ちょっと息抜き
読みたい妄想を忘れない内にカタチにしてみる
開拓モノとか好きナノ
許して
「やべぇ、どこだココ」
一筋の光すら見当たらない曇天。
周囲には深い霧が立ち込め、波一つない黒い
「くそーぉ……なんか船の一隻でも通りがかってくれねぇかなぁ……」
羅針盤は壊れて役に立たず、
頭の上で「よーそろー! よーそろー!」と意気揚々に騒いでいた色白な妖精さんは、いつのまにか呑気に昼寝を決め込んでしまってまったく頼りにならない。
……ああ訂正、二人だった。
いや、一人と一匹か?
「くそぉ、こんなはずじゃなかったのに……!」
俺がこんな何もない海原でどん詰まりの状況にあるのには、海よりも……いや、川ぐらいよりかは深い理由があるのだ。
忘れもしない、あれは良く晴れた夏の盛り。
東の茜空にうっすらと一番星が輝く、日暮れ頃の事だった――――。
@@@@@
その日、たまたま昼過ぎの学生バイトがシフトに穴を開けた。
昼間何の予定もなかった俺は、嫌々ながらも頼まれた代役を断れず、空も赤らむ十九時頃にシフトの夜番に備えていったん家に帰るコトになった。
その道すがらの事だ。
「くっそぉ、なにがバンドのミニライブだよ青春しやがってちくしょぉ……」
只でさえ夜勤ばかり週に六日も入れているのに、十三時から六時間の昼勤追加。
いかな片田舎のコンビニバイトと言えど、疲れるもんは疲れるのだ。
特に夕方はキャピキャピと無駄に元気の良い若者が群れでやって来て陰キャな自分にはなにかと堪える。
チラチラこっち見んなし。
バイト先のコンビニから一人暮らしのボロアパートまで、原付で十五分。
二十二時のシフトまで二時間程の仮眠がとれるはずだった。
しかしまた運の悪いことに、大学時代のそんなに仲の良くもない友人から三万円で譲り受けたポンコツスクーターが二ヶ月ぶり三度目の故障をしくさってからに、俺はちょっと涙目になりながら重い鉄屑を転がして夕暮れの土手をとぼとぼと歩いていた。
「これ絶対家ついたらすぐチャリでトンボ返りじゃん……ついてねぇ……ん?」
川原の水際でキャいキャいと楽しそうにはしゃぐ小学生っぽい声。
それになんとなく顔をやり――――俺は目をしばたいた。
「それー」
「やったなー」
「きゃー」
「きゃー♪」
水をパチャパチャと掛け合って、楽しそうに遊ぶ幼女達。
この時期の夕方に良く見る光景だ。
しかしなんというか――
「ちっちゃく……いや、ちっちゃすぎねぇ?」
あまりにも小さい。
しかも、遠目の錯覚とも思えないくらい小さなそのナマモノたちは、どうみても二頭身。
フシギ生物だ。
ランニングしている小太りのオッサンが、川辺に目を向けて固まる俺を見てから、俺と同じ方をチラッと見たあと、怪訝そうな顔をして通りすぎてゆく。
見えていない?
