原作崩壊しまくりの内容です。
名前を出さないキャラが出ますが一応原作に登場するキャラです。
「おぉっ……流石はナザリックの真の支配者である私。トイレ掃除も完璧だ!」
イワトビペンギンの姿をした彼、エクレア・エクレール・エイクレアーはいつもの様にトイレ掃除をしていた。
「いつか私がナザリックを支配する時のために……綺麗にせねば……」
そう思いトイレをキュッキュと洗う。
「うん?」
エクレアは最後の1つの便器を掃除していた時であった。
「何か詰まっている?」
何やら銀色に光る何かが詰まっていたのだ。
「ふん!」
片手では無理そうだ。フリッパーの手でどう掴んでいるかなどはよく分からない原理である。
「ふぅんん!!」
両手で引っ張って何とか取り出せた。
しかし勢いよく引っ張ったせいで身体ごと後ろに跳んでいた。
身体が軽いエクレアだったからだろう。
エクレアはそのまま壁に頭を打ってしまう。
「ごふっ!……ぅぅ……」
種族レベルを1だけ取得しているだけのエクレアはHPは非常に低い。
「生きてる?」
本来なら致命傷になってもおかしくはないダメージだ。
だが自身の両手に握られたそれのおかげでエクレアは死なずに済んだ。
「これは一体……?」
エクレアの両手に握られていたのは銀色の輝きを放つ鍵であった。
「マジックアイテム…?何故こんなものが便器に詰まっていたのだ?」
エクレアは首を傾げる。何故だ?と考える。これを装備した扱いになったため致命傷を負わずに済んだのだろう。それだけは起きた。
(?)
その時、不思議なことが起こった。
(そうか!そういうことか!!)
先程頭を打ったおかげでエクレアの頭はナザリック地下大墳墓にある膨大なデータと同調したのだ。それゆえ自分が持っているこのアイテムの存在とその効果を瞬時に理解した。
「これは
エクレアは興奮を隠しきれず叫んでしまった。だがすぐに「しまった!?」と理解し口を押さえる。
(不味い!誰かに聞かれたか?)
周囲を見渡すが自分以外の存在はいないようだ。
(無限に強くなる剣・・・これはもしや私の時代が来たか?)
装備分類は剣。形状はどうみても『鍵』で斬るのには適していない。
メイン効果は『無限に強くなる』
剣自体が『倒した相手の数』だけ強化される。元々の攻撃力は最初に戦士職を選んだ際の初期装備の棍棒と同じ『攻撃力1』である。ただしモンスターを10体倒した場合などは『攻撃力11』になる。これは剣そのものが倒した敵のデータを飲み込む性質を持っているからだ。だから敵を倒した数だけ『無限』に『強化』される。
サブ効果は全ステータスの20%上昇。
それと全ての世界級アイテムに言えることだが『不壊』である。
ただしデメリットも存在する。
剣が強化される条件は装備者のレベルが『戦闘』に関するものをどれだけ所有しているによって変動する。レベル100の戦闘職などであれば『攻撃力1』強化するのに『100』の相手を倒す必要がある。そのため純粋な戦闘職である場合、剣をギルド武器を超える攻撃力に上昇させるには膨大な時間が必要となる。これはワールドサーチャーズの様な『未知を求める』ギルドが他のギルドに簡単に倒されないようにするための救済措置といえるだろう。
装備したと同時に使用した扱いになるため、一度装備してしまえば外すことは出来ない。だが剣という分類のため空いた方の手で魔法やアイテムの使用は十分可能である。これではまるでギルド武器の様だ。だがギルド武器とは異なり『不壊』の性質を持つ。
こういったデメリットを組み込むことで『無限』に『強化』されるデータを組み込んだんだろう。
(もしや私の創造主である『餡ころもっちもち』様が私の為に!?)
「ふふふ……まだ笑うな……『革命』起こすその時まで……ふふふ」
エクレアは『革命』の為にと、最後の便所掃除に取り掛かった。
これは余談だが片手しか空いていなかったため掃除の時間はいつもの倍かかった。
____________________
エクレアは廊下を歩いていた。右手に装備した『それ』を隠すために掃除用のバケツを被せて隠していた。
「やぁ……」
「エクレア殿。お久し振りですな」
普段は廊下を歩いていない領域守護者がいたのだ。
「本当にそうですね」
その時、不思議なことが起こった!!
