前回までのおさらい
イッセーはリアスがフェニックス家と婚約を掛けたゲームをすることを知った。
ソーナはイッセーにリアスの手助けをしてほしいと頼まれる。
そこでイッセーは相良一光の中にいるインティーとルナティルを覚醒させるために
自分の中に仮封印状態だった相棒であるドライグを起こさせる。
ソーナSIDE
兵藤君が準備に取り掛かると言って出ていってから2時間。
一体どうやって二体のドラゴンを覚醒させるのかしら?
私がそう思っていると扉が開かれて兵藤君が現れた。
でも、さっきと違うには後ろに小さな女の子をおぶっていることだ。
小さいわね。5歳くらいかしら。
「兵藤君、彼女は一体?」
「この子はルイ。昔俺が保護した神器所有者だ。
この子の神器が今回のキーマンになるからな」
・・・こんな小さな子がもう神器に覚醒しているだなんて。
やはり、堕天使の研究は悪魔側よりも進歩しているようね。
「ルイ、これから神器を使っていいけど、疲れたらすぐにやめるんだぞ」
「うん!!お兄ちゃん!!」
見ているととてもいい兄妹のように見えるわね。
私がそう思っていると兵藤君の左手が緑色に光り始めた。
「赤龍帝の籠手!」
光りがやみ終わるとそこには宝玉を着けた赤い籠手が出でいた。
「ひょ、兵藤君!赤龍帝の籠手とは、まさか神滅具ですか?!」
「ああ、その通りだ」
まさか、伝説の神器までも宿しているとは!
唯でさえ、人間として規格外の力を持つ彼なのにさらに上があるだなんて!
そう思っているとルイちゃんの体から光る樹のような形の結晶が出てきた。
「ルイの神器は『鍵壊しの妖精〈アンロック・フェアリー〉』。
この子の神器は敵を倒すことも、自分を守ることもできない。
だが、この子の神器は物や生き物、魔方陣の封印を一定時間解くことができる。
神のシステムの一部である神器も例外ではない。」
「封印解除用の神器!これで相良君の中にいるドラゴンを・・・」
これなら本当に奇跡を起こすことができるかもしれない。
イッセーSIDE
ルイの神器は自分と対象物が接触していることが限定条件である。
以前、俺は相良一光に触れたことがあり条件は満たしている。
ルイの力でドライグと共に神器の中を潜水中。
まるで、海でも潜るような深く動きにくい感覚がする。
そして、潜り始めて少し経ち俺の前に目的の存在がいた。
二体のオレンジ色と薄黄色のドラゴンが鎖に縛られながら眠っていた。
『こいつらは俺たちの部下みたいなものだった。
その強さは五代龍王に匹敵するほどであったがこいつらには足りないものがあった。
それは好戦的感情がなかったのさ。
ドラゴンというのは生まれや神話は違えど戦というものを好んでいた。
そして、力を求めどんな相手であろうと戦っていった。
だが、こいつらにはそういった感情がなく常に歴史の裏に存在し戦っていたそうだ。
まあ、言うなれば俺たちの裏方みたいな存在だ』
へえ~、ドラゴンにも色々と事情があるんだな。
そう思っているとドライグの体が光だし、二体は光を浴びる。
すると、二体を縛っていた鎖の一本が砕けた。
『おい、いつまで寝ているんだ、貴様ら!』
ドライグが少し声を大きく出すとオレンジ色のドラゴンが目覚めた。
『・・・ッ!ドライグ様!!なぜ、あなたが!!』
『ふん、久しぶりだな、インティー』
そして、もう一体のドラゴンも目を覚ました。
『・・・これは。まさか、目覚めて最初に見るものがアルビオン様の宿敵とは。
これは一体どういうことなのですか?ドライグ様?』
『ルナティルも目覚めたか。今回は俺の相棒がお前たちに用があるらしくてな。
共に、神器の中に潜りこんだというわけだ』
『この人間がですか?』
二体とも俺をジーと見ている。
『・・・なるほど、確かに強い』
『人間とは思えないような力を感じる』
『当然だ。ここにいる相棒は俺が認めた歴代未来永劫最強の赤龍帝だ。
ちなみに白龍皇のほうも歴代未来永劫最強と認めているほどの存在だ。
今回の世代は恐ろしい存在の集まりだ』
「・・・そんなことはいいだろ。こいつらの封印は解いてやったんだ。
もう、意識を飛ばしたり、能力の向上もできているだろ。
これならば、光の力も使うことができる」
『ほ~、我らを前にしておきながらなかなか肝が据わっているよう』
「・・・お前たちの主は相当弱いから、相当苦労するぞ」
俺達はそれだけ言い終えると精神世界を後にした。
「・・・それでは成功したと」
「ああ、今頃神器が話し始めて驚いているころだろうな」
精神世界から帰った俺はシトリーと話している。
隣では疲れたのか眠っているルイがいる。
まだ、体力もない子供のためにまだ少しの時間しか使うことができない。
「これで負けたらもう助けることができないからな」
「ええ、それでも今回の協力は感謝します」
「・・・それではご武運を」
俺はルイを連れて生徒会室を後にした。
それから一週間後、グレモリー眷属はギリギリとは言え勝利を収めた。
遅れてすみません!!
バイトのシフトが多く入ってしまい、書く時間がありませんでした。
次回はエクスカリバー編。遂に本格的に始まります。
早めにかけるように頑張ります!!