「まさか、アレ――」
「ねぇあのオトコのひとずっとこっちみてるです」
「わたしのみりきにメロメロなのね!」
「きゃー」
「きゃー♪」
「――妖精さんだ!!」
@@@@@
ある日、歴史的に見ても比較的平和な世を謳歌していた世界に唐突にあらわれたナゾの『敵』。
国際会議が名付けたトコロの、『深海棲艦』。
現代兵器が何故か全く通じない『彼女』らに対し、同時に世界各地にあらわれたのは、かつての大戦の記憶をその身に宿した人類の『味方』、艦艇の化身『艦娘』。
『提督』とは、その艦娘の秘めた力を引き出し、唯一指揮・命令するコトができる特別な者達のコトだ。
世界を巻き込む未曾有の危機の中、世界の平和が水際で保たれ、俺が呑気にコンビニバイトなんかに勤しめているのは正に艦娘と、人類の英雄たる提督達のお陰なのだ。
そして、妖精さん。
妖精さんとは、物理法則の全く通用しないフシギテクノロジーで作られた艦娘の艤装・各種装備を制作、修理でき、また艦娘そのものをも建造するコトができるナゾ生物だ。
妖精ではなく妖精さん。
本人(?)達の自称だ。
さんをつけろよでこっぱちやろー。
提督適正者とはズバリ、この妖精さんを目視し、コミュニケーションを取ることができる才能を持った者のコトである。
「マジかよ……!」
俺はいてもたってもいられず、土手を転がるように走り降りた。
というか実際転んで草まみれになって川原に滑り落ちた。
口に入った雑草をペッペッと吐き出している俺の元に、ちょっと色白な妖精さん達がわらわらと群がってくる。
「まぬけだ、まぬけがいるです」
「こいつはぎゃぐのせんすがある」
「おおもの?」
「あいきょうのあるかおだぜ」
好き勝手なコトをキャーキャーわめく妖精さん達に、俺は夢中になって問いかけた。
「ペッ、ペッ! ……よ、妖精さん、君ら妖精さんですよね!?」
ナゼか敬語だ。
当時の俺は必死だった。
「いかにも」
「たこにも」
「く、くらげにも?」
「え? えーとえーと……ふなむし?」
「妖精さんが見えるってコトは、俺は提督になれるってコトっすよねっ!?」
「なれるなれる」
「きみはみどころがある」
「わたしのおむこさんでもいいよ」
「きゃー♪」
「俺が……提督に……!」
俺の頭やら背中やらに乗っかってあちこちペタペタとさわり、キャーキャーと騒いでいる妖精さんも気にせず俺はポロポロと涙をこぼした。
「よっしゃーーーーーーーーーーっ!!!」
「きゃーー♪」
提督。
俺が提督。
たとえどんな不細工であっても、美少女揃いの艦娘達から無条件に好意を寄せられ、アレやソレやナニからナニまでやりたい放題と噂のあの提督!
俺のクソみたいな人生にも、とうとう運が向いてきた。
こみ上げる歓喜に叫び声を上げた俺は、テンションの赴くままに真っ暗になるまで妖精さんと遊び倒し、通り掛かるご近所さんに通報され、顔見知りの駐在さんに将来を心底心配され、バイトに遅刻してチクチクと嫌みを言われた。
翌日、バイトを休んだ俺は、意気も揚々と海軍人事局地方支部に乗り込んだ。
舌噛みそう。
「あっ、あの! 俺っ、よ、妖精さんが見えましてっ! てっててて、適性があるかもって……!」
「電話でのご予約はございますか?」
「へっ? あ、いや」
「でしたら、そちらのテーブルで適性検査の申請用紙の太枠の中にご記入頂いてから、こちらの窓口にご提出下さい。なにか写真付きの身分証明書などはお持ちですか?」
「あ、ハイ、め、免許証……」
「そちらも同時にご提出下さい」
「ハイ」
やや薄らハゲたロマンスグレーな窓口係のオッサンに優しく教えられて、書類を提出したあとも三十分程待たされる。
ようやく名前を呼ばれ、海軍っぽい軍帽を被ったオッサンにつれられて小会議室へ。
そこには役人っぽいメガネをかけた軍人さんが一人、椅子に座って待っていた。
