オーバーロードともふもふしっぽ   作:kaenn

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某バンドゲームに手を出した作者です。

リズムの取り方を覚えるのにはうってつけですが……エキスパート?アレはダメだ……


リアルパラメーター…………運極(測定不能)

 死獣天朱雀と玉藻が転移した場所は暗く薄気味悪いジメジメした場所で紫色の煙が立ち込めている

 

「伯父様、此処は何処でしょうか?先程の街とは全く違う景色なのですが?」

 

あまりの不気味さに袖に縋り付きながら質問すると

 

「…ん?おおっ、忘れておった!私もこのままでは毒のダメージを受けてしまうな、では人間種の勢力圏から離れたしこれを外すとするかな。」

 

と、言うと徐にいくつか付けている指輪の1つを外した。

すると……

 

「あの…………どちら様でしょうか?……確かその場所には叔父様が居たと思ったのですが……」

 

 先程までは学者然とした魔法使いの様な姿の伯父のアバターが消え何と言えばいいのか…鳥と獣と人を混ぜ合わせた様な異形種のアバターが立って居た。

玉藻は恐る恐る異形種のアバターに問い掛けると、異形種のアバターさんは、ぽんっ、と手を叩き笑い出す。

その動きが伯父のよくする仕草であり、声も先程と変わらなかった為に、漸く玉藻は目の前の人が叔父だと気づいた。

 

「はっはっは、そう言えば私が異形種でプレイしているとも言っていなかったな、悪かった。」

 

などと言いながらひと回り大きくなった身体の赤い羽のようなものに覆われた右手で玉藻の頭を撫でてきた。

幼い頃からよくこうやって撫でてもらっていたので懐かしく感じされるがままにしていると……。

 

「ん?もう気づいたか?流石我が同胞……」

 

ふと、伯父が撫でる手を止めて空を見上げる、その視線を追うと遠くの方から派手な色をした何かが此方へ飛んでくる。

 

「おい!いくら異形種だからって、こんな可愛い子ちゃんに不埒な真似しようとするなんて羨ま……異形種の風上にも置けない奴め!……この、愛と正義の使者ペロロンチーノ様が相手になってやるぞ!」

 

玉藻は、勘違いされてる、誤解を解かなきゃ!と考えていると、伯父が含み笑いをしながら派手な色の鳥みたいな人に話し掛けた。

 

「おいおい、愛と正義の使者はたっちさんだろう?お前さんはどちらかというと……変態という名の紳士じゃないか……第一にお前さん狙撃手なのに敵の正面に現れるとか馬鹿なのか?」

 

「何ィー!……って朱雀さんじゃんか!久しぶり!元気だった?」

 

伯父の姿を見て知り合いとわかると肩を組み仲の良さそうな感じが見てとるようにわかる、2人とも嬉しそうだ。

 

「で?朱雀さん?其方の可愛い女の子はどちら様でしょうか?」

 

 ペペロンチーノ?さんが私の方をちらちら見て伯父に耳打ちをしている、私何かしたのでしょうか?…あっ、頭を叩かれた…何を言ったんだろう?

 

「ふむ、茶釜さんに報告して置こうかな?」

 

「ま、まぁ…それはそれとしてさ!この娘、朱雀さんの姪っ子なんでしょ?可愛いね!君今いくつ?」

 

「え、えぇと…17歳です。オンラインゲームは初めてで…叔父様がやり方を教えてくださると言って下さいましたので初体験です。」

 

矢継ぎ早に質問されて応えていると、

 

「!?……ゴメン、さっきなんて言ったか聴き取れなかったからもう一回言ってもらってもいいかな?」

 

と、ペペロンチーノ?さんに言われたので

 

「17歳でオンラインゲームは初めてで伯父様がやり方を教えて下さると言ってくださいましたので初体験です。」

 

と、繰り返すと

 

「あぁ…ペロロンチーノ…茶釜さんに今の件とさっきの発言送っといたから覚悟しとくと良いぞ?」

 

「げっ!…………ぁ〜〜姉ちゃんからのメッセージが…………。」

 

 伯父様が茶釜さんという方にペペロンチーノ?さんの行動を報告をしたと言うと、ペペロンチーノ?さんは地面に両手を付けて燃え尽きていた。

 

 

 

「ま!まぁいいや!取り敢えず歓迎するよ……タマモちゃん?でいいのかな?」

 

五分程すると立ち直ったペペロンチーノ?さんが右手を差し出してくる。

 

「俺はペロロンチーノ!バードマンでナザリック1の狙撃手だ!よろしくね。」

 

「私は玉藻です……えぇと、"白面金毛九尾"で初心者ですがよろしくお願い致します。」

 

と、バードマンというのは確か種族だったはずなので私も右手を差し出して握手をしながら種族名を言うとペペロンチーノ?改めペロロンチーノ様と伯父様がぽかんとしたアイコンを出して固まる。

