兄は弟を守りたい。(過去編)   作:夢食いバグ

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はじめまして、とりあえずプロローグのようなものまだまだプロローグはこれが終わっても続くっ


ヒーローでは無い頃
失って手にいれた物は?


元々の名前は深見曲と言った、父親 深見養一 は個性を特化して研究する研究員。母親 深見捻 はヒーロー事務所の各種雑務担当の職員で両親は共働きだった。

 

ちなみに父親は無個性で母親は5本の指で触れたものをねじ曲げることのできる個性だった、俺は母親の個性を4才の時に発現させたお気に入りのコップでオレンジジュースを飲もうとした時に触れグニャリと変形し俺はその場で泣き崩れてしまったと聞いている。

 

父親はてんやわんやの大慌て母親は声も出ないほど大爆笑しておりの地獄絵図だったそうだ。

 

父親は俺のあこがれだった

 

「個性は確かに人を助けるかもしれないでも、苦しんでいる人もいるそれを助けたいんだ。誰も生まれ持った 個性 に苦しまない世の中を……これは何でもない無個性だからできる事だと思う。」と何故個性を研究しているの?と心なしに聞いたときに父親が頭をぐしゃぐしゃさせながら返ってきた答えだ、それが今でも頭に残っている。

 

母親は厳しいが、優しかった

 

「こらっ曲、何回指にテープ巻きなさいっていったらわかるの?面倒くさいそんなこと言わないの、そんなにいやがるなら取っ捕まえるぞ。」とよく追いかけられた、おにーと言ったら更に怒って拳骨喰らった、だけどとても優しかったいつも心配してくれていた。

 

共働き故に家族が揃う事が俺に手がある程度かからなくなる毎に少なくなった、6才の頃には鍵っ子だった記憶がある。料理は寂しくないようにと母親が作り置きしてくれたおかずを温め直していた。

 

そんな家族にも月に1回必ず家族が揃う約束をした日があった毎月第二日曜日に必ず家族で冬であろうが海にドライブに行くことだった、あまりにも天候が悪い場合は家で借りたDVDで映画鑑賞を行ったが。

 

幼かった俺は毎月それが楽しみだった、母親は俺の好きな料理を作ってくれるし父親は、沢山お話をして遊んでくれる。すこしノロケが酷かったと今さら回想すればあったが幼いゆえに分からなかった。

 

だけど、8月の第二日曜日にそれが終った。

 

原因は信号無視とスピード違反の車だった、俺は事故の衝撃は記憶している海で何遊ぼうか?浮き輪ある、焼きとうもこしいいなぁとかお肉沢山食べてもいいよね!?とかたわいもない会話だったような気がする。その時急ブレーキの音と共にドンッと衝撃が走り視界が黒くなって。

 

目が覚めた時には白い天井、右腕につながる点滴の管テコンテコンと鳴る心電図…………(ここどこ)と言おうとしても声が出ない喉よくわからずに暴れだそうとしてと体が動かず目をキョロキョロ動かしていると、白衣のナースが覗きこむやいなや。

 

「松林!松林医師をはやくっよんで

 

 

 

曲君が目を覚ましました。」

 

 

 

 

となりふり構わず走り去った、

 

俺はまたわからなくなった、只何であんなに看護士さんは慌てるのだろうぐらいしかぼんやりと考えることしか出来なかった。そして頭の中でお父さんとお母さんは何でいないのと……

 

「……………」

 

医師ぽい男は走ってはないが早歩きでこちらに向かう。

 

「おはよう声は出せるかい曲君?」

 

「……………」

 

医師は先程の看護士とは違い近くに座り手をひらひらさせると目の様子を軽く見て、口を開くその声音は赤子をあやすかのように優しい声。俺は首を横に降り声が出せない事を現した。そして出ない声の代わりに目で訴えた 「お父さん、お母さんはドコ」 と。

 

男の医者はすこし悩み口を開く。

 