エクレアの頭に先程同調した情報の一部が浮かび上がる。
「そうだ!」
この時、エクレアは一つのアイディアが浮かんだ。
「すまないが君の眷属たちと戦わせてくれないか?」
(彼の領域ならば、他の者たちに気付かれずにレベルアップできるはず!何故かは知りませんが彼は他の方々から敬遠されているフシがありますし)
「よいですが、一体何故?」
「それは勿論、私がナザリックの支配者になるためですよ」ニヤリ
「はぁ……まぁいいでしょう。吾輩の眷属もきっと喜ぶでしょうな」
(よし……これでとことんレベルアップしてやりましょう)
◇◇◇◇
◇◇◇◇
◇◇◇◇
「はぁ……はぁ……」
エクレアは全身を襲う疲労感に襲われながらも剣を振るい続けた。
(体内時計からして一か月間は眷属を倒しまくった……この剣のレベルは相当上がったはずですね……)
彼の眷属を……数えはしていないが倒しまくったはずだ。
一度、『彼』が「おや、遊び足りないのですか?」と言って眷属を再召喚した時は流石のエクレアですら焦った。恐らく普段から他の守護者と接する機会が無かったからなのだろう。彼の悪戯心を刺激した様であった。
その部屋には既に眷属は一匹も残っていなかった。
「私は行かねばなりません」
全ては『革命』を起こすためだ。
____________________
「アインズ様。これを……」
「エクレアか?これは一体?」
エクレアがアインズに手渡したのは『果たし状』なるものだ。
「アインズ様。私は今日・・『革命』を起こします」
「はぁ?」
「アインズ様。私はこれからナザリックを出ていき、順番に階層守護者の皆様を倒して参ろうと思います」
「はぁ?」
「それでは失礼します」
「えっ…………ちょっ…」
(あいつの右手に持っていたのってもしかして……!!)
___________________
ナザリック地下大墳墓 地下一階
そこに四人の存在がいた。
一人はペンギン。右手には
対して三人は左右に
「それでは行きますよ」
エクレアは飛び跳ねるようにして歩く。そのため異常なまで遅かった。
(あの動き……エクレア自体のステータスはほとんど変わっていないってことでありんすか…だけど)
アインズ様から聞いた話だとアレはバランスブレイカーを極めたようなアイテムだと聞いてる。
「<
シャルティアの身体からもう一人のシャルティアが現れる。
「やれ!」
シャルティアの分身がエクレアに向かって飛行していく。
「ふっ!このエクレア相手に分身などとは……」
エクレアは飛び跳ねた。両手で剣を振り上げ……
(動きが遅い!)
(隙だらけ!)
だがシャルティアだけは瞬時に警戒した。過去に世界級アイテムの被害を受けたシャルティアだったからこそ出来たことだった。本能的に左に跳んだのだ。少しでも心臓の位置から離れるようにしたのだ。
「<
念の為にスキルも発動しておく。
そしてエクレアのそれが振り下ろされる。
瞬間、『光り輝く斬撃』が全てを飲み込んだ。
自分の左右にいた二人は波動に飲み込まれて一瞬にしてシャルティアの視界から消えた。
シャルティアの分身もその斬撃に飲み込まれるようにして消えた。
だがシャルティアだけは生きていた。
横にそれていたおかげで辛うじて助かったのだ。
右半身は『次元』に削り取られたかの様に消失していた。持っていた
(直撃していたら……間違いなく死んでいた…生きているのが奇跡…)
アンデッドでなければ間違いなく致命傷である状態である。
だが左手は生きている。シャルティアは歯を食いしばり激痛をこらえながらスキルを発動させる。
「<
確実に体力を削るためにMPを消費して確実に当てる。
「ぐへっ!」(中身が!!出ちゃう!!)
エクレアは内臓が口から出そうなほどのダメージを受けた。だがカルマ値が大して低くないこと、神聖属性が弱点で無いこと、さらに世界級アイテムのサブ効果でステータスが上昇していたことにより一撃では死ななかった。
シャルティアは内心舌打ちを繰り返しながらも再びスキルを発動させた。
「<清浄投擲槍>!!」
シャルティアのスキルがエクレアに向かって飛んでいく。だがエクレアは動けなかった。先ほどのスキルで死にはしなかったが激痛で動けなくなる程度には重傷だったからだ。
飛んでくる光の槍を見たエクレアは思った。
(短い夢でしたね………)
エクレアの意識はそこで途絶えた。
「はぁ……はぁ」
シャルティアは文字通りエクレアを『八つ裂き』にした。無論残った左半身を使ってだ。
シャルティアは意識が朦朧とする中、周囲を見渡した。
「嘘……ありえない」
なんとナザリック地下大墳墓の『地下1階及び地表部分』が『全て』消し飛んでいたのだ。
シャルティアは動かなくなった『バラバラ』のエクレアを見る。
「<
エクレアのHPがゼロになっているのを確認する。どうやら死んでいる様だ。
(ぺロロンチーノ様……ナザリックの反逆者を討ったでありんす)
シャルティアの意識はそこで途絶えた。
後に分かることだが、ナザリックのトイレに
名前の無いキャラは『恐〇公』です。
勢いだけで書きました。