しい内容に関しては、ラキュースの口からじゃないと言えないけどね」
「そうか…そりゃそうだ」
そこで会話を切り、ヘッケランはガガーランの方に向けていた視線を再び天井に戻す。どうも、自分たちの仲間である最年少の少女は、ワーカーも怪獣ビジネスも関係ない所で有名らしい。いいことなのか悪いことなのかは判別がつけにくいが、アルシェはウルトラマンもやっている事を考えると、これ以上苦労は掛けたくない。何とか負担軽減の策を考えてやらないとな、とヘッケランはひそかに決意した。
そこで我に返る。いやいやそういう事を考えていたんじゃない。もっと現実的な事考えていたんだった。そう言い聞かせ、意識をこれまでの事に集中する。
ヘッケランが想起するのは、村の事。やはりというか、ところどころ不自然なように見えるのはなぜだ。服とか村の様式に関しては、3000万年前からの文化なんです、で説明がつくかもしれないが、ここに来るまでに感じた生活感のなさ、余所者への手際の良さ。これらについて、ヘッケランはあまり良い考えが浮かばなかった。
そんなことを考えていると、ヘッケランはこの部屋に妙な違和感を感じ始める。
(…甘い、匂い?)
今まで感じなかった、この匂いは何なのか?妙な胸騒ぎを感じ、彼は他の面々に声を掛けようとして。
―幸せは、急に訪れた。
―異変は、急に訪れた。
「…!?」
自分たちの前に立っていたモモンさんが、突然大きくよろめいた。自分がどう声を掛けようかと迷っていた、その瞬間に。思わず駆け寄る。
「モモンさん…?モモンさん、しっかり!」
「…ああ、そうか」
「!モモンさん、だいじょう、ぶ…?」
モモンさんが立ち上がったのを見て、安堵する。だが、それも一瞬。彼は、あらぬ方向を向いている。そこには何もない。なのに、吸い寄せられるように歩いて行った。
「そういえば、今日はギルド全員が集まったんでしたね。うれしいなぁ、皆戻ってきてくれて。これからも俺たちは、ずっと一緒ですね!」
「モモンさん、何を言っているんですか…!しっかりしてください!そこには誰も…!」
「今日は何をしましょうか!そうだ、実は俺…うぐっ!?」
「モモンさん!」
歩いていた彼が、突然バランスを崩し、倒れこむ。とっさに支えるが、やはり巨体だからか、重い。何とか声をかけ続ける。
「モモンさん、大丈夫ですか!」
「…今のは…感情抑制が、私を元に…アルシェ君か、私は、なんとか…」
「なんとかって…そうだ、ナーベさん!」
とっさに、彼の従者の名を呼ぶ。忘れていた。モモンさんには従者のナーベさんがいる。今もそこに…待て。今そこにいたはずの彼女が、何故モモンさんに一番に近づかない?
嫌な予感を覚えつつ、彼女の方を見る。…彼女もまた、あらぬ方向を見ていた。
「弐式炎雷様、アインズ様、そ、そんなに私の事を…!あ。ありがとうございます…!え!私が、一番!?そ、そんな…えへへ」
「な、ナーベ、さん…?」
「…!ナーベ!おいナーベ、どうした!!」
うわごとのように何かをぶつぶつ呟くナーベさんに、モモンさんが血相を変えた様子で飛びつく。まずい。何かはわからないが、非常にまずいことが起きている。そういえば、ラキュースさんとイビルアイさんは?彼女たちがいた方向に、首を向ける。
「も、ももんしゃまぁ…わたしが、す、す…え、えへへへへへ」
「イビルアイ!しっかりして!そこには誰もいない!」
「あ、はひぃ…ちゅ、ちゅー!?そ、そんな!でも、ももんしゃまがいいっていうならぁ…!」
「イビルアイ…!」
そこには、虚空に手を伸ばすイビルアイさんと、それを止めるラキュースさんがいる。ラキュースさんは無事なようだが、仮面を外しているイビルアイさんの顔からは、ナーベさん同様正気ではないことがうかがえる。というか、何故自分とラキュースさんには何もないのか。二人の共通点…これは、そういうことなのか?
