この話はナザリックが異世界転移してから原作とは異なり比較的平和で建国し、その後大陸を統一した後というIF設定です。
そのためツアーとの仲も悪くは無いです。
スパナザリックで風呂に浮かんでいたモモンガの頭に光が走る。
「『
それは戦士系のクラスレベルを上げる指輪であった。今モモンガはそれを個所有している。ラナーとかいう女を守るためにクライムとかいう少年が取引で渡したもので一つ。それとツアーとの間で『取引』を行い、過去に製作されたものを3つ受け取った。それで合計4つある。
「しかし誰に装備させるのが正解なんだ?俺が装備したってただのゴミだし……」
モモンガは考える。戦士系のクラスレベルを上げる指輪なのだ。ここで大事なのは戦士系クラスをこの指輪がプラスしてくれることではなく、装着者が持つ戦士系クラスレベルを上げるのだ。
「<
(戦士系クラスを取得しているのは……レベル的にもプレアデス以下はは除外するとして【守護者】が現実的か。それならアルベド、シャルティア、コキュートス、セバス。それと……)
「あいつか?いやでもあいつは戦士系クラスを取得しているわけではないしな……」
脳裏に自身が作成したNPCの存在が浮かび上がる。この指輪を最初に見せた時の異常なオーバーリアクションは今でも容易に思い出せる。
「いや……」
(そうだ!あいつ……パンドラズ・アクターには他のNPCとは決定的に違うものがある。あいつは自身が変身する対象の力を八割引き出すことが出来る。つまり!レベル100の戦士ならばレベル80まで引き出せる。もしこれらの指輪を全て装備したとして効果が機能するならば奴はレベル100になれる可能性がある。プレイヤー同士の対決ならレベル10の差は実力差にもよるが何とかなる範囲だ。だが仮にプレイヤー以外ならばどうだ?例えば『たっち・みー』さんに変身してレベル100の戦士として動くことが出来たら……アルベド、シャルティア、コキュートス、セバスの四人だけじゃなくパンドラも戦士系として戦闘に参加させてもいいかもしれない)
(やっぱりあいつ優秀だよな)
(あっ、でもこの指輪……どうやって四つも装備させるんだ?あいつの両手には指輪ははめられているし。何か手はないか?ユグドラシルの法則に縛られないいい方法が……)
「くそ!思いつかない」
浮かんだ湯船の中でモモンガは苛立ちから湯を蹴り上げた。強制的に鎮静化が起きる。
「ふー……うん?」
そこでふと視界に入ったものを捉え、気付く。
「あっ、そうか!」
手にユグドラシルの指輪を10個!足に現地産の指輪を10個!
法則の違うこの世界だったら可能なんじゃ!モモンガの指は両手が十本。足に十本。
もしパンドラの肉体が同じような構造ならば可能ではないのか。
試しにモモンガ自身の足の親指に例の指輪をはめてみる。それはモモンガの足の親指に吸い付くように装着された。
「可能!なのか!?……」
「よし、目指すか。戦士レベル100!!!」
(何かワクワクしてきたな。)
こうしてモモンガはパンドラを使ってレベル100を目指すのであった。
そしてその結果としてパンドラズ・アクターは戦闘の要となることになる。
NPC 情報更新
パンドラズ・アクター(足に指輪装着時)
【種族レベル】
追加無し。
【職業レベル】
(たっち・みー変身時)
パラディン 所有クラスLv? +5
その他の戦士系クラス 所有クラスLv? +5×3
→レベル100の戦士と同じ戦闘が可能。また聖騎士関係のため回復役としての役割も担う。
(ペロロンチーノ変身時)
アーチャー 所有クラスLv? +5
その他の戦士系クラス 所有クラスLv? +5
→遠距離攻撃がメインも戦士系クラスとしてカウントするならば超遠距離からの狙撃で援護とか出来そう。
【備考】
あくまで戦士職の対象に変身した時に、『一時的にクラス構成のデータを読み込んでいる状態』という影響を受けている訳であって常日頃から効果がある訳ではない。恐らくパンドラは戦士系ではなく本職は生産職か、よくて魔法職だと個人的に解釈しているためです。また変身する至高の四十一人はモモンガさんの命令が無い限り、基本的には姿を見せない状態にしての戦闘への参加になりそう。でないと自身を作成したプレイヤーのNPCたちが曇りそう。そうならないためには遠距離からの狙撃、支援が一番良いのかな。