ここは色々とっ散らかり状態になっている時系列や、主人公を含めたオリジナルキャラクターの一部設定等を纏めたものとなります。
…正直に言えば、筆者が思い出し易くするためのものとなっていますが。
この場に関しては話が順次増え次第、補足を交えて設定等を追記していきます。
下に記した日付が、最新の設定更新となります。
[2024/4/9 最新更新]
話がこんがらがって分からないなどの方は、気休め程度ですが、読む一助になればと思っております。
※たまに前もって時限投稿をしているタイトルが載っている場合があります。ご注意ください。
※2020/5/11追記 一部視認性向上のため、下線などを加えております。
設定集・時系列まとめ
ー 大まかな時系列設定 (※は一部各編ルートの分岐部分)ー
大筋の流れはアニメ版準拠
・二十年前(1998年9月)
相模湾岸大災厄、発災。全ての因果はここから始まる。
その間、舞草設立(厳密には組織化)
・数年前(2010年代)
主人公、美濃関学院に入学。一ヶ月の熟考期間を経て、舞草への参加を決意。(主人公編『Turning Point』前後編)
美濃関学院入学の数ヶ月後、特別刀剣類管理局(以下、刀剣類管理局)本部への異動を命じられる。
(舞草のブレーンや人事課構成員の仕業)
なお、学籍は美濃関のままとなっているが、そのままの流れで本部付きになったため、有名無実化している。
この間、本部へ飛ばされた後に『秩父会戦』と称される戦闘に巻き込まれたこと(主人公編『死線を越えて』前後編)を切っ掛けとして、自衛隊や海上保安庁などの治安組織への短期出向を経て、本部に再び帰参する。
紫や親衛隊との関わりもここで持っている。
(※紫編『提案とカップ焼きそば』※真希編『厳冬の談話』など)
本部では職務をこなす一方、紫派による鎌府女学院での非人道的な実験の証拠や、隠蔽された諸情報などを収集する。
これとほぼ同時期、主人公の妹(麻美)が未登録御刀に認められ、非公認刀使として、実家周辺の地域で出現していた荒魂の討伐を開始する。(閑話編『近くて遠い距離』)
ー 胎動編 (2018年)ー
・御前試合(アニメ第1話時点)
事前の計画はおじゃんになったものの、姫和の特攻を切っ掛けに舞草も一気に動き始める。なお、主人公はこの時あまり動いていない。(里との往来は時たま)
・沙耶香の鎌府脱出(アニメ第7話時点)
羽島学長の方から真庭学長を介して連絡を受けた主人公。
適当に理由を付けて里へと向かう。
(※舞衣編『警戒と氷解』)
・特別祭祀機動隊及び親衛隊(結芽)の急襲(アニメ第9話後半時点)
当時、主人公は可奈美達と共に里にいたものの、彼自身の提案と朱音の要請で共に脱出することは断念、里を襲った側の現地の特祭隊との合流を果たす。
(姫和編『ゼロ距離と遠距離』、結芽編『相反する感情』及び『守りたかったもの』にて記載)
・折神家強襲及び折神紫(タギツヒメ)の封印(アニメ第11・12話時点)
突入に際し、自身で出来る範囲の不安要素の排除に動く。
(紫編『海中の
胎動編~波瀾編(みにとじでの時間軸)
各編ごとに話の展開は異なる。(全国を飛び回るのは変わらず。)
ー 波瀾編 (2018~2019年)ー
・近衛隊組織化前後(アニメ第17話付近・とじともメインストーリー)
主人公、美炎やミルヤ達からの報告により、綾小路の仲間が敵に回ったことを知り卒倒しかける。
(※番外編の葉菜編『
・タギツヒメvsタキリヒメ戦(防衛省襲撃)後
大きな動きを見せない近衛隊などを警戒しつつ、日々の業務をこなす。
(※薫編『過労と転落』冒頭、『ある休日の過ごし方』など)
また、近衛隊からの暗殺未遂事案に遭遇する。
(主人公編『Surgical Strike』)
・タギツヒメとの東京決戦時(アニメ第22・23話時点、『年の瀬の大災厄』)
東京都心部で急速に増殖する荒魂から民間人を避難させつつ、途中交代した相楽学長の指揮の基で撤退戦を主に担当。
途中、主人公の率いる部隊が荒魂に囲まれ絶体絶命な状況に陥るも、無事生還を果たす。
(寿々花編『爆弾処理の下準備』冒頭)
・可奈美と姫和の帰還までの数ヶ月間
主人公、二人の生存の希望は抱きつつ悲しみや悔しさをバネに、仕事へ打ち込みっぱなしとなる。
(※姫和編『田植えと宿泊体験』にて一部記載、※舞衣編『シビア・スキーイング』など)
・可奈美と姫和の帰還後(ドラマCD「名残花蝶」、「湖底楽園」、とじともメインストーリー)
本部所属かつ職場の現状は相変わらずだが、二人の帰還以降、更に生気を盛り返す。
(※姫和編『田植えと宿泊体験』、※寿々花編『爆弾処理の下準備』など)
・五月下旬頃、『相模湖擾乱』と呼ばれる一連の混乱が巻き起こる。
(相模湖擾乱編の各話。なお、この編は本作オリジナルである。)
この混乱時の出来事では、主にとじとも(夜見・結芽生存)ルートに近い世界線を踏襲している。
