SAO≪ソードアート・オンライン≫ 神速の剣士 作:ソウルメイジ
死ぬはずだった人が死ななかったり死ななかったはずの人が死んだり
その役はキリトのはずだったんじゃ……なんてこともございますが
よろしくお願いします<(_ _)>
申し訳ありませんが究極のソードスキルはやはり削除させていただきました。
また来るべき時が来たら掲載しようと思います。
閲覧された方はすこしネタバレでしたね(^_^;)
すいません。
このデスゲームが始まって一か月。
俺はナギサの実力を大きく見誤っていたことに気付かされた。
ナギサは女の子だ。だから戦闘に関してはほとんど何もできない。
俺が補助してやりながらゆっくり弱い敵からなんて考えていたが
とんでもない。
女の子とは言え、スキルやステータスは俺を除くほかの男たちとも大した差はない。
ならば、動きのスピードだって現実の男と女のような違いも生まれない。
このゲームでの強さは順応性と精神力、そして判断の速さ。
彼女にはそれがしっかりと備わっていた。
「ふぅ、今日はこれくらいにしとこっか」
スキルの発動を終え、今日で400匹目ほどにあたるであろう敵モンスターを倒すと彼女はそういった。
「そうだな。それにしても今日はまた随分な量の敵をやったな」
俺は、このレベルだ。特にそんな頑張る必要はないと踏んでいるので、彼女の半分も倒してはいない。おかげでレベルに少し差ができてしまった。彼女はレベル14。に対して俺は12。
しかし、彼女はこういうのだ。
「当然。でないと、いつまでたってもシオンに追いつけないからね」
いつのころからか、彼女は俺を目標とするようになった。
特別な力は見せたことは無い。ナギサと同じようなスキルを使い、同じように、倒しているのだが、どうしてか彼女は俺のことを強いと思い込んでいるらしい。
曰く、戦闘にいつも余裕があるんだとか。
たしかに、まだ上のスキルがあると考えると自然、闘い方に余裕がでてくる。
それを、彼女は見抜いているのだ、いやアッパレアッパレ
「もうレベルでは負けてるじゃないか」
「違うの!なんか、こう、言葉にはできないけどシオンには何か戦闘の時でも絶対的なものを感じるの。安心できる。でも今の私にはまだそれがない。」
それは、ただ単に初めの方にずっと守り役に徹していたから頭の中に植えついた君の空想のイメージでは?と思うが口には出さない。
今現在、このゲームでは2000の人が死んでいる。
死に方は様々、自殺、モンスターにやられた、罠にかかった、そしてPK。
PKとはプレイヤーキル、つまりは殺人のことだ。
それが、ついこないだ起こってしまった。
モンスターならば今のレベルであれば多少の罠程度なら俺がなんとでもしてやれる。だがプレイヤーそうはいかない。
プレイヤーにはモンスターには無い知恵、知識がある。すれはつまり卑劣な手段が考えられるということだ。
その毒牙にかかったとき、彼女は一人で闘わなくてはならないかもしれない。
そんなことは決して起こさせるつもりはないが、やはり想定外というのは俺だって人間なのだから起こってしまう。
その時のために彼女には多少強くなっててもらう必要がある。
だから、彼女のその強くなろうという意志を邪魔するような言葉をかけたくない。
「俺はかなり高く評価されてるみたいだな。うれしいぜ。」
「でも、すぐに追いこしてやるんだから!
そして、いつかは私がシオンを守ってあげる。」
すこし、不思議な感覚を覚えた。
俺はナギサを守ることをあたりまえだと考えてきたし、ナギサは今の俺から見ればまだまだ弱い。
だから、そんなナギサに守られている自分を想像すると、かなり変な感じがしたのだろう。
彼女が俺を強いと錯覚してるように俺ももしかしたら彼女を弱いと錯覚しているだけなのかもしれないな。
注意しておこう。
「それは、楽しみだ。じゃあ、強くなるためにも腹ごしらえは必要だよな。飯食いにいこーぜ」
そういうとすぐに俺は一番近くの街へと走り出した。
「あ、ちょっとまってよ、もう」
そんな俺に彼女は苦笑しながらもついてきてくれた。
☆
食事をした店で俺たちはある情報を手に入れた。
この一か月だれも見つけられなかった第一層のボスフロアを見つけたパーティーがあるのだという。
そこで、明日の10時からボス攻略会議が行われるらしい。
そのことを宿屋で俺とナギサは話し合っていた。
「シオン!参加しよ、ボス攻略!」
多分、彼女は同じ相手を倒すばかりで少し退屈をしていたのだろう。そう思っていた中でのボス攻略だ、今の自分の実力は試せるし、次のフロアには進めるし、これだけ好条件のそろった敵もいないだろう。
「別に俺は構わないけど……」
「けど?」
「ボスは今までの敵とはわけが違う。もしかしたら死ぬかもしれないぞ?」
すこし声のトーンを下げて言った。
それに彼女はすこし、テンションを落として真剣みを帯びた声でこう答えた。
「わかってる。でも、やりたいの!私、この一か月で強くなった。もう、大丈夫だってことシオンにも見せたい!」
そこには彼女なりの考えがあるのだろう。
俺も、次のフロアに進むのが嫌なわけじゃない。
当然早く攻略して、こんなゲームからはとっととおさらばしたい。
俺もついていくんだ、いざという時は上位スキルを使ってでも守ればいい。その分俺への風当たりが強くなるからあんまりやりたくはないけど……
俺は素直に彼女の提案をOKした。
「あはっ♪シオンならそう言ってくれると思ってたよー。」
そう言って彼女は俺に飛びついてきた。
女の子に飛びつかれるのなんて中学になってからは一度もなかった。
次第に頬が熱くなっていくのを感じる。
引き離そうとするがどこを触っていいかわからない。
「お、おい、やめろよ」
「なに~?照れてるの?かわいいなー、もう」
そう言ってもう一度くっついてくる。
その勢いが強すぎて俺は体制を崩しベットの上に倒れた。
状態としては俺の上に馬乗りになるナギサという状態になる。
「ど、どいてくれよ」
恥ずかしくて顔をそらしてから俺は言った。
「う、うん」
そう言ってゆっくりとナギサは立ち上がる。
俺も後に続いて立ち上がる。
「ちょっと風に当たってくるな」
俺は、そう言って宿屋を出た。
その後しばらくの間押し倒された時の心臓のドキドキは止まらなかった。
ちょっとした恋愛模様を描いてみました。
ありがちな感じですが、まぁ気にせんでください。
書いたことないんでアドバイスなんかをいただけるとうれしいです
感想も随時お待ちしておりますのでいつでもどうぞ