風邪には気をつけましょう。
取り敢えずロボ回です。登場するのはあまり馴染みのないロボですが友人からのプレゼントで作者的には結構お気に入りです。
ギルドであるアインズ・ウール・ゴウンは合議制の多数決で物事が決まる。
今日も、あるギルメンから提案された事案をログインしているメンバーが円卓の間で話し合っていた。
「「「「「それでは、決定ですね(だな・だ!!・であーる!)。」」」」」
会議が始まる前からモモンガは嫌な予感がしていた…
何故なら、今日はログインしているメンバーが非常に少なく、多数決をとる日だとギルドの全員に通知を出していた日だったからだ、目の前にはぶくぶく茶釜さんやペロロンチーノ、へろへろさんなど計20名しか居ない…普段なら30名以上は集まるのだが……
嫌な予感の大元は恐らく緋袴を基調とした服装の上から"白衣を着た"玉藻さんだろう…そしてその周りにいるメンバーだ。
「熱素石の1つを使用したいです。」
会議が始まると、あまのまひとつさんが席を立ち一言
どうぞ?と、続きを促すと円卓の中央にある2種類の3Dホログラムが現れる。
1つは言わずと知れた我がギルドの攻城戦専用NPCでもあるガルガンチュアだが横に並び立つメカメカしいロボットは見たことがない…………ん?ロボット?!
「此処からは我輩が説明するのであーる!……ポチッとな。」
あまのまひとつさんが着席すると同時に最近の問題児三連星と呼ばれ始めたガーネットさんがもはや定着し始めた口調で話を始め何やらボタンを押す動作をした。
ボタンが押されるとそこにはナザリック拠点"防衛用"及び輸送用NPC作成案!!!!
と、デカデカと書かれたテキストウィンドウが現れた。
「皆は知っているはずであるが、ガルガンチュアはあくまで拠点攻撃又は防衛を主眼に置いた超巨大ゴーレムであるが、他のギルドにもその様な存在は必ずある、そして!他の拠点持ちのギルドにあって我輩たちのギルドに無いもの…………それは移動手段なのである!そう!そこそこ!それしかないのであーる!。」
そう雄弁に語るガーネットの背中に、雷のエフェクトが見えた気がしたモモンガは疲れてるのかな?と、あるはずのない頭痛を緩和させるため眉間に指を当てた。
「確かに大手のギルドって代名詞になる様な乗り物持ってるけど……あれってなんか意味あるの?ゲートの魔法あるからそこまで必要じゃないんじゃないかな?」
「確かに、かぜっちの言う通りだと思うなぁ、だって代名詞になってるって言ってもボクGvG以外じゃそんな乗り物見たことないよ?」
ぶくぶく茶釜とやまいこが難色を示すと、
「いや!必要だと思うんだ、だって俺たちもう上位ギルドの1つなんだから象徴というか紋章以外にもコレこそナザリック!!って言うのはいいんじゃない?」
「そうだ♪そうだ♪必要だ♪♪」
と派手な軽鎧を着たペロロンチーノが珍しくぶくぶく茶釜に反論をすると、るし★ふぁーが賛同する。
再度、モモンガは嫌な予感を感じた……ペロロンチーノがリアルで姉であるぶくぶく茶釜さんに真っ向から反する事は殆ど無かった、何故なら普段からぶくぶく茶釜はペロロンチーノが羽目を外しすぎたりすると声色が変化して怒る、側から見ればそれはぶくぶく茶釜さんの姉としての優しさだと知っているからだ、それ故に否定することは滅多に無く、そんな時は何かがあったと容易に想像できる。
「…………で…るし★ふぁーさん、姉ちゃんに真っ向から反対までしたんだから例の物は……」
「あぁ…勿論君のものさ♪……会議の後に部屋で渡すよ。」
ひそひそと話している、るし★ふぁーとペロロンチーノを見る限りやはり何か取引があった様だがそれに気がついた者は居なかった。
会議が進む中、ただ1人沈黙を保つ玉藻を不審に思いながらも、モモンガは乗り物なんて不要!の方へ意見を持って行こうとしていた。
不要派が過半数に到達する寸前に今まで沈黙を保ち続けていた玉藻が狐耳をピン!と立て挙手をして意見を述べた。
「貴重な熱素石、私がギルドに寄付した物…確かに、おいそれと簡単に使ってはいけません………しかしながら…コレを見て皆様はどうお考えになりますか?」
と、立ち上がって9本のしっぽを揺ら揺らと揺らしながら右手に握っている光り輝く石を見せると円卓の間が騒然となる。
何故なら玉藻の手には間違いなく全て宝物殿に入れてあるはずの熱素石があったからだ。
「我輩と博士、助手の3人でとあるクエストを行なっていた際にユニークボスを発見、そして」
「運良くハメ技を発見♪そして3人の総火力with呂布で2時間かけてなんとか討伐、結果熱素石もゲットしたって訳さ♪」
「ハメ技?そんなのあったんだ……玉藻さんが居て更に元ボスまで召喚して2時間って……ちなみにどんなボスだったんですか?」
現在ギルドの戦力ランキングトップ5に入る玉藻と呂布をしてハメ技を使用しなければ勝てない化け物に興味がわいたモモンガはガーネットとるし★ふぁー、玉藻にどんなボスか聞くと玉藻がメカメカしいロボットの3D映像を円卓の間中央に映し出す。
「ヴァルキュリアの失墜で更新されたフィールドで基地の跡地の様なものを発見し、ガレージの様なところを捜索していた時、急に起動したこの超大型機動兵器は、何の前触れもなく襲いかかってきたのです。」
あ、サイズ比較としてガルガンチュア出しますね?
