刀使の幕間   作:くろしお

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どうも、くろしおです。

先日予約していた、とじとものアートワークスが無事手元に届きました。イラストとともに数々の設定も明かされ、色々書きやすく(特に流派・御刀まわりが)なりそうなのは嬉しい限りであります。

話を戻しまして、今回も戦闘描写が中心の回となります。

それでは、どうぞ。


⑰ 燃ゆる相模湖 後編

 ー相模湖湖上 戦闘水域ー

 

 真奈美達が特祭隊の船隊に遭遇したのとほぼ同時刻、彼女達の船上では磁気探知型ロケット弾がそれぞれ発射を待っていた。

 

「進行方向前方に、四つの金属反応を探知。女王、いかがいたしますか?」

「邪魔する者は全て踏みつけていくまで。発射!!」

「ヒャッハー!血に染まれぇ!!」

 

 二発のロケット弾が白煙を軌跡に描いて、目標へと真っ直ぐ突き進む。

 

「全員、目と耳を塞ぎなさい!口は開けるのよ!」

 

 真奈美の指示どおり、乗っていた全員がそれに従った。直後、二つの爆発音が響き渡る。対爆対策をしたおかげで、『男性排斥運動』側の人間は身体の各器官の被害を免れた。高鍋は、発射したロケット弾の航跡を確認し、落胆した。

 

「…女王、外したようです。」

「ちっきしょう!!殺し損なった!」

「…伊田、もう少し血の気を抑えなさい。そんな姿勢じゃ、命取りになるわよ。」

「あー、へいへい。」

 

 真奈美に諭された伊田は、少し大人しくなった。

 

「女王、まさかですが、我々の行動が読まれているというのは考えられませんか?」

「無い、とまでは言わないけれど、だったらどうして私らを殺してでも止めようとしないのかが釈然としないのよね。」

「このまま、進みますか?」

「ええ、勿論。幸い、まだ弾薬は他にもたくさんあるしねえ。」

 

 二艘にそれぞれ積まれた、多数の東西両陣営の銃器。トミーガンだけでなく、カラシニコフことAK-47やM249、更にはRPG-7といったロケットランチャーもまだ数発ほど残っていた。

 

「少なくとも、刀使がここに来る心配はないわね。あとあり得るとすれば警察でしょうけど、まず荒魂の対応に追われて無理無理。あとは心置きなく、ダム管理事務所を抑えるだけよ。」

「はあ。」

(……その割に、さっきから妙な胸騒ぎがするのは気のせいでしょうか。あの船の集団、漁船だったらまだいいのですが…。)

 

 高鍋は、胸の内にではあるが民間船舶の攻撃さえ辞さないようなことを考えていた。とはいえ、自分たちの目的を邪魔するのならば排除に躊躇はしない人間でもあるため、そのような考えになるのも無理はなかった。攻撃を受ける側からすればたまったものではないが。

 

 

 

 

 

 

 そして、最大船速を維持したまま、相模湖大橋の手前1.3㎞地点にまで迫った時だった。

 

「じょ、女王!あれは!!」

「…待ち構えていたようね、どうやら。」

 

 彼女らの進路を阻むように、四艘の船が右舷側を向けて停船しているのを捉えた。先ほど攻撃を仕掛けたものと同じかまでは分からなかったが、真奈美と高鍋は持っていた双眼鏡で、前方の船舶から銃口が飛び出していることを確認する。

 

「タダで通してはくれなさそうね。」

「RPGでも撃ちましょうか?」

「いいえ。こちらに近寄るようだったら、無差別射撃を許可するわ。ともかく、先を急ぐのみよ。」

「了解です。」

 

 高鍋は、後方に随伴するボートへと発光信号を送る。内容は真奈美の指示通りのものであった。

 

(それにしても、あの辺の船はなぜあのあたりに止まっているのかしら。…囮?それとも、単にあそこに停泊させているだけ?)

