オーバーロードともふもふしっぽ   作:kaenn

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ユグドラシルに聳える鉄の城!

降臨!!!!


その名は………………

ナザリックロボット同盟はモモンガの悲痛な叫びを聞きつけ、立ちはだかる強敵に立ち向かう為に新たなる力を解き放つ!

 

「博士!モモンガ様からのSOSです!"アレ"の使用許可を!!」

 

中国風の着物の上から白衣をまとった玉藻が、るし★ふぁー博士にナザリック研究所に隠された大いなる力を秘めた巨人の解放を願う。

しかし、るし★ふぁー博士は首を横に振るだけで、無理だ…と一言だけ漏らす。

 

「どうしてですか!このままではモモンガ様が…………。」

 

「…………Dr.が造っていた制御装置が必要だったのだが……先程の超位魔法で彼の研究室が破壊されてしまった…このまま発進させてもアレがモモンガさんの助けになることは無い。」

 

なおも食い下がる玉藻に、るし★ふぁー博士は、研究所のライバルと言われていたDr.ガーネットの研究室があった場所のモニターを指差し肩を落として諦めたように言葉を紡ぐ。

誰もが絶望感を感じ諦めようとした時、Dr.の研究室跡を写しているモニターから強烈な光が迸る。

 

「なに?あの光は……」

 

「…あ…あぁ……まさか、やってくれたな!あの野郎!!」

 

玉藻は輝くモニターに釘付けになっていると、るし★ふぁー博士は嬉しそうな顔で悪態を吐く。

 

「はぁ〜〜〜ッハッハァ〜〜〜!!この天才ィ〜〜〜Dr.ァ〜〜〜!!ガーネットォがぁ〜〜〜!!あれしきの超位魔法でヤレると思うなんてっ……アリさんが某アニメの超機動要塞に刃向かう様なものなのであ〜〜〜〜〜〜る!!!!」

 

「でもDr.……私が居なかったら危なかった。」

 

「シィーズゥゥ〜〜〜!!!余計な事は言わないで良いのであ〜〜〜る!さぁ!!モモンガさん!!受け取るのであ〜〜〜る!!!!」

 

モニターには高笑いを上げながらギターを弾くDr.ガーネットと巨大な黒い棺桶を担いだプレアデスのシズが写っており、Dr.が手に持つスイッチのセーフティーを解除して、ポチッとな?と言いながら押す。

するとDr.の背後から小型の戦闘機?が現れ、翔び去る。

数秒後モモンガ様の映るモニターに先程の小型の戦闘機が現れるとモモンガ様は躊躇なく乗り込み飛翔した。

 

「よし、アレがあれば大丈夫だ!助手よ!今こそガルガンチュアアーマーを出すんだ!!」

 

その言葉を待っていた私はこの研究所に封印されていた大いなる力を解き放つ……

現れた巨人の威容を誰もが見上げていると、モモンガ様の乗った小型戦闘機がガルガンチュアアーマーの頭部に接近する。

ガルガンチュアアーマーの頭部から誘導レーザーが現れ、小型戦闘機とドッキングすると色が黒光りする装甲に変化した。

 

「「「ドッキング完了!モモンガー(Z)ゼェ〜〜〜〜〜〜ットォ!!!」」」

 

今ここに鉄の魔王が誕生した……果たして、この鉄の魔王は神か悪魔か…………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………はっ!今何時でしょう……あぁ良かった、待ち合わせの時間には間に合いますね。」

 

何やら楽しい夢を見た気がしたが、どんな夢だったか忘れてしまった私は装備を整えて、約束していたギルドメンバーとの待ち合わせ場所に急ぐ事にした。

 

「そうだ!まだ時間もある事ですし、あの"コ"に乗って行きましょう。」

 

時計を見るとまだまだ時間があった為、応援ガチャで引き当てたあの"コ"に乗ろうと思い、ギルドの自室のクローゼットからガチャのカプセルを取り出し、インフィニティハザックに入れて足取りも軽く歩き出した。