ー オリキャラなどの設定集 ー
《人物系統》*1
◇…主人公と同じ部署(兼部署も含む)である人間
[刀剣類管理局本部]
◇ 主人公 (所属:美濃関学院→刀剣類管理局本部)
本文中では、だいたい『彼』や『○○(彼の苗字)』などと称される青年。
アニメ第1話時点では、薫やエレンと同じく高校一年生にあたる。
元々は親の経済的、精神的負担の軽減や人のためになる仕事(というか公務員)を目指そうと考え、美濃関学院の門を叩く。
美濃関学院入学直前に家族がフランスで鉄道事故に遭遇した際には、心配するあまり自分の進路を蹴るところであった*2。それほどの家族想いの一面を有している。
入学時の書類記載の際、家族旅行時に海外での射撃経験を行っていたことが朱音の目に留まり、舞草にスカウトされるきっかけとなる。
アニメ第1話時点から遡ること数年前には、埼玉県秩父市にて荒魂討伐任務を帯びて駐屯していた際、複数の荒魂による襲撃で現地の臨時指揮所が壊滅。多数の刀使や特別祭祀機動隊(以下特祭隊)隊員が死傷する事態に遭遇する。
(この出来事は主に『秩父会戦』という名で称されている。)
その時、やむなく臨時で現場指揮権を預かり、自らも戦地に赴いて荒魂の迎撃と討伐を指揮する*3。その戦闘で自身も瀕死の重傷を負い、現地の病院で約一ヶ月間昏睡状態に陥っていた。
病院から退院後、死線を乗り越えた彼は「一般人である自分が、刀使や特祭隊員達へ何ができるのか。」を考え、陸上自衛隊や海上保安庁などの各治安組織へ出向き、肉体や精神、戦術知識などを蓄え鍛える。およそ数ヶ月の出向期間の後、その経験を遺憾なく発揮する。
朱音が見出した舞草の構成員で、人事部や舞草のブレーンの手により美濃関学院から本部へ異動させられて以降は、諜報員として紫派の非人道的実験や隠蔽された情報を調査する一面も持っていた。
その一方で現場を知ることを第一に考えて行動し、仲間達と積極的に意見を交わしたり、待遇改善を求めて奔走したりしたことで、紫派・舞草を超えて様々な人間に恋愛・友人的なものを問わず、好感をもたらした。縁故もこの時に数多く形成されている。
この結果、様々な少女達との関わりを多く持つことになった。
前述の通り人望に厚く、自身の信念は曲げない一方、相手の意見も聞き入れ、最善策を探ろうとしている。例え自身の敵や立ちはだかる障害になろうと、最後まで対話する努力は諦めない。実力行使は最終手段とし、最後まで用いることをできる限り避けている。
また、自身が自覚したものを除き、相手への恋愛面での好意には非常に鈍い。ただ、仲の良い人間との間では少々口が悪くなることもある。これは、気を許した人間に見せる彼なりの距離感の解消姿勢である。
さり気ない対応で、しれっと異性を落とすこともしばしば。それでも、知り合いや親しき者が傷つけられた時は、容赦なく相手を叩き潰しに向かう。
なお、一部の編では刀使やサポートメンバーとの過度な関係深化を避ける傾向がある。エレン編ではそれが顕著に表れていた。
荒魂討伐の際には最悪な場合、自身の身を肉盾にしてでも刀使達を生かして帰すことを考える。自分よりも他人の命を優先する節があり、あまりに優しすぎる人間と評されることもある。そこは仕事面でも変わらず、困っている人の仕事を手伝うこともしばしば。
それがもとで年数回、過労により倒れることがある。
御前試合以降は、鎌府や親衛隊での人体実験の発覚や紫派と舞草との武力衝突、更には本来自身が守ろうと日々努力してきていたなかで起きた、近衛隊との激突など急激な環境の変化が襲いかかる。
自身が刀使に狙われる事態(主人公編『Surgical Strike』)に遭いながらも、それでもなお刀使達を死なせることを嫌がったため、非難を受けようとも対刀使用制圧装備の製作、公表を行った。一時期は刃傷沙汰寸前にまで発展する事態にもなったが、それでもその責任者の座から逃げることはなかった。
(紗南編『中間管理職の苦労』にて一部記載。)
この装備群公表に前後し、彼は『東京決戦』こと『年の瀬の大災厄』における近衛隊の迎撃及び東京駅周辺の民間人救助を主目的とした部隊指揮を執り行った。
その時の動きがネット上で話題となり、それを知ったネット界隈の人達から『
この時の動きは、相模湖擾乱編における騒動の遠因としても語られている*4。
御前試合以前は、折神家で親衛隊などとの稽古や鍛練に付き合ったりしていた。但し、各々の時間的制約から、そこまでどっぷり剣術に浸っていた訳ではなかったため、鎌倉特別危険廃棄物漏出問題以降は、可奈美や沙耶香、舞衣や姫和などに手解きをしてもらいつつ、剣の腕を少しずつ磨く。
なお、舞草の構成員だからというわけではなかったのだが、日頃から携帯機能付きのスペクトラムファインダー、スマホ型業務用携帯と私用携帯の三つの携帯端末を持っている。番号はそれぞれバラバラである。
