兄は弟を守りたい。(過去編)   作:夢食いバグ

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今までの日々とさようなら

で雄英高校は不合格になってしまったので、士傑高校を目指して頑張ろうとおもう。士傑高校は面接なのでボランティアしてきたこと前に出せば良いのかな?

 

一応学校の先生にも報告はしておいた、次は頑張れってまぁそんなんだったかな?元々記念のつもりだったりあんまりダメージは少ない………落ちたこと自体には。

 

あと面接会場にいくのが大変、学校に通うのは寮借りるつもりだから問題ないけど遠い………そこら辺は仕方ないか。

 

「何をしよう、勉強……勉強しかないよなぁ……」

 

と休みでの行動のボキャブラリーのなさに軽く絶望を覚える、受験だしヒーロー見に行くわけにもいかないし………あれもしかしてものすごいつまらない人…うん真面目なだけだよねそうしようそうしないと俺の心がもたない。

勉強机に向かい筆記用具を取り出す、ずいぶん使っているためかグリップの部分が変色しており色褪せていた………

 

 

士傑高校への受験は滞りなく終わった、審査員の圧が凄く固まってしまいそうだったがなんとかつまることなくヒーローをめざす理由などを語れたと自負している、世の中に確実とかないからテストでそれなりにはいけると思っててもまた落ちるかもしれない。神社に5千円札入れよう……なるほどこれが宗教か。宗教に嵌まる最初のやつかこれはうん……と家でソファーでぼんやりしていると

 

「お兄ちゃんどうしたの?」

 

弟に声をかけられ少し驚いた思わずソファーから転がり落ちる、そういえば義母さん買い物に行ってて二人でお留守番中だったな……普段は弟の勉強でわからないところを勝手に教えたり、外へ走り始めたり、お互いのヒーロー研究ノートを見せて書いてないところをかきたしたりしていたから……

 

「うーん、俺の雄英高校落ちただろ?だから後期の士傑高校まで落ちるのは嫌だなーとか少し不味いなーとか考えすぎてた。テストはいけるんだけど面接がなぁ………一応はちゃんと答えられていたと感じてはいるが。」

 

と落ちた際にどこもうっては居ないため痛みは無いが、ほこりが服についてしまった為に軽くはたいた。カーテンから指す日光が暖かい。

 

「士傑高校かー!東の雄英、西の士傑だよねっ………でもお家から遠くない?」

 

と目を輝かせるが、遠いと言う事実に気がついて質問を疑問府マークでも浮かぶように返してきた……確かに雄英高校は電車でそれなりに通える範囲それに対して士傑高校は電車でかなりかかる電車で毎回やって通うとなるとかなり大変だ。またソファに今度はちゃんと座り。

 

「弟の言う通り遠いね、合格したら士傑高校近くの寮を借りるつもり………義母さんと弟に毎日会えなくなると思うと寂しいなぁーお盆とか夏休みには時間が取れたらお土産物もって帰ってくるから楽しみにしておけ。」

 

と笑った、一応は家事とか良く手伝ってたから一人での生活には技術的には問題はないとおもう洗濯や服畳んだり風呂掃除とか……料理とかもやってるし、でもハンバーグだけは同じ材料で作ってもなんか違うんだよなぁしっくり来ない………夕飯で義母さんの代わりに作ったとき弟と義母さんは美味しいっていってくれたけど。

 

「楽しみにする前に合格してるといいね。」

 

うん、思いっきり合否から逃避していました。弟そんないい笑顔で悪意なく現実を突きつけないでくれ、後期だからこれがダメだったら後の高校探すの物凄く大変なんだ。多分普通にいったとおもうんだが俺にとっては弱点にクリティカルしたような発言なんだ。

 

「HaHaHaそうだなァ………」

 

そうやって思いっきりその笑顔から目をそらした、するとガチャと言う鍵を開ける音とキィと扉の空く音が小さく響いた。義母さんが帰って来たのだろう……俺はすぐにソファから降りて荷物を持ちに向かった、買い物袋は重いだろうしあとダンボール入りの飲料も買ってきているかもしれない。弟もついてきていた。

 

「おかえりなさい、義母さん。」

 

「おかえりーお母さん。」

 

「ただいま、ちゃんと仲良くしてた?その様子だと心配はないでしょうけど。」

 

と俺と弟は一言、重そうに買い物袋を持っていた義母さんの荷物をすこしづつ持って言った。義母さんは嬉しそうに笑っていた。

 

そんなこんなでいつもの日常を過ごしていた時

 

士傑高校合否発表と書かれた封筒を義母さんよりも先に郵便受けに見つけた、雄英高校のように厚さはない……小さな封筒だ開けてみると機材らしいものは無く紙のみ…そのうちの一つだけが三つ織りで合否と書いてある。

 

「これが………どうせ今悩んでも結果変わらんし、みても良いよな…」

 

と意を決してその場でゆっくりと開いたら、

 

緑谷曲を 合格 とし我が校、士傑高校の学生と認定する。

 

と一文書いてあった。

 

「…………………マジか?」

 

俺は急いで階段をかけあがり、自宅に向かい部屋でもう一度確認をした、今度はスマホのカメラも忘れずに持った。見てこの記述があったのは本当なのに興奮しすぎて頭真っ白で訳のわからん行動をとったと後で自ら反省している。

 

「…………………いや本当だよな。」

 

また勉強机で開いた、そこにも同じ一文が技術されていた。スマホのカメラで撮影した、その写真にもその同じ一文があった。

 

「うん見間違いはない……ここまでしたら……本当だって信じても良いよなうん。」

 

変な汗が出ていた、今まで現実逃避したり不安しか無かったから……………ここでやっと合格したっという認識が追い付いてきた。

 

「やった、合格したんだっ!」

 

