Change yourself,Keep yourself.   作:バーテックスケベ

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べ、別にツイッターで流行ってたカスタムキャストなんかで銀ちゃんを作って遊んでなんかいませんよ(目そらし)





花の髪飾りの再現に苦労しました(小声)


第3話 ろうたけた青

 

翌朝、いつものように朝食の準備をしながら点けたテレビのニュースを流し聞く。

 

『……次のニュースです。昨日、讃州市にて起こりました車3台が絡む男女10人が重軽傷を負った交通事故につきまして、警察の発表では……』

 

「10人が怪我ってだいぶ大きいな」

 

近頃はあまり起こらなかった大きな事故。

昨日の事と何か関係がありそうで、モヤモヤした気分になる。

眠気覚ましに淹れたコーヒーがいつもより苦く感じた。

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

風たちと登校し昇降口前で樹ちゃんと別れる。

 

朝の教室では各々が好きなように過ごしていた。

仲のいい者同士でおしゃべりに興じたり、寝足りないのか腕を枕にして机に伏している者もいる。

目的の人物は……いた。

自分の席に行き、鞄から教科書類を取り出し机にしまい、ある人物の席に向かう。

 

「おはよう友兎、青」

「あぁ、おはよう翔一」

「おっはー、ショウやん、どしたん?」

 

目的の人物とは青のことだ。普段の彼女はその言動からアホの子と勘違いされるが、実際は讃州一といっても過言ではないくらいの天才である。

……まぁ、ナントカと天才は紙一重って言うし。

 

「ちょっと2人に聞きたいことがあってね」

「ほほう、して何を聞きたいのかな?あ、スリーサイズはダメだよ?」

 

ふざけながら聞き返して来る青を無視して質問する。

 

「2人はアギトって知ってる?」

「「 アギト……? 」」

「うん、ほら絵本とかに出てくるアギト。今度部活で幼稚園に行くんだけど、その時に男の子を相手にするのに使えないかと思ってさ。……何か知らないかな?」

「うーむ、そうであったか……アギトねぇ、そういえば友兎はあの本好きだったよね〜。暇になったらすぐ開いてさ」

「確かにそうだったが、小さい頃の話だろ?今は……そうでもない」

「またまたぁ、5歳の時におじさんからプレゼントしてもらった絵本をめっちゃ大切にしてるじゃん」

「お、親からのプレゼントなんだから大事にして何が悪い!」

「べーつにー、何も悪うございませんけど?」

「こ、こいつ……!」

 

いきなり置いてけぼりを食らったので、呼び戻すために咳払いを一つ。

 

「あー……んんっ!」

「おっと、ごめんごめん脱線しちゃったね。えっと、アギトだったね。そうだなぁ……確かベルトみたいなのがオルタリングっていう設定だっけ?」

「俺に聞くな……あと、その両サイドの装飾はドラゴンズアイって名称だったな」

「って言いながらだいぶ読み込んでんじゃん」

「青、茶化さない。友兎、他にもある?」

「はーい、ショウせんせー」

「そうだな…………」

 

その後も朝のHRまで時折脱線しながら、色々と教えてもらった。

好きなものを話す時の友兎は普段より表情が柔らかく、いつもこうなら良いのでは?と思ったのは内緒。

 

 

 

〜〜〜〜〜 放課後 〜〜〜〜〜

 

 

 

職員室で部室の鍵を借りて待たせていた風の元に戻ると、樹ちゃんがいたので一緒に部室まで行く。

それぞれ荷物を入り口近くの長机に置くと、風は黒板に何やら模様を書き始めた。

…イラストをつけて説明するのかな?

あれ?そういえば風は美術の成績があまり良くなかった気が……。

チラリと黒板のイラストを見てみると、案の定の画伯っぷりを遺憾無く発揮していた。

 

「こんにちは、友奈、東郷、入りまーす」

 

窓際の丸椅子に座って犬吠埼画伯の作画風景を後ろから眺めて居ると、ようやく友奈と東郷がやってきた。

2人とも荷物を置き、自然と風のもとに集まる。この様子なら大丈夫そうだ。

 

友奈が置いてあった丸椅子に座るとスマホが光り、花びらと共に中から薄いピンク色の牛のようなものが飛び出し、友奈の頭の上にぐでっと乗っかる。

 

「その子、懐いてるんですねぇ」

「えへへ、名前は牛鬼っていうんだよ」

「かわいいですねぇ」

「ビーフジャーキーが好きなんだよね」

「牛なのに⁉︎」

 

まさかの好物に驚く樹ちゃん。するとちょうど書き終わったらしい風が手を叩いてこちらに振り返る。

 