出向などで鍛えていた結果、空間把握能力や(半ば直感ではあるが)不審行動などへの洞察力が深化する。但し、これが発揮される時は大体良くないことが起こることが多い。
実家は埼玉県内にあるが、あまりの忙しさと先送りにする性格も相まって、ここ数年で帰宅らしい帰宅をしたことはない。これは、実家に滞在している間は転送していた荷物整理に時間を忙殺されるため。
家族構成としては両親と一つ下の妹がおり、その妹(
実家が茶の主産地であったこともあり、お茶入りの物を好んで飲み食いする。
基本的な性格は共通だが、オムニバス形式なので各編によってバラバラな動きをとる。
一人称は俺。なお、主人公の姓名は現状なし。
(理由としては、筆者側の都合と読者様方の想像の余地を残す目的があるため。)
◇
主人公の同僚にして舞草の構成員。舞草の立場では工作員で、秩父での荒魂討伐部隊の壊滅事案(『秩父会戦』)によって生じた補充要員として、急遽本部に送り込まれた。学年は主人公の一つ上、高校二年生にあたる。(アニメ第1話時点)
男数の少ない職場内で、主人公と意気投合した。
互いが舞草の構成員であることを当初は知らず、それが分かった時の衝撃たるや計り知れないものであった*5。
主人公の良き相談相手であり、愚痴を言い合うこともしばしば。
後述する早希とは同い年で、彼が舞草に入るきっかけになった人物である。運命的な出会いを果たした彼女とは、周囲も当人達も認めるほどの相思相愛な恋仲である。(リア充め…。)
ただし、主人公と彼女には色々と頭が上がらない。
前線に向かうこともあるため、彼も実弾を用いた戦闘訓練を受けているが、趣味のサバイバルゲームにこの経験を応用している。彼女共々、数多のサバゲー大会で優勝することも。
また、戦闘時の技量はピンホールショットを何連続も繰り出せたり、サイト無しの拳銃による発砲を狙った目標へ正確にこなせたりするほどの、器用な腕前をもつ。
なお、元々は神奈川県下の高等専門学校への進学を目指していたのだが、運命の悪戯により刀剣類管理局へと導かれることとなった*6。
実家は神奈川県内にある。
閑話編『フレンドリー・ファイア』にて、名前は
閑話編『股掛けした男の末路』後編にて、主人公に性的嗜好(メイド好き)を暴露された。
◇
主人公の同僚。元々は平城学館の刀使だったが本部から引き抜きにあい、現在は半ば裏方の事務職員と化している。本部への引き抜き後は学籍を鎌府女学院へ転籍することになったが、諸般の事情により2019年4月に再び平城学館へと学籍を戻した。このため現在では、鎌府と平城の二つの制服を持っている。
彼女も高等部二年生である。(アニメ第1話時点)
同じ学校の先輩であった
主人公には辛辣な面もあるが、同時に全幅の信頼も寄せている。
主人公や誠司とは異なり、舞草の構成員ではない。ただ、彼らが舞草の構成員であることを明かした際は、大して興味がなさそうであった。
(単純に知ったところで、彼女から見た関係は何も変わらないためという事情もあった。)
刀使としての実力は、本部へと引き抜かれた事実よりそれ相応のものである。近距離だが透覚、明眼も使える。また、平城時代から前線での刀使指揮に定評があり、親友の彩矢からも褒められたほどの実力をもつ。
アニメ第1話時点では、ショートカットの黒髪に黒縁眼鏡(度抜きのだて眼鏡)、御刀の柄や鞘まで黒色という、トコトン黒色が好きな娘だった。『年の瀬の大災厄』を経た現在は、髪も肩にかかるくらいのセミロングまで伸ばしている。
ちなみに、戦闘時にはだて眼鏡を外して打ち込むこともある。これは意識の切り替え目的が一つ、眼鏡が破損した時に眼球を負傷しないようにする目的がもう一つである。
なお私服に関しては、黒などの暗い色ばかりではないことを付け加えておく。
身体的な見た目は自身の元後輩にあたる姫和が羨む程度に恵体だが、男運に全く恵まれず出逢いが皆無。実家は奈良県内。
(彼女のイメージに近しいキャラクターとしては、艦これの山城。)
親友である彩矢とある約束*8を交わしており、主人公編『Surgical Strike』ではその約束を守るべく奔走する。
◇
元々一般の学校に通っていた少女だったのだが、若年層では珍しい程の情報処理能力を買われ、此方の世界に踏み込んだ。当然ながら本部への配属当初は、刀使や荒魂に関する知識をあまり知らないこともあり大変な目に遭った。
現在では、荒魂の出現傾向や、出現時の戦闘フィールドのデータリンク高速適応化を図れるようになり、情報分析官としての自分の立ち位置を確立している。
なお、主人公が不在の際は、部署での責任者として彼女が仕切ることになっている。一時期は情報部隊の育成役を担っていた。
赤茶色のセミロングの髪とブルーライトカット対応のだて眼鏡が特徴的である。ちなみに、容姿そのものは文字通りの美少女であるが、赤い太縁のだて眼鏡がその印象を崩しているため、彼女の素の顔を知っている者は、伍箇伝などでは彼を含めた同僚達と少数の友人だけである。補足として、ねねは彼女のほうに飛び込みかけたことがある。
