仮面ライダーエグゼイド Fatal Death Game SAO(停止中)   作:パラドファン

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最近、斗を見ると黎斗見える…

ヴェノムさん遂に登場ですよ。


 Purpleの少女

「――というわけで、当面は僕は攻略に参加できそうにないんだ」

 

「た、大変だな……エムも」

 

 昨夜のこと、エムはバックアップに付いている黎斗に《ホロウ・エリア》の調査に専念するように言われたのだ。

 その皆を一先ずとキリトに伝えると、苦笑気味に了承してくれた。

 

「一応、パラドが残れるから戦力としては落ちないと思うけど……」

 

「攻略なら、俺に任せとけ」

 

 と、パラドが胸を張るので、一先ずと攻略は安心して任せられそうだとエムは思った。

 

「任せたよ、パラド」

 

「ああ」

 

 笑むパラドに、エムも微笑みを返す。

 

「僕も《ホロウ・エリア》の調査を終わらせてすぐ戻るよ」

 

「楽しみにしてるぜ」

 

 では行こうと、立ち上がろうとしたその時だ。

 バンと勢いよく扉が開かれて、酒場にクラインがやってきた。

 

「おい! 《ホロウ・エリア》なんて存在しねェぞ!」

 

「ど、どうした……クライン?」

 

「だから、昨日キリトが言ってた《ホロウ・エリア》っつたか? 行けねェんだよ」

 

「そんな筈は……確かにアクティベートしたぞ」

 

 それに関してはエムも確認していることだ。

 どういうことかとキリトとともに首を傾げるが、クラインはそのまま続ける。

 

「そう聞いたからよォ、俺も行こうとしたんだけど……行けねェのよ」

 

 クラインのは発言に更に首を傾げる一同。

 その中、一先ずとキリトは皆に提案した。

 

「取り合えず、転移門に行ってみようぜ」

 

 そうして、一同七十六層主街区《アークソフィア》の転移門人場までやってきた一同。

 クラインは転移できなかったとの事なので、エムが転移門の前に立ち、叫んだ。

 

「転移、《ホロウ・エリア》管理区!」

 

 少しして、光がエムの身体を包む。

 そして独特の浮遊感が過ぎ去ると、目の前には確かに管理区の様子が広がっていた。

 

「アクティベート出来てる……よね?」

 

 と、一応外に出るなど等確認を済ませて、アークソフィアに戻るエム。

 

「転移、一応出来ました」

 

 報告をすると、納得がいかない様子のクラインがエムに迫る。

 

「なんでエムは転移出来るのに俺は出来ねぇんだ!?」

 

 その様子を見て、苦笑気味にキリトが呟く。

 

「これはちょっと調べてみる必要が有りそうだな……」

 

 ◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 翌日、主要な面々に集まってもらい調査の結果を伝える。

 

「んじゃ、結果から説明するとだな……《ホロウ・エリア》に行く事が出来るのは、俺とエムの二人だけだ」

 

 ボリボリと頭を掻きながら、キリトが言う。

 

「そして、一緒に付いていけるのはキリト君と僕に対してそれぞれ一人づつ。パラドが僕と一体化している状態の場合は僕一人だけが行けます」

 

 続けて、エムがキリトの言葉に付け加える。

 

「つまるところ、ホロウ・エリアに行くにはエムかキリトと一緒じゃないと行けなくて、それも着いてこれるのは二人までってわけか……」

 

 難色を示したのはエギルだった。

 ホロウ・エリアに向かえる最大人数は四人。それでは攻略の幅が狭まるし、何より完全未知のエリアとなるので各層の迷宮区よりも遥かに攻略の危険度が高くなってしまうのだ。

 

「ええ、今後ホロウ・エリアに行く場合は誰と行くかが重要になると思います」

 

 そのため、エムの言う様に人選が重要なファクターとなる。

 更にアイテムの採取等も行う場合は持っていくアイテムの量にも相談しなければならない。ストレージの量は無限ではないのだ。

 

「でもよォ、何でキリトとエムの二人は自由に行けるんだ?」

 

 と、クラインが諸問題はさて置きとキリトとエムに疑問を投げかける。

 

「俺とエムに共通する点は《ホロウ・エリア》で表れた紋様だな……」

 

 意識し、力を籠めれば手に浮かぶ不可思議な紋様。それを見つめながら、キリトは難苦の声を漏らす。

 

「ホロウ・エリアに関しては、謎が多すぎるな……」

 

