『・・・・・・闘え!・・・・・・闘え!!』
俺が見ているのは幼き日の記憶。
正教会にいたころ、実験と闘いの日々。
かつて、アデプトでは複数の元素を使うクェイサーを創る計画が行われていた。
通常は一人で一つの元素しか操れることはできない。
多くて2,3個の元素しか操ることしかできない。
故に、複数の元素を使えるクェイサーを作る計画が出された。
生まれたばかりの赤子の人体改造、遺伝子技術によるゼロからの誕生など、
数々の実験のすえ何人かの完成体が生まれた。
俺もそのうちの一人であり、人生の始まりでもあった。
クェイサーとなるには才能だけではない。
才能はあくまで使う元素そのものであり、
力を引き出すには訓練や経験を積み重ねなければならない。
そのため、幼き頃から身体強化の訓練、ありとあらゆる元素や現象、物理などの知識の勉強、
武器の使い方、過酷な環境でも適応訓練など想像を絶する訓練を重ねてきた。
そんな中で、何人かの同志たちが死んでいった。
そいて、気づいたらそこには俺しかいなかった。
俺はただ力を求めた。
強くなり、ここを抜け出し、自由を手に入れるために。
そして、8歳の時、一つの奇跡が起こった。
俺の中で眠っていた神器が覚醒したのである。
俺はその力を使い、計画にかかわった奴らを見殺しにした。
そして、ただ、ひたすら逃げた。
もう二度と自由を奪われないために、自分の人生を歩むために・・・・・・ただ、ひたすら。
それから、一年後、俺の目の前にグリゴリが現れ、抵抗の末、保護された。
「・・・・・・夢か・・・・・・」
そうか、剣を完成させてからもう3日も経っているのか。
あれから、学校にも行ってないし、仕事の疲れがやっと吹っ飛んだ。
・・・・・・やばい、仕事完全にしていない。
「あれ?アザゼルから着信が来ている」
俺は携帯を取り出し、アザゼルにかける。
『おう、やっとでたか。昨日から発信しているのに全然連絡が来ないからな』
「どうした?何かあったのか?」
『ああ、チョイとばかし組織内で問題が起こってな。
・・・・・・コカビエルの野郎が裏切りやがった』
「何?」
『お前が寝ているこの3日間の間に事件が起きてな。
教会が保管していたエクスカリバーが盗まれたんだ。
しかも、盗んだのがコカビエルと元教会出身の研究者バルパーだ。
あいつのことだ。俺の考えが気に食わなくてまた戦争を起こす気だろうな』
「おい、盗まれたのはエクスカリバーだけか?」
『・・・・・・相変わらず、察しがいいな。
あいつらは部下10数名とまだ開発中の人工神器を持ち出しやがった』
「それで、魔王の妹たちがいるこの町に来るということか?」
『ああ、あいつはまずはサーゼクス達に宣戦布告し、次はミカエルだろうな。
兎に角、あいつを意地でも連れて帰ってこい。最悪の場合は殺して構わん』
「了解」
俺はベットから立ち、電話を切ろうとすると
『おお!!そうだ!忘れるところだった。
イッセー、実はお前が探していたサーキットの所有者なんだがな・・・・・・』
アザゼルの一言に俺は驚愕した。
まさか、俺の捜すサーキットの所有者が派遣されたエクソシストとは・・・・・・とんでもない偶然だな。名前は、ゼノヴィアと紫藤イリナ。エクスカリバーの所有者とは、どれほどの者か?
まあ、これからのことを考えるよりも探した方が早い。
寝ている間にステラに学園の方の監視をしてもらっていた。
話では、グレモリー眷属の騎士が今回のコカビエルの仲間であるバルパーのかつての計画
『聖剣計画』の被害者と聞く。
かつて、聖剣使いを人工的に作り出す計画があり、多くの被験者が生まれた。
その後、バルパーは教会を追放され、その研究の成果もあり聖剣使いは増えた。
その被験者である騎士が頭に血が上った状態で闘い、負けたらしい。
・・・・・・少しであるが、騎士の気持ちはわかる。
幼き頃の俺も、似たようなもんだ。
本気で壊したいと思ったら、達成するまで歩みを止めようとしずに進む。
頭でわかっていても、体が言うことを効かない、あの感覚。
・・・・・・俺としたことが、過去に浸りすぎたな。
俺は今、街中にいる。
「さて、探す前に応援が来るとか?いったい誰g「隊長ぅぅ~❤!!」・・・・・・」
・・・・・・この声がする方を見ると、全速力で何かがこっちに走ってくる。
そして、勢いよく俺に抱き付いてきた。
「会いたかったわ!!隊長を思って何度眠れぬ夜を過ごしたことか~!!」
「離れろ、ビリー。暑苦しい「イヤぁア~!!そんな隊長もス・テ・キ!」・・・・・・」
こいつの名前はビリー。
肌黒い褐色の肌で覆われた鍛えられた無駄のない筋肉。
結構女受けしそうな顔。
そして、その顔を台無しにするようなオネエ言葉。
何より服装はコートで隠れているとは言え、
黒のカバジャー、パンツにネクタイ、グラサン・・・正にハードゲイ。
一応、俺と同じ特殊戦闘員であり俺が所属する部隊のメンバーである。
「それはそうと、情報何かないのか?」
「もぉ~!久しぶりの再会なのよ。もっとゆっくり「・・・ご、ごめんなさい」
例の子たちなんだけど悪魔っ子たちと接触していたわよ。どうやら、協力体制を取ったみたいね。
中々、面白いことになってきたわね。どうするの隊長?」
「それならそれで監視をするまでだ。そのエクソシストたちから、サーキットを取り出すぞ」
「了解~!」
今回の件、何か嫌な予感がする
久しぶりの投稿です。中途半端ですが、今回はここで終わりで、次作はなるべく早く投稿します。
よろしくお願いします。