「さてと、みんな元気でよかった。早速だけど昨日のことを色々説明していくわ」

 

言いながらスマホを取り出す風。

 

「戦い方はアプリに説明テキストがあるから…今は、なぜ戦うのかっていう話をしていくね。こいつバーテックス」

 

そう言って黒板の前衛的なイラストを指差す風。それこの前の敵だったんだ……。

 

「人類の敵があっち側から壁を超えて、12体攻めてくることが神樹様のお告げで分かったわけね」

「あ、それこの前の敵だったんだ……」

「き、奇抜なデザインをよく表した絵だよね!」

 

樹ちゃんが僕と同じ感想を口にし、それに友奈がフォローを入れた。

 

「目的は神樹様の破壊」

「神樹様の破壊?」

 

なかなか壮大な敵の目的につい、オウム返しで聞き返してしまう。

 

「そ、以前にも襲って来たらしいんだけど、その時は頑張って追い返すのが精一杯だったみたい」

 

今度は黒板に大きく書かれた大赦の文字から線を伸ばし、その下の人?を丸で囲む。

 

「そこで大赦が造ったのは神樹様の力を借りて勇者と呼ばれる姿に変身するシステム。人智を超えた力に対抗するには、こちらも人智を超えた力ってわけね」

 

人智を超えた力……それに対抗できた僕の力は一体なんなんだろうか。謎は深まるなぁ。

 

「注意事項として、樹海が何かしら形でダメージを受けるとその分日常に戻った時に何かの災いとなって現れる、と言われているわ」

 

何かの災い……おそらく今朝のニュースでやっていた事故がそうなのだろう。

友奈もそのことに思い当たったのかハッとした表情をする。

 

「派手に破壊されて大惨事、なんてならないようにアタシたち勇者部が頑張らないと」

「……その勇者部も先輩が意図的に集めたメンツだったという訳ですよね」

 

今まで黙って話を聞いていた東郷が口を開く。

 

「……うん…そうだよ。適性値が高い人はわかってたから。アタシは神樹様をお祀りしている大赦から使命を受けてるの……黙ってて、ごめんね」

「次は敵、いつ来るんですか?」

「明日かもしれないし、1週間後かもしれない……そう遠くはないはずよ」

「……なんでもっと早く、勇者部の本当の意味を教えてくれなかったんですか?友奈ちゃんも樹ちゃんも、最上先輩だって……死ぬかもしれなかったんですよ」

 

俯いて悲しむように話す東郷。心なしか膝の上に置かれた両手が震えている気がした。

 

「ごめん……でも、勇者の適性が高くてもどのチームが神樹様に選ばれるか、敵が来るまで分からないんだよ。むしろ、変身しないで済む確率の方がよっぽど高くて……」

「そっか、各地で同じような、勇者候補生が、居るんですね」

「うん、人類存亡の一大事だからね」

 

友奈の解釈を肯定する風。

 

「こんな大事なこと……ずっと黙っていたんですか」

「東郷……」

 

消え入るようにそう呟くと、東郷は車椅子を操作して出て行く。

 

「ぁ、私、行きます!」

 

部室を出た東郷を追いかけて行く友奈。後に残されたのは東郷たちの出て行ったドアを見つめる風と、不穏な雰囲気にあわあわと慌てる樹ちゃんと僕だった。

そんな空気を変えるために風に話しかける。

 

「ところで風、僕やあの怪物について大赦は何か言ってた?」

「…いや、大赦は翔一の力もあの白い怪物の事も知らなかったみたい。ただ、とりあえずの呼称として翔一の力を『アギト』、白い怪物を『ヒルコ』とするそうよ」

「ヒルコ、か」

 

何やら意味のある名付けに思えた。今度調べてみるか。

 

「それよりも……」

「ん?それよりも、何?」

「……どうしよう⁉︎東郷、すっごい怒ってるわよね、あれ!」

「へぇ?」

 

さっきまでのシリアスは何処へやら、突然慌て出す風。

つい、気の抜けた声が出てしまう。

 

「あー……いや、たぶんそうじゃないと思うけど……」

「あ、謝り方の練習とかした方がいいわよね⁈」

 

焦りからか、あまりこちらの声が聞こえないようだ。

 

「お、おーい風さーん?聞こえてる?」

「い、犬神ぃ、ちょっとここに来て!」

 

そう言ってスマホを操作し、精霊を呼び出す風と大人しく言うことを聞く犬神。

そこから、何パターンかの謝り方を犬神相手に繰り返すが納得いかないみたいだ。

 

