dark legend   作:mathto

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占いの館へやってきた3人。

「じゃ、入るぞ。」

ギィィィ。

ジルは占いの館の扉を開いた。

店の中は窓がないせいで暗くランプが明かりを灯していた。

「ヒッヒッヒ。いらっしゃい、ようこそ占いの館へ。

わしは大占い師ブランゼじゃ。」

入った正面に老婆が水晶玉を目の前に置いて座っていた。

「ひっひ、突っ立っとらんで座ったらどうじゃ。」

3人は言われるままに椅子へと座った。

「思ったより普通だね。」

小声でジルとマルクに話し掛ける。

入る前までは嫌がっていたパティだったが中の様子を見、

すっかり落ち着いていた。

「で、何を占って欲しいのじゃ?」

「2人はなんか占って欲しいことある?」

ジルがマルクとパティに聞いてみる。

「私はちょっと思いつきませんね。後でいいです。」

「じゃ、私占ってもらっちゃおっかな。

立派な召喚士になれるかな?」

「はいはい、元気な譲ちゃんだねぇ。

召喚士か、どれどれ。」

ブランゼは水晶玉に手をかざして真剣な面持ちになった。

「よし、見えたぞ。」

「何々?何て出たの。」

パティは興味津々で水晶玉を覗き込もうとする。

ブランゼはパティに顔を向け喋り始める。

「ふむ、いずれ大きな試練が待ち受けるじゃろう。

それは厳しいものじゃが、乗り越えたときには

飛躍的な成長を遂げることになる。」

「試練か、何だろう?楽しみだな。」

パティは占いの結果を聞き、少し興奮した。

 

 

 

占いの館にいる3人。

「次、マルク占ってもらえよ。」

「そうですね。それでは私もパティと同じで

立派な魔法使いになれるかを見てください。」

「よし、分かった。」

再びブランゼは水晶玉に手をかざした。

「どうでしょう?」

「ふむ、お主の場合はさっきの子のように

一つの大きな試練というものはないな。

ただ山がいくつも続いていくじゃろう。

その山を一つずつ着実に登っていくことじゃな。

要は地道な努力が大事ということじゃ。」

「そうですか。ありがとうございます。」

マルクはブランゼに礼を言った。

「じゃ、最後は俺が。」

ジルはパティとマルクが占ってもらうのを見て

期待が膨らんでいた。

「お主は何を?」

「そうだな。彼女が出来るかどうかってどう?」

「え、立派な剣士になれるかじゃないんですか?」

マルクが驚いてジルに尋ねる。

「みんな同じようなこと聞いてもおもしろくないかな

と思ってさ。」

「それはそうですけど、本当にいいんですか?」

「もちろん。」

「では、占うぞ。」

またブランゼは水晶玉に手をかざした。

「よし、見えたぞ。」

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