今回は玉藻ちゃんの少しダークな感じを出す為の布石?
になるかもしれない話になります、暗い感じになりますので嫌いな方は次回の投稿をお待ちください
それでもいい!という方はどうぞ
人は死ぬ……そう…人は死ぬのだ。
今日、両親がアーコロジー内のビルでテロに巻き込まれて亡くなった……
犯行声明も出ていたそうで犯人もすぐに捕まったそうだ。
警察署の霊安室でアインズ・ウール・ゴウンのたっち・みー様と伯父様、伯父様の生徒だったペロロンチーノ様とぶくぶく茶釜様が付き添ってくれた。
伯父様は沈痛な面持ちでお父様のほぼ原型の無い顔を見ており、私は美容に気を使って毎日顔にパックを塗っていた母親の顔…があった場所を見て言葉が出ず佇んでいた。
……爆弾テロだったようで……服装と、辛うじて残っていた身分証から身元が判明したそうだ。
…………気がつくとぶくぶく茶釜様に肩を抱かれて、アニメキャラクターの人形やポスターが貼ってある見たことのない部屋に居た。
「ココハドデショウ?オ父様ト…オ母様ハドコ?」
と、虚ろな瞳で私が質問をすると、ぶくぶく茶釜様は何も言わずに抱きつく力を強くするだけで言葉を返してはくれなかったが、その行為に人の温もりを感じた私は、「あぁ……"この人は"生きているんだ…」と、当たり前の事を考えていた。
そこで気がつく、"この人は"…………では誰が死んだ……お父様とお母様……そうだ……2人とはもう2度と会えないのだ…………。
そう自覚した時、瞳に光が戻り大声を上げて泣いた…それこそ涙が枯れるまで…………。
「………………はっ!………此処は?…」
いつのまにか泣き疲れて寝てしまったのだろう、寝ぼけて見知らぬ部屋で目が覚めた私は辺りを見渡す。
ガチャ、と扉が開いてぶくぶく茶釜様が入ってくる。
2人分の食事を置いていることから一緒に食事を食べようとしてくれているようだ。
「良かった、目が覚めたのね?昨日此処に来た時は目が虚ろになっていたから心配したのよ?」
取り敢えず食べなさい!と、笑顔とともに出されたのは、家ではあまり見ることのない確か……サンドウィッチという、パンに天然の食材を挟んだものだったはずだ、黄色とピンク色が見えることからハムとチーズみたいに見える。
戸惑っていると一口サイズに切り分けられたサンドウィッチが口に押し込まれる。
もぐもぐと咀嚼していると、ぶくぶく茶釜様が徐に語り出す。
「実は去年、家もテロで家族を亡くしてね?ほら、1週間ぐらいログインしなかった…って、玉藻ちゃんはまだ居なかったっけ?」
なんでもない事のように言うが、やはり辛いのか顔は哀しそうに見える………
「私も最初は塞ぎ込んで、一歩も外に出ないで部屋で泣いてたんだけど……ウチの弟が…ペロロンチーノが入って来てね?私にこう言ったの。」
『姉ちゃんいつまで悲劇のヒロイン演じてんだよ!明後日親父達の葬式やるから必ず来いよ!……このまま姉ちゃんまで居なくなったら俺も死ぬからな!』
って、そう言った後、綺麗にクリーニングされた私の礼服投げつけて来たから葬式の前にシメてやったけど!と、握りこぶしを作り、殴る動作を笑顔で繰り返すぶくぶく茶釜様
「それにさ?もしこのまま玉藻ちゃんが死んじゃったら今度は朱雀さんが後追っちゃうかもよ?」
少し冷静になれば分かる事だが伯父様も弟を失って私以外に血縁関係がある人間は居なくなったのだ…私も悲しんでばかり居られない。
奮起した私は、ぶくぶく茶釜様が用意してくれたサンドウィッチを食べ伯父様の所に行こうと部屋を出ようとした所をぶくぶく茶釜様に手を掴まれ止められた。
どうして?と、目で訴えると
「あーー……玉藻ちゃん?言いにくいんだけどさ?……シャワーは浴びた方が…いいかな?」
そう言われてぶくぶく茶釜様の部屋にある大きな姿見で自分の姿を見ると、髪はボサボサで服装もしわしわできちんと着られていないペロロンチーノ様の部屋で見つけた本の女性の様になっていた……すぐに取り上げられて中身は見ていないが……
恥ずかしくて顔を真っ赤に染めた私は、おずおずとぶくぶく茶釜様とお風呂に入って身支度をした。
…………着替えがない為、ぶくぶく茶釜様の服を貸して貰った…サイズはほぼ同じだったが胸のところだけがキツいと言ったら何故か頭を叩かれた。
「……ん?玉藻?良かった、少しは元気になった様だね?……ぶくぶく茶釜君に任せて良かったようだね……」
