女王様のお出ましだ!
呉提「………あのー、『女王陛下』?」
?「…?何よ下僕。」
呉提「いやー、出来れば長時間膝の上に乗るのはちょっとやめてもらいたいというか汗」
?「何!?この私に命令するわけ!?」
呉提「いや俺一応お前の指揮官だからな!?」
クイーン「うるさいわねっ!私は『クイーン・エリザベス』なのよ!貴方よりずっと偉いんだから!」
呉提「いや、その理屈はおかしい。現にアンタ、ウォースパイトの姉妹艦だろ。ウォースパイトはそんな事言ってこなかったぞ。」
クイーン「ふんっ。ウォースパイトだって私のこと陛下って呼んでるんだから。権威の大きさだったら『私>ウォースパイト>>>>>>>>>>>>>>>>下僕』よ。」
呉提「(カッチーン)この野郎言いたい放題か!限度ってもんがあるんだよ限度ってもんが!」(グリグリ)
クイーン「ぎゃああああああ!何すんのよ!女王にこんなことしていいと思ってるの!?死刑よ死刑!」
?「御二方、喧嘩はそこまでですよ。」
クイーン「ちょっと!『ベルファスト』は下僕に肩入れするわけ!?」
ベルファスト「とんでもございません陛下。喧嘩は両成敗、どこの国でも当たり前のように言われていることでございます。」
クイーン「むぐぐ……。」
ベルファスト「そしてご主人様、陛下は口ではああ仰られていますが、ただご主人様に構ってほしいだけなのですよ。」
クイーン「は、はぁ!?そ、そんなわけないでしょ!な、なんで私がわざわざ下僕なんかに……。」(ゴニョゴニョ)
呉提「つまりツンデレってことか。」
クイーン「な、なわけないでしょ!」
ベルファスト「はい、そういうことでございます。」
クイーン「ちっがーーう!!!」
ベルファスト「証拠もございますよ。例えばこちらの写真は先日陛下がご主人様のためと言いながらお夜食のおにぎりを…」
クイーン「ぎゃああああああっ!何勝手に撮ってるのよ!!!」
呉提「あっ、あれお前が作ったのだったんだ。気づいたら執務室に置いてあってて『あんまり無理はするんじゃないわよ』って手紙が名無しで添えてあったから誰かと思ったら……。」
クイーン「うるさいうるさーい!///」
呉提「いやー、サンキューな。」(ナデナデ)
クイーン「あっ……。……ふんっ、何よ。今更私のご機嫌とりかしら?」
呉提「へいへい。そーですよー。」
クイーン「し、仕方ないわねっ。しばらく……撫でる権利を与えてあげるわっ…。」
呉提「おう。有り難き幸せですよ、陛下。」
クイーン「ふんっ///」
ベルファスト「ふふふっ。」
なんだかんだで仲の良い二人なのであった。
~~~その頃~~~
佐提「いやー、なんかごめんな。本当だったら女王陛下とやらがいる呉んとこに配属させてやりたかったんだが汗」
?「問題ありません。郷に入っては郷に従えということですご主人様。」
佐提「出会い頭に害虫呼ばわりされたけどね汗」
?「すみません。何分口下手なものですから。」
佐提「口下手ってレベルじゃないよ!汗 しかもわざと害虫って言ったんでしょ!」
?「驚きました。ご主人様は心を読む能力をお持ちなのですね。」
佐提「やっぱりぃ!!汗」
?「ふふっ。ご主人様はからかい甲斐のある方ですね。」
佐提「ご主人様からかうなよ汗 『シェフィールド』は高◯さんかよ汗」
シェフィールド「ここまでからかうことは滅多にありませんよ。がいち……ご主人様だからこそでございます。」
佐提「今また害虫って言いかけたよね!?お前あれだぞ!リ◯ロだったら間違いなく◯ムちゃんだぞ!汗」
シェフィールド「ご主人様、そんな事より早くお仕事を片付けるべきでは?」
佐提「ぐっ、うまいこと話をそらしおって……。」
シェフィールド「ふふふ…、ご主人様は本当に、面白い方ですね。…………(さてと……、そろそろ相手をしてあげましょうか。)ご主人様、少し外出しできてもよろしいですか?」
佐提「ん?ああ、別にいいけど?」
シェフィールド「ありがとうございます。」(ガチャ)
シェフィールド「………さてと。貴方、私に話があるのでは?」
不知火「ええ、よくわかりましたね。」
シェフィールド「はい。あれだけの殺気をぶつけられていましたので。」
不知火「ほぅ。つまり不知火が言おうとしてることも大体予想がつくのでは?」
シェフィールド「ご主人様……のことでしょうか?」
不知火「その通りです。」
シェフィールド「はて、私ご主人様に何か良からぬことでもしたでしょうか?」
不知火「散々不知火の司令を害虫呼ばわりして白々しくしていられるわね……。」(ゴゴゴゴゴ)
シェフィールド「あれは私のご主人様に対する私なりのスキンシップでございます。」
不知火「例えスキンシップであろうと、不知火が司令が害虫呼ばわりされるのを黙ってみてるとでも……?」
シェフィールド「貴方は相当ご主人様を敬愛していらっしゃるのですね。」
不知火「当然です。」
シェフィールド「ならば貴方の大切な方であるご主人様に対する無礼は謝罪しなくてはなりませんね。大変申し訳ございませんでした。」
不知火「………。」
シェフィールド「ですが、先ほど述べたようにあれは私なりのご主人様に対するコミュニケーションなのです。私がここに配属される前から私のようにご主人様に無礼なことを言ってしまう方はいたのでは?」
不知火「………確かにそれは認めるわ。」
シェフィールド「ですが、貴方もその方々が本当にご主人様を嫌ってるわけではない、寧ろ愛しているぐらいだということを理解しているのでは?」
不知火「それは……確かに。」
シェフィールド「私もそれと同じですよ。ご主人様のことを嫌悪しているわけがありません。」
不知火「………そう、もういいわ。不知火は司令を愛している人の邪魔はしませんから。」
シェフィールド「あら、そうなのですか。では………」
「遠慮なくご主人様を私『だけ』のものにしてもよろしいということですね。」
不知火「~ッ!」
シェフィールド「ふふっ、それでは。」(タッタッタッ)
不知火「…………。」
不知火は、司令が幸せならこの鎮守府の誰と交わっても構わないと今でも思ってます。ですが………。
不知火「あの女だけは何故か我慢なりませんッ!!!」
遂にライバルが登場した不知火なのであった。
シェフィールド「ベルファスト、そちらの方はどうですか?」
『ええ、うまくやっていけそうです。ご主人様も優秀な方ですし、ウォースパイト様も陛下もご主人様を大変お気に召したそうなので。』
シェフィールド「そうですか。」
『………シェフィールド?』
シェフィールド「はい?」
『貴方、何か良いことでもあったのですか?』
シェフィールド「……はい。私も良きご主人様に会えましたので。」
『それはよかったですね。』
シェフィールド「それと……。」
『……?』
シェフィールド「どうやらライバルという物も出来たので。」(ニコッ)
え?なんでラバウルのとこにベルちゃんがいて呉のとこにベルファストがいるのかって?気にしたら負けだよ←