「困った〜、どうやって仲直りしよう……樹、どうするべきか占えた?」

「今結果でるよ。いかにしてお姉ちゃんと東郷先輩が仲直りするか……えいっ」

「おっ、なんかモテそうな絵じゃない。他のは?」

「タロットの基準はそこじゃないでしょ……」

「え……とぉ、あ」

 

裏返されたカードが樹ちゃんの手を離れた瞬間、浮かんだ状態で停止する。

そして鳴り出す昨日と同じ()()()()()()

風の犬神がスマホを持ってフヨフヨと風の前に来る。

 

その画面には『 樹海化警報 』の文字が表示されていた。

 

「樹海化警報?……まさかっ!」

「まさか……2日連続でバーテックスが⁉︎」

 

 

 

〜〜〜〜〜 樹海 〜〜〜〜〜

 

 

 

目の前に広がる樹海は昨日とは少し違っていた。

昨日よりも開けた視界、遠目に今回攻めてきた敵の姿も確認できる。

 

「3体同時に来たか、モテ過ぎでしょ…」

「あわわわ……」

 

今回の敵は赤と青と黄色の異形3体だった。

アプリの表示と照らし合わせると、

ホームベースのような半透明の板が周囲に浮いている赤いのが蟹座、

数字の6のような形で、背部に背びれのような3つの突起物がある青いのが射手座、数珠状の尾の先に鋭い針を持ち、胴体部に何かの液体がある黄色いのが蠍座となっている。

 

「奴は、ヒルコはいる?」

「今のところは…見あたらないわね」

「ヒルコ?」

 

話を知らない友奈が聞き返してくる。

 

「ほら、昨日僕が倒した白い怪物いただろ?それの呼称だよ」

「こしょう?黒くてピリッとするやつですか?」

 

簡単に説明したら、友奈が首を傾げる。

えっと……友奈それはボケ、だよね?

 

「いやそれはペッパーの方の胡椒でしょ、コードネームの方の呼称よ」

「???」

「横文字苦手か!」

 

友奈の発言をボケと思った風が軽くツッコミを入れ、例えを交えて訂正するが、友奈は再び首を傾げた。

……まぁ、音だけじゃ分かりにくいもんな。

 

「と、とにかく今回はあの3体を倒せばいいんですよね!結城友奈、頑張ります!」

「あ、誤魔化した」

 

現実から逃避した友奈は変身してやる気を漲らせる。

 

「んじゃ、アタシたちも変身しますか!あ、友奈は後でお話しね」

「そんなぁ〜」

 

続く形で風と樹ちゃんも変身したので、僕も集中しベルト、オルタリングを呼び出すと前回のように変身する。

 

「……ん、大丈夫だ」

 

意外なほどすんなりと変身できた。

もっと、こう……手間取ったりするものでは?

手を握って開いたり、肩を回してみたりと体の調子を確かめてみたが前回のように力が漲っている。

 

「へー、改めて見るとなかなか、かっこいいじゃない」

「強そうですね!」

 

初めて間近で見た風と樹がそれぞれ感想を言ってくる。

 

「そう言われても俺からはよくわからないからなぁ……」

「なら、写真撮って後で見せてあげるわよ。ほいっと」

 

そう言って風はスマホでパシャリと写真を撮った。

 

「アイツらを倒して部室に戻ったら見せてくれ」

「オッケー、それじゃあみんな、行くわよ!」

「おう!」

「「 はい!」」

 

気合を込めて答え、比較的距離の近い2体に向かう。

 

「遠くの奴は放っておいて、まずはそこの2匹まとめて封印の儀にいくわよ!」

 

風の指示を受けて、2体を囲むように動いた時、突然風が吹き飛ばされる。

 

「うわっ」

「っ⁉︎風!」

「お姉ちゃん!」

「っと、大丈夫よ!」

 

明らかに近くの2体の攻撃ではない。

素早く遠くの射手座を見ると、開いていた上の口のような部位が閉じて、入れ替わるように下が開きそこから大量の矢が飛び出してきた。

 

「い、いっぱいきたあぁぁ〜〜」

 

迫り来る洪水のような大量の矢。

それが撃ち続けられればこちらが不利になるから、射手座をどうにかしないと。

そう考え、射手座へ向かって走り出す。

同じ事を考えたのか、少し離れた位置に友奈がいた。

 

「こい、トルネイダー!」

 

そう呼ぶと、どこからともなく現れて並走してくる相棒。

足に力を込めて踏み切り、飛び上がると下に滑り込んでくる。

そのまま足を下ろして騎乗し加速する。

 

