佐世保提督:良くも悪くも何処にでもいるごく普通の成人男性。仕事の出来も普通、身体能力も普通だが、とある出来事のせいで佐世保鎮守府の艦娘ほぼ全員に好かれることに。しかも最近は艦船も加わりもう滅茶苦茶に。
皆さんに質問です。皆さんは一度でも自分が異性から好かれるようになる薬がないか考えたことはありませんか?あるいは突然自分の周りの異性が突然発情する薬、あるいは相手の本音が聞こえるようになる薬、あるいは……嫌われる薬……とか。とにかく、一度でもそんな夢のような薬がないか考えたことはありませんか?今回の話は、そんな夢のような薬に翻弄される三人の男の話です……。
佐提「はい?新薬のテスター?」
明石(ア)「そうにゃ!」
佐提「と言っても、何の薬だ?」
明石(ア)「ふっふっふっ、指揮官が喉から手が出るほど欲しがる薬にゃ~。」
佐提「俺が喉から手が出るほど欲しがる薬?………わかった!スタドリだ!」
明石(ア)「スタドリは薬じゃないにゃ!そもそもゲームが違うにゃ!」
佐提「えー、じゃあ……何?」
明石(ア)「好感度が上がる薬にゃ!」
佐提「……はい?好感度?」
明石(ア)「指揮官、艦船には好感度っていうのがあるのはもう知ってるにゃ?」
佐提「ああ。たしか『失望、知り合い、友好、好き、愛』の五段階があって、愛になったらケッコン出来るんだよな?」
明石(ア)「その通りにゃ。そして明石は、実は艦娘にも艦船と同じ好感度というものがあることを発見したにゃ!」
佐提「マジかよ!艦娘はてっきり練度=好感度みたいなもんかと思ってたから…。」
『注意:本家艦これに好感度はありません』
明石(ア)「そこで考えたのが……この薬にゃ!この薬は艦娘艦船の好感度を上げる、要するに失望なら知り合いに、知り合いなら友好に、友好なら好きに、そして好きなら愛にできちゃう薬なのにゃ!」
佐提「へー、それを艦娘艦船に飲ませれば好感度が上がるのか?」
明石(ア)「いや、これは指揮官が飲むにゃ。」
佐提「え?なんで?」
明石(ア)「この薬は指揮官が飲むことで、周りの艦娘艦船の好感度を上げる薬なんだにゃ。だから指揮官がテスターなんだにゃ。」
佐提「まあ、言いたいことはわかった。けど……安全なんだろうな?汗」
明石(ア)「100%保証するにゃ!実は佐世保以外の鎮守府の指揮官にももうサンプルを送ってるにゃ。そして、見事好感度を上げることに成功したにゃ!」
佐提「へー。じゃあ呉とラバウルも同じのを飲んだのか。」
明石(ア)「その二人の分は昨日送ったにゃ。今頃試してる頃にゃ。とにかく、指揮官も試すにゃ!」
佐提「………まあ、結果が出てるならいいけど…。好感度が上がるのは普通に嬉しいしな。」(ゴクッ)
明石(ア)「………おおっ、豪快に一気にゃ!」
佐提「………なあ、これって飲んでからどれくらいしたら効果が出るの?」
明石(ア)「……あっ、即効性の薬だからすぐにゃ。」
佐提「へー。そのわりにはお前はあんま変わってないな。」
明石(ア)「当たり前にゃ。明石と指揮官は元から知り合いみたいな感じだったにゃ。でも友好にはなったかもしれないにゃ。」
佐提「そっか。じゃあ、取り敢えず皆の様子見てくるわ!」
明石(ア)「行ってらっしゃいにゃ。」
(タッタッタッ)
明石(ア)「………あ、危なかったにゃ……危うくみとれてたのがバレるところだったにゃ……。うぅ……指揮官のバカ。知り合いなはずがないにゃ……元から明石は指揮官のこと……///」
~~~その頃~~~
呉提「好感度が上がる薬ねぇ?胡散臭いけど……面白そうだし、いいか。」(ゴクッ)
呉提「………特に変わったことはない…な。取り敢えず、誰かしらのところに行ってみるか。」
~~~その頃~~~
ラ提「好感度が上がる薬……だと……!?飲むに決まってらぁ!!!」(ゴクッ)
ラ提「さてと、取り敢えず誰のところに行ってみるかな……。」
~~~その頃~~~
佐提「んー、取り敢えず誰でも良いから会って反応を見たいんだが……おっ。」
黒潮「ふんふふーん♪」
佐提「おーい、黒潮ー。」
黒潮「ひゃっ!し、司令はん!?」
佐提「ちょっと話したいことあるんだけど良いか?」
黒潮「あ、うん、ええよ!(あかん……まだ髪ちゃんとセット出来てへん……司令はんにあんま見られたくないわぁ……。てか、うちなんか今日変や……司令はんの顔直視出来へん……///)」
