……いつもの癖で早く起きてしまった。
鶏の声もしない朝だ、しょうがないので服だけ着替えて荷物の確認をしてからカーテンを開けまたベットに潜り込む。
「やっぱり緊張するな………」
名前も新しく覚えないと、名前帳とかって作った方が便利だよな。個性とかもいろいろあるだろうな……ヒーローノートは全部の種類で占めて30冊目さすがに全部持ち出すのは厳しかったから持っていったのは書き途中のも含めて5冊残ったノートは家に帰る時にすこしづつ持ち出せば良いだろう。
「朝御飯は出ないんだったな確か……、今日はカップメンにするが今日帰りに食材買っておこうか。」
確か灰児さんが作ってくれるのは夕食のみお昼は売店があると聞いたのでそこで済ませるとして朝食は自ら用意するしかない。俺は数個のカップラーメンの一つを取りだし台所に向かって進みやかんを取り出して必要な分だけの水を沸かそうとする。
ポットで沸かそうとしてもそこまで量は使わないし、やかんの方が早い家電製品は便利だがそこら辺の使い分けをきちんとすると良いと思っている。と言うのは言い訳でIHのコンロを使ってみたかっただけである。
「………こうか。」
カチッと音がして、したの輪?が光るそこに水の入ったやかんを置いたしばらくするとキューと音が鳴り出し蓋がカタカタと動く。
「よしできたできた。」
カップラーメンの蓋をあけて、お湯を入れスマホで三分測るこの時間が妙に長く感じてしまうのは俺だけでは無いだろうその間にコップに水とそして箸を用意した。
そしてタイマーがなったと同時に蓋を完全に剥がし中のスープの粉が混ざるようにかき混ぜる。食べたカップラーメンと言うカップラーメンだった、特に何の変わりもない味だ大体点数をつけるなら70点ぐらいのものだ。
「早いけど行っちゃおうかな……」
と食べ終えたカップラーメンの入れ物をゴミ箱にすて、持ち物をまとめてから寮から出ていった。
今日の空は俺たちの入学を祝うように雲一つなく晴れきっていた。
◇
「えーとここかな?」
と1-2と書かれた扉を開く、すると誰もいない教室が見えた………俺以外に来ている人はまだ居ないらしい。
「番号確認して荷物おこうか……」
入学前に知らされていた生徒番号から自分の席を探していく、他に人がいたならもっと楽であろうが一人ならば仕方がない。机のうてに伏せて狸寝入りをきめる。
「………………どんな人たちがくるんだろうな。」
折寺中学から士傑高校に入った新入生は俺以外には居ないすべてが知り合いではない他の人たちだ、また名前を覚えることになる。
「……で…あっ」
「へー…か……おど……」
遠くから声が聞こえて近づいてくる、数は二人女性と男性同じ学校同士で知り合いなのだろうか?ちゃんと話せると良いな。
そうやっていると、扉がバタンと勢い良く開いた。
「俺が一番乗りーっ!!ってぇぇぇ。」
「あっごめん。」
と二人のうちの最初に入ってきた人は俺がいやまだ他の生徒が来ていたとは思わず一番乗りと思っていたそうだ……今の時間でも十分早いしそれに物音をたてなかったから仕方がない、ものすごく驚いている。俺は顔をあげて何となく謝った。
「朝から元気ですね、まぁ私は中に人がいることには気がついていましたが。おはようございます、これからの学校生活よろしくお願いいたしますね。」
ともう一人の人物らしき女性はゆっくり扉をしめて、俺の方へ向かっていった。一番乗りだと思っていた人はその言葉を聞いて。
「知ってたんならいってくれよ!捜、俺ものすごいハズイことしたじゃねーかっなんなの苛めて楽しいの?」
「えぇ貴方を弄るのは楽しいですよ、反応がかえって……あっすみました後でするでしょうが自己紹介をしておきますね。見沢 捜と言います、中学でのあだ名はのそうっちでしたね。」
「はいどうも、えーと俺は緑谷 曲と言います。気軽に曲と読んでください。」
「これからよろしくお願いいたしますね曲さん。」
その女性は見沢 捜と名乗っていた、茶色い髪に赤いメッシュが入っており目にはターゲットサイトのように細かい点が所々に映っている、声は堂々として緊張などが感じられなかった。
「いや、お前のあだ名は 歴戦無敗の冷徹番ちょ………」
「何か言いました?」
「いや何でもないです、俺は発電 治だこれからよろしくな曲!これからの学校生活楽しみだな個性関連のものも増えるだろうしなんか好きなヒーローいるか!」
男は発電 治といい、短い黄色の髪に緑色の目を輝かせていた電気のように稲妻が走るような耀くような性格が言葉から滲み出る………こういう人が人気者になるんだな。
「えっと、いろいろいるけどやっぱりオールマイトかな?弟も好きなんだ。」
「おー平和の象徴オールマイトかっやっぱり凄いよないるだけでなんか安心感が違うって言うか、てっ曲は弟いるのか?」
「うん、二人兄弟で俺は兄……弟もヒーローを目指して頑張ってる。」
「兄弟でお互いヒーローか、俺は三人兄弟の末っ子で両親の反対を押しきった形だなぁ……雄英かここどっちか入学できなければ諦めなさいって言われて頑張ったんだぜー。もっちろん余裕で合格したがな。」