「まず一番始めに目覚めたのが曲君だ、期間は眠っていた大体4日ほどお父さんとお母さんはこの病院にいるが動けないから曲君が動けるようになったら会わせよう。」

 

と言ってから、何でこうなったのかを淡々と説明された。

 

「曲君ら家族は車に乗っていた、そこに赤信号かつ速度超過した車が突っ込んだ。先生は幾つかの物は見てきたが1.2を争うぐらいの無残さだそしてこの怪我、生きているとしてもコレだけで済むとは奇跡的だよ、左腕が無くなっていた。 本当にソレ以外は後に残る肉体の負傷も無い、下半身不随や脳死になっても可笑しくはなかった。

 

本当に奇跡的だ。」

 

俺は今はきちんと理解できるが、その当時は全く最初から最後までいや車に乗っていたから以降が理解できなかったとりあえず治ればお母さんお父さんと会えるという思考になった。

 

医者の表情は見えなかった。

 

 

数週間後とりあえず、声等様々なものがそのままとは言わないが治っていた元々無くなっていた左腕を除いて。

 

他にもよく知らない知り合いが俺の事を話し合ったりしていた、両親はよく働いていた。

 

俺は治すことに必死だった、治さないとあってくれないならしびれを切らしてしまうかも知れないと。医者の先生は頑張っているとはいうがその表情はどんどん暗くなっていった。

 

そして医者の先生に案内されたのは、冷たい部屋そしてそこにあったのは二つの箱とそれぞれに乗っかるお父さんがつけていた腕時計とお母さんの指輪だけだった。

 

「お母さんとお父さんどこいったの?」

 

お母さんとお父さんは居なかった。

 

「もっと早くなおらなかったから、ごめんなさいごめんなさい。ねぇいるんだよね何で何で。」

 

二つの箱と腕時計と指輪が両親ではないと思ったらしい幼い俺はひたすらに叫んでいたようだ、まるでお気に入りのコップをひしゃげさせた時のように。

 

「君は悪くない、君のせいで両親が現れなくなったんじゃない。」

 

先生は悲しげにいうだけれども。

 

「なら………なんでいないのっ俺のせいでいなくなったんでしょ?なんで」

 

と見つめた瞬間に世界の一部がひしゃげた、先生の後ろにあった壁がグニャリと曲がりガラリと崩れる。

 

そこからはまるで 最初に個性 がでたときのような大惨事、先生は壁があり得ないように曲がり崩れ落ちた瞬間に走り去った。(助け)を呼ぶ為に、その表情は恐怖ではなく一人の少年の悲しみに同調するようなものだった。

 

「お父さんやお母さんに捨てられたんだ、ねぇどこが悪かったの直すから直すから戻ってよ。」

 

と見た方向がいびつな方向に曲がり続けているとはきづかないほど泣き続けた、両親が入っている箱の前で。慌てるふためく父親もその姿を声も出ないほど笑っていた母親も いない 。

 

心の傷みによって本来の傷みにも気づかないままに。

 

 

 

 

 

「誰かっ!ここにヒーローの方いませんか、患者の方が個性の暴走をひき起こした。」

 

 

 

 

 

と先生は叫ぶ、個性の暴走それは個性が発現したばかりの頃に起きる現象だ主に肉体に個性が追い付かないことで起きる自傷現実性との剥離等精神的なものまで様々あるが基本的にここまで慌てる事ではないとされている。何故なら誕生したばかりは個性という身体能力の一部は弱いからだ、調整はする必要性はあれどヒーローを呼ぶまでには至らないだが。

 

医者が必死な表情でヒーローをヴィランでもない 患者の個性の暴走 で呼んでいる、そこから異常な自体は伝わる。

 

診察にきた人や見舞いにきた人等がざわつき始める。

 

その中で一人だけ手をあげた、ある一言を言い放って。

 

「ヒーローではないが、個性の使用許可がもらえれば個性の暴走は止められる。」

 

