刀使の幕間   作:くろしお

32 / 235
どうも、くろしおです。
先日は智恵の誕生日を迎え、二日後には舞衣の誕生日を迎えます。

とじともの更新されたメインストーリーですが、姫和の『一の太刀』使用がキャンセルされるという展開になってましたね…。
ネタバレは避けますが、舞衣の考察力の高さやエレンの勘の鋭さも垣間見れる話にもなってましたし、なんだかんだアニメ組も埋もれず頑張っているという。(なお現状…。)

話が逸れましたが、今回は姫和編その11 前編です。
アニメ22話~23話付近の話となります。

それでは、どうぞ。


⑭ 希望から絶望へ

 -東京都千代田区 神田駅付近-

 

 防衛省本庁舎のある市ヶ谷から丸の内側へと進む可奈美達が、歩ら近衛隊の一部と戦闘を開始する、その少し前の頃。

 陸上自衛隊と彼の部隊が率いる作戦部隊が、中山道を南下し、東京駅八重洲口方向へ向かって突き進んでいた。

 車列は、16式機動戦闘車(MCV)と96式装輪装甲車(WAPC)を先頭に、対刀使用・対荒魂用の装備を積んだアルミウイング型の大型トラック、民間人避難用に準備した大型の観光用や自家用路線バス、そして軽装甲車や人員輸送用トラックを最後方にして動く。

 人の数も少なくなっていたとはいえ、それでもこの物々しい光景に目を奪われる人も少なくなかった。今、この東京で何かが起こっている、そう悟らせるほどには。

 

 

 

 

 

 最先頭を走行する機動戦闘車と装輪装甲車には、鎌府と美濃関の刀使を二名ずつ配していた。もし進路上に荒魂が現れた時に備えて、彼女たちに露払いをお願いしたのだ。

 

『こちら左列先頭、今のところ荒魂の姿は確認できません。』

「了解、引き続き前方監視にあたってくれ。」

『左列先頭、了解。』

『こちら右列先頭、今神田駅のガード下を通過中です。日本橋方面に若干の荒魂の姿を捉えるも、こちらには未だ気付いてないっぽいです。現在進路前方は異常ないでーす。』

「了解。荒魂の出現に十分注意しつつ、明眼の使い過ぎは避けるように。…まだ、戦闘前だ。適度に息抜きはしていいから。」

『―っ、はい!』

「一度交信を終わりにする。何か異常があれば、直ぐに無線を。」

『左前方、了解。』

『右前方、了解でーす。』

 

 前方の刀使達との無線連絡を終えた彼は、ほっと息を吐く。

 

「で、隊長殿はどうやって近衛隊を迎え撃つつもりなんだ?」

「やめろ糸崎、その言い方は慣れない。…そうだな…、モノの展開予定の場所は言ってたよな?」

「ええ。…でも、そんな目立つところに展開して大丈夫なのかしら。」

 

 彼の作戦要綱に不安を抱く里奈。

 現在のところ、中山道を日本橋方面に下った後に、東京駅八重洲口へと通じる道路に堂々と対刀使用制圧装備を積んだトラック群を展開する予定だ。その道路を挟んで両側三ブロックには、対荒魂用拘束ユニットほか多数の荒魂向け装備を展開する。刀使は囮の人員を除いて、全てその荒魂向け装備周辺に広げる。機動戦闘車や装輪装甲車もそちらに回す。

 

「心配するな。水沢が本部から支援してくれてるんだ。気象レーダー、荒魂の動き、近衛隊の刀使の位置、それらがある程度分かっているからこそ、立案できた作戦でもある。…問題は、この装備群がキチンと正常に動作するか、という点だな。」

「……それに、上空からはアレ(・・)も落ちてくるんでしょ?」

「……ホント、使うのが不愉快なレベルのものではあるがな。―ただ、これが効果的かどうかで、刀使への排他的危険思想に太刀打ちできる可能性を引き上げることにも繋がる。…二律背反もいいところだがな。」

「…こういうところまで政治を持ち込みたくはねぇもんだ。」

「全くだ。」

「それで、私はどうすればいいの?」

「俺と共に、本隊の八重洲口側展開部隊につく刀使達の指揮を任せたい。彩矢*1にも褒められていた指揮手腕、発揮する時だろ?」

「…人をいいように動かすのはホント得意なんだから。―無事作戦が終わったら、私と彩矢に何か奢りなさいよ。」

「それくらい、今からの作戦の重さに比べたら全然易い話だな。分かった、二人で決めておいてくれよ。実現可能な範囲でな。」

「ふふっ、いいわよ。」

『里奈さん、私は無いんですか!?』

 