軍帽さんが、静かに部屋のすみに立って背筋を伸ばす。
「では、簡単に適性の検査をします。机の上に妖精さんが居るのが見えますか?」
肩に気だるげな妖精さんを乗っけたメガネが、淡々とそう言って机を指差す。
「は、ハイ」
机の上では、白いセーラー服姿の妖精さんがフンスと胸を張っていた。
「では、目で追ってみて下さい」
わたしのうごきがみきれるかー、と楽しそうに叫びながら机の上をてちてちと走り回る妖精さん。
……なんか気が抜ける。
「……はい、結構です。ちなみに何を言っていたかはわかりますか?」
「え、えっと、わたしのうごきが――」
「あ、はい、大丈夫です。適性ありですね、確認できました」
「じゃ、じゃぁ……!」
「ではお手数ですが、この後提督適正者の登録用紙にご記入頂いて、身分証のコピーを取らせて頂きます」
「えっ? は、はい」
結局、この日は登録だけして家に帰宅した。
「おかえりー」
「ていとくなれたー?」
「ちっ、しけてやがるぜ」
「ぷりんはじょうびしとけとあれほど」
「冷蔵庫あさんのヤメて……いや、なんか提督適正者? とかなんとか、なんか紙だけ書いて帰って来た……また増えてない?」
「はろはろー」
「おじゃましてるのよー」
「よっ、このいろおとこめー」
「あ~、また部屋が狭く……クーラーつけっぱなしだしよぉ……」
俺の五畳一間の聖域は、わずか一晩の内に妖精さんのルツボと化していた。
昨晩妖精さんと遊んでいるうちに、後から後からわらわらと新しい妖精さんが集まって、もうワケの分からないコトになっている。
庭とか屋根とか塀の上まで妖精さんだらけだ。
正直足の踏み場もない。
「なぁ、妖精さん。俺ってホントに提督になれんの?」
「おうともさ」
「ちみほどのおとこはなかなかおらんぞー?」
「べつにならなくてもよくない?」
「あたしがやしなっちゃうぜー♪」
「こらー」
「きゃー♪」
「ええい、暑苦しい!」
身体をよじ登ってくる妖精さんをぞんざいに払って、段ボール机の前に座り込む。
今日の海軍さん達の反応は、どうも自分が期待していたのとは違ったのだ。
もっとこう、英雄あらわる! みたいのを期待してたんだけどなぁ。
いかにも慣れた様子の事務的な対応を思いだし、首をかしげながら冷蔵庫を開けた。
「あっ! テメーら麦茶飲み干しやがったな!? 飲んだら新しく作っとけよもー!」
「きゃー♪」
@@@@@
「どうでしたか、中尉殿?」
「ああ、ちゃんと見えているようだったがね、彼には妖精さんが一人もくっついていなかったよ。経歴も特筆すべきコトはないし、彼は予備役に入れる必要もないだろう」
私は、本日三人目の審査を終えてコーヒーを傾けていた。
今日もいつも通り、一応の適性を持った若者の名簿登録をするだけにとどまった。
提督適正者。
妖精さんを見るコトができる特別な才能を持った人間は、実は意外にも多い。
開戦からの数年間、世界中にあらわれた提督適正者の数は、実に五百万人に及ぶ。
五百万人だ。
七十億分の五百万。
1/1,400という数字は、確かに珍しいと言えば珍しいが、稀有と言う程でもなかった。
不思議な事にその過半、実に三百万人は、日本人に適性を発現する。
一億二千万分の三百万は、1/40。
クラスに一人は提督適正者、とくれば、適正者ならば掃いて捨てる程いるという上層部のくちさがない意見もむべなるかなと言った所か。
そもそも、世界中の戦局に対応するために必要な提督の数は、数百に満たない。
当然、世界の平和が掛かっている以上、候補者は最大限吟味する事になる。
提督適性には、格の違いというものがあった。
この格が高い程、指揮下の艦娘はより提督を信頼し、高い能力を発揮し、より高い錬度へと至る事ができる。
様々な技能や才覚、優れた人格、感性、愛国心が総合的に問われる艦隊指揮官の資質なぞ、いったいどうやって測れば良いのか?