 

 

「おっ?ナザリックの建御雷さん、お疲れ様です。」

 

「"武神"に最も近い男、建御雷!後何個で15個揃うの?」

 

「今日はたっちさん居ないんですね?いやぁ…あの人見るまでワールドチャンピオン舐めてましたが、ありゃあヤヴァイこっちの攻撃全てスルーの上カウンターとか何の冗談かと思いましたよ。」

 

「たっちさん居ないなら今日は5から6体くらいが限界ですかね?」

 

「皆んなお疲れ様、後7個でたっちさんはリアルで用事があるから今日は来れないそうだよ。」

 

と、ナザリックの建御雷が荒野の人が集まる場所に顔を出すと如何にも武人!と、行った風態の男達から歓迎を受けていた。

たっちさんが来ない事を告げると何人かが、残念…と、顔のアイコンを出した。

 

「まぁ……たっちさんも残念そうにして居たよ………そう言えば皆んな、今日はウチに新しく入ったギルドメンバーがこの集まりにどうしても参加したい、と、言っていたのでこの後ここに来る事になっているんだが…構わないよな?」

 

この言葉に周りは、ナザリックに新人?どんな奴だ!とかこの集まりに参加ってどんな武人ロールしてる奴?とか得物は何だ?槍か?剣か?などの質問が飛び交う。

歓迎ムードなので大丈夫かと、建御雷が思い時計を見ると待ち合わせの時間まで15分程となっていた。

そろそろかな?と辺りを見回すと遠くの方から砂塵が舞い上がり、その砂塵が少しづつこちらに近づいてきていた。

この荒野に出る"目当てでない方"のモンスターかと思い全員が戦闘の準備をしていると、砂塵の中から玉藻の反応があった為に建御雷は皆に警戒を解くように伝える。

 

ドドドッドドッドドッ…ダン!!

 

皆が集まる数メートル手前で砂塵が止まり少しづつ晴れていく。

そしてその先にあった物に対して各武人は歓声を上げる事になった。

そこには紅い…ただただ立派と言うしかない巨体に艶やかな毛並みをした、今から闘う予定のモンスターの元になった歴史上の人物が搭乗したガチャ限定のスーパーホース"赤兎馬"が立っていたのだから…………

皆が赤兎馬を見た瞬間に驚きに目を見開き、それが赤兎馬と気付くと……排出率0.00000002%という当てさせる気ないのか!クソ運営!!!という叫びを上げたという超超超低排出率の憧れの存在を目の当たりにしたのだから。

 

当然赤兎馬の印象で玉藻のインパクトは低く、美少女だ!とか、この子無双の姫にそっくり?などの感想にとどまった。

 

「初めまして皆様、玉藻と申します。この度は無理を言って集まりに参加させて頂きありがとうございます。」

 

よろしくお願いします、と頭を下げ挨拶をすると概ね好意的な反応を受けた。

どうしてこんなムサイおっさんばっかりの集まりに参加したかったんだ?という質問が多かった為に、玉藻はおずおずと恥ずかしそうに

 

「三國志が好きで…青龍偃月刀を持った方や南海覇王が似合う孫性の方がいらっしゃると聞いて……。」

 

恥ずかしそうに言うと周りは感激して

 

「ヤヴァイ!この子ほんとにナザリックの新人?可愛い過ぎる!!」

 

「三國志好きとはなかなか良い趣味をしていますね、私は呉が好きなのですが、玉藻さんはその姿を見る限りでは蜀ですか?」

 

「赤兎馬触らせて!ボーナスつぎ込んだのに当たらなかったんだ!!」

 

などと質問責めにする。

アバターの容姿に関しては、リアル準拠です。と申告すると何故だか拝まれた。

 

 

「さてと…歓迎もそこまでにしないと奴を狩りに行く時間が無くなるぞ、そろそろ行こうか?」

 