彼女が、常駐する彼の部署の中では最も若い中等部三年生にあたる。(アニメ第1話時点)
(彼女に近しいイメージとしては、境界の彼方の栗山未来)
パソコンなどの電子機器の修理術の他、電子情報戦にも長けており、たまに仲間の情報端末にもハッキングを行うことがある。ただそれには、何か目的がある模様。主人公は姫乃の行動を知ってはいるものの、彼女が情報を悪用しない限りはそれを黙認している節がある。
彼の部隊に危機が迫った時には、彼女の情報分析能力が非常に役立っており、その能力のおかげで幾度となく窮地を脱した。
また、相模湖擾乱編中にて、彼が失踪していた時に起こったグレーゾーン事態の対処の際は、彼の代わりに奪還作戦(本編中での作戦名は『お帰り作戦』)を立案・指揮し、本部や鎌府女学院を占拠した武装集団を潰走に追い込んだ。
刀使や荒魂などに対しての彼の考えにも深く賛同し、今後の彼の後任に成り得る存在として、その成長が見守られている。
以上の誠司、里奈、姫乃の三人と彼を加えた四人が、常駐部隊として基本的に刀剣類管理局本部の一室で職務をこなしている。
・ 先輩 (所属:特別祭祀機動隊)[故人(殉職)]
主人公が本部に飛ばされた際、現場のイロハを彼に叩き込んだ男子。
テントの建て方から始まり、刀使達との人間関係の知恵までを短期間で伝授した。
当時、後輩で新人だった彼に手取り足取り教えつつ、気前よく色々な誘いへ呼んでいた兄貴肌の強い人柄であった。比較的早い段階で主人公の性格や適性を見抜いていた人物で、彼へ向けた遺書には、自身の成し得なかったことを彼に託すように残していた。
主人公と共に秩父での荒魂討伐へ赴いた際、突如出現した荒魂群によって仮設基地として展開していた臨時指揮所諸とも、大規模な攻撃を受け殉職する*9。
最後の通信相手*10となった主人公が、自身の信念を刀使やサポートメンバーら特祭隊員の生存率向上や、彼らの負傷率軽減を目指して奔走することへと、大きく舵を切る影響を与えた人物である。
なお、毎年お盆の時期か命日にあたる秋頃には、主人公と彩矢が大阪府内にある墓や先輩の実家へと墓参に向かう。(主人公編『残された者の責務』)
・
本部や鎌府で主に荒魂や刀使の研究をやっていた男子。元々は彼の家族が折神家からちょくちょく招聘されて、ノロの安定管理の研究に協力していた縁から、中学生ながら学業の傍ら本部でノロの研究に携わっていた。
中学卒業後、正式に刀剣類管理局本部へと研究職の特別枠で採用・配属されたのだが、その年のうちに若手の研究者に欠員が出た長船女学園への出向が決まった。
後述になるが、その際に今の彼女である綾奈と出会った。
舞草の人間ではないが、主人公も個人的に信頼が置ける人間であり、波瀾編直前の時期に対刀使用制圧装備開発を一任した。主人公の考えに感化された人間の一人でもある。
話し方はですます調で、誰に対しても穏やかな雰囲気で接する。人の名前を呼ぶ時は基本的に「~さん」と言うのだが、彼女である綾奈だけは名前で呼ぶ。
刀剣類管理局本部にいた時には、特祭隊の対荒魂用大型硬化シールドの設計、製作に携わった。この実績も考慮した上で、主人公は依頼したという経緯もある。
閑話編『特殊装備開発』で登場。
・
波瀾編終盤の2019年4月より、人事異動のため主人公の部署の実働部隊へと新たに加わった、男女六人のうちの一人。
寺の家系で、霊的存在を知覚できる。この自身の持つ力を用い、宗教的事情で神社にお祓いに参れない人々への祈祷行事を実施しているほか、後述になるが強力な悪霊に憑かれていた千里のお祓いを試みるほどの実力を有している。
[鎌府女学院]
・
鎌府女学院に所属する、腰あたりまで黒髪を伸ばした舞草の刀使。また、先述した誠司を舞草に引き込んだ張本人。彼氏の誠司とは同い年である。(高等部一年)
恋仲になる以前、誠司の好意に気付いてはいたものの、舞草の構成員だった彼女は
しかしある日、彼女自身の不手際で舞草へ送る予定の情報を糸崎に誤送信してしまい、焦りから彼を呼び出してこと細かく説明することとなった。
これが元となり、彼が舞草へ参加する条件として早希との交際を提示され、好意を受け入れる決意をする。(閑話編『とある刀使カップルの恋愛談』前後編)
刀使ではあるが、御刀以上に銃火器を持つと狂喜乱舞する、いわゆるトリガーハッピーな側面を持つ。ただし、御刀のお蔭なのか荒魂と対峙する際は比較的落ち着いて対処しているとのこと。
有効範囲が数㎞の明眼が使え、刀使としての能力は少し高い。
彼氏同様サバゲーを趣味に持ち、刀使の持つ身体能力を駆使しつつ、大会で優勝を得ることも間々ある。
「刀使として荒魂を狩っている時よりも、サバゲーしている姿の時の方が結構怖い。」
とのこと。
因みに、主人公曰わく