身支度を済ませて伯父様の家に行くと、伯父様は安楽椅子に座りパイプを吸いながら私を見てそう言った
まだ1日2日しか経っていないが少しやつれた伯父様を見てやはり伯父様も辛いのだと理解して先ほどまでの自分を恥じる
「伯父様は大丈夫ですか?少しお痩せになったみたいですがちゃんと食べていますか?」
心配しながら伯父様に聞くと奥の台所がある扉が開いて若い男性がトレーにハンバーガーをのせて現れた。
「朱雀さん、そろそろなんか食べないと玉藻ちゃん来た時怒られるぜ?……って玉藻ちゃんだよね!いや…マジでユグドラシルのまんまなのな?俺のことわかる?」
若い男性の方から歩み寄り、ハンバーガーののったトレーを伯父様の前の机に置いて私の手を取り興奮気味に上下に振る。
それを見た隣のぶくぶく茶釜様は恐ろしく低い声で両手を握り締めながら
「おい、弟……貴様は、空気を、読め…潰すぞ?」
と、言うと男性は怯えて股間を抑えながら後退り
「ご、ごめんなさい…お願いだからやめてください……もうあの痛みは耐えられないです。」
と、行って土下座した。
その光景を見て私はこの男性がペロロンチーノ様だと気がついた。
「いやぁ面目無い、やはり実の弟が死んでしまうのは流石に堪える、ぶくぶく茶釜君とペロロンチーノ君面倒をかけた…玉藻も悪かったね辛かっただろうに…私がもっとしっかりしないといけなかったんだがな。」
まだ疲れているのに無理やり笑顔にした様な顔で笑う伯父様にぶくぶく茶釜様もペロロンチーノ様も気にしないで、と笑顔で応じている
私は自分の中でもうけじめをつける事が出来た様で冷静に考える事ができた。
薄情と言われればその通りかもしれないが、泣いていても解決しない問題である為、今後は伯父様と暮らしたいという想いを伝えると伯父様は二つ返事で了承してくれた。
両親の葬儀も終わり、今まで父親が手配してくれていた私のリアルの仕事であるピアニストとしての活動は、ぶくぶく茶釜様の会社に所属して不定期にコンサートやアニメの楽曲の作成、編曲をする事で継続させる事になった。
仕事の話もまとまり、部屋に私とぶくぶく茶釜様、マネージャーとして支えてくれる事になったペロロンチーノ様の3人になった時ぶくぶく茶釜様が真剣な表情で
「私じゃ頼りないかもしれないけど……私は玉藻ちゃんの事妹の様に想ってる、だから玉藻ちゃん?私をお姉ちゃんと思って甘えてくれても良いんだよ?」
「あっ!…姉ちゃん狡い、俺だって玉藻ちゃんが妹みたいに思ってるんだから俺だってお兄ちゃんと思って甘えてくれても良いんだぜ!………………ん?玉藻ちゃんみたいな美人さんな義妹……ヤベッ、エロゲみた……カハッ……」
言うと続けてペロロンチーノ様も同じことを言ってくれた…嬉しくて泣いてぶくぶく茶釜様……いや、お姉ちゃんの胸に飛び込んだ私は悪くない筈だ。
ペロロンチーノ様改めお兄ちゃんに義妹と言われた時には少しだけ胸が痛くなった気がするが……嬉しくて心臓の鼓動が早くなったのだろうと思い、気にしない事にした。
2週間後、私はナザリックの玉藻としてまたユグドラシルにログインしていた
だが、今までと違い何かが確実に変わったのは気付いたが、それが何かは分からなかった。
それがナニカ理解できたのは、その後に起きたとある事件の時だったのだが……
その時の私は、また帰ってこれたナザリックで自分のしっぽをもふもふする事に夢中で考えもしなかった。
このままだとただの善人になってしまうのでちょっとだけオーバーロードらしさ?
を出してみたかったのと玉藻ちゃんとぶくぶく茶釜さんとペロロンチーノさんを転移?に巻き込むには何とか一緒に居る理由を付ける為最初期から構想していた話になります
此処から数話を挟んでようやく原作開始となる予定です。
次回の話で玉藻の取る作戦は……
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わたしの歌を……キケ……の音響兵器作戦
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野郎ども!波に乗るぞぉ!……の物理突攻
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まさかのメタルヒーロー?投入