 

 謎が深まるなか、前方の船舶との距離が徐々に狭まる。すると、特祭隊の動きを収集していた情報担当の者から連絡が入る。

 

「もしもし?どうかしたのかしら。」

『女王、大変です!アイツら、二重三重のダムフェンスを相模湖大橋の手前で広げています!』

「―何ですって!?その幅は?」

『ともかく端から端までですよ!無理に船が通ろうとすれば、スクリューに引っ掛かる恐れがあります!』

「クソッ、まさか此方の動きを読んでいたというの!?」

 

 結論から言えば、そうではない。

 この大雨により相模湖へ流入する大量の流木や瓦礫が、この先の相模ダムへ流れて傷つけさせないようにするため、大急ぎで展開を進めていたのだ。

 

『女王、ともかくご決断は早いうちに!』

『おいそこ、何をやっているんだ!』

「あっ、おい!応答しなさい!……切れた。」

 

 特祭隊員に発見されたらしく、情報担当の者からの通信は途絶えた。

 

「……女王、何か不味い方向に転んでいるのでは。」

「…宮原、船速はこれが限界?」

「はい。」

「そう…。…全員に通達。戦闘中に私が死んだとしても、必ず身体をダム管理事務所まで届けなさい。…高鍋、その時はお願い。」

「…はっ。」

 

 遠回しに目的を果たすまで玉砕はするなと言っているのだが、他の脳筋な戦闘員にとっては撃ちたい放題に聞こえたようである。

 高鍋は、真奈美が殉じてもその使命を全うしようと改めて決意するのだった。

 

 

 

 

 時間は少し進み、真奈美達は左舷側に見える四艘の船を既に捉えていた。そのうち二艘は小型の釣り船であった。残りの二艘はクルーザーのようだ。前後にクルーザー、防弾のための付け焼刃なのか、竹や木で組まれた掘っ立て小屋のような構造物を取り付けた釣り船が、その間に順に並ぶ。銃口を確認したのは、この二艘の釣り船である。

 真奈美や高鍋の予想通り、この四艘は彼女らの船の進路を塞ぐように進行しつつあった。

 

「やはり、邪魔するつもりね。攻撃用意!」

「RPGとM249を叩き込めば、簡単に沈黙するはず。銃口を向けている真ん中の二隻に向かって攻撃を集中させなさい!」

 

 真奈美の号令と高鍋の指示が、二艘の戦闘員達に決起を促す。

 

 

 

 

撃て(Fire)!!」

 

 

 

 

 二艘の釣り船に向けて、ロケット弾や5.56㎜弾が多数撃ち込まれる。前後のクルーザーにも、主にエンジンルームへと発砲が行われた。

 二艘の釣り船は複数のロケット弾の着弾により、それこそ特撮映画のような派手な爆発を起こし、船体下部を残して焼け落ちた。また、前後にいたクルーザーも、エンジンルームへ多数の鉛弾を浴びせたことで、エンジンブローの後、火災を起こした。

 

「やったな!」

「はい、前方の目標はこれで沈黙したはずです!」

 

 相模湖大橋付近を除き、危機は去ったと思い込んだ真奈美達。

 しかし、銃撃した船舶を再び確認すると、人の姿が全然見当たらない。

 

「山崎様、あの船何かおかしいですよ!」

「動きも止まっているじゃない!何がおかしいって言うのよ!」

「ではなぜ、動かしている人間がいないのですか!?」

 

 そう言われて、真奈美はハッとした。

 

 

 

 

 だが、気付くにはあまりにも遅すぎた。

 

 

 

 

 

 

 ダンッ!

 

 

 

 

 

 

「うっ」

 バシャン!

 

 

 

 

 突然、後ろを航走していたボートより戦闘員の一人が湖に転落する。

 

「な、何だ!?」

「おい、稲沢が居ないぞ!!」

「あ、あそこに居るぞ!!…溺れそうになっているみたい!」

 

 後方のボートに乗っていた人間が、仲間の一人が転落していることを確認した。ただ、単に落ちただけならそれで良かった。だが、全くもってそんなことはなかった。むしろ、気付かぬうちに敵の術中に嵌っていたなど。

 

 

 

 

 ダン ダダダン ダン!