「糸崎と三原のいちゃつき具合は、『俺、この戦争が終わったら結婚するんだ』というフラグを普通に立ててくる次元だから、毎度毎度戦術練るときにこのことを念頭に置かにゃならない…。」
というくらいの偏愛濃密ぶりである。
なお、もし刀使をリタイアしたら、大真面目に誠司との結婚を考えている模様。
相模湖擾乱編では、武装集団により占拠されたヘリポートで人質に取られていた誠司を救うため、里奈と共に先陣として解放の鏑矢を鳴らした。誠司を無事に救うことはできたが、戦闘終結直前に隠れていた戦闘員の銃撃により、誠司を庇うような形で瀕死の重傷を負った。
医師からは、その深刻な負傷状況から生存確率の低さが伝えられるなかで、彼女は奇跡的に生還を果たした。
[美濃関学院]
・
栗色の長髪をピンク色のシュシュを使ってポニーテールに結び上げた姿が特徴的な、主人公の妹。主人公とは一歳年下である。アニメ第1話時点で中学三年生。
二人の両親が共働きであったこともあり、幼少期から互いに支えあいながら日々の生活を送ってきた。家族の中では最も彼のことを知る人物である。
主人公が美濃関学院に入学する一ヶ月ほど前に、海外転勤予定だった両親共々欧州へ住まいを探しに行っていたところ、大規模な鉄道事故に遭遇し重傷を負う。その際の電話口で、彼とは当分の間会うことが叶わないため、今までの感謝と尊敬を込めて「兄ちゃん」から「お兄ちゃん」へと呼び方を変えている。
以後、電話を彼に寄越す際にはずっと後者で呼んでいる。
(主人公編『Turning Point』前編)
両親の海外転勤が鉄道事故により頓挫したため、埼玉県内にある自宅から学校に通うことになった。
その頃に、近隣の家の老夫婦のところへ訪れる機会が増えた。老夫婦の家には日本刀が眠っており、その柄を握ってみたらと促され、実際に麻美が握ってみたところ、彼女に写シが発動。その刀が御刀であったことが分かり、この御刀自身が彼女を認めたのである。
(詳細は閑話編『近くて遠い距離』にて記述)
時は流れ、老夫婦から所有権譲渡された御刀を携え、自宅周辺の地域で出没する荒魂の討伐を一人で行っていた。未登録御刀と非公認刀使で人知れず活躍していたのだが、流石にこの違法状態を変えようと、彼女も伍箇伝のいずれかの校舎へ入学したいと思っている。だが、その事情を知らない主人公が、内情を知っている立場上反対し、伍箇伝への編入に二の足を踏む状況となっていた。
その後紆余曲折を経て、かつて兄が入学した美濃関学院の高等部刀使科への編入が叶った。
閑話編『近くて遠い距離』より本格的に登場。
ちなみに、麻美が髪を結うのに使っているシュシュは、主人公が彼女に誕生日プレゼントとして贈ったものである。
主人公同様、お茶の入った飲み物・食べ物を好んで食する。
人物の絡みとしては、『秩父会戦』後に主人公のもとへ定期的に見舞いに来ていた彩矢と知り合い、実家に泊めるほどの仲にまでなっている。
ちなみに麻美が彩矢へ刀使であったことを明かした時には、電話口でも分かるほどに驚いた様子であった。また、時々自宅に立ち寄る刀使達をはじめ、後方要員であるサポートメンバーとの面識もままある。
[綾小路武芸学舎]
◇
波瀾編終盤の2019年4月より、人事異動のため主人公の部署の実働部隊へと新たに加わった、男女六人のうちの一人。非刀使の高等部一年生である。
後述する真奈美とは同級生で友人であったのだが、彼女からある日突然にも襲撃を受ける。当時流布されていた主人公の噂に対して疑問を持ち、主人公の知らないところでは暴走気味になっていた真奈美の相談によく乗っていたのだが…。
相模湖擾乱編『新しき仲間と不穏な影』より登場。この編では、主に彼と行動する機会が多いもう一人の主人公でもある。
超が付く程の不幸体質で、もはや呪いとまで指摘されるほどに何度も死に直面した経験をもつ。また後日談の閑話編にて、本当に強力な悪霊が取り憑いていたことが判明している。(この時の話は『未知数なお祓い』参照。)
しかし、その点以外は至って普通の女の子である。
相模湖擾乱編での終盤、水上で揺れ動く船上から、ゴム弾仕様のリボルバー拳銃で寸分の狂いなく真奈美の手首を撃ち当てた際には、その精神力と胆力が彼に評価された。
◇
先述の千里同様、人事異動のため主人公の部署の実働部隊へと新たに加わった、男女六人のうちの一人。彼女も非刀使の高等部一年生であった。
男性に対し憎悪にも等しい嫌悪感を抱いており、特に異動先の彼に対しては並々ならぬ感情を向けている。その思想も、男性の物理的な排除を掲げるほどまでに非常に過激なものである。
ただし、勤務態度は真面目そのものであったため、千里以外の彼や他の同僚達は彼女の裏の感情に気付けなかった。ある時、千里をスタンガンで襲撃後に彼女をスーツケースへと押し込み、何処へと連れ去っていった。
相模湖擾乱編『新しき仲間と不穏な影』より登場。
その正体は、過激な女性優位主義団体『
