再編世界の特異点   作:Feldelt

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第13話 閃光と暗影

「出るよ、えー君。」

 

戻って早々、茜はこんなことを言う。まだ俺が撃った弾丸の傷は癒えてない。

 

「出るって...茜、まだ怪我治ってないだろ...行かせるわけにはいかねぇよ。」

「だったら守ってよ、私を。」

「っ......そういうとこだ、全く...で、どこに行くんだ?大方ゲイムキャラの場所だとは思うが。」

「せーかい、ちょっと嫌な予感がしてね。あの子たちだけじゃ対処できない敵が来ているかも。」

「それって...あのロボットみたいなやつか...?」

「...へぇ、えー君もう戦ってたんだ。てことは尚更出なきゃだね。ブレイブともなると、あの2人じゃ無理だから。」

 

女神候補生2人では無理。それは俺もわかっていた。何せ俺が倒せなかったんだ、間違いない。連携が取れるならともかく、まだ少しぎくしゃくしてるようなあの2人では...

 

「そうか...んじゃ行くしかねぇか...」

「とはいええー君の変身は冷却期間が必要...私が連れてくから掴まってて。」

「掴まっててって...どこに?」

 

茜は神姫鎧装に似た装備をシェアデュアライザーに似た何かから顕現する。

 

「んー...私がえー君を抱きしめて運べばいっか。よしそうすれば一石二鳥だね!」

「なにがどうなって一石二鳥なんだ!?」

「気にしない!いっくよー!」

 

 


 

 

「ゲイムキャラさんの場所に着いたはいいものの...」

「こいつら全員犯罪組織なの?というか...モンスターも多い...ゲイムキャラに近づく前に、こいつら片づけるわよ。」

「うん!」

 

私とユニちゃんは変身して展開されたモンスターを倒していく...のはいいんだけど、なんだろう、この『誘導されている』感覚...影さんと戦った時にも感じたこの感覚は...!

 

「そこ!」

「ネプギア!?あんたどこ撃って...!」

「ほう。戦闘中にも思考を切らさぬとは。」

 

もしかしてと思って撃ったビームの方向。そこにはロボットのような見た目をした、そしてとてつもなく強いとわかるような、そんな人(?)が立っていました。

 

「貴方が、犯罪組織の...幹部ですか。」

「いかにも。我が名はブレイブ・ザ・ハード。我が主の命により、そこのゲイムキャラを破壊させてもらうぞ。」

「やっぱりそれが目的ですか...!」

「させるわけないでしょ!」

 

ユニちゃんがX.M.B.の射撃を浴びせますが...

 

「効かぬ。」

「嘘でしょ...!」

「だったら...!」

 

S.M.P.B.L.を分離して接近戦で...!

 

「それは向こうの思うツボだよ。」

「なっ...」

 

瞬間、私の目の前を紅いビームが走りました。ビームの主の方向を向くとそこには...

 

「知らぬ間に大剣からビーム撃てるようになってたのかよ...バスターソードじゃん...」

「性にあわないからあんまり使わないんだけどね。それじゃえー君、作戦通りに。」

「わかったよ、行くぞ茜。」

 

影さんと...茜さんがいました。

 

 


 

 

「ほう、主の予感は当たっていたというわけか。信じがたかったが今現実起きているとするならば受け入れるしかあるまい。」

「その言い分、なるほど茜と同格の幹部といったところか。こちらの予想も大方当たっていたというわけだ。」

「久しぶりだね、ブレイブ。幹部というか四天王が直接ドンパチすることは初めてじゃないの?まぁ、私はもう四天王なんかじゃないんだけどね。」

「裏切り者め、かつての同士とはいえ容赦はせんぞ、仙道!」

「裏切り者?私が?あはは、面白いことゆーね、裏切りなんてできると思う?私がやったのは、表切りだよ!残念だね!」

「そんな言葉はない...!まぁ概ねわかるからいいけどさ...!」

 

《 PURPLE HEART 》

《 PURPLE SISTAR 》

 

「変身!」

 

《 Duallized! 》

 

黒紫の鎧と二本の剣を持ち、敵を見据える。さて、やるか...

 

「ブレイブ、倒せるとは思っていないけど...せめて1ヶ月は動けないくらいにはボコボコにしてあげる。」

「久々の共闘だ、派手に行こうか...!」

 

赤と黒。二つの光がブレイブを見据え、戦いがまた始まるのだった。

 

 

 




次回、第14話「重厚なる力」

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