今私はエリーザのラボにいる。ラボとは、私が海鳴市に買った屋敷の地下を利用してエリーザが作り上げた場所である。中に入ってみると戦車やミサイル、戦闘機だけならまだしも、88mm高射砲に80cm列車砲、全翼戦闘機など変態兵器までも置いてある、だがここに置いてあるということは未完成か失敗作なんだろう。あの戦争狂が使える兵器を出したままにしておくはずがない。
なんで私がエリーザにラボに呼び出されたかと言うと私に頼みたいことがあるらしい。しかし、エリーザの頼みがまともな試しが今まで一度もないので嫌な予感しかしない。この前なんて、「人手が足りないので、レギオン出して下さい」とかぬかしてきた。勿論断った、何故そんなことのために、創造を使わなくてわならない。仕方がないのでその代わりに私が手伝ってやった。列車砲なんて一人で作ろうと思わないだろう普通。いや、だからレギオンを出せとかい言ったんだろうか。
「あ、お母さんラウラお姉ちゃんが来たよ」
今喋ったのはエリーザの助手にして娘エリカ・アルペンハイムだ。一人で列車砲を作ろうとした後流石に一人は無理だと悟ったのか何処からともなく連れて来た黒髪の美幼女だ。エリーザが捨て子と言っていたがその時赤子だったので史実かどうかは不明だ、エリーザのことだから誘拐の可能性も否めない。余談だが原作メンバーと同い年で聖祥小学校に通っている。
「ラウラ少将来てくれたんですね。」
残念美少女エリーザが娘の声に反応して奥からやってきた。
「エリーザ、何故私を今回呼んだ。まさか前回と同じ事は抜かさないよな」
「まさか、そんなこと言いませんよ。今回呼んだ理由はエリカにエイヴィヒカイトを施して欲しいんですよ」
「なに馬鹿なことを言ってる、エリカはまだ八歳だぞ。確かに同年代から見れば大きく十歳位に見えなくもないが、それでも小さい。エイヴィヒカイトを施せばそれこそ不老だ。一生この姿のままになるぞ」
本当なに言ってるこの馬鹿、小さい子が好きだからって娘をエターナルロリにしようとするとは。
「わかっています、ですがこれはエリカの意思でもあります」
「おい、エリカ。それは本当か、この馬鹿に脅されたのか?それとも、薬か何か打たれて正常な判断ができなかったのか?」
「違うよ、ラウラお姉ちゃん私が自分自身で決めたんだよ。この姿で居られるってお母さんから聞いたから」
これは重症だ。まさか、エリーザに影響されて変態になってしまうとは。
「それに、聖遺物を使えるようになればお母さんやお姉ちゃんたちの役に立てるかなと思ったから」
「本当にいいんだな、エイヴィヒカイトを施して聖遺物と契約すれば成長しないし、殺人もしなくてはならなくなるぞ。それでもいいなら私は止めない」
「勿論、それで役に立てるなら」
意思は固いな、それにこの年でもう渇望を持っている。これなら大丈夫だろう。ただ私としてはもう少ししてからでもいいと思うのだがな。
「それじゃあ、ラウラ少将エリカの聖遺物を決めに行きましょう」
「お前に仕切られるの癪だが、わかった。じゃあ行こうか」
私たちはエリーザのラボを出て聖遺物となったものを保管している部屋に来た。
「大量の聖遺物の中からお前に合った物を選べ」
「わかった、ラウラお姉ちゃん」
そう言って聖遺物を探しに行った。こうやってもしものために戦時に聖遺物を集めてたがまさか役に立つとは思わなかった。だが、あの戦争狂が娘のために私に頼み事をするなんてな。
「しかし、まさかお前が娘の為に私に頼み事をするなんてな」
「親になってみるとわかるんですが子供はかなり可愛いんですよラウラ少将」
「そうか。しかしエイヴィヒカイトの事はお前がエリカに進めたのか?」
「それがあの子に昔話して以来話してなかったのに、この前突然エイヴィヒカイトを施して欲しいって言ってきたんですよ」
こいつは親バカだな。娘に頼まれたから私に頼むなど、戦時のエリーザからは考えられんな。やはり子を持つと変わると言う事は本当なのか。
「お前変わったな」
「そうですか?それよりも、ミサイルの発射実験をしたいんですがよろしいですか」
前言撤回、何一つ変わっていなかった。
「馬鹿か、そんなこと許すわけないだろう」
「そ、そんな」
本当に心底悲しそうにしている。
そんな事を話してるうちに選び終わったのかエリカが戻ってきた。
「選んできたのかエリカ」
「うん、選んできたよラウラお姉ちゃん。」
そう行ってエリカが見せて来たのは縄だった。そう、ワルシャワ刑務所で使われていた絞首縄を素体とした聖遺物だった。
「こ、これでいいのか。本当にこれでいいのか」
何十年かぶりに動揺した。なんでよりにもよって形成(笑)さんの使っていた聖遺物を持って来るなんて思ってもいなかった。
「うん、これでいい」
そう、満面の笑みで答えられた。
こうしてエリカの聖遺物は決まった、ワルシャワ刑務所の絞首縄、