ロボ成分皆無のもふもふ感皆無の話ですが後々の伏線?
等もご用意しました
ではどうぞ
墓地の中心部にたどり着いたモモン、ナーベ、ロリーノ、それにハムスケはある建物に近づく
「カジット様……奴等です。」
黒色のローブを纏った集団の中の1人が不健康そうな禿頭をカジット様と呼んでいるのが聞こえた
「よー!お前さん達こんな良い夜にこんなとこで何やってんの?」
ペロロンチーノことロリーノは、この場に似つかわしくない陽気そうな声を掛け返事を待つ
1人くらい先に倒してやろうかと思ったが、相手のレベルをスキルで確認して一桁なのを確認してモモンガことモモンにー伝言(メッセージ)ーを送る
〔「モモンガさん?こいつらさ、奥のカジットってモモンガさんより不健康そうな禿山の奴が28レベルでさ?それ以外のレベル9〜14なんだけどやっちゃって良い?」〕
〔「え?…そんなに弱いんですか…どうしようせっかくブラックソルのお披露目しようかと思ったのに…………」〕
ペロロンチーノの伝言の魔法によりレベルを聞いたモモンガはあまりの弱さに驚愕して唖然としているとカジットが声を張り上げ
「なんじゃ貴様らアンデットどもはどうした!」
「ん?どうしただと?お前には見えないのか?この俺モモンと……」
「この俺様、ロリーノ様の……」
「「武器が!」」
と、カジットの質問に対してモモンは背中のグレートソードを引き抜いて構え、ロリーノは弓に矢をつがえていつでも撃てるように身構えた
「ま、まさか……あのアンデットの軍勢を超えてきたとでも言うのか……馬鹿な、そんな筈が……」
「さっき偵察に行ったらスケリトルドラゴンだって居たんだぞ?あり得ない……」
「ええい、静まれ!おおかた此奴らは儂らを倒して手柄を得る為に抜け駆けした愚か者であろう……時間を稼げ、儂が死の宝珠の力……見せてやるわい!!」
目の前の強そうな2人組に恐怖を抱いたズーラーノーンの構成員は怯えて慌てはじめる
しかし、カジットは冷静に召喚する為、死の宝珠に力を込める
「モモンさ……ん、ロリーノさ…ん、コイツら殺してもよろしいでしょうか?」
ナーベラルことナーベが、カジットの暴言を聞き、顔に怒りを隠そうともせずモモンとロリーノに確認する
小声で「至高の御方々に対して愚か者?」と呟きながら表情筋をヒクヒクさせている事から相当な怒りのようだ
しかし、
「良い、ナーベラル・ガンマお前の手を煩わすまでも無い…コイツらにはこれで充分だ」
モモンが魔法を使用しようとしたナーベラルを手で制し反対の手で一枚のスクロールを取り出す
〔「……ていうか、モモンガさん玉ちゃんからもらったアレ出したいだけでしょ?」〕
〔「だってペロロンチーノさん下位互換とは言えボーナスつぎ込んで出なかったドラゴンですよ?せっかくだから使いたいじゃないですか!」〕
〔「まぁ……ナーベラルよりは良い勝負になるかなぁ……確かレベル40位だった筈だし……」〕
モモンガとペロロンチーノがそんな事を話しているとは思うはずもなくナーベラルは至高の御方々には深いお考えがあるのだろうと深読みしていた
「《第7位階竜種召喚》(サモン・ドラゴン・7th)出でよドラゴン!」
モモンはスクロールをカジット達に見せつけるようにかざす
するとスクロールが燃えてモモンの足下に魔法陣が描かれそこから何かが少しづつ現れる
「ドラゴンだと?!馬鹿な!第七位階の魔法など不可能だ!」
「ひぃー!ドラゴンだと〜」
「くそっ、だから俺は嫌だと……ん?ドラゴン?」
「死にたく……って?え?」
カジットを先頭にドラゴンを召喚しようとするモモンを恐れていたズーラーノーンの構成員は魔法陣から現れた存在を見て驚愕した
何故なら……
「ん?」
ドラゴンはドラゴンなのだろう……黄色い小さいティラノサウルスみたいな生き物が召喚され、モモンガを見上げて不思議そうな顔をしていた
同時刻ナザリックシアタールーム
「あっ!……モモンガ様に間違えてデジモン渡してしまいました。」
「ぷっ、あっはっは!モモンガさんちょーウケる!「出でよドラゴン!(キリッ)までやってアグモンって〜ww」」
「ふむ、あのカジットとやらには勝てそうにないが大丈夫かな?」
ナザリックでのそんな会話を知ってか知らずかモモンガは取り敢えず攻撃するように命令するが途中から居た堪れなくなってきてコキュートスのような喋り方になりながら指令を出す
「ゴホン!…………さぁ我がドラゴンよ……ヤツラニチカラヲミセテヤルノダ……」
「ん?分かったー、いっくぞー……ベビーフレイム!!」
