ペロロンチーノに愛の手を?を副題にしようかと思っています?
ユグドラシル……それはゲームとしては当時斬新なものだった。
課金が必要だとは言えプレイヤーの分身たるアバターを"自由"に作れるという画期的な物だった。
ユグドラシルがサービスを開始していくつかの季節が過ぎた頃
"彼女"はそのゲームを始めた。
「コレが叔父様の言っていたユグドラシルと言うゲームですね。」
蒼く輝く眼をコンピューターの画面に向けて少女は呟いた
遺伝子操作されたのか黒髪黒目の両親からは到底生まれないであろう白銀の長い髪は画面の光を反射して輝いていた。
彼女は恵まれた環境と才能に育まれ、何不自由しない生活を送っていた、ただ退屈だったのだ。
自分ではどうにもならない事というものを体験した事が無かっただけで……
「やぁ、我が姪よ!相変わらず覇気が無いなぁ!そんなに退屈か?」
彼女にとって唯一の救いだったのは時折訪れては未知の世界の話をしてくれる、父親の兄…
大学教授をしている伯父の存在だった。
伯父の話は楽しかった…曰く、冒険の最中に骸骨を拾って仲間にした奴が居る、とか
大自然?とか言う昔の景色が好き過ぎてゲーム内で再現した奴が居る、とか
仲間が倒されたから倒した連中をギルメン全員で泣いて謝るまで倒し続けた、とか
最後のは若干引いたけど……それでもこの退屈な日常生活を送る彼女にとってはその世界の話は楽しかったのだ。
伯父の話を聞いて少ししてから、彼女は今まで一度として言ったことのなかったワガママを両親に言った。
習い事などは続けるから「ゲームをさせて貰えませんか?」と、
母親は反対したが、伯父と意外にも父親が賛成してくれた為、
案外簡単に彼女はゲームを始めた。
最初に始めたのは叔父から話を聞いていた、古代中国の三国時代のゲームで、所謂無双系と言われるゲームだった。
それからも彼女は唯一の趣味としてゲームだけは続けていたが、ある日ふと気づく
伯父のやっているゲームは何というゲームだっただろうか?
そう考えた時、ゲームの名前自体伯父の口から聞いた事がないという事に気づいた彼女は、最近疎遠になっていた叔父に自ら連絡を取った。
「ん?久しぶりだな、我が姪よ!………そうだな、そんな事もあったなぁ…ん?ゲームの名前?言ってなかったか?ユグドラシルって言うオンラインゲームだよ。」
「ユグドラシル………それが伯父様のやって"いた"ゲームの名前……。」
電話口で懐かしそうにそう呟く伯父の言葉に今はやって居ないのだろうと思った彼女はそう返すと叔父は嬉しそうにこう続けた。
「そうだな……モモンガ君にも悪いし良い機会だ、もしお前がユグドラシルを始めるのなら私が一緒にやって手解きをしてあげよう。」
……その日の夜、彼女は今まで一度としてプレイした事のなかったオンラインゲームを始めた。
……それが異世界への片道切符になるとも知らずに…………。
主人公の容姿は某無双ゲームの夏侯の姫様を少し成長させて銀髪に青目をイメージしております。
教えた事は直ぐに覚えて実践、発展が出来るような能力を持っている、という設定です。
5月30日ご指摘により一部修正しました
次回の話で玉藻の取る作戦は……
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わたしの歌を……キケ……の音響兵器作戦
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野郎ども!波に乗るぞぉ!……の物理突攻
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まさかのメタルヒーロー?投入