オーバーロードともふもふしっぽ   作:kaenn

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長々と書いていなかったのですが姪のポケモンプレイを見てから何故か書きたくなったので再開してみました。

当面は、仕事休みのため書いていると思いますが仕事始まると遅くなるかもしれません…しかしひと段落つくまでは書いてみようかと思いますのでまたどうぞ宜しくお願いします。


もふもふしっぽと超時空要塞(よんぶんのいち)

薄暗い夕暮れの空、その下に広がる大森林で蠢くものたちがいる。

 

「モモンガさん?俺のシャルティアが如何したって?」

 

「いや、今朱雀さんから同じメッセージ受けたでしょう?撤退って……ユグドラシルに無い効果のアイテム……やはりあったか…外出組にワールドアイテム持たせといて良かった…」

 

その蠢くものたちの首魁と側近が、骸骨頭と鳥頭を突き合わせてひそひそ話をしている。

 

「んで?そいつら法国って言ったっけ?俺のシャルティアひどい目に合わせたってことは……宣戦布告って事で良いんだよな?」

 

鳥頭の弓兵が自身の最強装備である"ゲイボウ"を取り出して木々の隙間から射し込む光に反射させると、口もとだけニヤッと笑う。

 

「……たぶん…もう大丈夫だと思うけどなぁ……だってシャルティアって……………………玉藻さんからも家族認定されてるでしょ?」

 

「あっ…」

 

モモンガは骸骨フェイスでよく分からないが、諦めたようなため息を吐く…直後に身体が緑色の光に包まれ精神の鎮静化が起こると玉藻の名前を出す。

それを聞いたペロロンチーノはその言葉で何かを察し、声を上げる

 

「…………大丈夫かなぁ……タマちゃん…法国滅ぼさないで我慢できるかなぁ…………たぶんひとりで"せかいせいふく"できるもん……だからなぁ……」

 

ペロロンチーノは自身の妹分にして、"真の意味で"ナザリック最キョウの玉藻を思い浮かべると…………仲間の仕返しすら全滅の玉藻が、家族認定されたシャルティアを害された怒りで国ごと滅ぼさないか心配そうに……遠くの空を見上げた。

太陽が殆ど落ちかけていて夜になる…そして…法国のとある都市には宇宙から1隻の船が、予定より少ない人数で出撃した法国の特殊部隊"漆黒"へ向けて接近していた。

 

ーーーーーーーーーーーー

少し前まで遡り……

 

「プロフェッサー、僕たちの船の起動に成功したよ!これで一回なら戦闘可能!」

 

「ふぅ……炎がエネルギーの無駄遣いをしなければもう少し早く動かせたのですが…おかげで新生"ナザリック機動部隊"の発足に間に合いませんでした。」

 

エ・ランテルの遥か上空…と言うか宇宙で1隻の戦艦が眩い光を放つ

その中で多くのメダロットや機動部隊の"ネームド"と言われる名持ちの強固体が格納庫で集まり主人の前で報告をしていた。

 

黄金の女神ライディーンは人化の指輪をして黒髪のロングヘアが似合う高校生くらいの女の子になっていて、老紳士バージョンの恐怖公、ビークルロボシリーズの雷龍こと色んなところが黄色でチャイナ服の少女…雷葉、風龍こと色んなところが緑色のチャイナ服の少女…風菜など様々な姿のモノが次々に報告する

その集団の先頭に立つのは、赤いカジノのディーラーのような服を着込み…赤いウェーブがかかった肩口まで伸びた髪を持つ人化したアークビートルが、バイザーを彷彿とさせる綺麗で透き通るような緑の眼を玉藻に向けて一礼してから報告する。

 

「それでは玉藻様、私アークビートルからご報告させて頂きます…ようやく我等の最大の"仲間"マクロスクォーターが無事起動致しましたことを此処に確認致しました…つきましては今後の体制と致しまして…………」

 

今までは皆が好き勝手に喋っていたがアークビートルが玉藻へ向けての報告をする時は静かになり、白衣を着た玉藻は腕を組み威厳を出して立っているが、9本のしっぽが引きちぎれんばかりに振られていてアークビートルの真剣な報告の合間にも……ふぁさっ!…もふもふ…ぱたぱた…と緊張感の無いしっぽの動く音が聞こえる

 

「…………以上です…玉藻様、如何でしょうか?」

 

アークビートルが今後の体制や配置の案を述べると玉藻は眼を見開き全員に聞こえるような声で、

 