混沌とする場、そこに新たな動きがある。
「やはり引っかかったな」
村の方から、青い服の集団が現れる。数は十。服装から見て、おそらくこの村の人たちだ。彼らは各々鎖のような物をもって、こちらを見ている。いったい、なんで彼らが?自分の中に疑念が渦巻く中、彼らのリーダーらしき中年くらいの村人が、こちらの方を指さした。
「連中をとらえるぞ」
「しかし、何やら様子のおかしな者たちがいるようですが…」
「どうせギジェラの花粉がおかしな作用を起こしたんだろう。アレの見せるものの中身までは知った事ではないからな。始めるぞ」
…ギジェラ!そうか、そういうことか!なら彼らの正体は…!
事実にはたどり着けたが、この状況は非常にまずい。現状、ナーベさんとイビルアイさんは動けないし、彼らはどれほどの腕を持つのかわからない。まずは、モモンさんとラキュースさんに声を…!
だが自分が声をかけるよりも早く、村人の一団から二人がこちらに近づく。彼らが手に持った鎖を持ち上げ―次の瞬間、二人の体が消え去った。
「…は?」
リーダーらしき男の、間抜けな声が響く。自分たちに近づこうとしていた連中がいた場所には、大剣を振り抜いた黒い鬼がいた。…モモンさんは、大剣を一団に向ける。跳ね上げられた村人が地面に激突し、動かなくなると同時に、その口が開かれる。
「…ここまでくれば、猿でもわかるな。お前たちが、犯人だな?」
その声は、地獄の底から聞こえたかのような、低い音だった。冷静そうだが怒りのこもった声に、村人たちは一様に短い悲鳴を上げ、一歩下がる。リーダーと思われる男は、恐れを隠さず、喚き散らす。
「な、なぜ!お前たちは、ここで撒いたギジェラの花粉で、夢の中にいるはず…!?」
「…ギジェラか。なるほど。その花粉とやらについては、お前に聞くとしよう。他は…逃がす理由も、ないか」
モモンさんはあくまで冷静な声で、剣を構える。村人たちは完全に取り乱しているが、同じく取り乱しているように見える、リーダーらしき村人の喚き散らすような号令が響いた。
「な、何をしている!奴をとらえろ!!」
その声と共に、村人たちはいっせいに鎖をモモンさんに投げつける。鎖は独りでに動き、多方向からモモンさんを追い詰める。…だが、相手が悪すぎた。
「…ふん」
「な!消え「遅い」た…?ぎゃっ!?」
「はや…ごはっ!」
モモンさんの剣が、村人たちを蹂躙する。モモンさんは、アダマンタイト級冒険者であり、英雄の領域に立っていると聞く。そんな人物相手に、ただの村人―語弊があるがほとんど同義―が、敵うわけもない。英雄たるモモンさんの繰り出す剣技によって、瞬く間に村人たちは吹き飛ばされていった。
気がつけば、立っていたのは、リーダーの男ただ一人。
「ひ、ひいいいいいいっ!!」
喚き散らし、一目散に逃げだす男。モモンさんはそれを追撃しようとして―横から飛び出した鎖に、先を越された。
「…なるほど。捕獲の依頼に便利そうね、これ」
声の主―ラキュースさんは、そういって捕獲された男を引っ張り上げた。
「…それで、どうする?」
村から離れた森の木にしばりつけた男を囲んで、モモンさんがつぶやく。男を囲むのは、自分、ラキュースさん、モモンさんだ。ナーベさんとイビルアイさんは、ここまで何とか連れて来たものの、まだ夢の中だ。
自分とラキュースさんに声をかけたモモンさんは、口に布をかまされ喋れない男の顔をつかみ上げる。やはり、従者をあんな目にあわされて怒り心頭なのだろう。冷静な声が出せるだけすごいと思う。いや、怒るとクールダウンするタイプなのか?何はともあれ、まずは目の前の男だ。
「この男に、ギジェラとやらについて吐かせて、ナーベ…彼女たちを元に戻す方法を「それは、難しいと思います」…何?」
「彼は、ギジェラの花粉と言っていました。あの花粉に特効薬があるなんて、そうは思えない…」
「…なるほど。君のタレントか?だが、彼女たちはどうする?」
「…それについては、自分にまかせてください。まず、試したいことがあります」
そういって、自分は喚く男の後頭部に近づく。男は首を振って必死に抵抗するが、そこはラキュースさんに抑えてもらい、自分は後頭部に手を掛けた。
