「緋色の狩人」 ガンダム0083 STARDUSTMEMORY外伝   作:ずん侍

8 / 9
「緋色の狩人」第8話 ガンダム0083 STARDUSTMEMORY外伝

…デブリ帯にて発見された小規模施設の破壊か、そう難しい任務でも無いな…

「目標地点が近くなってきた、気を引き締めろ。」

 

「了解しました。」

 

「私が狙撃で数を減らし、その後に殲滅する。敵機を見つけても突っ込むなよ。」

 

 

 

 

 

 

 

「ミノフスキー粒子が濃くなってる、襲撃か?」

 

「一応MS部隊に出撃させましょう。対応出来るに越したことはありませんし。」

 

「そうだな、至急連絡 襲撃の可能性あり。データはバックアップを取り削除できる準備を整えてください。MS隊は出撃準備を。」

 

「ドリー、無線式小型サイコミュ兵器…長いな、ファンネルの準備は出来てるか?」

 

「なんでファンネルなんだ?」

 

「銃口の所が漏斗に似てるだろ?英語で漏斗はファンネルなんだ。」

 

「ファンネルは取り付けられるが、確かまだアミダには扱えないんだろ?」

 

「いつ殻が破れるか分からないんだ、付けといた方がいいと思ってね。」

 

「分かった、付けておこう。」

 

 

 

「ドリー、機体の整備は出来てるか?」

 

「ああ、後1分待ってくれ。」

 

「了解ー。」

 

「操作系は変わりないな?」

 

「同じだぞ、ファンネルは念じれば動くからな。」

 

「ファンネル?」

 

「あのサイコミュ兵器のことだ、漏斗って意味らしいぞ

。さっきアディが付けた。」

 

「変わった感性だな彼は、まぁ使えないんだけどね。」

 

「今は、だろ。」

 

「どうだかね、それじゃ行ってくるよ。」

 

……「大尉、我々は行けます。」

 

……「分かった、対応は早い方がいいだろうすぐ出るぞ。」

 

「ドリー、カタパルトの準備は出来てるな?」

 

「いつでも行けるぞ。」

 

「管制室、MS小隊出るぞ。」

 

……「了解、ハッチオープン、カタパルト射出準備OK。」

 

……「皆、行くぞ!」

 

……「はっ!」

 

 

 

「少尉、センサーに反応はないか?」

 

「はい、今の所ありません。」

 

「そうか、センサー外からの狙撃も有り得るんだ。警戒は怠るなよ。」

 

「はい!」

 

…私達は小規模な標的なんだ、そう大軍勢で攻めてくることは無いだろう。ならば我々でも対応出来る。

 

…なのに何故だ、ものすごく嫌な予感がする。もしもこれが予感だとしたら。

 

「皆、嫌な予感がす…」

ピンク色の光に貫かれ緑色の機体が爆散…

 

「少尉!!皆デブリまで下がれ!狙撃だ!」

 

くそ!もっと早く警告しておけば!

 

ビームスナイパーライフルならサーモグラフィーで見える、

 

「見つけた、突撃する援護しろ。」

 

「了解しました、ご武運を」

 

スラスターを全開にして一気に加速する

 

この速度なら照準も合わせられまい…

 

 

 

 

「一機撃墜した、狙撃はもう難しいだろう。各個撃墜するぞ。」

 

「了解、各機散開、1機ずつ確実に落とすぞ。」

 

 

 

 

いた、1 2 3 、4機か…あの黒いのが隊長機か?見た事ないな…取り敢えず落とせるだけ落とそう。

 

「ロックオン、いけ。」

 

黄色の光が走り、機体に大きな風穴を開ける

 

よし、気付かれないのならそれでいいんだが…無理か、

 

 

「中尉!2番機がやられました!」

 

「あっちも狙撃か、狼狽えるな索敵に集中しろ!」

 

「あのデブリから発射されたような…」

 

なに、……本当だ、赤色…シャアか!?

