美竹蘭は 兄の姿を一度も見たことがない 完結 作:セブンスランス
美竹蘭はお兄ちゃんの姿を見たことが無い 外伝
ついに最終回です。
ではどうぞ!
家に帰るとタイミング良く、蘭と玄関ですれ違った。が
なにやら、蘭の様子が少し違っていた
刀夜
「どうした?蘭
なんか、元気なさそうだが…」
蘭
「なんでもないよ、気にしないで」
と、そこで会話を終わらせようとしていたので刀夜は蘭の肩を掴み
軽くマッサージをした。当然蘭本人は驚いた表情を見せ
刀夜ににらめつけてくる。
蘭
「お兄ちゃん!やめて!」
刀夜
「わりぃ、でもそんぐらいの元気があるなら、まだ大丈夫そうだな」
蘭
「…お兄ちゃんには関係ない話しだから、部屋に戻るね」
蘭はそう言い残し、上に上がって行き自分の部屋に戻っていき
刀夜や唖然とした状態でしばらくしてから部屋に入っていく
刀夜
「(なんか、あったんだろうか…まさかまた幼馴染達と自分が書いた歌詞の意味がわからないからって理由で話したくない状況なのか…いや、違うか…)」
考えていると隣から音がして
刀夜は声を出して、扉越しの先にいる人に返事をした
蘭
「お兄ちゃん、ちょっと良いかな?」
刀夜
「どうした?また幼馴染達と喧嘩したから悩みに乗ってくれって?」
蘭
「それは違うから、そうじゃなくて
一緒に、天体観測見に行かないかなって」
その言葉を聞いて、刀夜はホッとした。
刀夜
「天体観測か、良いよ
今から行った方がいいか?今日父さん達も帰り遅いみたいだしさ」
蘭
「そうだね
あたしは準備してるからお兄ちゃんも早く準備してよね」
約束を交わし、刀夜はクローゼットを開けて
冬の服を装着する
刀夜
「こっからだと…隣街の山かな
…あれ、そういえば前に弦巻家の別荘があったとか聞いたな…
まさかそこまで行くのか?」
考えていると、下の方から蘭の声が聞こえて来て
俺は急いで蘭の元へと向かっていく。
玄関に着くと、プライベートで良く服やいつも通りのマフラーを
首に巻いた状況で腕を組んでいた
蘭
「おーそーい!」
刀夜
「わりぃ、準備に手こずっちゃて
行こうか?」
蘭
「うん!」
家の鍵をしっかり締めて、俺と蘭は
天体観測が出来る場所に向かっていく
電車に乗り、終点の高山駅まで二人は窓を眺めたり
話をしながら時間を過ごしていた。
目的地の場所に着くと
辺りはすっかりと夕陽が沈んでいた状態だった。
ロープウェイとリフトのどっちに乗るか迷った所
リフトに乗る事にし、お金を払い
蘭と刀夜は一緒にリフトに乗る、山を越えていく
蘭
「なんか、久しぶりだね
お兄ちゃんとリフト乗るの」
刀夜
「あはは、確かにな。
あん時の蘭、父さんにしがみ付いたまま泣いてたっけな?」
蘭
「ちょ!?言わないでよ!!」
昔話をしながら俺は蘭と会話をして
しばらくして、リフトの終点に辿り着き
係人の指示に従いながら降りていく
この時間帯だと、そこまで人が多くいるというわけでもなく
スムーズに山を登っていく
人盛りが居ないベンチを見つけ、二人はそこに座る事にした。
刀夜
「ふぅ…丁度良い場所見つかって良かったな、蘭」
蘭
「うん!
あ、見て!星だよ?」
指を指す蘭の先を見ると
街の灯りと共に空は青く、数え切れないくらいの星が
輝いていた。
刀夜
「…綺麗だな」
蘭
「そうだね
…流れ星とか流れないかな」
刀夜
「流れたら、蘭はどんな願い事するんだ?」
予想してなかったのか蘭は一瞬だけ驚いた表情を見せた
蘭
「えーと…考えてなかった…」
刀夜
「おいおい」
蘭
「お、お兄ちゃんだって!
お願い事とか!あるよね!」
刀夜
「…俺は…」
蘭
「?どうしたの?」
刀夜
「…もし、願うなら…」
これからもずっと、蘭と一緒に入られますようにと
口にする、刀夜。
それを聞いた蘭は顔を真っ赤にした状態で目を逸らした
蘭
「お兄ちゃんのばか…」
今でも泣きそうな、蘭の姿を見た刀夜は
頭を撫でてやった。
蘭
「あたしも、これからもずっと一緒に入られますようにって
お兄ちゃんと同じお願い事する」
刀夜
「そうか、これからもずっと一緒だからな」
蘭
「うん!」
二人は時間が来るまで、星空を眺めていた。
帰り道、蘭が途中で眠てしまい、電車に降りる前に
蘭をおんぶをした。
夜道に歩く二人、星空の下で刀夜は小さな声で呟いた
刀夜
「お休み、蘭」
エピローグ
季節は変わりゆき、4月頃
俺は、再び海外に行くことになった。
勿論2回目なので、妹の蘭には凄く不機嫌そうな表情をしていた
刀夜
「また、3ヶ月後になったらこっちに戻るからさ
それまではいい子にいるようにな、それもバントも頑張れ」
蘭
「分かってるよ、お兄ちゃんこそ、あっちでもバンド頑張って」
蘭父
「刀夜、気をつけて行って来るんだよ?いいね?」
刀夜
「分かってるって
そんぐらい心配すんなって父さん」
蘭母
「連絡はちゃんと寄越しなさいね?刀夜」
家族で見送られる刀夜はカバンを持ち
後ろで蘭達がいる事を確認して、手を振り
別れを告げ、国内の中へ向かっていく
蘭
「…元気で、お兄ちゃん…」
美竹蘭は、バンドを続けて、歌い続ける
いつか、帰って来るお兄ちゃんの為に。
はい、これにて外伝はこれで最終回を迎える事が出来ました。
暇つぶし程度に、読んでいただき誠にありがとうございます。
約半年くらいに書いててすっかりと忘れていた作品でした。
一応、ストーリーはこれでお終いです。
その代わり最後が雑な終わり方ですみませんでした
では、いつかまたお会いしましょう、お元気で