雄英高校、審査室そこでは多数の教師がリアルタイムで模擬市街地演習が行われる全ての会場の様子が多数のモニターに写し出されるそれを見ていた………完全審査制のヴィランポイントとは別のレスキューポイントを査定するために。
……そこでは、普段の試験ならば無いであろう完全審査制故の教師陣の混乱が起きていた。
見ていた画面は、0Pが倒される様子………めったに無い光景本来ならば喜ぶべきヒーローとしての心を見せたとき。だがそれと同時に巻き込まれたのか右腕が千切れる……レスキューとは助ける事への審査逆に助けるべきものを多いな脅威を倒したとしても害を与えてしまっている。
「これはどう判断する?」
唖然とした教師たちの中で一人だけ口を開いたのを皮切りに様々な意見が飛び出す。
「あの被害は巻き込まれた受験者の自業自得でしょう?あの受験者には高く評価してそれ相応のレスキューポイントをつけるべきかと。0Pという脅威にこのA会場で唯一立ち向かったそして倒した者なのですから。」
とヒーロー志望であるからには、こう言うことは予想するべきであり自業自得唯一立ち向かった0Pを倒した受験者を大きく評価すべきと考えるものや。
「いやそういう人も傷つけずに守って戦うのがヒーローてっもんだろ?巻き込まれた受験者もあの0Pを倒した受験者を心配して駆け寄った………他の受験者は一目散に逃げ出したのに。しかも個性の副作用か気絶した受験者を右腕を損傷しながらも背負って安全なところまで待避させている。 第一受験者が受験者へと攻撃はご法度だ。」
と巻き込まれた受験者を重視の被害等を重要視して、0Pを倒しても結局はレスキューはしていない巻き込まれた受験者の方がレスキューとして大きな行動をしている考える者。
「いや、双方ヒーローとして大切なひとつの行動をとったが立派なヒーローとしては欠けていた所があった。交通事故みたいなもんじゃよどちらとも注意等がかけてると起こる。だから高くも低くも評価しない。」
と双方に非がありそしてヒーローとしての行動もあったとして、お互いにレスキューポイントをそれなりに与えるべきではと考えるもの。
と大体3つの考えできっぱり割れている。
完全審査故の考え方の教師同士の差が評価に関係することをこの事故ははっきりと示していた。
◇
「あらぁこれはまた、酷い傷だねぇー」
私はそのおばあさんのような声で目が覚めた………
「リカバリーガール?つっ……」
腕がまた痛みだすがリカバリーガールが回る前誰かが止血処理をしてくれたようで服のような布が巻き付けられていた。私の隣には0Pを倒した受験者が寝ていた。
「こらこら動かない……さてやるかねぇチュー」
と唇で損傷した腕に触れられると個性なのか大量の疲労感と共に痛みが消えそして傷が癒えていく。
「……治った。」
「はーい次いくよー」
と治ったのがわかるとリカバリーガールはすぐに立ち去ってしまおうとする、私はすぐ言葉を出した。
「あの倒れている受験者は大丈夫なんですか!?」
リカバリーガールは後ろを向いたままそのまま立ち去りながら。
「あぁあの少年さね、肉体的な負傷は一切無いよ只の極度な疲労だねぇ。しばらくすれば起きるよ。」
私は試験会場の退場のアナウンスが出るまでその場を動くことが出来なかった、他の受験者の会話を流し聞く。
「あの破壊力おっかねぇな……巻き込んだ腕見たかよ、あり得ない方向にひしゃげてたぜ…。」
「あぁロボットの残骸も、なんか柔らかいスポンジかと見間違うぐらいにへこんでたよな。」
「………ロボットだけじゃねぇぞ、ビルの一部まで巻き込まれてぶっ壊れてやがる………正直あり得ねぇぜ。」
「少し見てたんだけどさあいつポイント入るロボット、バールでぶん殴ってたぜ?多分消耗激しいんじゃないか寝てるし。」
と0Pを一瞬で倒した 個性 についての破壊力等についての語っていた………実際プロでも中々見ることのできない火力であろう。
「試験会場Aにいる皆様は各自ご退場ください。これにて全ての試験を終了いたします、お忘れものなきようにいまいちどご確認を。」
とピンポンパンポーンと安っぽい音がなり退場の合図を告げる……受験者達は話を止め持ち込みの荷物などを纏めそさくさと会場から出ていく。
私はまだ倒れている受験者を見ながら、流れに添うように 体の中に入れた大量の機械を出して 退場していった。
◇
「うん……?えっへっはっ。いたっ」
自分が目を覚ましたら、会場に受験者が一人もいなかったです。酷い頭痛もする体が重い、脳にムカデ入り込み食い荒らしていくような不快感正直トイレいったら吐きたい。……ここまでなるか普通……気持ち悪…
「ちょっとお前さん、最後だよ?大丈夫かい立てるかい?」
しわがれたおばあちゃんが声をかけてきた、えっ最後 なんの最後?全くわからないしこれがどうしてそうなったのか理解できない。左目が包帯に隠れてないことに気がついて隠すために巻きなおしながら。
「大丈夫です、立てますえっと………なんの最後ですか?気絶寝ていて良くわからなくて。」
とおばあちゃんに質問をした、多分学校の先生だろうし聞いてもおかしくはないはずだ……多分。
「試験会場Aから退場のアナウンスがされとるよ、様子見る限り具合悪そうだし……焦らずにゆっくり退場の準備せぇ。」