 

「うぐっ!」

「ぐほっ!?」

 

 続いて二人、いや巻き添えで三人が後方のボートから転落する。

 

「―全員、ライフジャケットを着用しなさい!!早く!!」

 

 真奈美はこれがただの転落でないことに気が付き、急いで残りの戦闘員に指示を出した。

 だが、また一人、後ろのボートから転落し、いよいよ船を操舵する者だけが残された。戦力はたった数十秒のうちに、あっさりと半減したのである。

 

「い、一体何が起きているのよ!?」

「―じょ、女王!!右舷後方に、多数の船の反応が!!」

「な!?」

 

 そんな馬鹿な。先程船は全て吹き飛ばしたはずではなかったのか。

 

「あぁ!後方のボートが!?」

「―!?」

 

 まるでミサイルが着弾したように、大きく船体が飛び跳ねる。操作していた戦闘員は、湖面へと放物線を描くように投げ出されていった。振り返ると、ボートがこけたあたりには凍りついた湖面が目に入った。

 それを見て、何者が攻撃してきたのかを真奈美は理解した。

 

 

 

 

「おのれ刀剣類管理局ぅ~!!―皆殺しにしてやる!!」

 

 

 

 

 つい頭に血が上り、我を忘れて怒り狂い、憎悪を更に高めていた。先程の湖面凍結の時以上に、彼女はブチ切れていた。

 

「高鍋!M249二梃渡して!!」

「は、はいっ!」

 

 血の気が増している彼女には、いくら側近である高鍋の声であっても届きにくい。加えて、そんな姿に変貌したリーダーを見て、伊田もそれに触発される。

 

「山崎ぃ、もっと撃っていいんだなぁ!」

「ええ、撃ちまくりなさいよ!!」

「ヒャッハー!!殺戮は楽しいなあ!!なぶり殺しにしまくれるなら、これほど最高なことはねえ!!」

「…霧で見にくいのが腹立たしい…。」

 

 相手の居るであろう方向へ、M249を乱射する真奈美。隣にいる伊田も、銃架付きのトミーガンをぶっ放す。

 ただこの弾幕が、敵にダメージを与えているのかまでは、靄が酷すぎて分からなかったが。この一方的な銃撃は、五分程度続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、少し離れろ。わざわざあの弾に当たりにいく必要はない。」

 

 後方のボートに乗っていた戦闘員達を湖面に叩きつけたのは、真奈美達よりも先行して相模ダム側に向かっていたはずの彼の艦隊だった。

 

「真奈美、滅茶苦茶こっちに撃ってきますね。…当たらないのは救いでしたけど。」

「四条から聞いた、祇園の短気な性格を利用したまでだ。おかげで、それはどうやら効果覿面だったようだし。」

 

 しかし、一体どうやって彼らは、彼女達の後ろに回り込んだというのだろうか。

 

「でも先回りしたのに後ろから攻撃するなんて、普通は考えませんよ。」

「そのためのあの囮船だ。普通に考えたら、同じ船の数がそこにいる以上、さっき攻撃した集団がそこに居ると思い込んでも不思議はないだろうよ。さっきのチャフのおかげで、相手のレーダーは電波攪乱を起こしているだろうし。」

「それにしたって、水無月さんから送られた向こうの航路予測も的確でしたし、相手の停船が難しいと判断した○○さんの対応力も凄いですよ。」

「ま、俺らが仮にダメだったとしても、もう既に相模原大橋には、動けそうな特別祭祀機動隊と遅れてやって来た陸自の方に展開してもらったからな。少なくとも、そっちを通過しようとした段階で銃弾の雨あられに晒されるって寸法だ。無人航空機(UAV)も追尾中だから、彼女達の逃げ場はもうない。」

