そして、この被害者に絡む恨みを持つ犯行なのか、犯人は一体何者なのか
高杉公安班長の命令で、松本と梶山の2人は、翌日、午前7時00分発の博多行「ひかり1号」に乗って京都へ向かった。
2人は朝食をとらないままに、飛び乗ったので、名古屋近くで食堂車へ行き、おそい朝食をとることにした。
食堂車へ小型の時刻表を持ってきた松本は、食事の後のコーヒーを飲みながら、
「今、気が付いたんですが、能登というのは京都に近いんですね」
といい、時刻表にのっている日本地図を、テーブルの上に広げた。
梶山も覗き込んだ。
「なるほどね。北陸本線で、京都から金沢まで行き、金沢からは急行「能登路」に乗ればいいんだな。」
「大阪発の富山行か金沢行のL特急「雷鳥」に乗れば、京都から金沢まで、2時間40分しかかかりません。
金沢から急行「能登路」で、輪島まで2時間37分に着くさ。」
「なるほど、京都からだと近いんだね。」
新幹線「ひかり1号」京都着は9時53分である、松本と梶山は京都で下車。
「次の北陸本線特急「雷鳥9号」は9時56分か。」
「それに乗れば金沢へ行く事は可能ですね。」
まもなく、京都発金沢行のL特急「雷鳥9号」がホームに入線して来ました。
「乗るぞ。」
「ええ。」
松本と梶山が乗ったL特急「雷鳥9号」は京都駅を発車した。
「金沢には13時ごろに着くって。」
「そうか、4時間で金沢まで早いな雷鳥は。」
金沢駅
かなざわ~、かなざわ~、金沢ですご乗車有難うございました、終着金沢です、とアナウンスが流れた。
「松本、梶山も来たのか。」
「ええ、朝早い「ひかり1号」に乗ってね。」
「そうか、それは良かった、今小沢警部が待ってるから。」
「もう迎えに来ていたの。」
「ええ、駅前に迎えに来ています。」
駅前には、石川県警のパトカーが出迎えていた。
「公安特捜班の梶山と松本公安官ですね、お迎えに参りました、石川県警の小沢です、お乗りください。」
「はいっ。」
南と松本と梶山が乗ったパトカーは所轄の金沢中警察署に着いた。
「さぁ、着きましたよ。」
金沢中署内
「あっ、どうも。」
「状況は。」
「被害者は東京都大田区の松岡雄介さん42歳です。」
「うん、しかしこの4人の被害者はどういう繫がりがあるんですかね。」
「この繫がりは何がらみ何でしょうか。」
「おそらく、何年か前に恨まれることがあったと言う事でしょうか。」
「ああ、その可能性があるな。」
南は、高山達に金沢市内を聞き込みするよう指示した。
「よしっ、高山と小海は武蔵ヶ辻、今野と香川は片町付近を聞き込みしてください、小泉はこの4人について調べて見てくれないか。」
「わかりました。」
南は、特捜班の高杉班長に連絡して調べてもらうよう連絡した。
次回もお楽しみに
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なお、新幹線「ひかり1号」とL特急「雷鳥9号」は昭和63年のダイヤを使用しています ご了承ください