 

「俺が行こう、援護しろ。」

 

 

 

 

 

気づかれたか、ん?黒色が突っ込んでくるな、それにあの手に持ってるのはスナイパーライフル、という事はこいつが…こいつが少尉を…

 

「よくも、私の部下を!!」

 

「何を言うかジオンの亡霊が!貴様らの死などはなんの意味も持たぬ犬死にだろうに!」

「貴様ぁぁあ!!」

 

「死に損ないが!!」

 

光と光がぶつかり合い押し合う

 

「ぐっ」くそ、この機体でも押しきれんのか

 

「このジムスナイパーカスタムをそう易々と押し切れるとでも思っていたのか!」

 

「ファンネル!!」ハッチが開きファンネルが浮き始め、思い描いた通りに動き始める。

 

 

何だこれは…見たことがない。

 

 

 

「討て、」

 

決してそこから放たれるビームの威力は強い訳では無いが、一斉に撃ち込まれては避けようが無く片腕、片足を破壊される

 

「不味い、」今までの経験が警鐘を鳴らす。

スラスターを全開にし離脱しようとするが…もう遅かった。

 

「逃げれると思うなよ。」

腰から抜刀されたビームサ

 

「……燃料はまだある、母艦を叩けるか。」

 

 

 

「副官、よろしいのですか。中尉をおいてきても。」

 

「あんな化け物に勝てるはずがないだろう。我々の任務は施設の破壊だ。殲滅ではない。」

 

「そうですが…」

 

「センサーに反応あり。ゲルググM3機。」

 

「3機か…落とさないと進めないな。奇襲をかけるぞ。」

 

 

 

 

「失態だ…中尉をロストするなんて…」

 

「仕方ありませんよ、あの速度は追えません。」

 

「…哨戒任務に移ろう。中尉に我々の力をお見せするいい機会だ。」

 

「そうだな。」

 

 

 

「センサーに反応あり!」

 

「散れ!」

 

その瞬間榴弾が機体を掠めデブリが塵となる。

 

 

「ちっ、外れました。」

 

「流石に高性能だな、1機ずつ落とすぞ。まずは、手前の機体からだ行くぞ。」

 

 

 

「あっぶな!しかもこっちに来てるな…。」

 

「2番機、敵がそっちに行ってる。前にでかい沈没船があるだろ、その後ろまで逃げてこい。俺らが奴らを撃ち抜いてやる。」

 

「了解。」

 

 

 

速いな…これが中尉の機体なら追いつけるんだが…

 

む、隠れる気か

「敵がこの先の沈没船に隠れる前に仕留める、曲がった瞬間飛び込んで弾幕を張るぞ。」

 

「了解。」

 

 

 

後ろからは牽制射撃しかないな…罠か?

 

例えそうだとしても…俺には仲間がいる

 

「推測時刻、後1分です。」

 

「了解、奴らめ…機体を見せた瞬間撃ち抜いてやる。」

 

「30 20 10 来ます。」

 

グリップを握る手に力がはいる

 

飛行音、そして白色の機体が飛び出し…

 

「死ね。」

 

恨みを込められた光は的確にコックピットを撃ち抜き爆散させる

 

2機だけか…いや、最初4機いたはず…大尉が落としたか…

 

「あと1機いるかもしれん…哨戒任務を続けるぞ。」

 

「了解。」

 

 

 

「おい、定期連絡はまだか。」

 

「まだ来ていません。ダグザ中尉がここまで遅れるということが有るのでしょうか…」

 

「……考えたくは無いが、メガ粒子砲は撃てるのか。」

 

「5分あれば可能です。」

 

「艦長…ご判断を。」

 

「仕方あるまい…装填開始せよ。」

 

「メガ粒子砲装填開始。」

 

 

 

 

「…なんなのだこの焦燥感は…まさか…」

 

 

「装填完了まで2分、高熱源体 高速で近づいてきます。」

 

「対空弾幕張れ!2番艦MS部隊発進!」

 

 

「気付かれたか…だが撃たせる訳にはいかんのだ! 」

 

 

「ジオンの亡霊め!」

 

「ジム・コマンドで止めれるとでも思っているのか!ファンネル!」

 

「なぁっ」

 

「1つ!2つ!3つ!」

 

「何だよあれ…化け物か…」

 

 

 

 

「装填完了まであと1分、」

 

「見えた!!ジオン脅威のメカニズムを見るがいい!」

 

「残り30秒!カウント開始!」

 

「ロックオン、照射!」

 

光の筋がメガ粒子砲の発射口を貫いていく

 

「何なんだよ…あの機体は…」

 

「メガ粒子砲機関部大破!」

 

「粒子運動止められません!」

 

「艦長、此方に…」

 

「ああ、…今い…」

 

粒子運動が加速し…限界を超え…巨大な火球となる

 

「もう一射は無理か…帰艦する。」プロペラントタンクをパージさせスラスターを吹かせる

 

「本艦はこの宙域から離脱する。取舵1杯、艦を反転させよ。 亡霊め…」

 

 

 

 

連邦軍艦隊マゼラン級1隻 MS10機撃沈、その内8機は緋色のMSに落とされたと言う……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。