世間的な見方では、『鎌倉特別危険廃棄物漏出問題』以降不祥事が相次いだ刀剣類管理局に対して、彼女らがその機能不全の一因と見なした組織内の男性を排除することで、表層的な女性の地位復権を掲げた武力クーデターを画策(『鎌倉事変』)する。
しかし、管理局側の猛烈な反撃によりクーデターは失敗。その後、各地のインフラ破壊や秘匿していた大量の荒魂の放出というテロリズムで管理局、あるいは日本政府に対して意趣返しとも読める報復行動(『相模湖擾乱』)を働いた。
だが、こちらも一部の破壊工作を除き、刀剣類管理局などがテロの拡大阻止に成功し、事実上真奈美の野望は潰えた。
相模湖での逮捕後は、刀剣類管理局や神奈川県警、検察庁を経て厳重な管理のもと身柄を拘束された。それは逃亡を防ぐ狙いもあったが、最大の理由として数多の余罪で取り調べの期間が長期に及んだことが影響している。
その後約五年に及ぶ裁判中、ある程度の事実解明が進んだなかで何者かの銃撃を受ける。被弾後直ちに医療機関に搬送されるも、その医療機関での治療中に多数の連鎖的な医療ミスが生じ、その結果として苦痛に喘ぎながら自身の短い生涯に幕を下ろしている。
[長船女学園]
・
当該校にて素材研究と流体工学を学んでいた少女。前述した恭一のパートナーでもある。以前は同じく長船の
長船の生徒の例外に漏れず、彼女もまた舞草の構成員ではあったが、その身分を彼氏に明かしたのは鎌倉特別危険廃棄物漏出問題の発生以降であった。
閑話編『特殊装備開発』で登場。
[民間人枠]
・
結芽編『優しき世界』にて、沖縄での生活時における彼女の身元保証人として登場。沖縄でホテル経営を行っている実業家で、エレンの遠縁の親戚にあたる。舞草に協力的な民間人でもある。
以前、主人公が沖縄での任務中に助け出した縁から、大抵の無茶は聞いてくれている。
凌蔵は、初対面の人間には『ミスター~』あるいは『ミス~』と先頭につける癖がある。
・
寿々花編『不可視の内紛』及び『家族会談』にて登場。寿々花が幼い頃から此花家に勤める執事の一人。年齢も還暦を過ぎているが、長年寿々花の父親と仕事をこなしてきたこともあり、彼の人を見抜く目には寿々花の父親も一定の信頼を寄せている。
主人公と出会った当初から彼の今後の将来性を見抜いており、名家である此花家としても、寿々花を任せられる人間であると確信するほどに期待を寄せている。
《武器関連》
・対荒魂用拘束ユニット
特殊能力も無い一般人である主人公が打てる、刀使達やサポートメンバーを含む特祭隊員への負担軽減策の一つ。
試作段階であることもあり、様々な可搬可能な種類の武装で試されている。(弓矢だったり対物ライフルだったり)
比較的中遠距離のものが中心になっているのは、特祭隊員が盾を扱いながら荒魂を対応するには近接武器では難しいこと、安全距離からでも対処が容易になることが挙げられる。
主に使われる弾頭が近接信管になっているため、荒魂の手前で残りの弾丸部分諸とも内蔵されている特殊な急速冷凍剤が、荒魂全体に降り注ぐようになっている。
即時展開が容易で、刀使でなくとも扱えるところは利点であるが、難点としては、
・あくまでも荒魂の動きを封じるだけであるため、結局のところ刀使によって荒魂を斬り祓う必要性があること
・荒魂の至近距離で発射しても安全距離の関係で信管が作動しないこと
・現在の近接信管では人と荒魂の区別が付かないため、仮に刀使と荒魂の混戦中に援護射撃を行おうものなら、彼女達を巻き添えに氷漬けにしかねないこと
などが挙げられる。
運ぶ際には黒色のスーツケース型のコンテナに入れられ、必要な時には上空から落下傘(パラシュート)を用いて交戦エリアに投下することが出来る。
設計や生産に時間を要したこともあり、彼が加わっての本格的な実射試験が行われるようになったのは、アニメでの胎動編以降である。それより以前の戦闘は通常の特祭隊員同様、89式小銃などの通常兵器で対応していた。
可奈美編『初デートと災難』後編、沙耶香編『荒魂討伐と温泉』などで登場。
・車載型スペクトラムファインダー
荒魂探知に特化した(実際にはそうではない場面もあったが)スペクトラムファインダーの車載版。
測定出来る距離は最大50km。
車に積める程度には小型なので、一般の特祭隊員にとっては単純な警邏・警備任務で重宝される。
夜見編『鎌倉警邏任務』及び『秋風とともに』で登場。
・十手(珠鋼製)
基本的には鋼製のものと使い方は同じだが、御刀を抑えるため材質も珠鋼にしてある特別製。
此方は伍箇伝の各校で、御刀の再鍛造時に余っていた珠鋼を、綾小路以外の刀匠や技師に依頼して共同で作製してもらった。
刀使が写シを張った状態で御刀を打ち込まれても、折れることはない。なお、神力があるかまでは要調査中。
現在の構想として、後述する対刀使用捕縛ネットと組み合わせて使用することが想定されている。
