回答者:酒井 夜々
「あぁ〜ちゃんとした数値はわからん。見た感じ、八百万はんには負けるわぁ。けどA組の中やと2位かの?」
Q.角は性感帯ですか?
回答者:酒井 夜々
「ちゃうよ。やけに硬い角質みたいなもんやから」
Q.過去にあった恥ずかしい出来事があれば是非
回答者:酒井 夜々
「この前の強化合宿中に修行で疲れて入るとこ間違えたんやろな。出久と勝己相手に風呂場で「脱衣所入る→中にいる→ヒャッ!→あ、ごめん」ってシチュエーションを味わったで」
緑谷(腰にタオル巻いてヒャッ!って言った人)
「よっちゃん…それは僕らが恥ずかしかった出来事だよ………」
爆豪(全裸で脱衣所にいた人)
「今すぐ忘れろ」
それでは13話、グダグダっとどうぞ!
「勝己〜組もうやー!」
「あぁん⁉︎」
説明が終わると、夜々は真っ先に爆豪に交渉を持ち掛けた。
夜々は実力者だ。鬼火のような牽制技も持っている。組めば勝利に近づく事は間違いないだろう。
「ざっけんな。俺はテメェもぶっ倒す…組んだらそれができねぇじゃねぇか」
しかしそれが彼の答えだった。
夜々は爆豪にとって
「えぇー、真っ先にうちに誘ってもらえて内心ニヤニヤしとる癖に………」
「ニヤニヤなんざしてねぇ‼︎」
「ま、えっか。勝己が無理なら
爆豪はその場を去ろうとするが、同じように背を向け歩き出そうとした夜々の独り言を聞いて彼女の腕を掴む。
顔は背けたままノールックでだ。そして白目を剥けたまま、コメカミをピクつかせて振り向く。
「なんでそこでクソデクが出てくんダァ?」
「別にええやん、うちの勝手やろ。あ、出久いた。じゃあの!」
「あ、待てこら!」
手を振りほどき、素早く緑谷の元へ移動する。そして素早く彼女は交渉した。
「うちと組も!」
「え、よっちゃんと………いいの? 僕1000万ポイントだから、みんなから狙われるよ?」
「かまへんかまへん。あとお茶子はんも同じチームなん?」
「うん。力不足かもしれへんけど、デクくんと組ませてもらいました」
「そかー、うちも入ってよい?」
「勿論だよ。よっちゃんがいれば………」
そこまで話が進み、ようやく爆豪が追い付き夜々の肩を掴む。
「待てや。話は終わってねぇつってんだろ?」
「ば、爆豪………くん………」
爆豪の登場に、既に緑谷と組んでいた麗日は固まる。緑谷は緑谷で何か嫌な予感を感じ、額に汗を滲ませる。
「なんや〜? なんか用?」
「俺は別に組まねぇとは言ってねぇ」
本当は戦えない事を理由に、夜々と組むつもりはサラサラなかった。しかしどうも緑谷を引き合いに出される…それも引き合いに出した本人が夜々だと、どうしても爆豪は黙っていられないたちなのだ。
無論、夜々はそれを知った上で動いているわけだが………
「あ、そうだったん? でも出久たちともう組んでしもうてな………せっかく組んでもらったのに、やっぱゴメンで抜けるのはうちが納得できへんわ」
「僕は別に構わな………」
「うちが、納得、できへんの!」
嫌な予感を察知していた緑谷は、この先に起こる事を何となく予想。そして回避しようとするが、夜々によってその策は潰れる。
「だからうちと組むとしたら、勝己が来るしかないで?」
「あぁん⁉︎なんで俺がクソデクと丸顔のチームに………」
「あぁー、しゃあなしやなぁ。いくら勝己でも、うちら抱えて勝利するのは難しいらしいで? しゃあないから他の人あたり行こ」
夜々は緑谷と麗日を引っ張り、別のメンバーを探しに行こうとする。しかしまた、彼女の肩を爆豪が掴む。
「バカにしてんのか………?」
青筋を浮かべてプルプルと震える彼を見て、夜々は何かを考えるように人差し指で唇を触れる。
「んー、でも難しいやろ?」
「ざっけんな‼︎お守りしながらでもトップ爆走してやるわ‼︎」
夜々の仕草がわざとで、自分が嵌められている事も自覚している。しかし聞き過ごすことが出来ない内容のせいで、引っ込みがつかない。
結果彼は両手を爆発させながら、包み隠さず宣言するように叫んだ。
「これで4人やな出久」
「………そうだね」
「一応聞くけど勝己、最低限の協力は?」
「………してやる」
「仲間は?」
「殺さねぇ」
「よっしゃおいで!」
「クソがッ‼︎」
コレが第一種目の1位、3位、4位が1つのチームになった経緯である。