 

 本来テロリストなどの組織犯罪集団に対しては、警察がその矢面に立つのだが、今回は現地にたどり着けない部隊も多かった。そのため、『男性排斥運動』の構成員らしき存在を確認した段階で、警察機構である刀剣類管理局と、荒魂などの獣害による災害派遣目的で派遣されていた陸上自衛隊とが共同で、真奈美達の進路を知らず知らずのうちに阻んでいた。

 

「…霧も、少しずつ晴れてきましたね。」

「ってことは、そう長くないうちに雨が止むってことか。―対荒魂用拘束ユニットと対刀使用捕縛ネットの発射準備を急げ!」

「了解!」

 

 真奈美達を確保するため、非殺傷武器の展開準備を各船で進める。

 ちなみに、彼らが撃ち落とした『男性排斥運動』の戦闘員には、人数分の浮き輪を投げ落としている。ドローンによる監視を続けているとのことで、逃亡の心配はない。

 

「……あとは、こちらの呼びかけに応じて投降してくれるのがいいんだがなぁ…。」

「…そう、ですね。」

 

 霧で少し見えにくいものの、少し前を行く真奈美達のボートを捉えながら、時を待つ。

 

 

 

 

 

 

 視点は再び真奈美達のボートに戻る。

 精神的な動揺がもとで乱射したものの、真奈美には相手に損害を与えた感覚があまり無かったように思えた。

 

「…残りの弾数は?」

「今の発砲でM249の弾もほぼ使い切りましたから、AK-47の弾倉が数個、トミーガンは二つ分だけです。後は、手榴弾くらいでしょうか。」

「…調子乗って、ロケットランチャーを撃ちまくるんじゃなかった…。」

 

 伊田としては、物が破壊されることに対して爽快感を感じていたのだが、一時の高揚感に身を任せた結果、所持していた武装の中で最大火力のものを全て使い果たしてしまった。磁気探知型ロケットランチャーも、砕氷と最初の遭遇戦の際に全弾撃ち尽くした。在庫はもう無い。

 

「……高鍋、管理事務所までの距離は。」

「まだあと1㎞以上はあります。捕捉された状況で振り切るのは、かなり厳しいかと。」

 

 参謀を兼ねる側近から、非常に暗い見通しを明かされる。

 そして、真奈美は少し後悔の念を浮かべていた。

 

「あの船への攻撃は、失敗だったとでも言えるのかしら。」

「…はい。結果論ではありますが。」

「…クソッ!!」

「まさか、デコイを用意していたなんて…。…此方は、まんまとその罠に引っ掛かったわけですね。」

 

 高鍋は悔しさを滲ませた冷静な分析とともに、これを仕組んだ相手の巧妙さに舌を巻いた。

 

(…大型の遠隔操作船…、いえラジコン船と言った方がいいでしょうか。確かにそれなら、あの四艘の船が無人であったことに説明が付きます。…見事に騙されましたね。)

 

 囮の船を動かすことで左舷前方側に注意を引き寄せ、意識が向きにくくなった後方右舷側から攻撃を仕掛ける。文字通り、高鍋を含めて『男性排斥運動』の戦闘員たちは釣られたのだ。目の前の疑似餌に。

 

(……このままなら、私達は負けるでしょうね。女王に言ったら、そんなことはない、と烈火のごとくキレるでしょうけれど。)

 

 諦念さえ感じ始めた高鍋。しかし、彼女に仕えると決めた以上、その破滅の時まで従っていくことに躊躇いはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ー神奈川県相模原市 相模湖大橋ー

 

 一部が『男性排斥運動』の破壊工作によって吹き飛ばされたものの、破壊されたスパンそのものは二、三個程度に留まった。これにより先述の彼の言葉どおり、残された橋桁の上から攻撃が可能なように武装が展開されている。

 

「本当に来るんでしょうかね。」

「分からん。だが、備えておかねばならないことも確かだ。我々の数もそこまで多いものではないからな。」

「…そうですね。」

 