…彼が、自分の知るある親子と同じ存在なら、ここにアレがあるはず。そう信じ、後頭部をまさぐる。果たして、そこにはアレの入り口となるであろう、引っ掛かりのようなものがあった。それを思いっきり引っ張り―そこを起点に、男の後頭部が、観音開きのように開いた。
「な…!?」「これは…?」
ラキュースさんとモモンさんが驚いているが、構わず自分は、脳のような箇所の下にある、筒状の物体を見つける。そしてそれを引き抜くと、喚いていた男は、完全に沈黙した。
引き抜いた筒を、まじまじと見つめる。赤っぽい液体のようなものが、筒には充填されていた。間違いない、これは―
「―ギジェラエキス」
「…ギジェラ?さっきのギジェラと、関係あるの?」
「はい。…その説明は、後でします。まず彼女たちを助けないと」
「…わかった。私は、何をすればいいかな?」
「モモンさんは、二人を抱えて立っていてください。ギジェラには後遺症があるので、一応モモンさんにもかけておきます」
「了解した」
モモンさんはそういうと、踊るイビルアイさんとナーベさんを抱えて立つ。二人を止めてくれた英雄に対し、自分は得意とする魔法を使用した。
「…〈ガイアヒーリング〉」
ウルトラマンガイアの持つ技と、同じ名前の魔法。効果も光も変わらない魔法が、モモンさんを包み込んだ。
「…ありがとう、ございます。アルシェ―さん」
「あ、どうも…自分の事は、呼び捨てで構いませんよ」
「謙遜することはないと思う…あー!なんてもの見せられてたんだ私はー!」
「忘れた方が賢明よ、イビルアイ…モモンさん、あなたの方は大丈夫?」
「ああ、問題ない…いや、むしろ頭の中の違和感が取れた気がするな。アルシェ君には、改めて感謝しなければな」
イビルアイさんとナーベさんは、何とか回復したようだ。モモンさんも、やはりギジェラの花粉の後遺症があったのか、先程よりも声が明るいように感じる。正直上手くいくとは思えなかったが、ここまで効果があって本当によかった。
先ほど使用した魔法、〈ガイアヒーリング〉は自分オリジナルの魔法である。ワーカーをやっていく中で、光の国のウルトラマンが人間体のまま超能力を行使できるように、自分もワーカーの仕事中ウルトラマンの力を運用できないか、と考え練習した結果、これが使えるようになった。効果は、ガイアでの使用時同様に鎮静作用。また、かつてツチケラ戦で彼を浄化した実績からか、状態異常の回復作用も持っている。ガイアの力を使うので、燃費もいいのが特徴だ。
このことを皆にウルトラマン関連の事を除きつつ話し、話題は村人達のことに移り変わった。口火を切ったのは、モモンさんだ。
「ではアルシェ君…今回君のタレントで分かった事、襲ってきた連中と連中の使うギジェラの花粉とかいう物質について教えてくれ」
「?タレントって?」
「…実は、自分にはウルトラマンや怪獣についての知識を得ることができるタレントがありまして。それを使って、自分は怪獣の事を教えたりしてるんです」
「…なるほど。変わったタレントもあるんだな…」
自分のタレントを知らないラキュースさんとイビルアイさんだが、ひとまずは納得してくれたらしい。…正直、タレントなんて嘘をつくのはやりたくないのだが、今はそんなことを言っている場合ではない。
「続けます。まず、村の人達ですが…村長さんは、自分たちは大昔この地に住んでいた人々の末裔、みたいなことを言っていましたが、それは違うと思います」
「それは…確かに、普通の人には見えないけど」
「彼らは、おそらくここに住んでいた古代の人々の生き残りです。光の巨人がいた時代から、生き残っていた人々、それが彼らです」
「なんだと…!?」
「…古代?」
イビルアイさんが驚愕する、と同時に、怪訝そうな声が、モモンさんから聞こえる。そうか、彼らにはまだ話していない。とりあえず自分たちが『ティガの地』で見聞きしたことを伝えると、彼らも驚きに包まれたようだった。
「そうか…我々も、『ティガの地』と『光の巨人』に興味がわいてここに来たのだが、それが大昔の話で、しかも生き残りがいる、というのはな…先ほどの男は、どうも生物らしからぬ体の構造だと思ったのだが、そこにも何か秘密があるのか?」
