オーバーロードともふもふしっぽ   作:kaenn

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長らく空いておりますが不定期更新しております。

軌跡がいけないのです!作者はフリーなので仕事以外でゲームを始めるとあかんのですよー!

とりあえずどうぞ


もふもふしっぽと13世

「おいっ!!こっちの奴はまだ息がある!シエル卿の所に!」

 

「あのでっかいの何だ?……全く動かないが……」

 

「うぅ……カレー……わたしの……カレーが……」

 

「シエル様!しっかりしてください!カレーなら後で山程作りますから!」

 

「カレー………………カレーが…………」

 

 法国に属する1都市は、街の正面に現れたマクロスクォーターに大騒ぎ

難を逃れた兵士達が応戦する為装備を整えながら救助活動も並行して行っている中、青髪のカソック姿の女性は涙を流しながらカレー、カレーと泣き喚く。

 その姿だけ見れば敬虔な教会のシスターそのものなのだが…彼女が憂いているのは食べられなかったカレーのみ……

 

「カレー女っ!敵襲だぞ!シャキッとしろや!」

 

 筋骨隆々の大男がパツパツの女子学生服のスカートを翻して大声で叫ぶ

周りの兵士から嗚咽が聴こえるが、死んだ仲間の為と思いたい……

 大男は銀色に光る機構槍をカシャン!と変形させて十字槍の形に変えるとマクロスクォーターを最大限警戒する

 

「チッ…ゴーレムだとでも言うのかよ…こんなデケェの番外席次でも勝てるかどうか……」

 

 恐らく法国の総本山を優に超える巨大な物体に恐怖を覚えた大男は、かつて自分を片手であしらった不気味な少女を思い浮かべ、アイツだったらどうやって戦うのだろう?とふと思った。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「……さぁ……黄金の女神よ……いざ、魂の〇憶を……」

 

クォーターの甲板で黄金鳥が羽根を開く…そのコクピット内で玉藻が呟くと音楽が流れ出し、金の羽が空に舞う。

 

甲板を黄金に染め、1羽の鳥が飛び立つ……眼下で法国の騎士や魔術師が矢や魔法を撃ち込むが傷一つ付けられない。

 

「……シャルティアの痛み…………何百倍にして返してあげましょうか…?」

 

黄金鳥と共に飛び出した何処かコミカルな13機のロボットが変形した黄金の女神REIDEENの周囲を円環状に囲み一斉に…

 

『『『『『『『『『『『『『マイク!行くもんね〜〜っ!…システム…チェーンジッ!……イックぜーっ!ディスクXッ!SET ON!!』』』』』』』』』』』』』

 

三等身から六等身のロボットに変形すると、黄金の女神REIDEENから歌が響き始める

 

♪〜♪♪♪♪…♪〜♪♪♪♪♪…♪♪〜♪♪♪〜♪〜♪…♪♪…♪〜♪♪♪♪…

 

『いっくぜ!プロフェッサーの援護だっぜ!』

 

ロックンロールなロボットに変形した元マスコットキャラ13機から響き渡る破壊音波が法国の都市全住民に無差別に襲い掛かる。

 

「……なんだ…歌?…………オオオオオォォッ!……」

 

「……がっ、…………キヒッ!……ヒヒヒヒヒヒヒィッ〜〜!」

 

「えっ?……な……なんで…………」

 

「やめっ……止めてっ!……ごぉっ!……かはっ!………」

 

綺麗で何処か悲しげな歌が都市に響くと、一部の住人や騎士が何故か奇声をあげながら同僚や家族に襲い掛かる、という状況が相次いで発生し大混乱…

更には建物がソリタリーウェイブの"余波"で崩れ始め逃げ惑うが、本来なら助けにまわる教会の人間は、空の敵への対処や狂った人間を対処するのに精一杯で手がまわらず……知らない人が見れば"教会の人間が混乱に乗じて住民を虐殺している"様に見える地獄絵図が完成した。

 

「ふふ…ふふふ……アハハハハァッ!……狂エ……モット苦シムガイイッ!!」

 

黄金の女神のコクピットからそれを眺める玉藻はもふもふのしっぽをぱたぱたと振り乱しながら、眼を血走らせ凄惨な笑みを浮かべた

シャルティアのオカエシはまだこんな物では済まないぞ?と、心の内で叫びながら……

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「オイッ!何がどうなっていやがるっ!なんで住民が俺たちに襲い掛かって来るんだ……よっ!……チッ、空のアイツらが最初の一撃以降動きが無いのも不気味だが………俺の槍じゃ届かねぇ!カレー女っ!」

 

「大丈夫です!いつでも撃てます!」

 

筋骨隆々のピチピチセーラー服のオッサンが同僚のシスターに声を掛けると、カソック姿の女性は何処からか大量の銃火器を取り出して空に浮かぶ14の的へ構える。

 

「…私達の戦いはこれからです!」

 

1番近くの標的に狙いを定めたシスターは手に持ったバズーカの引き金を引き、

「喰らいなさいっ!偉大なる六大神が残した聖遺物…第七聖典の威力をっ!」

と、叫びながら発射……シュバッ!と、轟音をたてマイクサウンダースの一機に当たると爆発し爆煙に包まれる。

 

「やったか?」

 

「手応えはありました、おそらく直撃したでしょう……ドラゴンさえ一撃で葬るこの第七聖典の威力…思い知りましたか!」

 

空に浮かぶ残りの13機を見上げながら教会の特殊部隊に属する2人は勝利を確信して次々と敵に向け様々な銃火器を撃ち込んだ。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

「プロフェッサーッ!攻撃だっぜ!……損傷率…1%……損害軽微だぜ!」

 

「コッチはさっきから撃たれてるから3%だっぜ!」

 

「おっと!バリバリーンがちょいヤバイぜ!15%損害率上昇中だぜ!」

 

カソック姿の女性が撃ち込んでくる砲火に少なからずダメージを受けていることに玉藻が感心しているとマイク達から損害報告が入ってくる…勿論玉藻が乗る黄金の女神は擦り傷一つ無いが……

 

「なかなか……面白い物をお持ちの様で…ちょうど良いですね、あの女性……捕まえて…………シャルティアのおもちゃに………いえ、デミウルゴスの"牧場"で預かってもらいましょうか…フフ…」

 

明らかにユグドラシル製の武器による攻撃を行なってくるシスターに興味を示した玉藻が、勝機を見出した顔で撃ち続けるシスターの引取先を考えながら操縦席のスロットルを引き地上に降り始める。

 

「さぁ……貴女は…どうすれば……絶望シテクレルカナ?」

 

コクピットから、眼下で無駄な抵抗を続ける人間に向けて、どう"壊せば"1番愉しいかを考える玉藻の顔は狂気に満ちていた。




マイクサウンダース……ソリタリーウェイブ直撃だと一瞬なので余波だけ……それでもこの世界の人からすればオーバーキル

……第七聖典の特殊効果
当たれば最低1以上100未満のダメージをランダムで与える

マイクサウンダース13世ちゃんは運が悪いので15%のダメージをくらいました。



ではまた次回に……

次回の話で玉藻の取る作戦は……

  • わたしの歌を……キケ……の音響兵器作戦
  • 野郎ども!波に乗るぞぉ!……の物理突攻
  • まさかのメタルヒーロー?投入
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