と、建御雷が声を掛けると皆が静かにして装備を確認し始める。

各自が装備を確認している中、玉藻はぷにっと萌えから、今回の集まりに参加するならばガチャで当てた百劈刀を建御雷に渡す(若しくは貸す)事を勧められていた事を思い出し、建御雷に話し掛けた。

 

「建御雷様?少し宜しいでしょうか?」

 

「ん?玉藻ちゃんどうしたんだい?取り敢えず今日はさっき渡したアイテムで後方支援してくれれば大丈夫だよ?」

 

「いえ……ぷにっと萌え様から今日こちらに伺う際に此方を建御雷様にお渡しすればお役に立てるとお聞きしたものですから……」

 

玉藻の様子見て、今日の役割で分からないところがあったのかな?と、考えた建御雷は再度アイテム使用のタイミングなどを確認しようとしたが、ぷにっと萌えの名が出て玉藻から差し出された武器を見た瞬間に驚きのあまり大声を上げた。

 

「こっ!!!これ!百劈刀じゃないか!?然も、1番ダメージボーナス高いヤツ!?」

 

百劈刀?まさか……と先程まで少し離れたところで装備を確認していたプレイヤーが建御雷と玉藻の周りに集まってくる。

赤兎馬に続き百劈刀を見た周りの反応は様々だった。

 

 

いつもはたっち・みーがいて30分に一体、居なければ45分に一体のペースで狩ることのできる、レイドボス戦鬼呂布を今回はまさかの百劈刀の力で25分程で倒せてしまった。

目的のレアドロップ職業解放アイテム"武神の魂"を集める為、皆で協力していたのだが…このアイテムレアドロップでしかも15個揃うまで効果を発揮せず、且つ受け渡しができない鬼畜仕様になっており、未だ揃えた猛者が居ない……半ば都市伝説になっていた。

建御雷が残り7個で1番武神に近い男、と呼ばれていたのはその為だった……しかし今日は……

 

「建御雷さん……俺夢見てるのかな?……武神の魂2個アルンダケド……」

 

「ヤヴァイ!俺も1個出た!まだ1体目だよ!!」

 

「俺3つ…………ん?後4個で武神になれる?馬鹿な!!たっちさんとフルマラソンした時だって2個だったんだけど?」

 

レアドロップの筈の武神の魂がほぼ1人に1つ以上出る異常事態が発生し良い感じに現場は混乱していた。

いつもと何が違うんだろう?疑問に思った彼らは周りを見渡した。

皆が1つの人物に視点が合うと、下段の人物である玉藻はきょとんとした顔で立っていた。

 

「……?あの?どうかなさ」

 

「天運だ………天運の玉藻!!」

 

「ヤヴァイよ!幸運の女神様が降臨してる!有り難や有り難や……」

 

結局騒ぎすぎて4体しか狩らなかったが各自一体につき1つ以上のレアドロップが出た為、帰りはホクホク顔だったそうだ。

 

 

 

 

おまけ

 

「あの?建御雷様?武神の魂は幾つで解放でしたっけ?」

 

ギルドに帰った玉藻は先程から疑問に思っていた質問を建御雷にぶつける。

 

「15個だが、もし揃えたいならまた来るかい?皆も喜ぶと思うよ。」

と、笑顔のアイコン付きで返事をすると申し訳なさそうに返事が返ってきた。

 

「…………でしたら15個揃ったのですが…… 。」

 

玉藻のラックは化け物か……と、思わずにはいられない建御雷だった。

 




夢オチでした。

玉藻の三國無双ビルドはこうやって進みます。

ロボ方面は博士とDr.におまかせ!です。

ではまた次回

次回の話で玉藻の取る作戦は……

  • わたしの歌を……キケ……の音響兵器作戦
  • 野郎ども!波に乗るぞぉ!……の物理突攻
  • まさかのメタルヒーロー?投入
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