キラキラ☆プリキュアアラモード 黒の鬼神   作:水甲

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第10話 マカロンと現れし四鬼

みんが作ったマカロンを食べる俺たちだったが、ひとくち食べただけで全員が微妙な反応を示していた。

 

「見た目は綺麗なんだけど……」

 

「舌触りがザラザラすると言うか……」

 

「うん、おいしくない」

 

「いや、あおい……言葉を選びなさいって」

 

「そうだよ。そんな風に言うと……」

 

「そうだぞ。はっきりとまずいって言ってやれ」

 

俺がそういった瞬間、ナハシュ以外の全員がゆかりの方を見ていた。

 

「………」

 

ゆかりは立ち上がり、キッチンに入るとまたマカロン作りを始めた。

 

「もしかして……ムキになってる?」

 

「クロトがはっきり言うから……」

 

「ナタラ、知ってるか?物事ははっきり言わないと駄目なんだぞ」

 

「何というかクロトがいた警備隊の人ってけっこう大変なんだったんだね」

 

「雑魚共が、お前らもかなり大変だったぞ」

 

ボヤくナハシュ。だけど何故かムキになっているゆかりを見て笑みを浮かべていた。

 

「何笑ってるんだ?」

 

「いや、あいつもああいう風にムキになるなんてな……」

 

何で嬉しそうに言ってるのかよくわからないが、まぁ放っておいてもいいか。

 

 

 

 

そして作り直したマカロンだったが、今度はヒビが入っていた。ゆかりが再度作り直そうとするが、いちかが止めに入った。

 

「ゆかりさん、もう材料がないですよ。そうだ!キラっとひらめいた!」

 

いちかはひび割れたマカロンを使い、猫のマカロンを作り上げた。

 

「こうすればヒビなんて気にならないですよ。えへへ」

 

「ふふ、あはははは」

 

みんなして笑い始めた。まぁいちかの頑張りやゆかりの負けず嫌いなところに触れ合ったからか。

 

そんな時、突然マカロンが灰色に変わった。そして俺達の前にはまた変な生物がいた。

 

「うん?変なキラキラル」

 

「はい?」

 

「マキャ!お前たちの持っているキラキラルも渡すマキャ!」

 

「この間の奴らの仲間か。ナハシュ!分かってると思うが」

 

「敵ということだな」

 

「私達がマカロンを守るよ!」

 

いちかたちがプリキュアに変身し、俺もオウガデーモンを装着し、ナハシュたちも臣具を構えた。

 

「あの子達……」

 

「プリキュアペコ」

 

「プリキュア?えっ?」

 

「ペコ!?」

 

ホイップたちが怪物と戦い、俺達も戦い始めようとした瞬間、どこからともなくカノンが現れた

 

「やぁ君たち」

 

「またおまえか!」

 

「こいつは?」

 

「簡単に言えば私達をこの世界に連れてきた奴ね」

 

「あの怪物に協力しているんだ」

 

「う~ん、怪物に協力ね……まぁまだ知るのは早いってことで……今回はあなた達にふさわしい相手を用意してるの!」

 

カノンが指を鳴らした瞬間、俺たち四人それぞれの前に見覚えのある四人が立ちはだかっていた。

 

「こいつらは!?」

 

「ナタラ、知ってるの?」

 

「雑魚が、奴らは大臣直属の羅刹四鬼だ!父が昔所属していたと聞いていたが……」

 

「俺達のことを知ってるみたいだな!それにそっちの黒い鎧の奴は知ってるぜ!」

 

「あぁイバラだっけか……死んだって聞いたが……いや転移した影響ってやつか」

 

「ちょくちょく私達に喧嘩売ってきた人だよね」

 

「貴様もまた死んでここに転移してきたか」

 

「俺は死んでない。にしてもそっちの奴は見覚えがないな」

 

俺は頬に傷があるやつを見た。すると褐色の女、メズが代わりに答えた。

 

「先輩とは会ったことなかったんだっけ?」

 

「初めまして、スズカよ」

 

「あちらでは味方同士ではあったが、こちらでは転移と蘇生の恩があるため、お前らの魂を解放する!!」

 

コルネリアはイバラと、ナタラはシュテンと、ナハシュはメズと、俺はスズカと戦うことになった。

 

 

 

 

 

 

 

「ほらほら、どうした!」

 

イバラの連撃を受けるしか無いコルネリア。コルネリアは後ろに下がり距離をおいた。

 

「アカメと同じ選抜組と聞いたが……お前、最初に脱落したみたいだな」

 

「アカメのことを知ってるみたいだね。それに最初に死んだけど……」

 