ー
ーー
ーーー
「マジか…あそこが一括りになるのかよ………轟ぃ〜、マジでポイントあそこから取んの⁉︎」
爆豪の両肩に手を置き、無邪気な笑みを浮かべながら騎馬を進める夜々。それを見て、上鳴は自分の騎手を見あげて不安を口にする。
「あぁ。酒井たちが組むのは想定外だったが、ポイントは必ず奪うぞ」
「そうだな。俺個人としても、緑谷くんたちには勝ちたい!」
騎手は第一種目で2位の成績を収めた轟だった。そして騎馬を牽引するポジションにいるのは飯田…彼も夜々たちを見て少し表情を曇らせるが、それは一瞬のことで決意を口にする。
「ですが仕掛けるのは予定通り終盤ですわね」
「あぁ。それまでに準備を頼むぞ、八百万」
最後のメンバーである八百万に轟は告げ、彼は競技に集中した。
ー
ーー
ーーー
「1000万貰ったぁーーーッ‼︎」
「やらへんよ!」
ー ボッ ー
「うわっ!」
夜々を中心に周囲を漂う火の玉に、炎を対処できないチームは近づく事をたじろぐ。
「今だ、やれ!」
しかし中には勿論対処できる"個性"を持った者もいる。
丁度今仕掛けて来ているのは、1-B組の者で粘着性の固まる液体…ボンドを噴出させる"個性"を持っている。
それに火の玉…もとい、夜々が出した鬼火は飲み込まれる。
「行くぞ!」
「俺たちも行くぞ‼︎」
開いた道を通って距離を詰めようとする騎馬に続き、周囲を他チームの騎馬に包囲されてしまう。そんな状況を前に、夜々は慌てず下に指示を出す。
「頼むわお茶子はん、勝己!」
「承知!」
「ケッ!」
夜々も仲良しこよしで幼馴染と組んだわけではない。既に緑谷と組んでいたため誘う手間こそ省けたが、麗日に関しては夜々が一番欲していた"個性"の持ち主である。
「準備オーケー!」
麗日は手早く触れて、緑谷、夜々、そして自分を無重力にする。そして騎馬の先頭である爆豪は
といっても、麗日の個性で夜々の現在の体重は0である。爆豪の肩を掴んでいる緑谷と麗日のクロスした腕で十分に支えられるのだ。
そして現在無重力になっていないのは爆豪のみ…つまり両手をフリーにした今、彼はいつものように空中移動を容易く行う事ができるのだ
「っしゃあ! 行くぞオラッ‼︎」
ー Booom! ー
『酒井チームここで空を飛んで危機を脱したーーーッ‼︎つうかアイツら、飛び過ぎじゃね?』
『既に何度か見たな』
「丸顔!」
「うちの名前は麗日 お茶子です!」
爆豪に多少慣れたのか、そう返しながら夜々以外の無重力状態を解除して着地する。
「出久!」
「わかってる!」
『おぉーーーッ⁉︎酒井チーム、騎馬が崩れたか⁉︎』
『いや崩している…組み直しているって言ったほうがいいな』
無重力状態の夜々を麗日が持ち、その間に爆豪と緑谷が位置をチェンジする。
「麗日さん!」
「はいはい!」
今度は夜々をそのままで、爆豪と自分を無重力にする。そして先頭の緑谷は全身に力を張り巡らせる。
「ワン・フォー・オール
『ここでまた爆走‼︎緑谷がメンバー引っ提げてステージを駆け抜けるーーーッ‼︎組み直すのは有りか⁉︎』
「普段は仲悪くも仲間の為に協力した上での完璧な連携………好みッ‼︎故にあり!」
『いや好みとかじゃなくて………いいのかイレイザー?』
『緑谷は個性の扱いがかなりマシになってるな』
『無視すんなよ』
ステージの反対側まで移動したところで、緑谷は止まり麗日も個性を解除する。
「お疲れさん。お茶子はんはあと何回できる」
「うっ………何度でも、やってやんよ!」
使い過ぎると吐いてしまうらしいが、この様子ならまだ平気そうだ。
「………夜々。クソ烏が来んぞ」
「やっぱりかい………」
今までの行動は、最初の関門である他チームからの集中狙いを乗り越えるためのものである。たが同時に、もう一つの目的を持っていた。
「なっ、突風⁉︎」
「嘘だろ! 俺たちのハチマキが‼︎」
突如として吹き上がる突風…それも下から上へだ。
その突風に掠め取られ、舞い上がったハチマキを飛行して悠々と回収する姿があった。
「随分仲良さそうに逃げてくれるじゃないか………」
黒羽は待っているハチマキを回収した後、夜々目掛けて急加速して接近する。
「死ねぇ‼︎」
「鬼火!」
