某リズムゲームはストーリー解放しましたが翌日の仕事が……
王元鬼が開いたゲートをくぐると其処にはモモンガ様とお姉ちゃんが並んでアウラとマーレをあやして?いるところで、伯父様は自身の作成したNPCで司書のジャンヌさんと本を片手に語り合っていた。
私が転移して来た事に気がついたモモンガ様が近づいてくる
「玉藻さん!大丈夫かなとは思いましたが心配していたんですよ?2人がいるって事は古の緑都に行っていたのでしょうが、まだ何が起こったか分からないのであまり別行動をしないで下さい。」
「申し訳ありません、勝手な行動をしてしまって……」
モモンガ様の言葉に、私は異常事態に気が付かず勝手な行動をした事に対して謝罪を口にすると、
「いや、私達にも何が何だか分からないのが現状ですし、今後同じことが無ければ大丈夫ですよ?」
優しい口調でモモンガ様に言われたのでホッとして、緊張でピンッ!と伸びていたしっぽから緊張が抜けて垂れる。
落ち着くと、皆の視線が私の右手に縋り付いて嗚咽を漏らしている王元鬼に集中する。
視線に気づいた王元鬼が慌てて佇まいを直そうとした時、闘技場の入り口に新たなゲートが開いて中からはお兄ちゃんが作成したNPCで守護者最強との呼び声も高いシャルティア・ブラッドフォールンが日傘片手に現れた。
「あら?妾が一番乗りでありんすか?……?!ぶくぶく茶釜様?!死獣天朱雀様も?!……玉藻母様まで!!!」
アウラとマーレに気が付いたシャルティアは他の守護者か来てない様だったので勝ち誇ったように言うと、視界の端にマーレを飲み込むピンク色のナニカ?=ぶくぶく茶釜様を発見して驚いていると少し離れた柱の陰に大図書館の司書を務める娘……確かジャンヌ?が居た…珍しいなぁ…などと思いながらジャンヌの相手の方へ視線を移すと其処には、ナザリック最年長で見識の高さNo. 1と言われている死獣天朱雀様もいらっしゃるではないか?!
…………ペロロンチーノ様は居ないのか…と肩を落として振り返ると全ての鬼族の母である玉藻母様が、私と同じ真祖の王元鬼に縋り付かれながら頭を撫でていらっしゃる。
はしたなくも、大声を出してしまった私に気がついた玉藻母様が手招きしている。
振り返るが誰も居らず、私を呼んでいるのだと気がついて、アウラに見栄を張るためだけに着けてきた胸パットがズレるのも気にせず全力で、未だに笑顔でしっぽを振りながら手招きをしてくれている玉藻母様の下へと走る。
「………はぁっ……はぁ……た、玉藻母様で……ありんす……か?……ほ、本に…んで……しょうか……」
意外と遠かったのか、全力疾走した私は息が切れて辿々しく玉藻母様に本人かどうか聞くと、母様は首を小さく右に傾けて「ん?母様?まぁ良いか……はーいシャルティアちゃん、玉藻ですよー。」と言いながら私の脇に両手を差し入れて抱き上げてくれた。
……抱き上げられて感動していると左側から恐ろしいまでの殺気を感じて視線を少しだけ移すと泣き腫らして血走った目で睨む王元鬼の姿が見えた気がしたが、見なかった事にして玉藻母様に抱き上げられた幸せに身を委ねていた。
少し寒くなってきた気がした時、闘技場の入り口から蒼白い甲殻に覆われた鎧武者の様な姿が見えた。
「ナンダ?御方ノ前デ騒ガシイ…………死獣天朱雀サマ!?ブクブク茶釜サマ!?……ナント!!玉藻サママデイラッシャルトハ……オオ!今日ハ素晴ラシイ日ダ……。」
と、鎧武者改めコキュートスは、モモンガ以外のギルメンが居ることに感動していると、
「……コキュートス、母上様から許可を頂いたら付き合ってくれるのだろう?建御雷様からは「コキュートスに嫁?…アッハッハ!良いじゃないか!玉藻ちゃんが許可したらつがいにして良いぜ!」と、御許可は頂いて居るのだから……」
当たり前の様に呂玲鬼がコキュートスの隣に陣取り、そのままでは届かないのか、慣れた動きでコキュートスの右の2番目の手を伝ってコキュートスに耳打ちをしていた。
玉藻は何を話しているのか気になって聞いてみようとシャルティアを抱き抱えたまま2人に近づく、心なしかコキュートスが焦っているように見える玉藻は緊張をほぐす目的で
「コキュートスさんもいらっしゃい?」
と、歓迎する為に笑顔で話しかけた。
『マ、不味イ……玉藻サマハオ怒リナノカ?守護者最強ノシャルティアガアソコマデ、グッタリサセラレルトハ……』
コキュートスは呂玲鬼の件で玉藻がお怒りだと思いシャルティアの次は自分だ!と、考えて先手必勝!とばかりに土下座を敢行した。
と同時に自分の入って来た入り口の1つ右隣の入り口からデミウルゴスとアルベドが入ってくる。
「……おお!これは素晴らしい!至高の御方々に戻って来ていただけたとは…このデミウルゴス、これに勝る喜びはありません。………………それでコキュートス?君は何をしているのかな?」
知恵者の悪魔も、友人でもある蟲の王が土下座をする理由までは思いつかなかった。
各守護者から忠誠の儀を受けたモモンガ達は闘技場から円卓の間に転移して、各守護者からのあまりの高評価……いや、崇拝や信仰を受けて混乱していた。
「やばい……あいつらガチだ…何だよ端倪すべからざるって……聞いたことないよ……」
「流石の私も世界一の見識者とは思ってないのだが……あの期待値の高さは新鮮だったな……うん、いっそ目指してみるか?」
モモンガは頭を抱えて先程まで守護者各位に言われていた言葉に悶え、死獣天朱雀はいい事を思いついた!、とばかりに両手をぽんっと叩いている。
「いや〜〜まさかの展開!私、神をも従わせる美声!敵味方全ての視線を集める歌姫にして要塞!……そう言えば…これだけ聞いたら超時空的な要塞私1人で出来るじゃない!私最強!」
「…………そうか!母なる大鬼だからシャルティアちゃんが私の事を母様って呼んだのか…じゃあ父様はお兄ちゃん?…………そう言えば、お姉ちゃん?」
評価の高さに喜びを隠せないぶくぶく茶釜を尻目に考え込む玉藻は自分の種族を思い出し成る程!と、死獣天朱雀と同じ様に両手をぽんっと叩きある事に気付きぶくぶく茶釜に聞く
「そう言えば……お兄ちゃんは何処に居るんですか?」
頭を抱えていたモモンガ、何やら物思いにふけっていた死獣天朱雀、浮かれるぶくぶく茶釜はその一言で忘れていた人物を思い出す。
「「「ペロロンチーノ(弟)忘れてた!!」」」
円卓の間にその様な叫びが聞こえた時、
「……………………あっ、なんか今…イベント逃した気が…………。」
玉座の間で1人のバードマンが死獣天朱雀による耐性無視の麻痺で未だに横たわっていた。
ペロロンチーノがナザリックに認識されるのはいつの日か……
くふーっ!さんはモモンガ様に夢中でペロロンチーノの存在は忘れていた模様です。
次回の話で玉藻の取る作戦は……
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わたしの歌を……キケ……の音響兵器作戦
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野郎ども!波に乗るぞぉ!……の物理突攻
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まさかのメタルヒーロー?投入