と、言って玉藻はしっぽを嬉しそうに振りながらメカメカしいロボットの横にガルガンチュアの映像を投影する。
映し出されたガルガンチュアとロボットはほぼ同じくらいの大きさで皆驚いている。
「倒した後に熱素石が出た♪そして"古ノ叡智ソノ鼓動ヲ受ケ継ギシ者"って称号貰った♪そしたらフレーバーテキストに、機械の神をも創造する古の技術を手にした者の証…神にも悪魔にもなれる知識の怪物ってヤバそうなことが書いてあったんだ♪」
そして召喚ではなく創造という謎スキルが登場、3人が同時に創造をしようとすると1番下に倒したボスの名前があり、それを作るために熱素石が2つ必要で、1つはドロップしたからギルドに寄付した熱素石を1つ使わせてもらえないか?という事だったらしい。
「うーん、ボク思うんだけど……このロボならガルガンチュアと同じ拠点攻防用NPCになるんじゃないの?」
「確かに!玉ちゃんの提案は移動用の大型の乗り物だよね?確かにこれじゃ……用途が限られる」
女性陣から否定的な意見が上がったのを確認した玉藻は立ちあがり白衣の襟を立てて
「その通りです、やまいこ様、茶釜様……しかし!この子は!車両としてもかなり優秀なんです!!ちょっとだけ待ってくださいね?………………あ、あった!……では!こちらをご覧ください!!」
円卓の間中央に投影されている3D映像が形を変えていく、みるみるうちに巨大ロボは巨大車両に変形した。
「此れこそが!我輩達with呂布が倒した隠しボス、その名もライジングソニッ○であーる!!我輩達が最初に遭遇した時は車両形態だったがなんとなんとなんとぉ!!HPが減るごとに合体、変形していきぃ!!最終的な形が人型巨体ロボというぅ!!我輩達のロマンと夢と愛!…後ちょっぴりの性癖が融合したナザリックの隠しキャラと成るのダァ!!!」
興奮からギターをかき鳴らしているガーネットを尻目に
「合体…」
「変形?」
「分離かぁ。」
合体・変形・分離という単語を聞いた何人かのギルメンが賛成派に傾いたのがわかったモモンガは、どうにかしようと周りを見渡し、ぶくぶく茶釜と目が合うがピンク色のアバターはふるふると首?を振る仕草を見せてから横に座っているネフィリムを見るようにまで促す
何だ?と、思いモモンガがぶくぶく茶釜の横に座っているやまいこを見ると、
「カッコいい!ねぇモモンガさん?ボク、アレ作るんだったら全力で賛成するよ?難しい事は考えずにとりあえず造ってから考えればいいよね!」
やまいこの弾む声を聞いた瞬間、モモンガは悟った……あっ、コレオワタ…と
その後も、会議が進むに連れ1人…また1人と陥落していき、多数決を取る頃には約8割(モモンガとぶくぶく茶釜他2人)が賛成派になっておりこれにてこの巨大ロボを作る事がほぼ確定してしまった。
「そう言えばこの子の名前はどうしようか?そのままライジン○ソニックじゃ味気ないし、折角だからナザリックかアインズ・ウール・ゴウンのどちらかの文字を入れたくない?」
やまいこが発言したのを皮切りに、ナザリックブレイカーとかは?…ナザリックホーク1号と2号とか!…ナザリックロボ…モモンガーZ!!これしかない!などいろいろな意見が上がったが最終的に分離形態をそれぞれナザリックアロー、ナザリックガードとして、合体後はナザリックガーディアンと呼ぶことになった。…………多数決で決め、後一歩でモモンガーZになりそうだったのにモモンガの必死の抵抗によりそれだけは避けられた。
今回のロボはトミ○の合体ロボですが中々の大きさで1/100サイズのガンプラと比べてもこちらの方が圧倒的に大きい……物差しで測ると全高約38cm
アストレイゴールドフレーム天が約20cm
約倍ですね。
うちにいるロボの中でも結構お気に入りです。
9月25日
ご指摘があり叔父を伯父に変更致しました。
次回の話で玉藻の取る作戦は……
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わたしの歌を……キケ……の音響兵器作戦
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野郎ども!波に乗るぞぉ!……の物理突攻
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まさかのメタルヒーロー?投入