 指揮車両内に響く、姫乃の声。

 彼の部隊の面々のなかで、唯一姫乃だけが鎌倉の本部に残されたのだ。しかし、これは無理もない。彼女は本来後方の情報支援で輝く人間である、前線の貧弱な情報網では、彼女の持つ情報処理能力が十全に発揮できない可能性が高かったからである。決して置き去りにしたかったから、というわけではない。

 また、彼女の場合は彼以上に替えの効かない人間であることから、敢えて彼が後方に残したという事情もあった。

 

「まあそう焦るな、水沢。帰ったら、最新型のノーパソを買うのに付き合うくらいはするから。」

『―本当ですか!?なら、頑張ります!』

「…時々思うけど、私よりも姫乃の方が現金な娘よね…。」

「ははは…。」

 

 苦笑いする誠司。

 ただ、一瞬彼のほうを見やると、やはりその表情は険しそうであった。指揮を執る自分が周囲に不安を与えないように、冗談を交えながらの会話をしたようだ。

 

(……アイツ、十条が居なくなってから、何か覚悟を決めたっぽいんだよな。明らかに何かを隠していやがる。俺らにも言わないような何かを。)

 

 作戦が上手くいくのか、そういう不安であるならまだ分かる。だが、そうしたものとは異なる雰囲気であった。言葉にはしにくいが、普段の彼のフニャっとした空気感ではない、それこそ死すら考えているような重々しさを感じ取る。

 

(…ま、気のせいだよな…。)

 

 誠司のこの予感は、東京駅周辺での展開後に的中することになるが、ここでは触れないでおこう。

 

 

 

 

 その後、近衛隊と彼の率いる近衛隊迎撃部隊とが激突した。双方に負傷者を出す結果となったが、何とか無力化に成功した。そして、反則技に等しいものの、一般人による刀使の無力化にも成功することになった。後々これは多方面に波紋をもたらすことに繋がるが、政治的メッセージの発信にも同時に成功することとなった。

 この『東京決戦』こと『年の瀬の大災厄』時の彼の功罪という意味では、現状でも近衛隊の無力化は割合として罪の側面が大きいと見なされている。もちろん、その後の荒魂討伐や民間人・自衛官らの救出・撤退作戦という功の面もあり、簡単に彼の起こしたことが悪いかと言われると難しい点はあるだろう。

 ともかく、刀使を救うことを最後まで諦めない、諦めたくなかったという、この彼の本心に噓偽りが無いことは、彼を知る誰もがはっきり断言していた。

 ただ、彼がこの時までに最も救いたかった人を物理的に救うことができなかった、その後悔を知る人も一定数存在した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 ー東京駅八重洲口付近ー

 

 丸の内・大手町周辺にて展開中であった近衛隊の誘引、及び一部無力化に成功した彼らだが、状況は好転していなかった。

 現世と隠世との境界が徐々に降下を開始し、境界から雪のように振り落ちてくる無数の荒魂が、再び刀使や特祭隊員、更には荒魂に抗する力を持たない陸上自衛隊に襲い掛かってきた。

 

「民間人を乗せたら、直ちにバスを出せ!!」

「民間人の護衛に自衛隊車両を並走させろ!!」

 

 八重洲口周辺にいた、インフラ関係者や職員などを大型観光バスに乗せていく。

 彼の部隊のうち、東京23区からの撤退命令が出る前に、近衛隊の迎撃が完了した段階で余剰になった陸上自衛隊の戦力の一部を民間人護衛に回した。装輪装甲車や兵員輸送トラックと共に、上野を経由して北区・赤羽、あるいは埼玉県川口市方面への退避オペレーションを敢行した。

 

「民間人避難の第二陣、準備完了です!」

「よし、装備の収容や撤退準備のできた陸上自衛隊の部隊の方は、また護衛をお願いします。刀使も数名つけますので、離れてください!」

「わ、分かりました!」

 

 調整役をこなしつつ、指揮車両と外を行き交いながら、現状確認に努める。

 

(…これで、こっち側はだいたいの民間人と自衛隊の人を避難させられた。…ただ、どれくらいまで持ち堪えられるのか…。)

 

 彼が焦っていたのにも、訳がある。本部の方から届けられていた、隠世との境界面の情報であった。姫乃を介したフリードマンからの解析結果は、非常に旗色の悪いものであったからだ。

 

 

 

 

 撤退準備を進めていたとはいえ、彼の部隊もかなりの苦戦を強いられていた。

 丸の内側から八重洲側へとやって来る荒魂を、対荒魂用拘束ユニットや16式機動戦闘車の主砲による攻撃*2でどうにか撃退していた。だが、通常兵器ではそれが限界であるため、刀使のマンパワー不足のなかでは駅周辺の線路を防壁代わりに活用し、どうにか荒魂の侵入を抑えていたのだ。