モモンガの意を受けた黄色い小さいティラノサウルスことアグモンはその口から《火球》(ファイヤーボール)を吐き出してズーラーノーンの1人を焼き尽くす
「なんだ今の!ファイヤーボールか?!」
「ほ、本物のドラゴンだー!」
「ふん、その程度のドラゴンでコイツに勝てるかな?出でよスケリトルドラゴン!!」
ズーラーノーン側が混乱する中1人冷静なカジットはモモンと対象的な動きでスクロールの代わりに死の宝珠を掲げると地面が割れてそこからスケリトルドラゴンが現れた
「ベビーフレイム!!」
ーバシュン……ー
「あれ?効いてない?」
「馬鹿め!このスケリトルドラゴンは魔法に対する絶対耐性を持つマジックキャスターの天敵なのだ!そんな幼竜ごときの炎で倒せるものか!」
スケリトルドラゴンに対して何度も火の玉を吐くモモンのアグモンを嘲笑うカジット…
「モモンガさん……そんなにモンスターバトルしたかったのかな?…あれ自分で戦った方が早いよなぁ……」
その光景を見てペロロンチーノは素朴な疑問をつぶやく
それを知ってか知らずかモモンガはアグモンに指示を出してスケリトルドラゴンと戦っている
「ハハハハハッ!そのような攻撃が通じると思ったか!やってしまえスケリトルドラゴン!」
「ぐわぁ〜…………くそぉ…僕にもっと力があれば……え?」
カジットの命令によりアグモンにとどめを刺そうとするスケリトルドラゴン
満身創痍のアグモンが踏み潰されそうになった時、モモンガから闇の波動が溢れ出しアグモンに流れ込む
ー…………アグモン…超進化…………スカルグレイモン……ー
「な…………何じゃと?!スケリトルドラゴンだとでも言うのか……ええぃっ、ハッタリだやれスケリトルドラゴン!」
闇の波動を吸収したアグモンは骨でできたドラゴン……スカルグレイモンに超進化した
瀕死のドラゴン?がスケリトルドラゴン?に姿を変えてカジットは驚くが気を取り直して攻撃を再開させる
「ウオオオオオオオオォォ!!!!」
しかしスケリトルドラゴンの攻撃はスカルグレイモンに傷一つ付けられず、反対に右手の薙ぎ払いを受けてカジットの目の前までスケリトルドラゴンの巨体が吹き飛ばされてきた
「馬鹿な……わしが長年の歳月を費やしてきた結晶とも言えるスケリトルドラゴンが……させん!させんぞ!レイオブ・ネガティヴエナジー!」
カジットは驚愕しながら死の宝珠を使いスケリトルドラゴンのダメージを回復させ、切り札として取っておいたもう一体のスケリトルドラゴンを召喚する
「何と!三体も……見よ!これが死の宝珠の力よ!これで負のエネルギーが尽きてしまったが貴様らを殺して都市に死を撒き散らせば使った分を補給してお釣りがくるであろう……さぁ!潔く死ね!冒険者!」
もう一体召喚したつもりが三体現れて計四体のスケリトルドラゴンが現れた事で余裕が出てきたカジットはモモン達を絶滅するべく突撃させる
「グオオオオオオオオォォォォ!!!!」
2体のスケリトルドラゴンがスカルグレイモンのブレスにより一瞬で破壊され、残りの二体も吹き飛ばされる
「馬鹿な!貴様は一体何者だ!そんな強力なモンスターを使役するなど…………漆黒……まさか……まさか貴様らは法国の特殊部隊か!」
「生憎だが私達は唯の冒険者だよ"今は"な?」
カジットの問い掛けに笑いながら答えるモモン
そしてカジットが周りの弟子達に援護を頼もうとするが、いつのまにか全員矢に射られて倒れている
よく見れば矢にも高度な魔法がかかっており解呪には時間がかかりそうだ
「しかし……そうだな…あまりにも愚かなお前に私の真の力を見せてやろう」
そう言うと漆黒のフルプレートに包まれた男が闇に包まれその闇の中から豪奢な装飾のローブに身を包んだアンデットが現れた
「…………あ、……あ……あぁ……貴方様はまさか……」
「貴様はスケリトルドラゴンが魔法に対する絶対耐性を持つと言ったがそれは間違いだ…冥土の土産に教えてやろう、スケリトルドラゴンの魔法耐性は第六位階までだ…と、言うことは、コレは防げないぞ?《連鎖する龍雷》(チェイン・ドラゴン・ライトニング)」
カジットはその姿を見た瞬間に理解した……してしまった…自分は何に…いやどのような存在に喧嘩を売ってしまったのか……
強大な力を感じるアンデットから人の身では到底到達する事が不可能な神話の領域の魔法が放たれ、残りのスケリトルドラゴンが灰になって消えていく
「さて……貴様はどうするカジット………え?」
「偉大なる死の神スルシャーナ様……愚かな私をお許しください……願わくば我が願い聞き届けていただけないでしょうか、伏してお願い申し上げます」