 結局、それ以上に話は進まず、皆での会議はお開きとなる。

 そのままエギルの店の酒場にて、キリトとエムの二人は言い渡された休暇を存分に持て余していた。

 

「お前らな……やることないからってずっとウチの店の席占領すんな。これでも繁盛してんだ、ほら気分転換にでも街でも回ったらどうだ?」

 

 呆れたように二人を追い出そうとするエギルに、そんなはずないだろ……と言い返そうとしたキリトだったが、実際に店内を見回すと昼時ということもあってかそれなりに賑わう店内が。

 

「……行くか」

 

「そうだね……」

 

 そんな店内の様子に頑なに居座るほど無粋でもなく、二人は街へ繰り出されることとなった。

 

 

 

 

 

 ◆◆◆◆

 

 

 

 

 

「なんだかんだ、皆それなりに順応してるんだなぁ……」

 

 スキル等打ち消されるゲームシステムの根幹にかかわるバグに見舞われても尚、アークソフィアの商店通りにはプレイヤーよる出店や鍛冶屋などが出店されている。いや、このタイミングだからこそ早急にスキルの再取得や研鑽に回し、顧客を獲得しようとする狙いも多分にあるのだろう。

 

「高層にいる生産職の人たちは、強かじゃないと食べていけないからね」

 

「どっちにしろ生き残るために強さか……必要なんだろうけど、なんだかなぁ」

 

「……早く、百層までたどり着けると良いね」

 

「だな」

 

 そうして活気ずく街並を見て回っていく二人。

 ――とその時だ。何やら視線を感じ、歩みを止める。

 

「キリト君」

 

 エムが呼びかけるが、言わずもがなとキリトが反応を見せる。

 

「誰か俺達を見ているな……」

 

「……索敵スキルには反応はないみたいだけど」

 

「俺の方でも反応がないな」

 

 足音等の環境音によって気配を掴んでこそいるが、索敵スキルをマスターしているキリトとエムからも気取られないとなると、それは隠密スキルを同じくマスターしていることになる。

 それほどの実力者が狙うとすらば『暗殺』。以前にもシリカでの一件で、それを経験したことのある二人は尚も警戒を強めた。

 

「裏路地まで引き付けよう」

 

「ああ」

 

 ぼそりと告げられたエムの提案に乗り、徐々に徐々にと人通りの少ない裏路地にまで歩を進め、あちらから仕掛けてくる隙を窺う。

 

「…………」

 

「……来ないね」

 

 NPCすらも寄り付かないような細路地。仕掛け来るには正にうってつけの場だが、気配が動く様子もない。

 

「こっちから仕掛けるか……」

 

「そうだね」

 

 意を決し、キリトは気配に向かって声を張る。

 

「……おい! そこにいるのはわかってるんだ! 何が目的か知らないが、要望があるなら話は聞く。出てきてくれないか?」

 

 すると気配が動きだし、甘やかな――少女の声が二人の耳に届く。

 

「あーあ、気付かれちゃってたか……」

 

 少悪戯に失敗した子供のような笑みを見せながら、二人の前に姿を見せる。

 薄紫色の髪の毛に赤い瞳、そして抜群のスタイルを際立たせるように所々を露出させた装備に身を包む少女は――ゆらりとキリトとエムに微笑みかける。

 

「こんにちは」

 

 笑む少女に、キリトは警戒を解かぬまま声を掛ける。

 

「……今までに会ったことはないよな」

 

 しかし少女は、キリトの警戒を余所に満面の笑みのまま手を振る。

 

「うん、初めましてだよ。アタシは《ストレア》、よろしくね」

 

 ストレア……聞き慣れない名に、キリトは眉間に皺を寄せる。

 

「どうしたの? 怖い顔して」

 

 首を傾げるストレアに、エムは警戒は解かないままで疑問を投げかける。

 

「ストレア……さん、僕たちをつけていた理由を教えてもらえないかな?」

 

「んー……ちょっと興味があったから観察させてもらってたの。二人とも強くて有名人だもん、興味を持って当然!」

 

 それでストーカー紛いのことをするのか――エムは呆れそのまま口にする。

 

「……君も、相当に強いみたいだけどね」

 

「あ、わかる? アタシも結構強いよ」

 

 しれっと言い張るストレア。

 事実、キリトとエムの二人に対し姿を補足させなかったので、その事を笑えない。

 

「それにしても……う~ん、やっぱりね~」

 

