寝台特急「北陸」金沢・能登殺意の旅   作:新庄雄太郎

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次の日に松本と梶山がひかりと雷鳥に乗り次いで金沢へやって来ました

そして、この被害者に絡む恨みを持つ犯行なのか、犯人は一体何者なのか




第8章 金沢行L特急「雷鳥」

 高杉公安班長の命令で、松本と梶山の2人は、翌日、午前7時00分発の博多行「ひかり1号」に乗って京都へ向かった。

2人は朝食をとらないままに、飛び乗ったので、名古屋近くで食堂車へ行き、おそい朝食をとることにした。

 

食堂車へ小型の時刻表を持ってきた松本は、食事の後のコーヒーを飲みながら、

 

「今、気が付いたんですが、能登というのは京都に近いんですね」

 

といい、時刻表にのっている日本地図を、テーブルの上に広げた。

 

 梶山も覗き込んだ。

 

「なるほどね。北陸本線で、京都から金沢まで行き、金沢からは急行「能登路」に乗ればいいんだな。」

 

「大阪発の富山行か金沢行のL特急「雷鳥」に乗れば、京都から金沢まで、2時間40分しかかかりません。

金沢から急行「能登路」で、輪島まで2時間37分に着くさ。」

 

「なるほど、京都からだと近いんだね。」

 

新幹線「ひかり1号」京都着は9時53分である、松本と梶山は京都で下車。

 

「次の北陸本線特急「雷鳥9号」は9時56分か。」

 

「それに乗れば金沢へ行く事は可能ですね。」

 

まもなく、京都発金沢行のL特急「雷鳥9号」がホームに入線して来ました。

 

「乗るぞ。」

 

「ええ。」

 

松本と梶山が乗ったL特急「雷鳥9号」は京都駅を発車した。

 

「金沢には13時ごろに着くって。」

 

「そうか、4時間で金沢まで早いな雷鳥は。」

 

金沢駅

 

かなざわ~、かなざわ~、金沢ですご乗車有難うございました、終着金沢です、とアナウンスが流れた。

 

「松本、梶山も来たのか。」

 

「ええ、朝早い「ひかり1号」に乗ってね。」

 

「そうか、それは良かった、今小沢警部が待ってるから。」

 

「もう迎えに来ていたの。」

 

「ええ、駅前に迎えに来ています。」

 

駅前には、石川県警のパトカーが出迎えていた。

 

「公安特捜班の梶山と松本公安官ですね、お迎えに参りました、石川県警の小沢です、お乗りください。」

 

「はいっ。」

 

南と松本と梶山が乗ったパトカーは所轄の金沢中警察署に着いた。

 

「さぁ、着きましたよ。」

 

金沢中署内

 

「あっ、どうも。」

 

「状況は。」

 

「被害者は東京都大田区の松岡雄介さん42歳です。」

 

「うん、しかしこの4人の被害者はどういう繫がりがあるんですかね。」

 

「この繫がりは何がらみ何でしょうか。」

 

「おそらく、何年か前に恨まれることがあったと言う事でしょうか。」

 

「ああ、その可能性があるな。」

 

南は、高山達に金沢市内を聞き込みするよう指示した。

 

「よしっ、高山と小海は武蔵ヶ辻、今野と香川は片町付近を聞き込みしてください、小泉はこの4人について調べて見てくれないか。」

 

「わかりました。」

 

南は、特捜班の高杉班長に連絡して調べてもらうよう連絡した。




次回もお楽しみに

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なお、新幹線「ひかり1号」とL特急「雷鳥9号」は昭和63年のダイヤを使用しています ご了承ください
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