キラキラ☆プリキュアアラモード 黒の鬼神   作:水甲

21 / 21
第21話 プリキュアの新たな力

祭りの会場で騒ぎが起こっているため、俺達は急いで駆けつけるとそこには今までの悪妖精が暴れまわっていた。その一体が一般人に突撃をしようとしていた。

 

俺とナタラとナハシュは急いで駆け寄ろうとした瞬間、道着姿の誰かが悪妖精を投げ飛ばした。よく見るとその道着姿の奴はいちかの父親だった。

 

「いちかの父親強すぎだろ……」

 

「ナタラ。あれはちょっと違うな」

 

「相手の突撃に力を利用したみたいだが……それでも強すぎだな。達人というべきか」

 

冷静にそういう俺達。するとホイップが俺達のところに駆けつけてきた。

 

「お父さん……強!?」

 

「君は……派手な格好だが、祭りの余興か?」

 

「えっと、はい」

 

いちかは何とかごまかしていた。すると一番最初に戦った悪妖精……確かガミーが俺達の所に現れた。

 

「ガミー!?何で戻ってきたの!」

 

「この街のスイーツに込められたキラキラルは格別だからな。教えてもらったんだよ!キラキラルがあれば俺の欲望は満たされるって」

 

「欲望欲望って、くだらないものに振り回されてるな」

 

俺は退屈そうに言うと、ガミーがこっちに向かってきた。俺はオウガデーモンを起動させ、ガミーの拳を受け止めた

 

「欲望を満たすことの何が悪い!!」

 

「満たしたらどうするんだ?それまでお前は何をしているんだ?」

 

俺はそのままガミーを殴り飛ばした。

 

「欲望っていうのは満たしたら、その後は空っぽの器しか残らない。そんな事も知らないやつがグダグダ言ってるんじゃねぇよ!」

 

俺は一時期欲望のまま、動き、目的を達成できなかった。それはかなり辛いものだった。

帝都で起こった巨大帝具との戦いで憂さ晴らしはできたが、欲望は満たされなかった。

 

「クロト……」

 

「俺は欲望のまま動くことはしない。ただそれだけだ」

 

「雑魚が、知ったようなことを言ってるな」

 

「知ってるからこそだ」

 

俺とナハシュは笑いあうと、倒されていった悪妖精たちが空へと浮かんでいった。

 

「何だ?」

 

「まさかと思うけど……」

 

ナタラがあいつらが何かをする前に攻撃を仕掛けようとするが、黒い光が放たれ、吹き飛ばされてしまった。

 

そして黒い光が消えるとそこには合体悪妖精がいた。合体悪妖精をカスタード達が応戦していくが、合体したからか強さも今までとは違った。

 

俺達も応戦していくが決定打が与えられない。すると合体悪妖精がいちかの父親を捕まえた。狙いは持っている箱の中身か?

 

「さぁ、そいつを渡しな。じゃないと痛い目を見るぞ」

 

「これはただのスイーツじゃない。とても大事なものだ。だから渡さん」

 

「えーい、離せ!!」

 

悪妖精が箱を奪うために、いちかの父親を地面に叩きつけた。俺たちは急いで合体悪妖精に攻撃を仕掛ける。その間にホイップが駆け寄った

 

「ハァ……すまん。その箱を……」

 

「もう!なんでそこまで……」

 

ホイップが箱の中身を開けるとそこにはショートケーキが入っていた。

 

「娘の好物だ。去年までは二人でフェスティバルに来てたんだが、今年は一緒にスイーツを作る友達ができたようだ。それでも父親っていうのはおせっかいがやめられなくってな。せめて友達と一緒に食べてほしくって、だからこれだけは絶対に守らなくては……」

 

ホイップは父親の気持ちを聞いて、涙を流していた。そしてぐちゃぐちゃになったケーキを食べた

 

「ちゃんと大好きだよ。ごめんね。素直になれなくって」

 

ホイップがそう告げた瞬間、まばゆい光が放たれた

 

「スイーツは食べたら消えちゃうけど、受け取った気持ちはずっと思い出として残る。だからこれ以上は友達の、恋人の、家族のみんなの思い出をめちゃくちゃにしないで!!」

 

ホイップがそう告げた瞬間、会場にいた人たちからまばゆい光が放たれた。これはキラキラルだっていうのか?

 

キラキラルが一つになり、ホイップたちにステッキが渡された。

 

「みんな行くよ!」

 

「「「「「キャンディロッド!!キラキラキラルン、フルチャージ!」」」」」

 

五人がみるみる内に巨大なケーキを作り上げ、合体悪妖精を包み込んでいく。

 

「「「「「スイー、ツー、ワンダフルアラモード!」」」」」

 

そう唱えた瞬間、合体悪妖精は光りに包まれるのであった。もしかして浄化したっていうのか?

 

「たまに思うがプリキュアの浄化の力ってなんなんだ?」

 

「わからないが……どうしてそんな事を聞く?」

 

「いや、別に……」

 

俺達の世界じゃそういうのがなくって、よくわからないものだったから知りたくなっただけだが……

 

「ん?」

 

俺は不意になにかの視線を感じた。あたりを見渡すが視線を向けてきた人間はいなかった。

 

 

 

 

祭りも再開し、いちかは父親と仲直りできたみたいだったが、あの感じた視線は何だったのだろうか?それに今回、カノン達が出てこなかったのは気になる

 

 

 

 

 

 

 

 

「はい、ハイト様。えぇ、闇の力を扱う人間と合流できました」

 

『それは良かった。それと装置の誤作動により、何者かがまた転移した』

 

「いいことでは?」

 

『あぁ計画のために、こちらの戦力となるなら……』

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。