ハイスクールD×D 聖痕の赤龍帝    作:RAPTAR

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駒王町潜入

前回までのおさらい

 

グリゴリ特殊戦闘員である兵藤一誠は

アザゼルの命令で回復系神器を持つシスターの保護を命じらえた。

複数の部下である堕天使が妙な計画を企てているとの報告があり、

彼はそのシスターがいるといわれる駒王町に向かった。

 

 イッセーSIDE

 

 

「ほおー、どこにでもある平和な町だな」

俺はアザゼルの命令を受けてから半日で駒王町に到着した。

ここは悪魔の管轄がかかっているようだが関係のないことだ。

すぐに保護して帰る。

「だが、念のために『マリア』と合流するか」

『マリア』とはクェイサーのパートナーを務める女性のことで

聖乳〈ソーマ〉をクェイサーに与え、時には戦闘もサポートする。

通常は一人のクェイサーに一人のマリアであるが、

ここ場面によってマリアを使い分ける場合がある。

もっとも、イッセーの場合は他のクェイサーとは違い特異体質のためマリアも複数いる。

 

 

 

「この公園で待ち合わせているはずだが、「うわぁぁああ~ん!!」、・・・」

声が聞こえる方を見てみると小さいガキが膝が擦り剥けて泣いている。

「まったく、あの程度で泣くとは最近のガキは虚弱だな」

そんなことを思っていると、

「大丈夫ですよ、泣かないでください」

金髪でヴェールを被った・・・シスターが近づいてきた。

まさか、ターゲットから来てくれるとは思ってもいなかった。

「じっとしていてくださいね」

彼女はけがの部分に両手をだす。

次の瞬間、シスターの掌から淡い緑色の光が出てきた。

そしてケガの部分が見る見るうちに消えていった。

(性能的には素晴らしい力だ。鍛えればいい力を身につくだろう)

「ありがとー、お姉ちゃ~ん!」

ガキはシスターにお礼を言って出ていった。

俺はシスターに近づいた。

「おまえ、凄い力を持っているな」

「はい、これは神様からいただいた素敵な力なんです」

「だけど、シスターがなぜこんな街に?」

「この町の教会に赴任することになったんです」

「そうか、俺の名前は兵藤一誠。おまえの名前は?」

「アーシア・アルジェントといいます。よろしくお願いします、一誠さん」

それから、公園で少し談話した後、アーシアは教会に行くことにした。

「それじゃー、一誠さん。何時でも教会に来てくださいね」

「ああ、近いうちに・・・また」

アーシアの姿はだんだんと見えなくなっていた。

 

 

 

 

「・・・随分と優しいのね、イッセー」

「まあな、嫉妬するなよ、ステラ」

公園の木の背後からイッセーと同じ黒を基調にした服を身に着けた女性が出てきた。

彼女の名前はステラ。バスト98の胸とブロンドの髪が特徴のイッセーのマリアの一人である。

「はい、命令通り合流しました。あと、嫉妬心はありません」

「そうか。彼女は今日中に保護する。おまえも準備をしておけ」

「わかりました」

 

 

 

深夜教会付近

 

アーシアSIDE

 

私は今、十字架にはりつけにされています。

信じていたレイナーレ様は堕天使で私の中にある力が欲しいそうです。

そのために、私の体からそれを抜き取るための儀式をするそうです。

「ふふ、大丈夫よ、アーシア。あなたの力は私が有効に使ってあげるわ。

だから、あなたは潔く死んで頂戴」

妖艶に笑うレイナーレ様の顔は今はとても怖いです。

私は死ぬんでしょうか?このまま一人で。

私は咄嗟に昼間会った一誠さんを思い出しました。

ああ、あんな人とお友達になりたかったな。

私が死を覚悟した時、

 

   ドッカー~ン!!

 

「な、どうしたの!!」

「レイナーレ様、いったい何が起こっているんでしょう?!」

レイナーレ様と部下である男、ドーナシック様は慌てています。

いったい何が起こっているのでしょう?

その時、突然ドアが開かれ、そこには黒いコートとローブをつけた男女がいました。

「何者よ!あなた達!!」

目の前の男の人はローブを脱ぎ顔を見せた。あ、あれは!

「待たせたな、約束通り、会いに来たよ、アーシア」

「一誠さん!!」

 

 

イッセーSIDE

 

「待たせたな、約束通り、会いに来たよ、アーシア」

「一誠さん!!」

どうやら、まだ神器は抜かれていないようだ。

さて、下級どもはどうするか。

「貴様、人間如きが誇り高き堕天使に刃向うきか!!」

「俺は貴様らの上司からその子を保護してくれと依頼されたんだ。

悪いが無傷でこちらに引き渡してくれないか?」

「ふん、何をバカなことを!

