雪の音   作:UN・Scarlet

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今回、少し書き方を変えてみました。

お気に入りが徐々に増えてる…

や っ た ぜ !


episode 5

 

………。

 

ここは…?確か、俺は子供を助ける為にノイズから逃げて…そうだ。クリスはどうなったんだ?

ていうか、なんで俺は家に居るんだ?一体何がどうなってやがるんだ。

 

……は?な、なんで母さんと父さんが居るんだよ?

え?そんな事はどうでもいい?いや、良くねぇだろ!

 

世界が崩壊しそうだって?錬金術師?自動人形(オートスコアラー)?何言ってんだよ、嘘だろ?

 

もう時間がない?

ちょ、ちょっと待ってくれよ!俺はまだ父さんと母さんに言いたい事がいっぱいあるんだよ!

 

くそっ、体が何処かに引っ張られるッ!まだ話したい事を話せていないのに!

 

父さん!母さん!ーーーーーー

 

 

「ハッ!?父さん!母さん!」

 

夢…か…取り敢えず、錬金術師?とやらの事を弦十郎のおやっさんに伝え……は?

 

おいおい…何だよ…アレ?

何で空が割れてんだ?それにビルの上に鎮座してるあの要塞?は何だよ!?

 

兎に角、今は現状確認を急ごう。

 

そう俺は思いつつ緊急用の弦十郎直通の番号に電話する。

 

「おやっさん!」

 

「藤宮君!?もう大丈夫なのか!?」

 

「俺の事は後でいいです、一体何が起きてるんですか!?空が割れてると思ったら、ビルに要塞みたいなのも鎮座してるし!もしかして錬金術師って奴がやったんですか!?」

 

「なっ…何故それを君が知って居るんだ!?」

 

「あ、ああ。少し夢?みたいなのを見て知ったんです。兎に角、その錬金術師って奴がやったんですよね?」

 

「ああ。そうだが、話せば長くなる。」

 

「そうですか…俺はどうすれば?」

 

「ふむ…緒川を其方に向かわせる、到着するまでそこで待機していてくれ」

 

「了解です。それでは」

 

「ああ。」

 

ふぅ…状況はある程度把握出来た。緒川さんが来るまでに出れる準備をしておこう。

幸いな事に体の傷は左腕の傷以外塞がっているし骨折も治ってる。

これならある程度無茶をしても平気そうだな。

 

それにしても、未だに鳴り止まない爆発音はやっぱりクリス達が戦っているからなんだよな…くそッ!俺にも何か出来る事があれば…!いや、よそう。命を懸けてこの世界を守ろうとしてくれているんだ、自分の無力さを嘆く前に信じて待つ事が先決だ。

 

この病院にもいつ飛び火が来るか分からない、スムーズに事を運ぶ為にも入り口で待っていよう。

よし、そうと決まれば行動あるのみだな。

 

◇◇◇

 

「緒川さん!」

 

「藤宮君!乗ってください!」

 

「分かりました!」

 

「無事目を覚ましてくれた様ですね。体の方は大丈夫ですか?」

 

「えぇ、お陰様で左腕以外は治りました。あの、緒川さん」

 

「何ですか?」

 

「俺どれくらい眠っていたか分かります?」

 

「約3ヶ月程ですね」

 

「マジか…そりゃ力が思うように入らない訳だ」

 

「鍛え直し、ですね」

 

「そうですね…その前にクリス達の帰りを信じて待つという何よりも大事な任務がありますけどね」

 

「ふふ、そうですね。その為にも早く本部に戻らないといけないので、少し飛ばします…よ!」

 

「いつでも準備OKです!」

 

そうだ、これからの未来の為にも負ける訳にはいかないんだ。

頼んだぞ…クリスッ!