「友奈さん、危ない!後ろです!」

「へっ⁉︎うわわわわわわわわ!」

 

樹の叫び声に後ろを振り返ると、友奈に向かって射手座の矢が飛んで来ていた。

それを咄嗟とはいえ全て叩き落とす友奈。

 

「すごいな、友奈……」

 

安堵したのも束の間、今度は蠍座の尻尾が迫り、友奈を弾き飛ばす。

 

「きゃあああああ!」

「っ、友奈ぁ!」

 

この事態につい、()()()()()()()()()

 

「…っ!しまっ、ぐっ‼︎」

 

敵がこちらの止まった隙を逃すはずもなく、射手座の風を吹き飛ばした一矢を受けてしまう。

咄嗟に体をずらし腕を盾にしたが、その威力にトルネイダーから弾かれ壁に叩きつけられる。

 

 

 

「痛っ!……はぁ、かなり飛ばされた」

 

一瞬、意識が飛びかけたが、地面に落ちた衝撃で目が冴え、なんとか立ち上がる。

しかし、盾にした左腕が痺れてあまり動かない。

あたりを見渡すと、蠍座が東郷のいる方へと友奈を弾きながら向かっていた。

走りながらスマホを取り出し風に繋ぐ、2コール目で出た。

 

「ちっ、風!そっちは無事か!」

『なんとか、ねっ!そっちは?』

「こっちもなんとかな。だが、蠍座が東郷のいる方に向かってる。悪がそっちはもう少し耐えてくれ。すぐ片付けて合流する」

『了解っと!あー、もう、しつこい男は嫌いなのよ!

 

通話を切り、走って跳んで蠍座を追いかける。

トルネイダーは近くにいない。どうやら射手座の射撃に巻き込まれて足止めを食らっているようだ。

相手は巨大ゆえにその速度は速く距離は少しずつしか縮まらず、なかなか追いつけない。

気付けば周囲の景色に見覚えが出てくる。

 

「くそっ、大分近づかれちまった!」

 

今回、東郷を1人に出来たのはバーテックスとの距離が大きくあったからだ。

なのに、ここまで近づかれたら変身できない東郷が危ない。

そんな焦りから悪態をつく。

 

 

突然、蠍座の移動が止まったが、尻尾の針を()()に執拗に叩きつけている。

 

 

最悪の事態が頭をよぎる。

まさか……やめろ、やめろおおお‼︎

 

 

「……友奈ちゃんを、いじめるなああああ!」

 

 

怒りに染まりかけた思考を、東郷の絶叫が吹き飛ばす。

蠍座に追いつき東郷を見ると、険しい顔で蠍座を睨みつけていた。

 

それは初めて見る東郷の怒りの表情だった。

 

東郷の叫び声にその存在に気付いたのか、蠍座の針が東郷へと迫る。

青い障壁がその針を阻み、弾き返す。

 

「私、いつも友奈ちゃんに守ってもらってた……」

「東郷……さん?」

「だから、次は私が勇者になって、友奈ちゃんを守る!」

 

 

そう力強く宣誓するともに、青い朝顔の花が舞いあがる。

 

 




やっと投稿出来たぁ!
ちまちま書いてはいたけど疲れてモチベをキープ出来ずズルズルと今日まで……。
そういえば今日ってわすゆのテレビ放送一周年なんですって!

……というわけで予告、どうぞ。



勇者であるシリーズ×仮面ライダーシリーズ
クロスオーバー第2弾


「俺か?俺は◼️◼️。◼️◼️◼️◼️だ」
「じゃあ、◼️◼️◼️◼️だね〜」

鷲尾須美は勇者である と

「だーかーらー、◼️◼️は入れんなって言ってんだろ!」
「好き嫌いしてたら、大きくなれないぞ?」
「お前は俺の母親か……!」

仮面ライダー ◼️◼️◼️◼️ が

「こんの、融通の利かない堅物が!」
「なによ!それでも大和男児なの⁉︎」
「「 なんだと! 」」
「やっぱり仲良しさんなんよ」
「「 なっ⁉︎誰と誰が‼︎ 」」
「そういうところだぞー」

夢のクロスオーバー!

「お役目、開始します!」

「よっしゃあ!勇者は根性!」

「みんな、いっくよー!」


「最初に言っておく、俺はかーなーり強い!」


鷲尾須美は勇者である 〜〜 忘れじの切符 〜〜


『みんな、◼️◼️をよろしく!』







投稿するかは…………ナオキです(未定です)(てか書いてすらない)(思いつき予告)

誰か書いてくれても、ええんやで(期待の眼差し)
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