美竹蘭は 兄の姿を一度も見たことがない 完結   作:セブンスランス

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最終回です
暇つぶしに見ていただきありがとうございます。

それではどうぞ


最終話 美竹蘭は もう一度お兄ちゃんの姿を見たい

お父さんにバンドを認められ

わたし達は楽屋で喜んで居た。

楽屋に居た刀夜も居なかった、さっきまではいたはず。

家に帰ったのかな?

 

帰り道、懐かしき公園を見つめ幼馴染のモカ、巴、つぐみ、ひまりと

今後とこれからを話し合う

 

つぐみ

「あ、あのっ!」

 

つぐみがみんなに視線をこちらに向ける

 

つぐみ

「目指せ武道館とか、どうかな?」

 

それを聞いた蘭達、笑っていた。

 

つぐみ

「だ、ダメかな?」

 

「いや、いいと思うよ」

 

「武道館でアタシ達の音を伝える

いいかもなそれ!」

 

みんなが賛成し

次の目標は武道館でライブをする事に

 

そして、あたし達はこれからも幼馴染達と夕焼けを見るのであった

 

 

夜 美竹家

 

あたしは家に帰るとお兄ちゃんの靴がない事に気づく

お父さんに聞くと、真剣な表情を見せ

わたしを見る

ちょうど母さんも居て、わたしは聞かされる

 

「…え…?」

 

あたしは固まった、だってお兄ちゃんは何も言わずにわたしの前から消えた事

理由は

海外のバンド関係のことでしばらくは帰ってこないらしい

 

「…いつ…戻ってくるの…?」

 

あたしは父さんに尋ねる

父さんは少し悩み、口にする

 

父さん

「…わからない、一年…もしくは3年くらいは戻って来ないかも知れん」

 

その言葉を聞いて、涙を零す。

せっかく父さんと分かり合えたのに。

それでお兄ちゃんは勝手わたしに内緒で居なくなるのは…余りにも理不尽だよ…

 

あたしはリビングを後にし

部屋に行き、ベッドにのり顔をうつ伏せの状態なり

泣いた。

 

しばらくするとスマホからLINEが届いて居た

モカからだ

 

「…おつかれモカ」

 

「…え?元気ないって…?

あたしはいつも通りだよ…」

 

「…うん、また明日、ね」

 

LINEを終わらすと

蘭は仰向けになり天井を、見上げ、腕で顔を隠す

 

「…お兄ちゃんの…馬鹿…」

 

気がつくとあたしはいつのまにか寝て居た。

 

あれから8ヶ月の月日が流れた

 

家に帰ると、父さんから

「蘭宛に手紙届いてたよ」と手紙を渡される

 

「誰から?」

 

と聞くと、父さんは「刀夜からだよ」と蘭に伝える

 

あたしはとっさに部屋に戻りお兄ちゃんからの手紙を見る

そこには

 

刀夜

 

あー?元気にしてるか?

悪いな、何も言わずに蘭達の前から消えて

いや、自分でも分かってたんだ本当は一言言ってとけば良かったって

だけど、蘭の悲しむ顔は見たくなかったからあえて言わない事にしたんだ

 

俺は今海外でバンド、ベースの事をしてる

新しい友達と毎日のようにバンド三昧してるよ笑

ちなみに今年の冬には帰るから。

楽しみにしとけよ?

12月中会いましょう 刀夜より

 

「…馬鹿だよ…お兄ちゃん…」

 

時間は進み12月25日

あたしは一人、星空を見に来ています

 

「…凄い…」

 

あたしは木の階段を降り。

星が一番近くに見える丘に居た。

 

???

「やれやれ、久し振りに来たけど人が居たのか。」

 

声がする方へと蘭は向く。

青いギターバックを持った黒髪の男子がいた

 

「ぁ…」

 

???

「…!ら、蘭!?」

 

「お兄ちゃん!?」

 

刀夜

「いや、なんで蘭がここに…?

それに星空見にくるなんて珍しいだろ?」

 

「わたしも星空は見るよ?

それより、なんでこっちに来てて連絡寄越さなかったの!

あたしがどれほど…心配してたの…分かる…?」

 

蘭の目は今でも泣きたそうな顔をしていた。

 

刀夜

「…!蘭!」

 

俺は蘭のところに向かう

 

「…お兄ちゃん…お帰り…なさい…」

 

刀夜

「あぁ、ただいま…!」

 

その後、蘭が泣き止むまで頭を撫でた

するといつのまにか蘭は寝ていた

 

刀夜

「やれやれ、送ってやるか」

 

俺は蘭を背負い、久し振りの実家に帰っていった

家に帰ると玄関で父さんが驚いた顔でこちらを見る

 

父さん

「刀夜、いつ、帰ってたのかね?