 

◇◇◇

 

「おやっさん!いや、司令!藤宮翔一、只今戻りました!」

 

「ああ、良く戻ってきてくれた。緒川もご苦労だったな」

 

「いえ、これくらいの事ならいつでも言ってください」

 

「藤尭さん、友里さん、俺が居ない間クリス達のサポートありがとうございました!」

 

「良いのよ藤宮君。それより体の方は大丈夫なの?」

 

「ええ!お陰様ですっかり元気になりました!」

 

「無理しないで、左腕…まだ治ってないんでしょう?」

 

「あー…やっぱバレちゃいます?」

 

「何年お前を見てきたと思ってるんだよ。素人の俺らでもそれくらい分かるさ」

 

「流石っすね…でも左腕以外はもう治りましたんで大丈夫です!」

 

「そう言うならしっかり響ちゃん達のサポートをしてくれよ?」

 

「任せてください!」

 

さて…と。しっかりクリス達をサポートしてやらないとな

その為にも先ずは、俺が眠っている間にS.O.N.G.所属になっていた暁切歌、月読調、マリア・カデンツァヴナ・イヴ3人の情報を頭に入れなければ。

それと同時に、敵の情報にも目を通さなければ。

 

良し、覚えた。

 

何で一般人が居るのかとか、子供が居たりとか他にも気になる事は一杯あるが。今はそんな事を言ってる場合じゃない。

 

はぁ…落ち着け、いつもやっていた通りに。冷静に判断して、的確に且つ迅速に状況を伝えられる様に全神経を集中させろ。

 

「響、翼、クリス。聞こえるか?」

 

「え…この声、藤宮さん!?」

 

「ああ、落ち着いて聞いてくれ。今チフォージュ・シャトー内にて超高出力エネルギーが検知された」

 

「それならマリアさん達が対処しに行ってくれました!」

 

「そうか、分かった。マリアさん達が阻止するまで3人で耐えてくれ。此方からも常にサポートする。」

 

「はい!分かりました!」

 

「頼む。翼!響の動きに合わせてやってくれ」

 

「無茶を言うッ!」

 

「お前なら出来るだろ?任せたぞ!」

 

「任された!」

 

「…クリス」

 

「翔一!大丈夫なのか!?」

 

「ああ。兎に角、今はそんな事を言っている場合じゃない。クリスは唯一の遠距離型シンフォギア奏者だ。この意味が分かるな?」

 

「ああッ!2人を援護しつつ隙をついてぶっ放せば良いんだろ?」

 

「その通りだ、信じてるぞ」

 

「アタシに任せときな!」

 

「任せた!」

 

良し、取り敢えず必要な事は伝えた。後はマリアさん達3人が超高出力エネルギーの原因を排除してくれれば。

 

現状を知る為にも一度連絡を取ってみるか。

 

「マリアさん、暁さん、月読さん。聞こえて言いますか?」

 

「だれデスか!?」

 

「すみませんが、今は自己紹介している場合ではありません!そちらの状況を教えていただけますか!?」

 

「今ウェル博士が世界を復元させる為にプログラムを書き換えているところよ」

 

「分かりました。それが終わり次第直ちに響達の元に向かって下さい。」

 

「うん。分かった」

 

「御武運を」

 

そう言い俺は通信を切断する。

ふぅ…いつになっても慣れやしないな、このオペレーター業務は。

俺がやれる事は全部終わった、後は奏者の6人を信じて見守るだけだ。

 

「藤宮君、疲れたなら休むと良い。君はまだ病み上がりでもあるからな」

 

「司令…いえ、俺には見届ける義務があります。心配は無用ですよ」

 

「むぅ…だが君もまだ子供だ。見届けるのは構わない、だがオペレーターの仕事は藤尭と友里の2人に任せて休んでくれ。」

 

「でも…」

 

「司令がああ言ってるんだ、後は俺たちに任せてくれ」

 

「ええ、私達がやっておくから休んでなさい」

 

「すみません、それじゃお願いします」

 

「「任された!」」

 

全く…皆良い人ばかりだ。

大丈夫と言ってもほんの僅かな違いを見つけていつも心配してくれる。

 

少し、疲れたな…

そうだ、この戦いが終わったらクリスと何処かに出掛けよう。

 

待つ事しか出来ないのが歯痒いが、仕方あるまい。そう思いつつ俺は静かにモニターを見つめ続けるーーー




今回はココまでです。

書き方変えてみたんですが如何ですかね?
感想の方にて読みやすかったとか教えて頂けると嬉しいです。

また次の更新までお待ち下さい!それでは!
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