「それは、古代人が行ったと思われるサイボーグ手術の成果だと思われます。…サイボーグ、と言うのは自分にもよくわかりませんが、彼らはそうやって不老の体を手に入れて今まで過ごしてきたんです。もっと早く、気がつけばよかったんですが…」
そういって、自分は木に縛り付けられた村人、そしてモモンさんの一撃で四散し、森まで吹き飛ばされていた村人たちの残骸を見る。それらすべてが機械の体をさらしているほか、特徴的な青い服をまとっている。その服を、今の自分はしっかり思い出せる。
―超古代人ヌーク、テラ。彼らは3000万年前からティガの時代まで生き残っていた超古代人の数少ない生き残りの親子で、自身の体をサイボーグ化して生き残りに成功していた。二人は特徴的な青い服を身にまとっており、それがこの村の住人全員が身にまとっている服とほぼ同じ意匠の物だった。今まで思い出せなかったが、ヒントはあったというわけだ。
思い出せなかったことに少し落ち込んでいると、頭に固いなにかが置かれる。見上げてみると、そこにはモモンさんの鎧に包まれた手が置かれていた。…撫でられているのか、自分。
「…!」「な…!」
「…過ぎたことを悔やんでもしょうがないだろう、アルシェ君。思い出せるだけでも、十分だ。気に病むことはない…どうした、ナーベ。それとイビルアイ」
「…なんでもありません」「い、いえ!羨ましいとか、別に、その…!」
「イビルアイ、あなたね…まあいいわ。アルシェ、話の続きを。今はあなたしか、頼れる人はいないから」
「…わかりました」
…どうも、モモンさんの恋愛事情みたいなものに巻き込まれた気がする。自分に向けられるナーベさんの視線は微かに、イビルアイさんの視線はわかりやすく変化していた。自分はモモンさんに対してそういう感情を持ってはいないのだが…ともかく、促されたし、話を続けよう。
「次に、ギジェラですが…名称は超古代植物ギジェラ。かつてここではないどこかで、人類に…世界に滅亡が近付くと、必ず咲くとされた植物です」
「滅亡…穏やかではないわね」
「特徴はその花粉で、花粉には吸いこんだ相手に快楽の夢を見せる効果があります。花粉には依存性もあって…ギジェラは夜間、花粉を出さないんですが、その間花粉を吸ったものは皆花粉を求め争いを起こす…そういう植物です」
「…麻薬そのものね。でも、それならなぜ私とあなたには効果がなかったのかしら。あと、モモンさんも立ち直れたようだし…」
「ギジェラの花粉は、ある体質を持つ人には効きません…その、体質がどういうものかまでは、自分にもわかりません。すぐ立ち直れる人がいるというのも、初めて知りました…あと、ギジェラの花粉は脳の老化を防ぐ効果があって、その効果を取り出したものが、先ほど取り出したギジェラエキスです」
「ギジェラエキス…ギジェラ、か。恐るべき存在だな…」
ギジェラエキスを手に取り、モモンさんが唸る。皆の視線も、そちらに集まっている。…どうやら、ごまかせたらしい。ギジェラの花粉は光の巨人の力を持つものには効かない。すなわち自分とラキュースさんに効かないのは当然なのだが、流石にモモンさんやナーベさんがいる中でそれは言えなかった。しかし、モモンさんがすぐに正気を取り戻したのは本当に謎だ。何か、特殊な体質があるのだろうか。
超古代植物ギジェラ。ティガの世界で滅びが迫ると咲く植物怪獣。超古代文明の滅亡の原因の一つでもあり、信じられない繁殖力で世界を瞬く間に支配し人類を緩やかに滅ぼす怪物だ。…とはいえ、今回はギジェラと戦う必要はないだろう。ギジェラがここに咲いているなら自分たちは朝日が昇るとともに壊滅していただろうし、その場合あちこちにあるはずの小さなギジェラの花も見かけてはいない。ギジェラ本体も目立つから、そういうのが見当たらない以上、ここの村人たちは花粉だけを使っているとか、そういう事だろう。そうであってほしい…というのは、贅沢か。
説明が終わったところで、話題は自然と村人たちの事についてとなる。自然と、自分たちの視線は、もう動かない村人に向けられる。
「…さて、どうしましょう。手っ取り早いのは、そこにいる村人を起こして、なんとか話を聞きだすことだけど…」
「モモン様、私が思うに、この下等生物は人間、というより今まで私が見てきた存在すべてとまるで異なるものです。はたして、尋問が有効かどうか…」