主人公編『Surgical Strike』前後編で登場。
・対刀使用捕縛ネット
主人公が、舞草と親衛隊の刀使とで武力衝突した際の経験から、胎動編後にベンチャー企業へ立案・製造委託をした、安全かつ簡単な刀使制圧用のネット。
本部向けというよりも、不測の事態に備えたものであるため、朱音や紗南、紫以外にはまだ報告していない。
ネットの主成分をとりもちとこんにゃく芋、骨組みを炭素繊維として、溶けたチーズのようにくっつきやすく斬りにくい、かつネットとしても強力なものに仕上がっている。剥がす際にはゆっくり作業を行う必要があり、もし暴れるようならば、余計にネットがくっつくという地味に嫌なモノになっている。使用する場合はネットランチャーを活用して、ある程度の距離までネットが届くようにしている。
上記の十手と組み合わせ、このネットで一旦刀使を捕縛し、身動きが取れなくなったところで十手を使って刀使から御刀を離し、無力化させる構想が練られている。
なお、ネットの方はそれ以外の用途でも活用されること(水難事故などでの要救助者の救助等)が期待されている。
現在は主人公編『Surgical Strike』前編にて、存在のみ明かされている。
・組み立て式盾(表面:紺色、外縁:銀色)
主人公とは別に、誠司・姫乃が共同で設計して鎌府と長船の技師に作製を依頼した物。
現行のジュラルミン盾やライオットシールドでは、一般の特祭隊員の身を御刀から守るには不十分過ぎるため、一案として提示した。
組み立てた際の盾の表面は、防刃チョッキにも使用される複合繊維。盾内部は、上から順に炭素繊維、ジュラルミン、超硬合金、そして最新のKUMADAIマグネシウム合金の複層構造である。
盾の外縁はマグネシウム合金になっており、組み立てる時は瓦状にブロック板を積み重ね、表面の複合繊維で覆った後、外縁で固定する形式だ。
分解して可搬モードにすると、おかもちのようになるため、持ち運ぶことが出来る。その重さも程々である。
この盾の特徴は、『御刀に斬られないようにする』、というものである。物体を切る際には、必ず物体同士が引っかかり合い、摩擦熱などが生じながら分けられていく。そのため、まず最初に御刀が『引っかからない』ようにするため、表面を複合繊維にしている。この複合繊維は摩擦が生じにくく、御刀で突かれても斬られても、表面でその接触面が滑るようになっている。
もし、それでも防げない場合、多層に重ねた超硬化素材によって、盾の貫通を防いでいる。
なお覗き穴は無く、防御のみでの使用が想定されている。
主人公編『Surgical Strike』後編で初登場。
◇対刀使用制圧装備(各種装備は後述)
上記に記載した装備とは別に、舞草の里で使用された刀使制圧用のボウガン及びその矢の性能に衝撃を受けた主人公が、研究者としては珍しく中立的な立場を取っている恭一へ、これらの矢の性能解析を依頼し、そのデータをフィードバックして開発されたもの。
主人公の信条を知る者達からすればかなり驚かされた代物で、これらの製造完了時の説明会では賛否両論であった。本来は2018年10月に完了予定だったのだが、トラブルや安全装置の正常作動確認などで時間を要し、12月初旬に長船から鎌府へと完成した試作装備群が運ばれた。
なお、これらの制圧装備の製作までを含めた一連の過程を、主人公自らが責任者として『年の瀬の大災厄』のほとぼりが冷めないうちに、年始早々の段階で大半の情報を公開、公表した。そのため、刀使を含めた多くの刀剣類管理局に関わる人間達へ、波紋を広げることとなった。
その開発・製造が完了したのは以下の装備になる。
・弓矢型(ボウガンの発展改良型)
普通の弓と同じように扱うことが可能。刀使達と同世代の少年少女が引いても最大50mほどまでは飛ばすことができる。この装備自体は、奇襲において有効性を発揮する代物である。ボウガン同様、刀使の神力を吸収して、最終的には刀使の戦闘継続を困難にする。
なお、弓矢型の対荒魂用拘束ユニットとの互換性はない。(使用する矢の重さが異なるため。)
・多連装ワイヤーユニット
舞草の刀使達に使われたボウガンの固定砲台化、及び火力増強型。
先端の形状を御刀型にするのか、槍型にするのかは比較検討中だが、遠距離からの刀使の制圧が可能。発射時は多連装ロケットランチャー同様の速度で撃ち出されるため、迅移の第二段階に移られない限りは初見での回避は困難。ただし、無誘導であるため面制圧方式を取っている。仮に刀使に命中しても、深く刺さり過ぎないように返しを備える。
このユニットの最大の特徴は、トラックさえ確保できれば、日本中の片側一車線道路ならばどこに仕掛けても使うことができる。(つまりそれだけ軽い。)機動性という点からでは、非常に優れたもの。
更に、この発射台は回転するため、360度全方向に向かって撃つことが可能。ただし、刀使の致命的負傷を避けるため、発射後8秒以内に高速電動ウインチで巻き取るようにしているので、刀使制圧の決定打にはなり得ない。