あっ疲れでボケてた………リカバリーガールだこの人、ちゃんと纏めてあるヒーロー研究ノートにも書いてあるのに……もうなんか色々とダメだな、とりあえずバールを持って足が縺れたように杖代わりにして歩こう。
「親切にありがとうございます、リカバリーガールさん………よっと………」
ととりあえず出口まで、一日寝れば治るだろうけど気持ち悪さや不快さを体で感じながら出ていった。これから電車で家に帰るのか………本音で言えばかなり辛い。
席空いてるかなぁ……混雑してないとうーん、少し気分良くなるまで休んでいった方が言いかも知れない…
◇
「………」
試験会場A出たあとにすぐに近くの学校のトイレに向かい嘔吐したら結構楽になったまだ頭の痛みは先程のまでではないが存在するが。
「こんなんになんのか………」
眼は使ったのがこれで2回目、自らの意思で曲げた……前との状況の違いは密室かそうでないか眼で見たものを曲げると言う個性の自覚はあったがそれが 完全に見える範囲 間でだとは想定外であった。
「あれ、かなり遠くまでひしゃげてたぞ。」
レンジが頭可笑しい、眼で見たものを曲げるといっても範囲制限があると思ってたよ。どんな危険物持ち歩いてるんだ俺は……歩く災害か?体調の悪さと自身が宿してしまった個性の破壊力に冷や汗がにじみ皮膚をつたっていく。
「全く笑えねぇな……」
そう呟いてしまった只のヒーロー志望の一般人に何てもん神様は宿してるんだが……もしここに神様がいたなら一発グーでぶん殴ってから足蹴を食らわすぐらいに笑えない。
「……………………でもこれをモノにするしか無いんだよなぁ……ヒーローとしてやるためにも俺や家族の為にも。」
だけれどもそう、悲観してはいけない………カードはもう配られたそこで捨て札はしてはならない、俺は恵まれているのだから家族にも回りにも全て。
「あっ………流さないと。」
そのまま個室から出ようとしたが流し忘れていたのに気がつき水洗のボタンを押した、じゃぁぁぁぁと水の流れる音が辺りに響いていった。
「ただいま、義母さん。少し気分悪いから寝る。」
電車では椅子に多く座ったが、気分自体は良くならない家に帰ってすぐに階段をかけあがり俺の部屋に言ってベッドに潜った。……………もしもの時に嘔吐用のバケツを用意すればよかったと言う軽い後悔をしながら。
目を全て閉じると真っ暗な世界が広がる、そしてすぐに眠りについてしまった。
「…………………」
次に目を覚ましたのは夜だった、ベッドに入ったままチョロチョロと辺りを見渡すと折り畳み式のテーブル上にお箸とスプーンとコップ、まだほんのり暖かいお粥と小さな一切れの魚と2Lの天然水が入ったペットボトル、メモのような手紙が置いてあった。
「……………これは?」
まだ寝ぼけた頭でテーブルへ向かう、そしてメモのような手紙を手にとって内容を見た。
【受験だいぶ疲れちゃったようね……ロボットとの模擬試験だっけ?お母さんも入試要項みてビックリしちゃった、曲すいぶん眠っていたし具合も悪そうだったから………お粥用意しておいたわ、お魚も小さいけど焼いておいた。無理して全部食べなくてもいいわよ自分の体調に合わせてね。
本当に今日はお疲れ様。ゆっくり休んでね。】
「…………明日義母さんにお礼言わないとな……頂きます。」
そうやってテーブルに座り、お粥を半分魚を半分だけ食べてまた眠りについた……
そうした、雄英高校受験からしばらくたったある日…………
「曲っ曲、ご合格発表とっ届いたわわよっ」
と焦った様子で封筒を渡してきた………目がキョロキョロしてしまっていてだいぶ混乱しているようで。
「義母さん落ち着いて落ち着いて、俺は部屋で見るから……後で結果教えるわ。」
俺は俺の部屋へとゆっくり歩いていく、義母さんはその場にとどまっているが後で部屋の前をうろうろしてしまうだろうなと予想をした。
がちゃりと部屋を鍵を開けて中にはいる、そして勉強机へと向かい封筒自体の厚さ等をもう意味はないが確認をした………結構な昔ならば合格したさいに必要な書類も入っているので厚めなら合格している薄いなら不合格等もあったが多くが電子化された今では余り意味をなさない。
「これが合格発表のやつか………」
楕円型の丸い機械のようなナニかと使い方の説明書、合格発表機材と書かれた紙が二つ………
「えーとこれでこうかっ……」
俺は楕円型の機材を平らな所において、横にあるボタンを押したすると表示がされるそこにあったのは。
不合格と言う文字………
「まぁやっぱりそうだよなぁ……」
筆記は取れていたが、ロボット演習で余りポイントヴィランを倒せてはいない0Pは相手にしたが負傷者を出してしまったなど多くの減点要因があった。
「次は……………最後だな…難関だけどロボットとか無いしスピーチとかしっかり考えないと。」
と義母さんに不合格をどう伝えようかと言う思考と次の学校に向けての対策について考えていた。
自転車と自動車が事故を起こしました、どちらも同じような行動を起こした場合には自動車の方が過失が多くなります。
まだ眼は使いなれていません試験でやっと自身の意思で初めて使いました。あの破壊を見て超火力だヒャッハーできるほど精神鋼メンタルではありません、軽い爆弾のスイッチを持っている感覚で行動します。
出久の出番もっと増やしたいっ…………!