 

「えっと?俺の聞き違いかな?なんか怖ろしい種族名を聞いた気がするんだけど聞き違いだよね?」

 

伯父より早く復帰したペロロンチーノが間違いだろうと質問すると、

 

「?いいえ狐さんになりたかったので異形種の化け狐を選んだんです、その後に新規プレイヤー応援10連ガチャ、というものを引いたら最上位種族変更というのを引きまして、それで化け狐から金毛白面九尾に変わりました。」

 

と、なんでもないかの様に話す。

 

「…………そう言えば、お前は昔から異常な程運が良かったな…10連で他には何が当たったのだ?」

 

死獣天朱雀はまさかと思いながらも聞いてみると、

 

「他ですか?……えっと、百劈刀…赤兎馬…拠点NPC上限レベル500解放権…絶・無双方天戟…覡の巫女装束…種族追加・母なる大鬼…星に願いをという指輪が2つ…後は七色鉱(熱素石10個分)…っていうのぐらいですが?」

 

「ヤバいよ…今のって今回の大型コラボ装備やスキルやジョブの大当りばっかじゃね?なんか聞いたこともないヤツも混じってるし……朱雀さん?今のが本当なら建御雷さん辺りがPKしてでも欲しそうな物が3つ混じっていた様な気が………。」

 

「建御雷さんだけじゃない、モモンガ君も星に願いを、が2つの時点で何かしらのアクションを起こしてくるだろうな…私だって欲しいくらいだからな。」

 

と、ペロロンチーノと死獣天朱雀が顔を寄せ合って会話をしていると玉藻がふと、こう言った。

 

「伯父様が欲しいというのはどちらでしょうか?今回のお礼に差し上げますが?」

 

疑問顔のアイコンを出して神器級アイテムを渡す。…と……

 

「お嬢さんそれはいけない、そいつは簡単に譲渡しちゃいけない物なんだ…例えばこのゲームでその装備を異形種が嫌いと言っている奴に渡ったらお嬢さんだけじゃなく俺たちや朱雀さんだけじゃなく他の全ての異形種に迷惑が掛かる………そんな代物なんだ、そう簡単に渡さない方がいい。」

 

「そうだな、確かに…大いなる力には大いなる責任が伴う、とも言うしな。」

 

何処かで聞いた台詞を言って満足そうにしている伯父にどうしようと訊ねると意外にも

 

「もし、お前が本当にあげてもいいと思うなら譲渡すれば良い……ただし、渡す相手は慎重に選ぶんだぞ?」

 

という答えがすぐさま返ってきて、また頭を撫でられた。

撫でている手が銀髪の上にちょこんとある狐耳にあたりくすぐったくなる。

 

「そういや玉藻ちゃんって17歳って言ってたけど学生さんなのかな?こんな時間にログインしてるからもしかしたらもう働いてるのかと思ったんだけどさ。」

 

 話題を変えるようにペロロンチーノがこんなに夜遅くにゲームをしているってことは学生か?と聞いてきた。

それを聞いた私は違う、と顔のアイコンを変えた

 

「去年までは通っていましたが…余りに退屈でしたので辞めて、今はピアニストの真似事をさせて頂いております。」

 

「と、言うことは社会人だ!朱雀さんと玉藻ちゃんが良ければ一度ナザリック行かない?積もる話もあるし朱雀さんだって玉藻ちゃんつれてこようとしてたからこんな場所に居たんでしょ!」

 

 私の回答に嬉しそうな反応をするペロロンチーノさんの様な人は、今まで私の周りには居ないタイプの人だったので、いつのまにかこんな人がお兄さんだったら楽しいだろうなぁ……などと考えていた。

 

 




最終ステータス暫定的ですが作ってみました。

character
玉藻 異形種

ナザリックの申し子・ナザリックの良心・一騎当千

役職ーーーナザリック地下大墳墓至高の42人目

住居ーーー第六階層"古の緑都"

属性ーーー善[カルマ値:200]

種族レベルー"金毛白面九尾"ーーーー15lv
母なる大鬼ーーーーー1lv(ユニーク種族により1レベルでMAX)
など
職業レベルー 武神ーーーーーーーー10lv
音楽家ーーーーーーー5lv
コックーーーーーーー3lv
符術士ーーーーーーー7lv
陰陽師ーーーーーーー10lv
一騎当千ーーーーーー10lv
など


種族レベル➕職業レベル=計100lv
30 70

改定9月4日
友人より熱素石100は多くね?という発言により熱素石の数量を変更しました。

5月30日後期の設定と合わせて種族レベルを修正しました

次回の話で玉藻の取る作戦は……

  • わたしの歌を……キケ……の音響兵器作戦
  • 野郎ども!波に乗るぞぉ!……の物理突攻
  • まさかのメタルヒーロー?投入
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