現在左側にいる爆豪は、左手のみ一瞬離して黒羽に爆破を放つ。そして夜々も鬼火を彼との間に出して牽制する。
「チッ………」
それを見て、黒羽は自分の騎馬の上へ飛んで撤退する。
『アレは有りか?』
「ダイレクトだから………有り!」
進行役兼審判をしているミッドナイトがそう宣言する。
「さて………どうやってハニーの点を取ってあげようか」
「いや黒羽、どうせなら緑谷 出久の1000万ポイントを狙ってくれ」
「何を言う。ハニーの方が価値があるぞ?」
「恋は盲目と言うことでしょうか…」
「………すまんお茶子はん。あんた差し置いて、うちが吐きそう」
鳥肌を立てて口を手で押さえる夜々に、麗日は軽く同情した。そしてそれは麗日だけでなく、観客の………少なくとも女性の観客は皆夜々に同情し、男性客の何人かは黒羽のセリフに引いて冷たい視線を投げかける。
「おや? ふふん、嫉妬かな…モテるって………罪だね」
冷たい視線が更に強くなるが、黒羽は一切気にしない。爆豪と同じように観客のヘイトを集めているが、違いといえば黒羽の方は天然だと言うことだろう。
「おい…なんだ?」
「今日は1日かけて晴天なんじゃ?」
空は唐突に曇りだし、そして1分も経たぬ間に雨が降り出した。それも
「これだから糞烏は………アイツの"個性"は「
「強個性や…」
麗日は生唾を飲み、爆豪は「おもしれぇ」と睨み返す。そして緑谷も神経を尖らせて警戒する。
「それじゃ………少しの間、止まって貰おうか」
「…プハッ‼︎走れ出久‼︎」
夜々は指を噛んで血を吸い上げ十升モードを発動する。
そして指示を出して走り出させる。
「逃がさないよ」
ーーー ピシャァァアン‼︎ ーーー
「なっ、今のは⁉︎」
『ここで落雷ーーーッ⁉︎今のは"個性"か⁉︎』
『黒羽 礼文。自然現象を操る"個性"らしい』
「黒羽くん。悪質な崩し行為は退場よ? 当たってないから、今回は見逃すけど………」
「ふふ、嫌だなミッドナイト先生。ボクはちゃんと加減をしてますよ。軽く痺れて動けなくなるくらいに………」
「妖力的な何かが高まっとる。3人とも、踏ん張り!」
夜々はそう言って天に向けて人差し指を突き立てる。
その先端からは朱色を帯びた光線が現れ、それは雨雲を切り裂きながら天をかける。
「グギギ…」
「デクくんファイト!」
「膝ついたら足折るぞクソデク!」
鬼砲を撃ったことによって、推進力か上から下へと働き緑谷を苦しめる。右手には右足、左手には左足、そして爆豪と麗日の手を通して体重が両肩にかかる。
緑谷のフルカウルが無ければ騎馬は崩れていただろう。
「次を落とす前に雲を散らすんだね! はぁ〜! 流石はマイハニー!」
「………」
自分の騎馬の上に戻った黒羽は、そう言って薄くなった雲を見上げる。その言動に引いているのか、騎馬を担う1人の生徒は無言で目を背ける。
「ここまでは………計算通りッ‼︎」
夜々が天に向けていた指先を地面に向けると、雲を裂き続けていた光線は分裂し、流星群のようにグラウンドに降り注いだ。
『オマッ‼︎ 悪質な崩しはアウトっつったろ⁉︎悪意! ダメ! 絶対! リピート、アフターミー‼︎」
『落ち着けマイク。アレは誰にも当たってない』
『Why⁉︎』
『見ればわかる。土埃が晴れるぞ』
実況席にいる相澤がそう促すとマイクはもちろんのこと、観客席の人たちまで土埃が晴れるのを目を凝らして待った。
「あれは…なるほど………」
「あのチーム。ここまで計算してたのか?」
土煙が晴れたところには、いくつものクレーターが重なって並んでいた。それもグラウンドの端にいる夜々たちを囲うように…
夜々の十升モードから繰り出される"鬼砲"は操作性に優れている。彼女はそれを分散させて地上に降り注ぎ、自分たちのいる場所を陸の孤島に作り変えていた。
『分散させたレーザーで地面を抉り、いくつものクレーターを並べる。そうやって他とのチームとの間に谷を作ったみたいだな』
クレーターの大きさは深さ直径ともに1〜2m。それを並べてできた谷だ。身軽に動けるならまだしも、騎馬を組んだまま超えるのは苦労するだろう。
『超えれないこともないだろうが、谷を越えようとすれば決定的な隙になるだろうな』
(だが合理的と言えるかはグレーだな。この先はどうするつもりだ?)
