ハイスクールD×D 聖痕の赤龍帝    作:RAPTAR

9 / 10
第9話

『・・・・・・闘え!・・・・・・闘え!!』

俺が見ているのは幼き日の記憶。

正教会にいたころ、実験と闘いの日々。

かつて、アデプトでは複数の元素を使うクェイサーを創る計画が行われていた。

通常は一人で一つの元素しか操れることはできない。

多くて2,3個の元素しか操ることしかできない。

故に、複数の元素を使えるクェイサーを作る計画が出された。

生まれたばかりの赤子の人体改造、遺伝子技術によるゼロからの誕生など、

数々の実験のすえ何人かの完成体が生まれた。

俺もそのうちの一人であり、人生の始まりでもあった。

クェイサーとなるには才能だけではない。

才能はあくまで使う元素そのものであり、

力を引き出すには訓練や経験を積み重ねなければならない。

そのため、幼き頃から身体強化の訓練、ありとあらゆる元素や現象、物理などの知識の勉強、

武器の使い方、過酷な環境でも適応訓練など想像を絶する訓練を重ねてきた。

そんな中で、何人かの同志たちが死んでいった。

そいて、気づいたらそこには俺しかいなかった。

俺はただ力を求めた。

強くなり、ここを抜け出し、自由を手に入れるために。

そして、8歳の時、一つの奇跡が起こった。

俺の中で眠っていた神器が覚醒したのである。

俺はその力を使い、計画にかかわった奴らを見殺しにした。

そして、ただ、ひたすら逃げた。

もう二度と自由を奪われないために、自分の人生を歩むために・・・・・・ただ、ひたすら。

それから、一年後、俺の目の前にグリゴリが現れ、抵抗の末、保護された。

 

 

「・・・・・・夢か・・・・・・」

そうか、剣を完成させてからもう3日も経っているのか。

あれから、学校にも行ってないし、仕事の疲れがやっと吹っ飛んだ。

・・・・・・やばい、仕事完全にしていない。

「あれ?アザゼルから着信が来ている」

俺は携帯を取り出し、アザゼルにかける。

『おう、やっとでたか。昨日から発信しているのに全然連絡が来ないからな』

「どうした?何かあったのか?」

『ああ、チョイとばかし組織内で問題が起こってな。

・・・・・・コカビエルの野郎が裏切りやがった』

「何?」

『お前が寝ているこの3日間の間に事件が起きてな。

教会が保管していたエクスカリバーが盗まれたんだ。

しかも、盗んだのがコカビエルと元教会出身の研究者バルパーだ。

あいつのことだ。俺の考えが気に食わなくてまた戦争を起こす気だろうな』

「おい、盗まれたのはエクスカリバーだけか?」

『・・・・・・相変わらず、察しがいいな。

あいつらは部下10数名とまだ開発中の人工神器を持ち出しやがった』

「それで、魔王の妹たちがいるこの町に来るということか?」

『ああ、あいつはまずはサーゼクス達に宣戦布告し、次はミカエルだろうな。

兎に角、あいつを意地でも連れて帰ってこい。最悪の場合は殺して構わん』

「了解」

俺はベットから立ち、電話を切ろうとすると

『おお!!そうだ!忘れるところだった。

イッセー、実はお前が探していたサーキットの所有者なんだがな・・・・・・』

アザゼルの一言に俺は驚愕した。

 

 

まさか、俺の捜すサーキットの所有者が派遣されたエクソシストとは・・・・・・とんでもない偶然だな。名前は、ゼノヴィアと紫藤イリナ。エクスカリバーの所有者とは、どれほどの者か?

まあ、これからのことを考えるよりも探した方が早い。

寝ている間にステラに学園の方の監視をしてもらっていた。

話では、グレモリー眷属の騎士が今回のコカビエルの仲間であるバルパーのかつての計画

『聖剣計画』の被害者と聞く。

かつて、聖剣使いを人工的に作り出す計画があり、多くの被験者が生まれた。

その後、バルパーは教会を追放され、その研究の成果もあり聖剣使いは増えた。

その被験者である騎士が頭に血が上った状態で闘い、負けたらしい。

・・・・・・少しであるが、騎士の気持ちはわかる。

幼き頃の俺も、似たようなもんだ。

本気で壊したいと思ったら、達成するまで歩みを止めようとしずに進む。

頭でわかっていても、体が言うことを効かない、あの感覚。

・・・・・・俺としたことが、過去に浸りすぎたな。

 

 

 

 

俺は今、街中にいる。

「さて、探す前に応援が来るとか?いったい誰g「隊長ぅぅ~❤!!」・・・・・・」

・・・・・・この声がする方を見ると、全速力で何かがこっちに走ってくる。

そして、勢いよく俺に抱き付いてきた。

「会いたかったわ!!隊長を思って何度眠れぬ夜を過ごしたことか~!!」

「離れろ、ビリー。暑苦しい「イヤぁア~!!そんな隊長もス・テ・キ!」・・・・・・」

こいつの名前はビリー。

肌黒い褐色の肌で覆われた鍛えられた無駄のない筋肉。

結構女受けしそうな顔。

そして、その顔を台無しにするようなオネエ言葉。

何より服装はコートで隠れているとは言え、

黒のカバジャー、パンツにネクタイ、グラサン・・・正にハードゲイ。

一応、俺と同じ特殊戦闘員であり俺が所属する部隊のメンバーである。

「それはそうと、情報何かないのか?」

「もぉ~!久しぶりの再会なのよ。もっとゆっくり「・・・ご、ごめんなさい」

例の子たちなんだけど悪魔っ子たちと接触していたわよ。どうやら、協力体制を取ったみたいね。

中々、面白いことになってきたわね。どうするの隊長?」

「それならそれで監視をするまでだ。そのエクソシストたちから、サーキットを取り出すぞ」

「了解~!」

 

今回の件、何か嫌な予感がする




久しぶりの投稿です。中途半端ですが、今回はここで終わりで、次作はなるべく早く投稿します。
よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。