「ナーベの言う通りだな…下等生物なのかはともかく、こいつは我々の常識が通じる相手ではない。ギジェラエキスを…ダメだな、抜けば完全に沈黙する以上、扱いが難しい」
「モモンさま…アルシェ、お前のタレントは、なにかこう、こいつらのもう少し詳しい情報とかわからないのか?」
「いえ、自分には、彼らの事はあまりよくわからなくて…ごめんなさい」
「そうか…」
イビルアイさんの声と共に、場が沈黙に包まれる。こうなれば状況から推理していくほかないだろう。今ヘッケラン達がどうなっているかはわからないが、あまりいい待遇を受けているとは思えない。何とかしなければならないが、かといってこのままいってもまずいだろう。何か考えないと。何か…
「そういえば、君たちはあの村の奥の遺跡で村長の説明を受けた、と言っていたな…そこから、なにかわからないか」
「いえ、私たちには…あそこには街の残骸と巨人像があって、そこに昔住んでいた、くらいしか…」
「あと闇がどうとか…他には、巨人像を再現した新たなる像を見せる、みたいなことを「待って」…どうした?」
イビルアイさんの言葉を切る。自然と皆の視線が、自分に集まる。だが、自分は今それどころではない。いろんなことが、頭の中を駆け巡っていた。
思い出せ、村長さん、いやあの村長は、何を言っていた―?
『現在、この下に作った特別な空間で、まだ綺麗な巨人の残骸をかき集め、組み合わせることによりできる新たな巨人像を村の者総出で作っております』
『そういえば、『ティガの地』の言い伝えによれば、巨人像にはいずれ光が宿り、蘇ると言われております』
…!!そういう事か!そういう、事なのか!
「…ここの人たちの目的が、わかったかもしれません」
「何…!?本当か?」
「…はい。あの人たちは、おそらく巨人を復活させるつもりなんです」
「…復活、ですか」
ナーベさんの訝しむ声が聞こえる。皆の視線も、こっちを向いたままだ。続ける。
「これはあくまで最悪の予想ですけど…彼らの狙い、それは、自分たちが作った新しい巨人像に、光を注入し、復活させ、自分たちの尖兵にすること、だと思います」
「復活…ウルトラマンを、蘇らせる、と言う事?それれって…」
「復活させるための光は、人間を変換…生贄に捧げることで、作り出されます。自分たちを捕まえようとしたのは、その生贄にするため。そう考えるとしっくりくるんです…!」
「…そんな!じゃあ、皆は!」
ラキュースさんは、自分の言葉にひどく驚いた様子で、顔を青くしている。無理もない。他の人たちも、驚いているようだ。かく言う自分も、あまりいい思いはしていない。
―F計画、というものがある。ネオフロンティア時代に行われたそれは、巨人の残骸から新たな巨人を作り出し、そこにウルトラマンたる者の光を注入し人類最大の防衛兵器・ウルトラマンを作り出すというものだった。もちろん、これを村人たちが再現出来るわけではないかもしれない。だが、彼らの飛ぶ鎖を見る限り、自分が知らない技術を持っていると考えるべきだ。村長さんは巨人の復活を強く望んでいたようだし、ここは最悪の予想が当たる事を想定しておく。
そして、自分の最悪の予想は、皆にも理解してもらえたらしい。
「…マズいな、君たちの仲間は助けなくてはならないし、そのような可能性がある以上、村の連中の目論見は潰しておくのが無難か…」
「そうですね。モモンさ―んは、もちろん最強ですが、下等生物のしもべが増えるのは喜ばしいことではないかと」
「どちらにしろ、私たちを襲っておいて目論見通りにさせる義理はない…そうでしょう、イビルアイ」
「ああ、落とし前は必ずつけさせる…お前もそれでいいな、アルシェ」
「うん、皆は、必ず助けます…!」
全員が、一つの目的の元一致団結する。したように思う。そして、どう攻めるか―その話になった時、二人のアダマンタイト冒険者の代表者は、同じ結論を出した。
「「夜襲する」」
自分たちの行動は、ここに定まった。
後編は10月13日土曜18時ちょうどに投稿予定。作者は自分を曲げないよ!
皆もウルトラマンチャンネルにてウルトラマンガイア6話『あざ笑う眼』を見よう!
ところで作者、この度ギジェラを取り扱いました。つまりそういう事ですので、次回は覚悟してお読みください。