原作を知らないのでおかしな点があるかもしれないですが、その時は報告していただけると助かります!
PS:オリ主と千紗が何故か初対面になっていました。そのご指摘を頂き、修正しました。これからもよろしくお願いします!
今日から新しい学年での講義が始まる。最初の一週間はガイダンスのため、なるべく出ていた方がいいだろう。なんせ私は去年、不慮の事故?に巻き込まれてサボってしまったのだから。
そんな思いをしつつ講義室を目指す道中で、何やら人ごみを発見した。新学期始まってから注目されるとは、災難だねぇ・・・。
気になったから近寄ってみたはいいけど、パンイチの男子学生が3人程酔いつぶれてた。あ、何か知ってる先輩が2人程いるけど、見なかったことにしよう。
「はぁ、もう行こう・・・」
初日のガイダンスが終わり校内を出る。しばらく歩いていると、何やら一人の警備員さんがこちらに寄ってきた。
「すみません、この辺りでパンツ一丁の男を見ませんでしたか?」
「す、すみません。見てないですね・・・」
凄く心当たりがある・・・気がする。だがあの2人はああいうところはあれど、それなりに策士のはずだ。だから多分、さっき見た残りの1人かな。今まで見たことない人だったから一年生だとは思うけど、心の中で合掌しておこう。
警備員さんと別れて歩いていると、不意に花壇へと視線が向いてしまった。それがいけなかったのだろう。まさか例のパンイチ男を見る羽目になるとは・・・。でもそれに動じない自分もいかがなものだろうか。とりあえず引き取ってもらおう。
「警備員さーん!」
「ちょっと待ってくださいぃ!!」
隠れていたらしい男性が私に向かって土下座をしてきた。まぁ、あの先輩2人が絡んでるらしいし、おそらくサークル(PaB)の入会希望者で、歓迎会で色々やられたのかもしれない。ならば少しぐらいは話を聞いてあげよう。
「君一年生?それにしては凄まじい性癖の持ち主だね。もし持っていたとしても初日から全開にする人は中々いないよ~」
「誤解なんです!でも今は説明してる暇が無いので、出来れば僕のお願いを聞いて下さらないでしょうか?」
「おっ、早速後輩からの頼み事かぁ・・・。こういうの憧れてたんだよねぇ!何でも言ってよ!」
「ありがとうございます!なら早速、服を脱いでもらえませんか?」
「聞いてよ奈々華さん。朝から凄い一年生に出会っちゃってさぁ・・・。まさか服脱いでくれなんて言われるとは思わなかったですよ」
「それは災難だったわね。服着てるのを見る限り、逃げてきたの?」
「いえ、丁度別の服を持っててですね、それ貸してあげたんですよ。あ、そろそろ勧誘しに行ってきますね」
「うん。でもあまり遠くに行っちゃだめよ?」
「分かってますって~」
初日ということもあり、どのサークルも勧誘に必死だ。それはPaBも同様で、昨年入会者が少なかったせいか今年はやけに気合が入っている。テントの方は人手が足りているので、少し見回りでもしてこよう。
「たっだいまぁ~・・・あれ?寿先輩、その子は・・・」
テントに戻ると、3年生である寿先輩が一人の男子学生と話をしていた。だがよく見てみると・・・いや、よく見なくても分かる。あの男子学生の服装は午前中に見たパンイチ学生と同じだ。あ、同じと言ってもパンツぐらいしか比べる物が無いけどね。
「お、椎名聞いてくれ!こいつ服を貸してくれって言うんだよ。変な奴だろ?この後飲みに行くのに、二度手間だろ」
「俺が酒を飲む上に、服を脱ぐことを前提にしていませんか?・・・・・・あ、貴方はさっきの!!」
「ま、飲みに行く前にこの子が捕まるかもしれないという話は置いとくとして・・・君、さっき渡した服着なかったの?」
「着れるわけないじゃないですか!何でメイド服なんですか!?下手したらパンイチより危ないですよ!!」
「え~・・・そうかなぁ?似合うと思うよ?」
「じゃ、誰か新人を一人でも引っ張ってきたら服を貸してやる。当てはあるのか?」
「任せてください!」
そのままパンイチの後輩は走って行ってしまった。警備員さんに見つからないことを祈ろう。
「ところで椎名、今日はその格好なのか?」
「はい。初日なのでどうしようかと思いましたけど、思い切って着てきました」
「椎名ちゃんとっても似合ってるわよ~。梓ちゃんにも見せてあげたいわ!」
「あの人は勘弁してください・・・」
勧誘をしつつ先輩たちと無駄話をしていると、さっきの後輩が金髪を一人連れてやってきた。かなりの美形だけど、シャツにプリントされてるキャラクターが気になる・・・。
「「ウェ~ルカ~ム!!」」
「図ったな貴様~!!」
「はぁ~、服は人類の英知の一つだな~」
「下履いてないけど、さっきのメイドスカート貸そうか?」
~新歓コンパ~
「さぁ!新歓コンパを始めるぞ!」
『おぉ~!!』
「お~」
桜の木に囲まれた場所で、新入生歓迎コンパが開催された。
「伊織、何飲む?」
「ウーロン茶でお願いします」
あ~、ウーロン茶か~・・・・・・PaB特製の。(ウォッカ9:ウイスキー1)
「これは俺の知ってるウーロン茶じゃなぁい!!」
「何を言う。ウーロン茶の色が付いているだろう」
「しかも・・・」
そう言って私は持っていたライターに火をつけ、コップに近づける。すると、瞬時に発火した。
「火も付くんだよ~」
「火が付く時点で大部分がアルコールだぁ!」
「なら水でどうだ」
時田先輩が伊織君に透明な液体を渡す。それを受け取った伊織君は、何のためらいもなくライターの火を近づける。すると・・・
「火、付くんですね」
「可燃性なんだろ」
「色は水だから気にするな」
「あなた方は色でしか飲み物を判別できないんですか!?」
そんなやり取りをしつつ、時田先輩と寿先輩が乾杯の音頭を取ってくれる。その掛け声で皆が盛り上がっている中、一人の学生、伊織君が輪から離れて行った。
何をしに行くんだろう?
「千紗、来てのか」
「お父さんが行けって」
お、可愛い子発見・・・って、千紗ちゃんか。伊織君と仲いいみたいだけど、幼馴染なのかな?
「このサークル入るのか」
「不本意ながら。伊織は?」
「俺はごめんこうむる」
「ふぅん・・・逃げ切れるの?」
「は?」
伊織君が気づいた時には、時田先輩と寿先輩が彼を担いで輪の中に連れて行ってしまった。
「千紗ちゃんみたいな可愛い子がPaBに入ってくれるなんて嬉しいなぁ」
「先輩も可愛いと思いますよ」
「うれしいなぁ。これからもよろしくね?」
こうして、波乱万丈なダイビング?ライフが始まるのであった。
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