仮面ライダービルド THE NEXT Pretty Cura   作:茶恐竜

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初投稿となります。
仮面ライダーとプリキュアのクロスオーバー作品となります。
暖かい目で見て貰えたら幸いです。

ではプロローグをどうぞ


プロローグ 創り上げたニューワールド

1.

 

「俺と万丈は最高のコンビなんだよ!!」

Rabbit! Doragon!

「ハァッ!ハァーーーッ!」

「俺が滅びるだと!?そんな事があってたまるか!

人間どもがぁーっ!」

 

数々の惑星を破壊させた地球外生命体エボルトは『仮面ライダー』達の手によって消滅した。

それにより2つの地球が融合し、新世界が生まれた。

世界が平和になったのだ。

しかし皆は仮面ライダーを知らない。

エボルトのことも人々の記憶から消えた。

 

誰も自分達のことを知らない。そんな世界で彼等は生きる。

 

2.

 

「めちょっく!宿題終わらない〜!」

赤髪の少女が嘆く。

夏休みも最後、しかももう夜であるというのに宿題に殆ど手がついていない。

「もう、中学生なんだし、しっかりしてよ。もっと計画的に」

その少女に似た子が説教じみた事を言う。

「そんなお母さんみたいなこと言わないで手伝って〜」

「嫌だよってか私小学生だしお姉ちゃんの宿題分かんないよ」

妹が姉の頼みを断ると「そんな〜.....めちょっく」とガックリしてしまった。因みに『めちょっく』と言うのは「めっちゃショック」の略であり本人はイケてると思っているらしい。

その翌日、少女達の父が姉の方を起こしに行くが、部屋から気配を感じる。不審に思った父が扉を開けると少女はもう起きていた。

しかしその目の下には球磨がはっきりとしていた。

まだ起きていたと言った方が適切だろう。

「はな.....どうしたんだ?」

「あ、パパ?夏休みの宿題終わんなくて徹夜でやってた」

父の問に、はなが今にも消えてしまいそうな声で答える。案の定だ。毎年夏休みの宿題はギリギリで終わらせている。

「大丈夫か?朝ご飯出来てるから」

「うん.....」

眠いが今日から新学期なので学校に行かなくてはいけない。

あくびをしながらリビングへ向かう。

「あ、お姉ちゃん。おはよう。宿題終わった?」

「ことりぃ.....。おはよう。なんとかね」

ことりに挨拶と問の答えを返し、椅子に座る。

何度か眠りそうになりながらも朝食を済ませた。おぼつかない足取りで学校へと向かう。

「宿題を回収します」

 

無事に宿題を提出した安心感と眠さから授業中は殆ど寝てしまっていた。昼休みになり、いつものように屋上で昼食を摂る。父の手作り弁当はバランスが良く、それでいて美味い。至高の時間だ。そんな気分に浸っていると三人の少女が近ずいて話かけてくる。

「はなってば授業中思いっきり寝てたね」

青髪の学級委員長の薬師寺さあやが言う。彼女はその綺麗な容姿から男子に高い人気がある。

「宿題は終わったみたいだね」

黄髪でショートの輝木ほまれが確認する。彼女はその昔天才スケート少女と呼ばれていた。同じ女ながらに抜群のスタイルだと思う。

「まぁね」

いつものテンションが出てこないので短い返事を返す。

「夜中は寝てないようですが?」

薄紫髪のルールーアムールがはなに訊く。変わった名前だが別に外国人ではない。彼女はアンドロイドで、過去に敵対したこともあった。

「ずっと宿題やってたから」

「寝不足は身体によくありません」

「あはは。気をつけるよ」

皆で座り昼食の続きだ。授業中寝たとは言えあまり食欲は湧かない。そんな風に箸を進めていると「猛!オシマイダー」と嫌な声が聴こえる。他の三人も気づいたのか一斉に立ち上がり声の根源に向かう。

駆けつけた先には逆さまにした3角コーンに手足が生えたような怪物と薄ブラウンの髪の少女が居た。

彼女は愛崎えみる。ルールーの親友で由緒正しく堅い家庭に育ったためか仲間内でも常に丁寧語で話す。

「みんな!いくよ」

「「「「「ミライクリスタル!ハート キラッと」」」」」

五人が掛け声と同時に変身デバイス・プリハートにミライクリスタルをセットする。そしてプリハートをハート型に変形させた。

「「「は〜ぎゅ〜〜!」」」

はな、さあや、ほまれの三人がプリハート下部のボタンを押す。その姿はまるで我が子を抱きかかえる母親のようだ。

「「は〜ぎゅ〜〜!」」

えみるとルールーはお互いのプリハートのボタンを押す。

五人の身体は変化し顔付きや背丈が大人のような姿になり頭髪も伸び、まるで別人だ。

「輝く未来を抱きしめて!!みんなを応援!元気のプリキュア

キュアエール!」

「みんなを癒す!知恵のプリキュア!キュアアンジュ!」

「みんな輝け!力のプリキュア!キュアエトワール!」

「「みんな大好き!愛のプリキュア!」」

「キュアマシェリ!」

「キュアアムール!」

「「「「「HUGっと!プリキュア」」」」」

五人は伝説の戦士プリキュアへと変身した。

 




プロローグ如何でしたか?
プロローグはプリキュアメインの話になってしまいましたが、第1話からはビルド側メインで行く予定です!良ければ第1話もよろしくお願いします。

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