なんとも簡単なコトに、ずばり具体的には、適正者を慕う妖精さんの数でそれが判断できた。
海軍において、提督予備役として中尉を拝命する自分に付き従う妖精さんはおよそ十人。
およそというのは、妖精さんは気まぐれなため、ときどきフラッといなくなったり、新しくやって来たりするからだ。
それに対して、一線級の提督適正者が従える妖精さんの数は実に百に届く程だ。
妖精さんは無邪気で人懐っこく、基本命令やお願いをほとんど聞いてくれない。
したがって優れた提督適正者には、たとえ追い払っていても常にその一部の妖精さんが付きまとっているはずだった。
提督適正者予備役として、その身柄が各国海軍に保護されている人間の数は、世界中におよそ十万人。
彼らは、適正者の中でも、五人以上の妖精さんに慕われるという選ばれた才能を持つ人々の内、優れた人格と適性を示し、軍学校で無償の専門教育を受け、籍を軍において俸給を受けとることを選んだ者達だ。
その中から本当に選ばれた一握り。
三十人以上の妖精さんに慕われるずば抜けた適正者だけが、実際に艦娘と引き合わされ、より実践的な訓練に励み、能力向上に励む事となる。
そして、従える妖精さんの数が五十人を超えた時、晴れて提督候補として戦線に出る権利を得る。
二十。
それが、現在日本が抱える鎮守府と、『現任提督』の数だ。
提督候補者は、この二十人に選ばれるため、日々研鑽に励む事になる。
提督。
その予備の提督補佐官。
その予備の予備の候補官。
予備の予備の予備の予備候補官。
予備の予備の予備の、そのまた予備の提督予備役。
その予備の予備の予備の予備(ややこしい)になるために必要な、常に身の回りにいる妖精さんの数が、『三人』だった。
先程の彼はゼロ人。
残念ながら、彼は不適格だ。
適正者の内の大半、彼のようなおよそ見込みのない98%の適正者達は、念のためにその情報だけを各地のデータベースに登録されるに留まる。
当初ことさら目立った適性の無かった者も、数年後の検査で優れた資質向上が見込まれる事もあるにはあるが、かなりのレアケースだ。
私は冷めきったコーヒーを飲み干すと、自分の過去を少し思い出した。
十五の頃、学校の一斉検査で自分の適性が判明した時、私は自分が英雄になれるのではないかと夢想した。
予備役として軍学校への進学を進められた時にその思いは更に加速し、そして入学した軍学校で『本物の英雄』を目の当たりにして、その夢をポッキリと折られたのだった。
今日検査した彼らも、初めて妖精さんを目にしたときには、かつての自分のように遠く遥かな栄光を思ったのだろうか……。
「ではそろそろ失礼するよ」
「はい。ありがとうございました」
詮の無いことだ。
こんな下らない感傷に浸るのは、きっと先程の彼がかつての自分に似ていたからだろう。
「……しかし不細工だったな。彼も」
@@@@@
結果だけを言うと、俺が提督になるコトはなかった。
何日たっても音沙汰がないので、嫌な予感をビシバシさせつつ再びナンタラ地方局に行って聞いてみた所、俺は衝撃の事実を知ることになった。
いわく、提督適正者は世界には掃いて捨てる程いるとの事。
提督になれるのは、その中でも高学歴で金持ちでイケメンな人生の勝ち組野郎だけらしい(多分)。
自分みたいなへっぽこブ男はお呼びじゃないんだそうだ。
実にファックである。
「世界なんか滅びちまえ……」
俺が全身からマガマガしい呪いを周囲に放っていると、勝手に家に住み着いた妖精さん達がわらわらと群がってくる。
「なんかげんきない?」
「くろいおーらがー」
「このへやてれびないです?」
「聞いてくれ妖精さん。俺、提督にはなれないらしいんだよ……なんか俺に見える妖精さんの数の百倍くらいは集められないとダメなんだってさ。あとテレビなんかねぇよ」
「ふさいよう……だと!?」
「ごえんがなかったですね」
「おいのりされたですね」
「おちこぼれってやつだぜ」
「てれび……」
「……へこむからそういうのヤメて。だいたい今の百倍とかどんな豪邸なら入るんだよ金持ちのボンボンどもめ……!」
既に部屋どころかマンションの敷地内にも収まらず、そこらで好き勝手に遊び回っている妖精さん達を眺める。
数える気も起きないが、ちょっと見ただけでも千人以下と言うことはあり得ない。
妖精さん十万人って……ドームにでも住んでんのか?