 どう対応したものかと頭を悩ませていると、ストレアが二人の顔を覗き込んでくる。

 

「やっぱりって、何だ?」

 

 キリトが聞けば、ストレアはにやにやと笑んで言う。

 

「二人とも、近くで見ると結構カワイイ顔してるね!」

 

「へ? か、カワイイ……?」

 

 唐突のストレアの物言いにキリトは呆然とする。

 

「三十にもなって言われるとは思わなかったよ……」

 

 そしてエムだが、流石にカワイイはダメージか項垂れている。

 

「んふふ~、えいっ!」

 

 と、今度はストレアがキリトを首から抱えるように胸に抱く。

 

「うわっ!? ちょっと! く……くるしいっ!!」

 

 突然のことにキリトはストレアを引きはがそうとするのだが、STR値もそれなりにあるのか中々振りほどけない。

 

「いいじゃん! だってカワイイんだもん! こうしたくなっちゃうよ」

 

「どんな理屈だ! わっ、ぐりぐりするな!?」

 

 どういう状況なのだろうか、警戒していた少女は天真爛漫にキリトを胸に抱いている。

 とりあえず、このことは後でアスナに報告しよう――エムはそう決意した。

 

「あっ、ねえねえ! これから時間ある? 一緒にお茶でも飲みたいなー!」

 

 キリトを胸に抱きながらお茶の誘いをするストレア。

 

「え?」

 

 困惑の声を上げるキリトを余所に、ストレアは有無を言わせない。

 

「いいよね? さっきも要望を聞くっていってたし」

 

「わかった! 付き合うから!? まずは離してくれっ!!」

 

 キリトが必死に引き剥がすと、ストレアはまるで幼子のように両手を上げて喜びの感情を表す。

 

「やったね!」

 

 ――なんなんだ、この人……。

 キリトとエム、二人の思考は重なった。

 

 

 

 

 




活動報告に短編とかのアンケート出しています。(期間は何時までも)

 ――なんか、いつものです。


 はいどうも、後書き&監修(というか最早共同作と言ってもいいくらい関わってる気もしますが……)担当のクマさんです。
 本編の方はストレアが登場しましたね、実はSAOのゲーヒロの中ではストレアが一番好きだったりするのでテンション上げて書かせていただきました。
 さて、今回は前回も言ったようにゲーム《ロスト・ソング》(以下、LS)について解説していきましょう。



 LSは、前作インフィニット・モーメント(ホロウ・フラグメント)とはスト―リー的なつながりこそ一応ありますが、開発自体はIMよりも前から行われるなど完全新作という位置づけで作られた作品となります。
 発売は2015年で、プラットフォームはPS3/PSVitaとなっていますが、同年に完全版として《Re:ホロウ・フラグメント》を同梱したPS4版が発売されました。
 話としては、IM(HF)の物語終了後の2025年6月から一週間の出来事で、新生したALOにて新たに実装された《スヴァルト・アールヴヘイム》を舞台に新たなヒロインである《レイン》や《セブン》を迎えて繰り広げられる物語となります。
 ゲームシステムとしては前作のIM(HF)から大きく異なり、よりアクション性を追求したものとなり、オートアクションからプレイヤーがコマンドを入力することで攻撃が発動するものとなり、魔法やフライトモードを採用したことで、より原作に忠実なアクションになっています。
 また、本作はキリト以外にも様々なキャラクターを操作することが可能となり、原作キャラクターやゲームキャラクターの他にも、外伝漫画《ガールズ・オプス》から《ルクス》が登場します。

 また、毎度毎度の如くギャルゲーとしての体も成すかのように《添い寝イベント》も各自用意されているので皆さんもお好みのヒロインを攻略してあげてください。
 僕は真っ先にユウキを攻略しに行きました! ……あ、勿論ストレアも、、、
 
 この作品は割と中古屋で見かけますし、PS4を持ってる方は同梱する《Re:ホロウ・フラグメント》がHFの完全版で各イベント(主に新ヒロインのフィリア関連)が追加された作品になるのでPS4版がおすすめです。


 ではでは、次回……今度は何の話をしましょうか?
 リクエストがありましたら多分……パラドさんが活動報告の方にでもリクエスト板を作ってくれると思うので(人任せ)、そちらの方に書いていただければ、多分ノリノリでその話題について書くと思います。

 それでは今度こそ、また次回にお会いしましょう。クマさんでしたm(__)m
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