朱音がこの装備の説明時に、刀使が負傷、あるいは死亡するリスクはあるか?という問いに対しては、
「その辺りについてもかなり詰めた実証実験を行っています。発射速度、最大投射距離、こちらはいずれも簡単に変更できるようにしています。…ただ、この装備の弱点としては、射線上の半径10m圏内に、人の姿と人間の体温に近い赤外線熱量を感知した場合、フェイルセーフの観点から発射できないようになっていますので、誤射や発射台と近すぎることによる刀使達への過大なダメージが及ばないように、設計は施しています。」(閑話編『特殊装備開発』後編より引用)
と恭一は返している。
見た目的には艦これの12㎝30連装噴進砲に近い。(発射口カバーの有無などがある。)
・クラスターバーユニット(
通常兵器の中でも、非人道的兵器として悪名高いクラスター弾タイプのもの。ただし、今装備には発射母機のミサイルにも、ばら撒かれる種類のものにも、爆弾などの類は積まれていない。短期開発や費用の観点から海上自衛隊の装備である、
クーデターなどで集まった状態の刀使達を瞬時に制圧できるよう、上空で音速の矢が炸裂するという、広域かつ無作為の攻撃装備である。
識別装置を積んでいるわけでは無いただの棒であるため、制圧側・被制圧側の区別はつかない。使用時には、制圧対象以外の人々は退避してもらう必要がある。
安全性の担保については、クラスターバーユニットの放出時には、ある程度運動エネルギーを殺した状態で撃ち出す。発射母機のミサイルに、逆噴射装置を積ませているため、炸裂する数秒前にホップアップ軌道を描いたあと、減速が掛かる。このため、音速に近い速度で地面目掛けて突き刺さるということは、まずない。
これを使う時というのは、他に手が打てなくなった時の最後の手段である。そうなった時の刀使達の生命の保証は、設計者達も担保はできないとのこと。一つ確かなのは、写シを確実に剥がすことは可能であるということだ。
刀使達への『抑止力』。そうした点でこの装備は、刀使達へのカウンター・ウェポンになり得るとも言える。さらに言えば、これらを海上自衛隊の護衛艦へ搭載してしまえば、刀使達は圧倒的アウトレンジから捕捉不可能な攻撃に晒される。
この装備の開発依頼時の設計概要書類中では、主人公もかなり葛藤しながら考案していた。
炸薬を写シ剥ぎカーボンに切り替え、矢の胴体部は事後に回収が容易なよう鉄へ換装し、棒一本当たりのサイズは軽量化かつ大型化など、通常の兵器開発とは異なる発想を行っている。他には、素案の回収が容易という点が、磁石や電磁石にくっつく鉄の性質を用いて簡単に片付けられるようにしているところなど、刀使達を最大限傷付けないようにするための苦悩が、受け取った恭一や綾奈には伝わった。
なお、いずれの装備も局長代理である朱音(波瀾編時点)の許可が下りない限り使用することができない。これは刀使達への装備の濫用による被害を防ぐためであり、近衛隊などの状況が落ち着き次第、使用許可の手順などは再度検討される予定である。
閑話編『特殊装備開発』前後編にて初登場。
《法制度面》
・刀使の抜刀条件に関して(荒魂討伐など)
本作では、荒魂討伐以外の状況での御刀使用に関しては、緊急避難、あるいは正当防衛、その他やむを得ない事情の際に限っては抜刀を許されている。
なお、美濃関入学以前の麻美のような未確認・非公認刀使が、上記の規定以外で使用していた場合は、なるべく早期の発見のうえ、調査が行われることになっている。この調査を受け持つのは、姫乃が育成した新設の情報部隊である。
・道路交通法など(車両の運転年齢)
本作では普通免許、旧中型免許(準中型免許との分離前)、普通二輪免許に関しては、刀剣類管理局と特別祭祀機動隊が作成した講習や実技などのプログラムに合格すれば、免許適用年齢以下であっても取得、交付がなされる。ただし、その指導は現役の交通機動隊や警察官が行ううえにかなり厳しいものであるため、進んで取得しようとする者は少ない。
《その他》
・本作での基本的なパワーバランス(参考までにどうぞ)
親衛隊・可奈美達(御刀・S装備込み)≧調査隊(同左)>近衛隊(同左)≧里奈(御刀のみ)>一般刀使(御刀のみ)>主人公・誠司(銃火器込み)
※当然のことながら、状況によりこの図式は変動いたしますのでご注意ください。
・彼の部署下での責任兼優先指揮権の順序
[彼>姫乃≧里奈≧誠司]>実働部隊(千里など/他部署と兼任・兼業している者が多数)
([]部は部署に常駐している者)
ご指摘等ございましたら、対応させて頂きます。
なお、文章量のだいたいの基準としては
・2,000~4,000字程度
→一話目の基準
・5,000字程度(~8,000字)
→基本的な一話分の文章量
・8,001字以上
→文章分割基準(あくまでも目安)
となっております。