コルネリアは拳を大きく構え、思いっきり地面を殴りヒビを入れた。

 

「こっちに来てから鍛えてないわけないじゃない!!」

 

「おもしれぇ!!」

 

 

 

 

 

 

「くっ!?」

 

ナタラはシュテンの拳を受け、吹き飛ばされていた。

 

「今のお前は生きているのだな」

 

「あぁ、そうだよ」

 

「だが残念だ。再び魂を解放されることになったな。それともまた躯人形になるか?」

 

「悪いけど今はまだ死ぬことができないんだ!!」

 

 

 

 

 

「やれやれ、雑魚の相手か」

 

「雑魚って誰が雑魚なのよ!それに私はあなたの姉なのよ!」

 

「姉?」

 

「私はゴズキの娘!つまりあなた達からしてみれば先輩でもあり、姉でもあるの!!」

 

「なるほど……ならばそこまで言うのであれば俺も本気で相手してやる!水竜の剣!!」

 

ナハシュの髪が伸び、力が上がっていった。

 

「本気で相手してくれるって言うなら……どっちが強いか試してあげる!!」

 

 

 

 

 

 

 

「あっちはあっちで楽しんでるみたいだな。おい、お前もかかってこいよ」

 

スズカにそう言うが、何故かスズカは俺のことを見て頬赤らめていた。

 

「あなたのことは聞いてるわよ。たまに羅刹四鬼に勝負を挑んでくる奴がいるって……その理由も知ってる。元の仲間である人を殺すためでしょ」

 

「あいつと俺は敵同士になった以上な。殺し合うことになったんだ。だからこそ俺も強くなるためにどんな手でも使う!!」

 

「面白い人……それにあなたからはエスデス将軍と同じ感じがするの……さぁ楽しみましょう!!」

 

スズカは俺に向かって突っ込んでくる。俺は思いっきり金棒を振り落とすがスズカは避けずに喰らっていた。

 

「この一撃……たまらないわね!!」

 

「気持ちわりぃ奴だな!」

 

「言葉攻めまで!?」

 

スズカは爪を伸ばしていく、俺は金棒で全て潰していくが効いているのかどうかわからない奴だ

 

「最高ね」

 

「最悪だな」

 

ふっとホイップたちの方を見ると怪物に追い詰められていた。助けに行こうとするがこいつが邪魔すぎてどうにもできない。

 

そんな時、ゆかりが怪物の前に立ち

 

「降参しに来たマキャ?さっさとよこすマキャ」

 

「あなた……これに手を出すなんて……」

 

「何だ?」

 

「一万年早いわよ」

 

ゆかりがそう告げた瞬間、怪物は一歩引いた。

 

「ゆかりさん……」

 

「あなた達といると調子が狂うわ。でもだからこそあなた達のことが好きなのね」

 

ゆかりがそういった瞬間、スイーツパクトとアニマルスイーツがゆかりの元に現れた。

 

「キュアラモード・デコレーション!美しさとトキメキを! レッツ・ラ・まぜまぜ! キュアマカロン! できあがり!」

 

ゆかりは猫とマカロンをモチーフにしたプリキュアに変身し、怪物を一気に追い詰めていく。

 

「すごいな……」

 

「ほら、よそ見をしてないで!!」

 

「黙れ変態が!!そんなに攻撃を喰らいたいなら食らわせてやるよ!!」

 

俺はスズカの頭を思いっきり地面に叩きつけ、地面に倒れ込んだスズカに向かって思いっきり金棒で殴りつけていくのであった。

 

「しばらく黙ってろ!!」

 

スズカを黙らせると同時にマカロンの攻撃を受けて怪物はどこかへ吹き飛んでいくのであった。

 

「ありゃりゃ、やられちゃったか……とりあえず今回は顔合わせって言うことで……またね」

 

カノンはそう言って、羅刹四鬼を連れてどこかへ消えるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「羅刹四鬼まで現れるとはな」

 

「おまけにあっちは本当に顔合わせって言うことで本気じゃなかったね」

 

「うん、遊ばれている気がした」

 

「つっても俺とナハシュが相手したやつは本気だったけどな」

 

まぁあの二人は冷静じゃなかったって言うべきか……今後出てくることを考えると厄介な存在になるな。

 

「とりあえず俺は帰るよ。あまり遅いといちかちゃんに心配されるけどね」

 

「そっか、気をつけろよ。ナタラ」

 

「あぁ」

 

俺はナタラを見送り、ナハシュとコルネリアたちもそれぞれ帰っていくのであったが……

 

まさか次の日、ナタラがあんなふうになるなんて思っても見なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

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