…書ける時に書く。
それが私だ!!( ・`д・´)キリッ
前回のあらすじ
江戸の町、かぶき町に朱髪の男…真田秋久が現れた。
果たしてこの男の目的は如何に…
……………
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…
秋久side
「申し訳ないのォ~良い物件を紹介して貰った挙げ句に道案内まで…」
「いいってことよ…うちの常連が困ってたからね。」
「あぁ、恩に着る。」
儂の目の前にはとある物件がある。
さて、何があったのか話を遡らねばならんな。
数時間前…
ガラガラ…
「ちわ~“お登勢さん”おるかい?」
「おや、来たかい秋久。」
「真田サン、コンニチワ!」
儂がやって来たのは“スナックお登勢”という店で儂が初めて江戸に来て寄った店じゃ。
この店の女将である“お登勢”とそこで働く“キャサリン”が儂を出迎えてくれた。
「おー!キャサリン、今日も元気そうじゃな!!」
「真田サンコソ今日モイケメンデスネ!」
「おう、ありがとうのォ!」
「それより、秋久。アンタこっちに来てから一ヶ月になるけど仕事場は見つかったのかい?」
「………ははは、今日もダメじゃった。」
かぶき町に来て早一ヶ月…
儂は良い物件がないか調べていたのだがコレと言える物件が見付からず儂は困り果てていた。
「やっぱりねぇ…かぶき町で良い物件を見つけてもかなりの金額だったり、たちの悪いヤツが絡んでたりするもんだからね。」
「参ったのォ……」
困り果てた儂を見たお登勢は…
「…仕方ない。常連が困ってんだから協力してあげるしかないね。」
そう言うとお登勢は吸っていた煙草を消し、簡単な身支度をすると店のドアへ向かう。
「付いてきな秋久。私の知り合いに話してやるから。」
それからの展開は予想以上に早かった。
気付けば場所、予算、支払いなど話はお登勢を中心にトントン拍子に進んで僅か半日で手続きが終わってしまった。
…儂の一ヶ月はいったい…
そして今、儂の目の前には手続きを終わらせ儂の住まいであり、仕事場になる建物がある。
さて、高ぶる気持ちを落ち着かせんといかんな。
「(まだまだやらなければいけんものもあるしな。)」
秋久side end
……………
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……
…
「スマンかったなお登勢さん。色々と世話してもらって…」
「構わないさぁ、常連が困ってんのにほっとく程、私は冷たい女じゃないよ。」
礼を言う秋久に対してお登勢は煙草を吸いながら笑っていた。そんなお登勢に秋久もありがとうと呟いて笑っていた。
「それじゃ、私も店があるから行くよ。」
「うん?送って行くか」
「何、言ってんだい…アンタも店の準備しなきゃいけないだろ?」
「うっ…確かに…」
お登勢からのダメ出しにぐうの音も出ない秋久であった。
「じゃ、然りやるんだよ」
「うむ、世話になった!」
立ち去るお登勢を見送った秋久は店のドアを開いて中へと入った。
「ここが…儂の仕事場になるのか…よし!」
すると秋久はまず、店の中にあった木の板で看板を作り始めたのであった。
数時間後…
「できたァッ!!」
完成した看板にはこう書かれていた。
“真田探偵事務所”
こうして秋久の新たな生活が始まるのであった。
何事にも準備は大事である
完
アレ?(´・ω・` )
今更ながら思ったのだけどお登勢ってこんなんだっけ?
…アレ?(´・ω・` )
感想、評価よろしくお願いいたしますm(__)m