そうしてこれからの生活や、ヒーローとしての特訓に思いを馳せる………ヒーロー科だ左目の訓練できる場所もなんとか確保できるとおもう多分。

 

「………義母さんと弟帰ってきたら、真っ先に伝えないとなぁ。」

 

俺はそうやって合格が書かれた紙をそっと机の中にはしまった。

 

 

そして士傑高校の入学式の数日前に俺は、キャリーケースと花束を持って家を出ていく。

 

「ハンカチは?下着は足りる?時間間違えてない?場所確認した?」

 

「そこまで心配しなくても大丈夫だって義母さん。じゃあね義母さんそして弟時間があったら連絡して帰ってくるから。」

 

義母さんに沢山忘れ物の確認をされてしまった………まぁ忘れたら取りに行くの大変だし遠いから。スイカあるかなぁ………あっ見つかった、電車間違えとかしたら大変だからな……。

 

そうして電車に乗って……まずある場所へ義母さんに言わずに向かった、時間がやたらと早めに言ったのも内緒で二つの場所へ寄るためだ。

 

「………これは写真撮って見せるのは無理だな……お母さんとお父さんに見せたかったのに……。」

 

そこにはゴミだらけの思い出の場所があった、明らかに漂流したものではない冷蔵庫やテレビ等の大型家電が違法投機されている。少しでも綺麗に見えるようにかたして取ると言うのもあるが今は冷蔵庫やテレビ等を片手で持てる筋力はない。

 

「何で、捨てるんだろね???」

 

とお父さんとお母さんで行ったときのように拾えるものだけを袋に詰めるだけ拾っていく…………すぐにまた俺一人が拾った分なんて汚れてしまうだろうけどせめてもの物に浜辺になんとか見えた貝殻と比較的小さなゴミなどが混ざっていない砂を瓶に詰めた。

貝殻だけは幼いときと同じ形に見える、あったのは来なければ良かったと言うどうしようもない虚無的な感情とお父さんとお母さんはこの貝殻だけでも喜んでくれるかなという想いだった。

 

「さて、次だね………」

 

と汚れてしまった思い出の場所から立ち去り駅に戻り、電車に揺られる……靴に入った砂がじゃりとした不快な感覚を産み出した。

 

「……海に行ったから当然かな……?」

 

と揺れる、また電車を降りて今度はお父さんとお母さんに会いに行く………最近来れなかったから、花は枯れてしまっているだろう……。

 

お父さんとお母さんの前に来た俺は、安物の線香と拾ってきた砂と貝殻が入った瓶そしてライター、雑巾を取り出した。

 

安物の線香にライターで火をつけ、供える。

 

「ごめんなさい、最近これなくてあとさ士傑高校合格したんだ。雄英高校は無理だったけどね………そんなんで学校生活大丈夫かって?大丈夫だって、家事とかも自分でできてるし。」

 

供えた後に枯れてしまった花を手に持っていた花と取り替えながら今までの出来事を話していく、当然お父さんとお母さんの返事は来ない当たり前だでも少しでも届いていたら嬉しい………俺はもう心配ありませんって伝えられたら。

 

少し共同の井戸から水を汲んできて。

 

「えーと、弟がね犯人逮捕の役にたったりもしたなぁ………本当に凄いよその時の夕飯は義母さんも奮発して好物のカツ丼だったけ?俺もさテストの点数が学年で1位だったときにハンバーグ作って貰ってさ……お母さんよりも料理上手かも?冗談だって。」

 

久々の会話に笑いながら、その水で雑巾を濡らして墓石を拭いていく……土とかで大分汚れてしまっていた。汚れをまた水で流し拭く汚れたもので拭いても意味はないのでそこら辺には気を付けている。

 

「今日さ、お父さんとお母さんの思い出の場所行ってきたんだ。ここからは出られないと思うから……ほら貝殻と砂本当は写真も撮ってきて見せたかったんだけど…ダメだった。本当にごめんね。」

 

供え物として瓶を置いた、食べ物は腐って迷惑になってしまうから……思い出の場所から取ってきた物だから喜んでくれるかな?

あと石も時間があったら入れ換えた方がいいかもしれない今は無理だけど……

 

「ふうっ………海以外にもこれから綺麗な所見たら、持ってこようかな紅葉とかお花とか…、西日本行くから珍しい物とかも多いかも。」

 

食べ物以外の供え物はまた瓶で摘めてこようかなと思いつつ……拭き掃除等が終った墓を見た。

 

「今でも俺がヒーローを目指す事になったなんてビックリしているよ、お父さんあの時はお父さんのような立派な研究者になりたいーてっよく言ってたなぁ。二人ともビックリしてるでしょ?」

 

と笑って1歩足を引いた。そこにあるのは深見家と書かれた簡素な墓石が一つだけ、綺麗な花と線香、海の砂と貝殻が入った瓶が置かれている。

 

「だからさ、お父さんとお母さんあっちでいつまでも仲良く応援しててね!俺も立派なヒーローになれるように頑張るから。」

 

と墓石と二人分の骨に話しかけた。返事がこないとわかりきっていたから、さっきまでの会話は少しでも届いていたらという奇跡を願ってと只の自己満足。

 

「今回は大分遅くなっちゃたけどさ、時間があったら来るよ。さようならお父さんとお母さん。」

 

墓から立ち去る、家には寮に住むためしばらく帰ることはない…………お墓参りも家に帰るときぐらいにしか通えないだろう。

 

今日までの日々にさようなら

 

そしてまた会いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……わっ…?うん。」

 

墓地からでるときに誰かに背中を優しく押された気がしたが俺はきっと気のせいだと思い後ろを向いた……

 

勿論誰も居なかった。




やっと高校に入るまで終わりました、漫画入るまでまだまだ長い……
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