 

『クッソ、これじゃキリがねぇぞ!!』

「耐えろ糸崎!そこを突破されたら、こっちは丸裸だ!あと二~三十分だけでいい、持ち堪えてくれ!どうにかして神田側から増援を送る!」

『ああーっ!!―了解!!ったく、とっとと帰って早希*3に抱きつきてぇよ!!』

「減らず口が叩けるならまだ大丈夫だ。ともかく、こっちも何とかする!」

『了解!!』

 

 この時の誠司達は、戦闘が激化する銀座・有楽町方面からの荒魂を迎撃していた。辛うじて戦線を維持していたため、彼は比較的遊撃状態になっていた神田側の部隊を後方に回すことを決めていた。

 そんな時だった。

 

『○○さん!』

「どうした、水沢?」

 

 本部にいた姫乃から、突然通信が入る。

 

『情報の裏が取れたので報告します!――十条さん、十条姫和さんは生きてました!!』

「…は…?」

 

 一瞬、彼は姫乃が何を言ったのか理解できなかった。彼女は確か、タギツヒメに取り込まれたはずだと。

 現に、その瞬間をディスプレイ上の光点の消失とオペレーターの悲痛な声で確認したはずだ。

 

「水沢、それは本当か?」

『はい。局長も、衛藤さん達も一緒です。事後報告になりましたが、本部長と相楽学長、それに朱音様からも把握済みの内容です!』

 

 威勢よく発せられた姫乃の声に、彼は七割ほどの確信をもちながら二の句を考えた。

 

「…今、十条、いや姫和と連絡は可能か?」

『ちょっと待ってくださいね。……衛藤さんの端末を介して繋ぎますね。』

「できなさそうならいいんだ。水沢の作業リソースを割くわけにもいかないし。」

『私を誰だと思っているんですか?―これで繋がります。』

「…ありがとな、水沢。」

 

 この時ばかりは、私情に乗ってくれた彼女に感謝した。この時の恩はずっと忘れられない、と彼は後に振り返った時に姫乃への謝意を深く思い続けていた。

 

 

 

 

 そして、電話回線は可奈美のスマホに繋がる。

 

『も、もしもし?』

「あっ、可奈美か!?できるなら、姫和と代わってもらってもいいか?」

『あ、ちょっと待ってね。…姫和ちゃ~ん、○○さんから電話だよ。』

「……頼む、代わってくれ…。」

 

 可奈美には申し訳なかったものの、この行動は今しておかなければ、此方もこれから先がどうなるのか分からない以上どうしても安心できなかったからだ。

 一重に、姫和の生存を確信したい、今の彼はそこだけに思考が集中した。仮に自分が死んだとしても、彼女が無事であるということを直接確認できたなら、後悔を残さず逝ける。

 そして、体感的には年単位にも思えた彼女の声が、彼に届く。

 

『……まさか、こんな時に連絡を入れてくるとは思わなかったぞ。』

「こんな時だからだよ!―本当に、心配したんだからな…。」

 

 間違いない。

 通話だと多少声は変わってしまうが、それでも本人の喋り方などの癖はある。この声の主が姫和だと、生存の事実を受け入れるには十分すぎる証拠であった。

 

「…でも、生きていてくれて、本当に良かった…。」

『…言っておくが、お前のために生きていたわけではないからな。勘違いはするなよ。』

「分かってる、分かってるけど…、…嬉しい時でも、涙って出るんだな。」

 

 若干声がぐずり始めたが、もう二度と会えないと思っていたところに、奇跡とでも言うべき出来事に遭遇したわけだ。これで泣くなというのも、それはそれで情の無い人間ではないだろうか。

 

「今、姫和達はどこに。」

『東京駅近くの高層ビルだ。可奈美達も一緒にいる。』

「そっか。」

『だが、タギツヒメはまだ健在だ。…隠世の境界も、いずれ地上に達するだろう。』

「…やっぱりか。」

『だから、悪い事は言わない。お前が近くにいるなら、早く逃げろ。』

「姫和は…、姫和達はどうするつもりだ?」

『私にはまだ、成さなければらないことが残っているからな。…刀使として、果たさなねばならないことがな。』

「―!!まさか姫和、」

 

 タギツヒメと共に隠世の果てまで行く気か、と言おうとしたところで、姫和に言葉を遮られた。

 

『悪い、どうやらもう休んでいる暇はないらしい。隠世の境界が降下を開始した。……お前が無事に撤退できることを祈るぞ。じゃあ、な。―お前は、お前の生きる道を目指せ。』