佐提「なあ、今日の俺どう思う?」
黒潮「へっ、どうって…。」
佐提「なんかあるじゃん!雰囲気変わったーとかさ、なんか妙に元気そうだなーとか。」
黒潮「と、特には……いつも通りカッコいい司令はんやけど……。」
佐提「………え?」
黒潮「あっ……あああああああああああああああ!い、今のナシ!聞かなかったことにしてや~!///」(ブンブン)
佐提「お、おお…。(うん、どうやら本当に上がったらしいな。黒潮は今まで良くて友好ぐらいだったからな。これは誰がどう見ても……ね汗)」
黒潮「あっ、う、うちもう遠征いかなあかん!じゃっ、そういうことやから~!///」(タッタッタッ)
佐提「(うん、可愛い。やっぱ可愛い女の子に好かれるってのは嬉しいもんだな。薬の影響ってのがちょっと複雑だけど……汗)」
(ツンツン)
佐提「ん?」
弥生「……。」
佐提「おお、弥生。どした?」
弥生「……司令官………私以外の女の人と話すの、楽しいですか?」(ハイライトオフ)
佐提「えっ?」(ゾクッ)
弥生「弥生には、司令官だけしかいないのに、司令官がいればそれでいいのに、司令官は弥生だけじゃ駄目なんですか?どうして他の女の人と楽しくするんですか?弥生、他の女の人と違ってあまり明るくもないですし、身体も貧相かもしれませんけど、それでも司令官のためならなんだってします。なんだって出来ます。それでも司令官は他の女の人が必要なんですか?どうして弥生だけじゃないんですか?どうして?どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテドウシテ」
佐提「」(ガタガタ)
佐提「(お、おおお落ち着け俺!こ、こういう時は取り敢えず刺激しないことが大切だ!今俺が弥生にすべきことは…!) 弥生っ!」(ギュッ)
弥生「あっ…♥️」
佐提「ごめんな、お前がそんなに俺のこと思っててくれたなんて知らなかった。それに、そんなに悲観的になんなくたって、俺にはお前が必要だよ。当たり前だろ?」
弥生「司令官……良かった……弥生、司令官に必要とされないならいっそ……沈んでしまおうかと……。」
佐提「や、やめろってそういうこと言うの!流石に俺でもそれは怒るぞ!」
弥生「…!あ、あの…!」
佐提「ん?」
弥生「弥生は、司令官を怒らせてしまいました……で、ですから……。」
佐提「ですから?」
弥生「お、お仕置きが必要かと……♥️」
佐提「」
佐提「(待ってくれ、いくらなんでもおかしいって!弥生ってこんなキャラじゃないだろ!好感度が上がったってレベルじゃねーぞ!?……まてよ、あの薬は好感度を一段階上げる薬なんだよな。じゃあもし……もしも……好感度が愛の艦娘艦船がこの薬影響を受けたら……いや、それしか考えられない!だって……。)」
弥生「司令官…早く…♥️♥️ で、出来れば激しく………♥️♥️♥️」
佐提「(それ以外にあの弥生がこうなる理由がわからない!汗 いや、それはまた後で考えるとして……今はこの状況を何とかしないと……!……今弥生の頼みを断ったら……考えただけでも恐ろしい!………仕方ない、こういうのは苦手なんだけどなぁ汗) ………わかった。」
弥生「は、はいぃ!♥️」
佐提「……弥生、例え冗談でも沈むだなんてことは言ったら絶対にダメだ。だから……。」(グイッ)
弥生「(ビクンッ)」
佐提「お仕置きだ。」(耳元で囁く)
弥生「(ブシャーーーー!!!)」
『注意:鼻血です。もう一度言います。鼻血です。』
佐提「あれ?……お仕置きする前に失神しちまった。……ま、まあこれは好都合だな汗 それより…。(これからどうする?もしさっきの仮説が当たってたら、弥生どころの騒ぎじゃない奴もいるんじゃ…………だって、少なくとも指輪を上げた艦娘、あと10人以上はいるんだぞ!?)…………俺、生き残れるかな汗」
~~~その頃~~~
呉提「………な、なあ……どうしたんだよ今日のお前…汗」
叢雲「はぁ?別にどうもしてないけど?ただ…………私はなんでアンタが私以外の女を秘書艦にしたのか聞きたいだけだけど?」(ハイライトオフ)
呉提「ちょっ、落ち着けって!取り敢えずその出刃包丁置けって!」
叢雲「勿論いいわよ。アンタがちゃんと質問に答えてくれたならね?」
呉提「わ、わかったから!汗」
叢雲「一つ、アンタの初期艦は?」
呉提「……叢雲だよ。」