ここまでの行動で生まれた現状況に対し、相澤は意味深に心の中で呟く。口にしないのは、競技中にヒントを与え過ぎるのはフェアではないからだ。
クレーターによって出来た谷。
それを難無く超えれるのは飛べる"個性"か、橋を作れる"個性"に限定される。
それに気付いている相澤は、2名の生徒に視線を配った。
「ほな、ここからは予定通りと臨機応変の中間で………」
「茨さん。2人を巻いて下さい」
「はい」
「………………」
黒羽は
持ち上げられた彼の足には薔薇が巻き付いており、残りの2人も芋づる式で宙に浮いた。
「3人抱えて空を飛ぶなんて…あの翼、見かけによらず凄い筋力だ………」
「出久、もうちょい下がるで。直接攻撃が"悪質な崩し"として判断されかねない今、遠距離攻撃は当てられん」
夜々はこのチームで勝つ見込みがあると判断しているが、それでも弱点は存在する。それは轟の氷結や黒羽の落雷のような、拘束技や隙を作りやすい手段がない事だ。
「テメェらだけ下がってろ。俺が行く」
「勝己⁉︎」
「来るのを指咥えて待ってられるわけねぇだろボケッ‼︎」
『ここで爆豪が迎撃に動くーーーッ‼︎念の為に言っておくが悪質な崩しは…』
『流石に分かってるだろ。くどいぞ』
いつものように爆破の推進力で飛び、黒羽チームのハチマキを狙う爆豪。
もちろん相手は抵抗し、女子生徒…
「フン…無鉄砲に突っ込んでくるなんて、愚の骨頂だね。君もなんか言ってやんなよ」
「…そうだな。チームの意見も聞かず、自分が全て正しいと思って行動をする。味方の足引っ張って無様晒すのがオチだろ」
「あんだとゴラァッ‼︎………………」
飛ぶたびに聞こえる爆破音が途端に途切れ、飛ぶことをやめた爆豪は背中から地面にへと落ちていく。
「なっ⁉︎どないした勝己‼︎」
「この高さは危ないかな?」
黒羽がそう言ったかと思うと、爆豪の身体が捲き上る突風で減速し無事に地面に落ちた。
「グェッ‼︎………テメェ…何しやがった⁉︎」
爆豪は黒羽…ではなく、塩崎のツルで縛り上げられている男子生徒を睨みつける。その睨んだ相手の顔に、爆豪は見覚えがあった。
「言っただろ?
彼はUSJ事件後の臨時急行明けで宣戦布告に来た生徒の1人だった。爆豪を前に怯まず「正直、幻滅だな」と言って宣戦布告をしていた彼が、黒羽チームの騎馬としてそこにいた。
名は
第二種目に参加している
「高ぇところから見下しやがって………調子こいてんじゃあねぇぞ‼︎」
はち切れんばかりに額の血管を浮かせた爆豪は、先程よりも強い勢いで黒羽チームに迫る。
「同じことを繰り返すんだね。同じ結末を迎えるだけだよ」
「ざっけんな‼︎つぅかテメェもだクソ鳥野郎‼︎風なんか起こしやがって、俺を助けたつもりか⁉︎余計なお世話なんだよ‼︎‼︎」
「冷静さを欠いた時点で敵じゃない………が、面倒だ。茨さん、次の攻防で彼を拘束してください」
塩崎は頷きツルを展開する。
流石の爆豪でも4対1で………オマケに冷静さを欠いているのなら捕まる可能性も低くはない。
だが夜々も黙ってそれを待つつもりは無かった。
『爆豪が単体で攻めるーーーッて‼︎一方で本隊は何やってんだ⁉︎』
『あれは………いやマジで何やってんだ?』
「ちょちょちょちょ、よっちゃん⁉︎」
「うりうり」
出久と麗日の2人に担がれている夜々は上半身を倒し、緑谷に胸を押し付ける形で後ろから抱きついていた。
「酒井くん⁉︎生徒は健全であるべきだ‼︎」
「緑谷テメェーーー‼︎羨ましけしからん‼︎」
「Foooo‼︎」
「「「「「Foooooo!!!」」」」」
真面目な飯田は赤面しながら遠くにいても咎めようと大声で注意をし、峰田は血の涙を流しながら緑谷を呪った。
観客席の誰かが歓声を上げると、つられて多くのノリの良い観客が同じように黄色い歓声を上げる。