「あ、おい姫和!!」

 

 もっと、声を聞かせてくれ、もう二度と会えないかもしれないのに。

 その通話打ち切りは、まるで彼女は自身のことを今後一切忘れろ、とでも言わんばかりの対応であった。それから先は、元の持ち主である可奈美が応対した。

 

『もしもし、○○さん?』

「可奈美か。…多分、姫和は代わってくれないだろうから、伝言を一つ、可奈美に頼みたい。」

『伝言、ですか?』

「ああ。『無事に姫和が鎌倉に帰ってきたら、どうしても伝えたいことがある。俺は先に戻って、帰りを待っている。だから、必ず帰ってきてくれ。』伝言内容は、以上だ。」

『…直接言わなくて、本当にいいんですか?』

「ああ。…可奈美、姫和のことを、頼んだ。」

『―分かったよ。…そろそろ、本部長から連絡が入りそうだから、切るね。』

「可奈美も無事に戻ってこいよ。」

『うん。じゃあ、また後でね。』

 

 そうして、可奈美との連絡も途絶えた。

 彼は、姫和や可奈美達の無事を祈りつつ、結月からの撤退命令に従い、逆算して安全圏に離脱できるギリギリのタイミングまで、八重洲口周辺に留まった。

 

 

 

 

 彼らが撤退した後、八重洲口周辺は駅舎内や線路、プラットホームを乗り越えてきた荒魂達によって覆われることとなった。

 彼などの撤退部隊の多くが合流地点とした新荒川大橋には、それから一時間ほどで到着した。

 道中で荒魂に遭遇しながらも、通常兵器で敢えて怯ませて距離を取ることで、帰還難易度が上がっていたなかでの最後の部隊撤退を指揮し、彼らは生還した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが、姫和と可奈美、奇しくも彼が撤退直前に連絡を交わした両者は、その後帰ってくることはなかった。

 

 これが彼女(姫和)の、柊の運命だったとでもいうのか。関係のなかった*4可奈美まで、余計なことをしたことで帰らぬ旅路に行ってしまったのではないのか。

 

 彼の心は、直前に二人へ連絡を入れたことが原因で二人を死なせてしまったのではないかという、本来負うはずの無い罪悪感が支配していった。

 同時に、自身の発言は呪いにでもなっているのか、などと考え込む日々が増えていくことになる。

 

 

 

 

 彼はしばらくの間、無気力状態での生活が顕著になっていった。

 二人が居なくなって以降も捜索活動に加わっていたため、姫和が生きている可能性を捨てたわけではなかった。だがそれでも、以前のような生気のあるアクティブな雰囲気とは程遠い、ネガティブシンキングで内向きな性格へと変化した。

 そして、時期を同じくして過労や精神的不調による病気療養や休養が増加し始めた。この頃の彼の同僚達も、どう彼に接し、付き合っていけばよいのか悩む日々を送っていた。

 

 

 

 

 彼の精神(こころ)は、姫和の二度目の失踪により、既に許容限界を超えた。彼女が生きていたという希望は、死亡確認すらできない空間への旅立ちという、最も恐れていた絶望感へと移り変わっていった。あとは、それがいずれ崩壊するのを待つばかりである。

 彼の心の闇と空白を全て祓い埋められる者は、亡き者以外にはもうこの世に居ないのだ。

*1
平城学館の小池彩矢(とじともサポメン)のこと。

*2
通常弾頭のほか、対荒魂用の急速冷凍弾も使用された。

*3
三原早希のこと。人物詳細は『設定集・時系列まとめ』参照。

*4
あくまでも彼の主観である。




ご拝読いただき、ありがとうございました。

今回の話での主人公は、姫和の生存確認をしたうえでの絶望感を経験しております。世界線によっては、ここでの姫和の生存を後で知るということで精神的負荷が抑えられることもあるでしょう。ですが、敢えて今話は最も精神的ダメージが深い世界線を想定して綴っております。
上げて落とされることが、これほどキツいものもないでしょうけれど。

また、話中でなぜ姫和のスマホに繋がなかったのかという理由ですが、雷神姫和モードになっていた時に生じていたであろう高電圧とそれに伴い発生した磁気により、高い負荷が掛かったことで内部の電子回路が破損したのでは?という、筆者の考察に依るものです。

今話及び可奈美編『後悔先に立たず』は、後に執筆する予定の共通ルートでの下地になる話にもなっております。
…主人公の性格的には、可奈美や姫和達の救援に行きたそうな気もしますが…。

次回は隠世での出来事を挟みつつ、現世へ帰る時の話を書き綴っていきます。

それでは、また。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。