叢雲「二つ、アンタにとっての一番の艦娘は?」
呉提「叢雲だよ。」
叢雲「三つ、アンタが私に指輪を渡した理由は?」
呉提「……お前が好きだからだよ。」
叢雲「……四つ、じゃあなんで秘書艦を私以外の女にしたわけ?」
呉提「べ、別に秘書艦を変えたのは好きじゃないって理由には…」
(ガスッ)
呉提「」
叢雲「私は質問に答えてって言ったのよ。何?答えられない理由でもあるわけ?なら言いなさい。答え次第では私、どうなるかわからないけど……。」(ハイライトオフ)
呉提「(い、一体どうしちまったんだよ叢雲!?……いや、原因はなんとなくわかるんだがな。どう考えてもあの薬だ。何が好感度が上がる薬だよ!好感度が暴走してんじゃねーか!叢雲がツンデレからヤンデレになったわ!!!泣)」
叢雲「………そう、そんなに答えたくないわけ…。」
呉提「む、叢雲さーん?」
叢雲「いいわよ、だったら……アンタが他の女を秘書艦に出来ないようにすればいいのよね……。」(艤装展開)
呉提「おいお前!何するつもりだよ!」
叢雲「決まってんでしょ?邪魔な奴は……消せばいいだけよ。」
呉提「んなこと許すわけねーだろ!なあ!頼むからいつもの叢雲に戻ってくれよ!俺は……今のお前を好きにはなれない…。」
叢雲「………。」(ドサッ)
呉提「え?」
叢雲「なんで……なんでそんなこと言うのよ……アンタ、今まで私のこと好きだって言ってたじゃない……嘘?嘘なの?」(ポロポロ)
呉提「叢雲……。嘘じゃねぇよ。好きに決まってるだろ。でも……俺が好きなのは、今までの叢雲だよ。だから、今は取り敢えず落ち着け。」(手刀)
叢雲「」(ガクッ)
呉提「……。(さて、取り敢えず明石(ア)には地獄を見せないといけないわけだが、まずは呉鎮守府から脱出しないとな。………けど、もし今の叢雲みたいなのがまだいたら……いや、そんな事考えてる場合じゃねえな。)」(タッタッタッ)
~~~その頃~~~
大鳳(ア)「目障りなのよ…あなた…!いっつもいっつも私の指揮官様に手を出して!!!」(ハイライトオフ)
大鳳「それはこっちの台詞よ!今日こそあなたを葬って提督を私のものにするんだから!」(ハイライトオフ)
ヴァンパイア「ダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリンダーリン大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き大好き」(ハイライトオフ)
ドイッチュランド「煩い……煩い煩い煩い煩い!!!どいつもこいつも私の下僕を……!もういいわ、私直々に消し去ってやるから覚悟しなさい下等生物共!」(ハイライトオフ)
雷「司令官、私もーっと頑張るから。もっと料理も上手くなるし、24時間ずっと司令官の側にいるし、エッチなことも得意になるから……だから司令官、私にもーっと頼って良いのよ…。」(ブツブツ)
ティルピッツ「指揮官……嫌……もう寒いのは嫌なの……私を……一人にしないで指揮官……!」(ハイライトオフ)
ラ提「た す け て」
~~~その頃~~~
明石(ア)「指揮官、今頃皆に取り合いとかされてるのかにゃ…。ちょっと妬いちゃうにゃ……。」
(ガチャッ)
佐提「明石!!!」
明石(ア)「にゃ!?指揮官、どうしたにゃ?」
佐提「さ、さっきの薬のことなんだけどさ。もし、もしもだぞ。好感度が愛になってる艦娘艦船が薬の影響をうけたらどうなるんだ?」
明石(ア)「…………あっ。忘れてたにゃ。」
佐提「おい!汗」
明石(ア)「し、指揮官……好感度が元々愛だった艦娘艦船はどうなってたにゃ……?」
佐提「………。」
明石(ア)「ま、まさか……。」
佐提「そのまさかだ汗」
明石(ア)「うぅ……ごめんにゃ指揮官……。明石、きっと指揮官が喜んでくれると思って作ったんだにゃ……。」
佐提「まあ、本人も不測の事態だったなら仕方ない。もしお前が後始末を着けたいってなら、どうにかしてあの薬の効果を無効化する方法を考えてほしい。いいか?」
明石(ア)「わかったにゃ。明石に任せるにゃ!」
佐提「よし、取り敢えず俺はヤンデレ化したであろう艦娘艦船から逃げ…」
(ドガガガーン)
二人「!?」
プリンツ(ア)「指揮官、やっと見つけたわよ。」(ハイライトオフ)
見返してみると呉と他二人の温度差ががが笑