そう治くんは、どうだと得意気に語るが……
「………勉強の方は大分付き合わされましたね、貴方が落ちたら私の実力不足でもありますしねー。」
捜さんが勉強のほうかダメらしかった事実を伝えてきた。でも両親の反対を振り切りここに合格したのは純粋にすごいと感じた、俺の方は義母さんも義父さん、弟も応援してくれていたから。
「格好いいと思ってるところに水指すなよ……」
「ごめんなさいつい………」
そんな二人の様子を見ていて……つい言葉を吐いてしまった。
「二人とも仲良いんだね……」
そうするとあり得ないと断言するように此方に二人とも向き。
「いや只の腐れ縁です。」「いやないわ。」
とすぐさま、否定されてしまった……だけど発言のタイミングが揃っている。俺は少しその様子に笑ってからスマホを取り出してQRコードを開いた。
「……せっかくだしライン登録しないかな?これ俺のQR コード。今日はじめて話した人だし?」
これで大丈夫なのであろうか?友達としてなれるのだろうかなど余計なことが頭の中で渦巻く。きっと大丈夫だ笑顔の練習は十分にした。
「あーそうだな、よしっこれでオーケーだ。」
「もちろん良いですよ?後で登録しておいてください。」
と二人は俺のQRコードを読み込み、申請を送ってきたこれでよかったみたいだ。俺はひと安心して二つ来た申請を受け入れた。
「ありがとう、これからよろしくね。治君 捜さん」
「あぁ!よろしくなっ曲。」
「曲君、これからよろしくお願いいたしますね。」
と二人は席へ座っていった。
そしてまたしばらくたつと……扉が開く……
「おはよう諸君っ」
大声を出して………寮で見た、人物が入ってきたその後教室内を見回すとえっと言うような顔をして、すっと扉をしめた。
「間違えちゃったんだろうね………」
となにもすることがないので、何度も見た学校のガイドを見返す………するといつのまにかそれなりに時間がたったのか教室内が半分ほど埋まっており、来た一人に話しかけられていた。位置関係から隣の席だった。
その人は制服を着崩さずしっかり着用し髪の毛を短く切り揃え黒く吸い込まれるような鋭い目をしていた。個性か何かは知らないが5つに色のついたガラス玉の腕輪を身に付けていた。
「おはよう、はじめまして私は八雲 使という。君は私と同じようになにかを宿しているか強力な歪みが見える、入る時さえ違えと同じ歪みを持つもの同士真紅の誉れを………」
………俺の第一印象を、返してほしい隣が大きな爆弾を抱えていたヤバイやつだ拗らせた人だ。真面目な人かと思ったらなんか神託とか言いそうだ。
「うっうん、よろしくね使君。」
できる限りの笑顔を浮かべた、ひきつってないか心配だけど多分なんとかなっているはずだろう……入る時さえ違えと、もしかして推薦入学者なのであろうか?
「で汝の名をいってくれないか?」
「あぁいい忘れてたね……緑谷 曲と言うよ。」
「ふむ、曲君か………中々によい名だな。で今更だが左手を亡くしさらに右手の指には封が左目を隠しているようだが私のように何か封じ込めているのか?」
「いや、個性のコントロールがきかないだけで……左手はちょっとした事故だから封印とかそんな大袈裟なものではないよ。」
普通に言うと使君は少し悲しげに、顔を伏せて。
「申し訳ないことを聞いてしまったな、同じ大いなる力を持つものの苦しみはわかっているのだがな……もし何か助けになることがあれば聞いてくれ。」
「えーと大丈夫だよ、ライン交換する?」
俺はスマホを取り出してまたラインの交換をしようとしたが…………
「………すまないな曲、その連絡機は持っていないんだ……家の電話番号を渡す。」
そう言われて、彼の家の電話番号らしきものを渡された……
「あっありがとう、えーと俺は寮だから自宅のやつは無いけど………スマホのやつどうぞ。」
と書いて渡した、回りを見ると俺の隣1席以外は全員揃っていた。きっかりスーツを着用した白髪が生えた先生が入ってくる。
「皆揃っているか?」
一言そして見回した、もう時間が過ぎているのに………そうやっていると一番後ろの窓側の席の髭と尻尾と耳がついた猫っぽい女の子が。
「いませんにゃー?」
声をあげた、耳がピコピコ動いておりまるでなにかを察しているようだった。
先生は揃っていないことを確認した後に、各自出席を問ったそれで 大成 春男 の名前が呼ばれたが誰の返事もなくそれが俺の隣の人物であるのが把握できた。
そして入学ガイダンスがある程度聞かされそして……
「このあと入学式となる、士傑高校の新入生として立派な姿を皆に見せてやってくれ以上っ」
と先生からの会話は終わった……今からこの高校の新入生となるのだ肩に力が入る。
それは他の生徒たちも同じようで明るい表情とは違い覚悟を決めたような顔つきである、新入生を迎える菜の花の花道が整えられていた。
今からここでヒーローを目指していくのだ……俺たちは歩き始める。
クラスメイトの紹介はチマチマと、個性の闇鍋にしたい。