…蘭?寝てるのか?」

 

刀夜

「しばらく道草してたら蘭に会えた、それに。久し振りに会えて疲れたかと思うよ

部屋に連れてく、それでいいよな?父さん?」

 

父さん

「…分かった。

…お帰り、刀夜」

 

刀夜

「…!ただ今!」

 

翌朝、あたしは目がさめると自分のベッドの上にいた

部屋を見渡す、すると扉から男の声が聞こえる

 

刀夜

「蘭?起きてるか?」

 

「…起きてるよお兄ちゃん」

 

刀夜

「あー?その…なんだ。

昨日は色々心配かけたな。

…何も言わずに蘭の前から消えてごめん」

 

お兄ちゃんは扉を開けずに声だけ出していた。

 

「…お兄ちゃん、部屋に入って言ってよ?

…それともまた黙ってあたしの前から消えるの…?」

 

刀夜

「…ごめん」

 

「…」

 

あたしはベッドから起き上がり

扉に行くそして

 

ガチャリ

 

刀夜

「!蘭!」

 

「お兄ちゃん!」

 

蘭は扉を開けた瞬間。

蘭は俺の腕を引っ張り中に入って行く

扉に倒された俺は

蘭の目には涙を流していた事に気づく

 

「お願い…もぅ、どこにも行かないで!

黙ってまたあたしの前から消えないで!

ずっと…お兄ちゃんと一緒に居たい!」

 

蘭は涙をこぼしながらもこちらを見る

黙って俺が居なくなってしまったことは俺の責任でもある。

だから、俺は

 

刀夜

「…蘭…

俺は正直、蘭を大事な妹だと俺は思ってる

お前だってそうだろ?大事な兄がいるからAfterglowの事を精一杯頑張ったんだろ?」

 

「…えっ…」

 

刀夜

「俺だって心配してたさ、蘭がいつ、俺に相談にしてくれるのだろうと待ってた、だけど、蘭。

お前は一人で溜め込んで耐え続けて来たんだろ?」

 

刀夜

「もちろん、部屋で泣いてる事だって知ってる

父さんの事や、幼馴染での関係、バンドをこれからも続けられるかなという不安」

 

刀夜

「…お前は強くなった

大切な幼馴染を持った自慢の妹だ。

父さんにも認められた事、蘭。一番喜んでたのは蘭だっただろ?」

 

刀夜

「蘭、俺が居なくてもきっと親友と共に歩んで行ける

お前が決めた夢、道はお前自身決めろ

俺も俺が決めた道を進む。」

 

「…お兄ちゃん…」

 

刀夜

「…親友を信じろ、これからのバンドも自分の意思で自分の目で世界を見て欲しい。

…俺はそう願う。」

 

「…あたしは…あたしの道に進め…

お兄ちゃん…ごめん…」

 

刀夜

「…俺こそ…ごめんな…

もう、一人にはさせないから…」

 

俺は蘭の頭を撫でる

蘭は俺の服の上で顔を隠し、静かに泣いていた。

 

しばらくすると蘭は「お兄ちゃん、これ」と手に持っていたアクセをこちらに渡す

 

刀夜

「これ…俺が前に無くした刀に似てるアクセじゃないか

どこで?」

 

「あたしのギターケースの中に入ってた

…お兄ちゃん、わざと置いたんでしょ?

あたしがライブ成功する事を祈って」

 

バレてたかと言わばばかりの顔をする、俺は

慌てて誤魔化す

それを見た蘭は笑っていた

 

蘭と話し合いが終わり

リビングに行くと父さんや母さんがテーブルに居た。

俺と蘭もそのテーブルに行き、家族久し振りの朝ご飯を食べた。

 

そして、昼頃

 

美竹家 前

 

「…これからモカ達とcircleに行くけど来る?お兄ちゃん」

 

刀夜

「そうだな、久し振りに蘭の上手くなったバンド見たいし」

 

「…!それじゃ行こう!」

 

蘭は俺の手を握りに一緒に走って行く

 

「お兄ちゃん!」

 

刀夜

「どうした?蘭!」

 

「あたしお兄ちゃんの事大好きだよ!

これからも、ずっと!」

 

刀夜

「…!俺も大好きだ!

蘭!」

 

二人は、幼馴染達とcircleに行く

ライブハウスに入り

刀夜は蘭の久し振りのバンドをこの目に焼き尽くした。

この事は一生忘れない思い出を…

 

美竹蘭は 幼馴染とお兄ちゃんとそしてバンドをこれからもずっと…




暇つぶしに読んでいただき誠にありがとうございます

最後終わり方がよくわかんないですが、これで完結となります。

次回作はないと思いますが、もしかしたら今まで語られて居なかった
刀夜の外伝的なストーリーが今後あるかもしれません。

それでは最後になりますが、本当にありがとうございます。
それではまた。
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