誰がそんなことを命令したというの!」

「・・・のようですがどうする、シェムハザ?」

「「「「!!」」」」

俺がポケットから小型の機械を出すと

そこにはホログラムであるが副総督であるシェムハザの姿があった。

「シェムハザ様!!」

「名も知らぬ下級堕天使どもよ。

今すぐにそのシスターをその少年には手渡しなさい。

そのシスターの神器はアザゼル総督が興味を持っておられる」

「で、ですから我々はその神器を手に入れるために!」

「許可しません。その儀式では例え、移植することはできても

力は移植前より弱くなり、禁手に到達することが100%不可能になってしまいます。

最終警告です、そのシスターを彼に、兵藤一誠に渡しなさい」

「そういうことだ。今すぐ渡せば、貴様らの身の安全は保障しよう」

イッセーの忠告から長い静寂が起きる。

 

 

「・・・いやよ」

「レイナーレ様!?」

「いやよ!この計画のためにどれだけ苦労したと思っているの!

もう少しでアザゼル様とシェムハザ様に愛される志向の堕天使になれたのに!!

第一、人間が幹部様と知り合いのずがないじゃない!!」

「それは反逆の意志として受けてもいいんだな、無知で名も知らぬ下級堕天使」

「黙れ!消えなさい!!」

下級堕天使・・・レイナーレだっけ?光の槍を投げてきた。

だけど、当たらないな。

「うそ、外れた!」

そう、放った槍は俺の頭上を通り越し後ろの壁に刺さった。

「無駄だ、お前たちはもう俺のテリトリーにいる。この場からは逃げることができない」

俺は近くの十字架を拾い、力強く握る。

「集え、我が元素!下種の罪人に裁きの一閃を!

我が極めし十の元素の一・・・鉄よ!!」

十字架は熱を帯び、大鎌に変形する。

「お前たちやれ!!」

レイナーレが部下共に命令する。

だが、

「遅い」

 ズサッ!

俺は一気に大勢いた雑魚共を一気に狩った。

全員が血だらけでほとんどの奴が首が飛んでいる。

「ドーナシック、カワマーラ、ミッテルト!!殺しなさい!!」

「「「了解!!」」」

三体の下級堕天使どもが槍を出して襲い掛かる。

俺はそれを一体は鎌でほか二人は盾を形成し、防ぐ。

「馬鹿な!鉄ごときで光の槍を!!」

「勘違いしているようだから教えてやる。

クェイサーの元素からの合成物は通常の合成物の上を行く。

硬度はもちろん、性能すら違う。そして、」

槍を押し出し、鎌を振り上げる。

「液体の純鉄にならない1560℃前後の熱振動を起こす鉄の前には

光の槍でも小枝同然のようにへし折れる」

槍をへし折り、同時に堕天使の胴を刈り取る。

割れた下半身から血が噴水のように出る。

「「ドーナシック!!」」

「貴様らも、死んだ仲間を心配してる場合か」

俺が手を動かすと二体の盾が形を変え頭を覆う。

「「!!」」

そのまま、鉄で覆われた頭は

頭がつぶれる音と同時にわずかに薄い物体へと変わる。

「さあ、残るは貴様だけだ」

「くっ!まだよ、アーシアさえいれば計画は!」

アーシアの方を見るが十字架には誰もいない。

後ろを見ると、ステラがアーシアを保護していた。

相変わらず、素早い仕事をしてくれる。

「俺ばかり見すぎていたようだな。大人しく、狩られろ」

「いや、いやよ!私は・・・!?」

「お前たちのような愚か者に・・・誰かに愛される資格などない!!」

俺は一瞬で鎌を振り上げレイナーレの首を落とす。

呆気ない計画だったものだ。

 

 

 

 

「あの、一誠さん・・・」

「アーシア、お前を今から堕天使の組織にある神器保護下に連れていく。

おまえの力は神器という神の力の一つだ。

ここにいても、お前は一人だぞ」

その言葉にアーシアは黙ってしまう。

だからこそ、俺は彼女に手を差し伸べる。

「もし、一人が嫌なら俺のところに来い。

お前には神器以外にマリアとなる才能がある。

俺のマリアに、仲間になって一緒に過ごさないか?」

アーシアは肩を震わせて言葉を出した。

「仲間・・・私とお友達になってくれるんですか?」

「ああ、友達・・・否、家族だ」

アーシアは笑顔になって俺に抱き付いてきた。

 

 

 




どうもー。
イッセーの使う元素のひとつはやっぱり鉄でしたー。
やっぱり、この元素は必要だと思いました。
でも、ちゃんとオリジナルもあります♪
後、気づきましたか?実はもう一つ、この話の中で使っていました。
わかりますか?
まあ、プロローグ、一巻はこれで終わりです。
次回はグレモリー眷属が出てくるかも
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