提督さーん! ドームですよ、ドーム!
アホか。
「ここもてぜまになったな」
「こーしょーつくりたいこーしょー」
「けんぞうさせろー」
「まわさせろー」
「まわせー」
「しざいよこせー」
「……ナニ言ってんのさキミ達。テレビでも作ってくれんの? ガラクタとか持ってきたら修理できる?」
背中をよじ登ってくる妖精さんをはたき落としながら、大して期待せずにそう問いかける。
大体コイツら勝手に群がって、人んちの食料と寝床を蹂躙しやがって、そのくせボインでダイナマイトな艦娘一人連れてきてくれんのか。
とんだゴクツブシであった。
家賃払えや。
「ふ……それくらいあさめしまえよ」
「もうあさめしたべたけどな」
「とにかくぼーきをよこせ、はなしはそれからだ」
「せきゆとこうざいとだんやくもよこすのだ」
「あとてれびはさいしんのごじゅういんちをひろってこい」
「たじゅうよやくできるやつだぞ」
「ふぁいあてぃーびーもつけろ」
「いいか? 普通のフリーターの家に弾薬だの鋼材だのはねーの。大体ぼーきってなんだよ、ウチにあんのは酸化した去年の灯油くらいだよ。あとそこのテレビっ子ども、そんな高級品ほいほい落ちててたまるか! アマゾンだって一般会員だよコノヤロー!」
…………やっぱり役にたたねぇ。
「やくにたたねーおとこだぜ」
「でもすきなの」
「きゃーっ♪」
「そしたらちんじゅふつくろーちんじゅふ」
「それあるー♪」
「あるー♪」
「それやめてイラっとくる。……なんて?」
妖精さん――――初めて川辺で会った妖精さんズの一人、肌が青っ白くて、ツインテリボンが特徴的な子の言った言葉に、思わず聞き返す。
「だからぁー……あなたがすきなの///」
「きゃー、だいたーん♪」
「いやお前でなくて」
くねくねしながら照れるポニテ妖精さんを脇にどかす。
ええい、股の間に入ってくるな鬱陶しい!
「ていとくになれないならなっちまえばいーです」
「ほんとは
「ないならつくっちゃおー」
「あすからきみもじしょうていとく」
「じぶんのことをていとくだとおもってるいっぱんひきにーと」
「かっこどうてい」
「お前とお前はメシ抜きだからな覚えとけよ……ナニナニ何だって? ちんじゅふ? 鎮守府ってこと? え、鎮守府って作れんの!?」
なんだかスゴい事を聞いた気がする。
提督なれちゃう?
ハーレム自作できちゃう感じ!?
にわかにみなぎってきた。
「おうぼうだー!」
「ようせいさんさべつはんたーい!」
「こっぺっぱんをようきゅうする!」
「ぷりんもようきゅうする!」
うるさい妖精さんの頭を掴んで窓の外に放り投げる。
きゃーっ♪ と楽しげな声が庭の方へ消えていった。
ナゼか無駄にセルフドップラー付きで。
「できるともさ」
「そう、ようせいさんならね」
「マジっすか!? 作ろう! すぐ作ろう! 早速作ろう!! いや、作って下さいお願いしますっ!!」
二頭身のフシギ生物に土下座する情けない27才フリーターがそこにいた。
うるせえ、プライドで乳が揉めるか!
「こんなこともあろうかと」
「すでにこうほちはしぼってあるのさ」
「ふっふっふー、ようせいさんにまかせなさーい♪」
「ははーーーーっ!!」