「それでこそ我がナザリック機動部隊!わたしは今、歓びに打ち震えている!」

と、何処かの骸骨の真似をしながら演説した……しかし、もふもふのしっぽは依然全力で前後左右に振り乱されていたので格納庫のネームドの殆どは暖かい目で見守っていた。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「凄い!ユグドラシルの時は完全再現できなかった艦橋が正にクォーターに!」

 

艦内の案内をアークビートルにしてもらい、遂に艦橋に辿り着いた。

玉藻は設計図通りに改装された艦橋を見て大興奮…眼はキラキラと輝き、金色の輝きを放つもふもふしっぽも先程より早く動き回っていて目で追えず残像が発生してしっぽが3倍くらいに見える。

 

環境の設備をひとつづつ楽しそうにいじり倒す主人を見てしもべたちが癒されていると、それをぶち壊す緊急のメッセージがアルベトより届く。

 

…………シャルティアが瀕死…緊急撤退した……との報告

 

「……アルベトさん…………で、シャル…………敵は…………ホゥ、そんなアイテムが……ニグン…いや、ガンギブソンに確認を……了解です……あなた方達はその都市に近づく事は禁じます…………だって…今から私達がその都市を、"地図から消してやりますから"法国とやらが可愛いシャルティアを酷い目に合わせたのでしょう?ならば相応の報いを受けるべきです…ではアルベトさんこの事をモモンガ様達を含む全員に伝えなさい……」

 

玉藻は手を止め、満面の笑顔から無表情に豹変するとアルベトにメッセージで通信を始める。

ただ静かに、淡々と知りたい事を聞いていき、モモンガを崇拝するニグンを持ち帰って改造したサイボーグロイド"ガンギブソン"からも法国の情報を聞き出して対象の位置を艦内のレーダーを使い確認する。

段々と語気が荒くなり、よく見れば毛が逆立って赤黒いオーラまで立ち昇っている、そして一通り言うべき事を言った後、一息置いて……

 

「これは私達の戦だ!手を出すな!………… 我々は現時刻を以って兵隊から復讐者へ鞍替えする。最初の獲物はこの都市だ。行くぞーォォッ!野郎共!」

 

アイテムボックスからアークビートルが玉藻の艦長服一式を出して渡す。

それを受け取って玉藻がクイックチェンジで装備を変え、帽子を手にアルベトに宣言する。

宣言した後に帽子を深めに被り、右手を前に突き出し…左手を腰に当てて全ての乗組員に命令を下す…玉藻の右手が指し示すのはモニターに映された法国のある都市……原作とは違う漆黒が駐留している、教会の騎士団支部がある都市が映し出されていた。

玉藻の力強い号令を聞いたしもべ達は正対して敬礼をすると一目散に持ち場へ走って行った。

 

「さぁ……シャルティアの受けた痛み……倍返しだ……」

 

艦長席に腰を下ろした玉藻は両掌を組み手を合わせると、モニター内のエ・ランテルと同規模の城塞都市を、瞳孔の開き切った眼で凝視した。

 

ーーーーーーーーーーーー

 

「モモンガさん……遅かったよ…タマちゃんまさかのクォーターで参戦だってさ……ハハ…この世界滅びないか心配……」

 

ペロロンチーノが死従点朱雀にメッセージで聞くと時すでに遅し、玉藻、宇宙より巨大戦艦で参戦予定……私も見たいから乗る(^^)

との返事が返ってきてメッセージが切れる。

ペロロンチーノは鳥頭をモモンガの方へ力なく向けると乾いた笑いを出す、シャルティアの命に別状が無いことも確認できたので安心したのも有るのだろうが……

 

「ええっ!ずるいですよ朱雀さん!俺も、俺も乗りたい!乗りたい乗りたーーーい!!」

 

憧れの動いている巨大戦艦に乗れるまたと無いチャンスにモモンガは魔王の姿のまま駄々を捏ね始める。

それを見たペロロンチーノは、乗りたいのもあるけど…タマちゃんが心配だから一緒に行こうか?とモモンガに声を掛けると大急ぎでナザリックへと転移した。

 

ーーーーーーーーーーーー




この場を借りて、感想いただいた皆様誠にありがとうございます
m(_ _)m

また再開しましたのでどうぞよろしく、次は明日の午後には上げる予定でございます。

次回の話で玉藻の取る作戦は……

  • わたしの歌を……キケ……の音響兵器作戦
  • 野郎ども!波に乗るぞぉ!……の物理突攻
  • まさかのメタルヒーロー?投入
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