モモンガはカジットにとどめを刺そうとカジットの目の前に転移すると、先程までの態度とは一変して神に祈るように膝をおり土下座をするカジットの姿に驚いて手を止めた
「ふん、下等生物が……漸く偉大なる御方の力が理解できたようですね、さぁ潔く死になさい」
「よっ!死の神様!凄えなモモンガさん信仰の対象とかちょーウケる♪」
「…………!…………ゴホン!うむ、分かればよろしい…してお前の願いとは何だ?申してみよ」
土下座をするカジットの姿を見てナーベラルは当然のことと感心して
いつのまにかズーラーノーンの高弟を倒していたペロロンチーノはナザリックのぶくぶく茶釜と同じ反応をして
精神の沈静化が発動したモモンガは気を取り直してカジットに願いを聞く
結果母親蘇生の為の魔法開発がしたいと言うカジットの願いを聞き入れて最古図書館で研究させることにしたモモンガはゲートでデミウルゴスの所にカジットを送り、実験の一環として図書館のティトゥス達と共に新魔法の創造をさせるように指示をした
首謀者が居ないとまずいので、それなりに見える歳のいった高弟数名を殺し霊廟の中に適当に配置してンフィーレアを回収
冒険者組合に戻り報告した
「いや〜モモン君達のお陰で首謀者は居なくなった、そちらにもスケリトルドラゴンが出たとは驚きだがまさか君達だけで倒してしまうとは……いやはや君達はもはやカッパーのプレートで収まる器じゃないな!一応規則なので調査をしてからにはなるが、急ぎ申請を出しておくから後日都合のいい時にでも報酬を受け取りに来てくれ」
冒険者組合に戻るとアインザック直々に執務室に案内され上機嫌で対応してくれた
了解の意を示し、執務室を後にしたモモン達3人は外で待たしているハムスケの所へ戻ろうと組合の出入り口に手をかけた時、背後から
「なんで俺達の装備は直してくれねぇんだ!おかしいだろがカッパーやシルバーの奴らは新品同様に修理して俺達の装備は直さないとはどういう了見だ!」
エ・ランテルの冒険者組合の受付カウンターで1人の男が事務員の女性を怒鳴りつけながらまくし立てていた
「ですから、アレはギルドから修理費用が出たわけではなくてですね?」
「はっ!じゃあ何か?奴らが自腹で直したってぇのか?日々の食事にも悩むカッパーどもがか?」
「あの……皆様は今回の討伐に参加されていたのですよね?」
一方的に捲したてるイグヴァルジにおどおどしながら聞く受付嬢
その態度に優越感を味わいながらイグヴァルジは続けて
「あたりめぇだろうが!じゃなきゃこんなにぼろぼろになってねぇだろうが!!」
「ひっ!」
「おいイグヴァルジその辺でやめとけ……それに背後を見てみろ。」
受付嬢がイグヴァルジの恫喝に怯えているとすぐ横に居た冒険者からそう言われてイライラしながら背後を見る
「「「「「「「「…………」」」」」」」」
新品同様の鎧を纏った冒険者達がイグヴァルジをなんとも言えない目で見ている
不思議に思っていると横の冒険者が続けて
「イグヴァルジ……お前さんアンデットどもとの主戦場だった場所に居た……そうだな?」
「あたりめぇだって言ってんだろうが!テメェもさっきから何が言いてぇんだよ!」
「そうか…………じゃあなぜお前の鎧は直っていない?」
「馬鹿かテメェは?戦闘が終わったら鎧が自動的に直るとでも言うのかよ!」
その発言を聞いた瞬間に周りの冒険者からの視線が更に不穏なものに変わり
「イグヴァルジ……悪いことは言わないから大人しく引き下が…「ふざけんな!修理代を払うまで俺は帰えらねぇぞ!」…………そうか、一つ教えてやろうお前さん主戦場にいたと言うが最後まで居なかったんだろう?だってあの戦場に最後まで残った奴は女神様の加護で武器や防具が修復されたんだからな……そして…それを踏まえてもう一度聞く…………イグヴァルジ、お前さんいったいいつまで戦場に居た?」
イグヴァルジは周囲にいる冒険者達の蔑むような目に耐えきれず足早に去っていった。
ナザリックシアタールーム
「あ〜面白かった♪玉ちゃんまたこういうのあったら教えて!絶対見にくるから」
「ふむ、映像として記録したから後で皆に見せるとするか……」
「思ったより弱かったようですね……メタルグレイモンではなくあちらが出るとは…しかしもう一段階…化すれば……ンドラ…ンまで進化……したはずなのですが…………残念です。」
どうやらもう一段階進化が残っていたようで玉藻は不満そうだった
次回の話で玉藻の取る作戦は……
-
わたしの歌を……キケ……の音響兵器作戦
-
野郎ども!波に乗るぞぉ!……の物理突攻
-
まさかのメタルヒーロー?投入