(うち…何見せられてんだろ)
麗日は心を無にして抱きついている夜々を眺めていると、場の空気がピリつくのを感じ取り上を見た。
「お前………」
そこにいるのは黒羽である。しかし先ほどまでのような余裕の表情ではなく、ゴキブリ相手に向けるような目で緑谷を見ていた。
「うっし、食い付いたな………って勝己もなんでコッチ見とるんや⁉︎今がハチマキ取るチャンスやん‼︎」
「当たり前なんだよな〜」
硬直して明確な隙が生まれている黒羽を他所に、爆豪は表情こそ無表情だが、目の奥底でマグマを沸騰させながら緑谷を見ていた。
そんな様子を見て、麗日は独り言のように夜々の疑問に答えた。
「
やがて、硬直していた黒羽だったが獣の咆哮と間違えかねない怒号と共に、彼を中心に竜巻を発生させた。
爆豪はそれに巻き込まれる…と思ったが、その突風+爆破を使って1秒足らずで本隊に戻ってくる。
「デクテメェ………こんな時に手ぇ出すたぁどういう了見だぁ⁉︎」
「ち違ッ! よっちゃんが勝手に‼︎」
「クソ烏の注意逸らしたんよ。どっかの誰かさんが、怒りに任せて突っ込むからなぁー!」
緑谷の胸ぐらを掴む爆豪の額を、騎馬の上から人差し指でグリグリと額を押す。
「グヌヌッ………」
「爆豪くんもグヌヌとか言うんだぁ〜」
「勝己も頭冷めたみたいやし、未だに暴走気味なバカをどうするか決めよか」
未だに衰えない竜巻の中心にいる人物を見上げ、夜々はそう呟いた。
「………言っとくが逃げるのは無しだぞ。アイツらは必ずブッ殺す‼︎」
「まぁだやられた事を根に持ってるん? 自業自得やん」
「でもよっちゃん…このまま逃げて僕らは、勝ったって言えるのかな?」
爆豪に対して呆れた表情を浮かべていた夜々だが、緑谷の言葉にピクリと反応を示して深呼吸を挟む。
「………せやな。折角の晴れ舞台や! ド派手にアイツのポイントぶん取ってやろうや‼︎」
「わぁ〜、大変そ〜。頑張ろ〜」
「お茶子はん! そろそろ戻ってきて‼︎」
土埃が舞う中。陸の孤島で2つのチームが向き合う。
そして………
「轟さん。準備はできてます」
「あぁ………そろそろ俺たちも動くぞ」
終始夜々たちのポイントを狙っていた轟は、目を光らせ絶好のタイミングを逃すまいとしていた。
「おぉおぉ…怖いなぁ………」
もちろん夜々もそれには警戒していた。だがそれでも、全てが予想通りに動くわけではなかった。
〇黒羽 礼文
家同士に繋がりがあり、幼少期に夜々に惚れた。時期的には引越しで緑谷たちと別れた後で、告白したところ当たって砕けた。
諦めず前向きに生きてきたが、素がナルシスト系の澄ました人物なので余計に夜々に嫌われている。本人は気付いてないし、気付きたくないと無意識に思っている傾向がある。
激情するとかなり口が悪くなる。
背中に生えた黒い翼を除けば、人間と同じ容姿をしている。
ホークスタイプの鳥。常闇タイプではない。
個性:大天狗
空を飛ぶことはもちろん、通力を生み出しそれを用いて風雨、雷雨などを自由自在に操れる。
鬼人にアルコールが必要なように、強い感情が通力のエネルギーになる。
激情するほど強くなるが、同時に冷静さを欠いてしまうので制御が難しい"個性"でもある。
Q.B組は誰が鴉の代わりに居ないのか教えてください
回答者:黒羽 礼文
「結果から言うと、作者曰く"柳レイ子"って名前のレディだ。ポルターガイストの"個性"を持っていたらしいよ。厳密に言うと、ボクは推薦入学で入ったんだ。その時、推薦枠から落ちてしまった
証呂
「それではまた次回!」
体育祭が終わった後、閑話で2チャンネルのスレみたいなのを書く予定です。
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爆豪「時間かけてでも全部書けや!!」