その一人は中学制服をきた、黒の長髪の男

 

目は真っ直ぐこちらをみすえ隠れた意思を見せる、文字通りに個性の使用許可さえ貰えれば患者の暴走を止められると、その力があると。

 

「…………本当になのか…?」

 

「えぇ、許可は貰えますか。」

 

「わかった……あの患者を救ってくれ、頼む。」

 

と藁にもすがるおもいでその少年に 自身の印を押した個性特定解除認定 の紙を差し出した。

 

すべては私があの患者を悲しみを理解しきれずに暴走させてしまったのだから。

 

 

 

 

「誰かっ!ここにヒーローの方いませんか、患者の方が個性の暴走をひき起こした。」

 

なぜ自身があそこで手を上げたのかが分からなかった、考えるよりも先に手と口が動いてしまっていた。

 

「ヒーローではないが、個性の使用許可がもらえれば個性の暴走は止められる。」

 

という本心と事実を、本来であればそのまま傍観し来たヒーローに対処を任せるのが合理的だヒーローは自身の個性をほぼ唯一使用するのが認められているのだから例外として個性特定解除等などあるが条件が厳しい、救うためとしてこの病院から特定解除を貰いしても後からダメ等と言われる。しかも今は中学3年雄英合格の為にも不祥事は起こせない。

 

「………本当になのか…?」

 

「えぇ、許可は貰えますか。」

 

「わかった……あの患者を救ってくれ、頼む。」

 

と言って、限定解除の紙を差し出した 病院名義ではなくこの医者本人の名前で。

 

その瞬間理解した、もしこの特定解除が認定されなかったらすべての責任をこいつが被る気であると。

 

「………どこだ、その患者は……」

 

今、その事を考えるのは非効率的だ医者に場所を問う、すると こっちです と一言だけいい走り出した、向かうのは霊安室階段を下りる音がカツンカツンカツンと響く、そして完全に降りきると何処からか。

 

膨大な力でベキョっと曲げような確実に曲がってはいけないものが軽々と重たい音を立てていた。大きな泣き声と共に。

 

「ここ……か、つっっっ」

 

個性の範囲にいれるために覗くと、そこには左腕が欠損した少年が部屋の中央にいて周囲は壁に埋まった鉄骨出さえ螺曲がっている唯一無事と言えるのが二つの箱。

 

あれは………いや考えるのは後だ、と抹消の個性を発現させるすると少年の回りの湾曲は途切れプツンと糸が切れたように気絶した。

 

「……これで終わりか、では失礼します。警察とかもいろいろありますので連絡先だけ渡しておきます。」

 

とりあえず立ち去ろう、用事自体は済んだこの場所には用はない。

 

 

 

 

 

その後この事件は警察が彼が残した現場を見て、個性の特定解除は正しい判断だったと認めたそれほどまでに1室のみでも破壊され尽くされていた。地下故に1階の一部が崩壊しそうな程に。

 

 

その後、俺の左目には包帯が巻かれていたどうやら個性のせいとのことだった。手でしか使えない湾曲が目を通しても使えるようになったいやなってしまったとのことである、人間には事故にあった後超人的な才能を開花させる者がいるが俺の場合は個性であったようだ。

 

あの暴走から、両親が完全に死んだ(見捨てられてしまった)事を理解した。

 

その後検査を多く受けた、交通事故もあるが新たに芽生えた個性の事も多い。それもそうだ元は目から使えないのに急に使えるようになったのだから。

 

そして退院の時、書類でしか見たことがない人が目の前にいた緑谷インコと笑って言って、迎えに来たと言われた。よくわからないが他に養子にはいる候補はいたがあの事件のせいでほとんどいなくなり緑谷インコだけが残ったそうだ。

 

「………怖く、無いの……?」

 

「全然、寂しかったでしょ?……大丈夫大丈夫今からゆっくり家族になりましょ。」

 

と目線を会わせて頭を優しく撫でながら笑った、微かに母親ににている気がした。




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