 特祭隊と陸自の責任者同士がそう呟くなか、大声で驚く隊員の姿が目に入った。

 

「どうしたー!」

「ぜ、前方に船舶を複数確認!こちらに向かってくるかは不明!」

「…総員、発砲位置へ!レーザーサイトを先頭の船舶に集中させろ!」

 

 銃火器の展開時に、誤射を防ぐため彼の部隊の船舶には白い旗を取り付けている、と通信を受けたため、全く取り付けていない一艘へとレーザーサイトを纏めて浴びせる。

 

「―!照射した船舶が航路を反転!少しずつ離れていきます。」

「…監視を続行、警戒を怠るな。」

(我々の存在に気付いたか?…それは後で分かるか。)

 

 

 

 

 その後、一艘でもこの相模湖大橋を通過する船舶はなかったという。後に彼らに伝えられたこの謎の反転理由は、そこまで不可解なものではなかったという。

 この段階で、真奈美達の船が相模ダム管理事務所近くにたどり着くことはあり得なくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 真奈美達の船が反転した理由、実はこの直前の出来事にあった。

 

「伊田!先頭と二番目の船に向かって攻撃よ!特に操縦室を狙いなさい!」

「あいよ!」

 

 伊田は真奈美の指示のもと、彼や千里の乗る船などに対して銃撃を仕掛けようとした。

 だが。

 

 

 

 

 ダーン!!

 

 

 

 

 船隊から撃ち込まれた一発の対物ライフル弾が、左舷のエンジンルームに直撃。直後、左エンジンが黒煙を上げ始めた。

 

「―!!宮原、左のエンジン止めなさい!!」

「りょ、了解!」

 

 すぐに停止措置が取られたものの、もわもわと黒煙は上がったままであった。更に、船は左側に旋回し始めた。

 

「み、宮原!早く立て直しなさい!!」

「こっ、コントロールが利きません!舵も固定されて、動きません!」

「そんな馬鹿なっ!?」

 

 目的地まではそう遠くない位置であったにも関わらず、ぐんぐんと反時計回りに船が遠ざかっていく。

 

「女王!敵が!!」

 

 そして、相手が操船不能になったタイミングを見逃す彼ではない。

 一気に全船に対して増速を指示し、四方をロックしようとする動きを見せた。

 

「伊田!アイツらを絶対に近づけさせないで!」

「言われなくとも!!」

 

 伊田は、真奈美の指示を受けずとも自分から相手を排除しようと試みた。しかし、両手にAK-47を持って相手へ銃口を向けようとした時だった。

 

 

 

 

 ダダダン!! ダダダン!!

 

 

 

 

 二人の隊員が発砲した89式小銃のバースト射撃により、ゴム弾が伊田の持っていた銃へ当たったことで、彼女はそのままバランスを崩し、湖面へ転落した。

 

「な、何やってんのよ!!―あともう、トミーガンくらいしか残って無いじゃない!!」

「女王!もう逃げ場がありません!これだけ激しく揺れていたら、銃を撃ってもあまり意味がありません!」

 

 高鍋の悲鳴に、真奈美も苦い顔しか作れなかった。気付けば、既に左右を二艘ずつ進路を挟まれている。

 あとは手持ちの手榴弾が数個あるが、各船間隔を空けている今、船に投げ込もうとしても届かないのがオチだ。それでも、彼女は足掻こうと思った。自分が成し遂げようとしていた志を、こんな道半ばで閉ざすわけにはいかないと。

 

(…最後の手段だけど、仕方ないわね。)

 

 真奈美は、計画が事実上破綻したことを悟り、最後の抵抗に打って出ようとした。

 

 

 

 

 

 

 湖上での決着の時は近い。




ご拝読いただき、ありがとうございました。

次話でだいたいの事柄にケリがつき始めます。
今月中にはこの編を終わらせたいです…、ホントに。

それでは、また。
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